インドア / SKILL
手帳の書き方の基本ルール|色分け・予定・誕生日の書き分けとセットアップ

手帳の書き方の基本ルール|色分けと予定の書き分けで迷わない基本の型
新しい手帳を開いて予定を書こうとしたとき、この予定は何色で書けばいいのか、マンスリーとウィークリーのどちらに書けばいいのかと、ペンが止まってしまうことはありませんか。
最初は色を決めていたつもりでも、途中から赤と青の使い分けがあいまいになり、ページごとに書き方がばらばらになってしまうこともありますよね。
どこに何色で書くかを毎回その場で考えていると、迷いが出てくるのも自然なことかなと思います。
結論からお伝えすると、手帳の書き方は色の意味とページの役割を先に決めておくほど迷いが減り、書き直しも起きにくくなります。
この記事では、予定・日付・誕生日といった書き込みの種類ごとに色とインデックスを割り当てる型を紹介し、使い始める前のセットアップで決めきるところまでをまとめました。
色分けの例は、NOLTYや高橋書店、ほぼ日手帳などの手帳メーカーが紹介しているものと、この記事で提案する一例とを分けて紹介しますね。
この記事で理解できることは、次の4つです。
- 手帳の書き方のルールを先に決めると迷いが減る理由と、書き分けの2つの方法
- 色を3〜4色に絞る決め方と、4色ボールペンの使い分けの例
- マンスリーとウィークリーの役割分担と、予定・実績・誕生日の書き方
- インデックスとルールの付箋を使った、最初のセットアップの手順
手帳の書き方はルールを先に決める
手帳の書き方で迷わないためにいちばん大事なのは、書き始める前にルールを決めておくことです。
ルールといっても難しいものではなく、この色は仕事、この囲み方は外出、といった自分なりの約束ごとのことを指します。
約束ごとがないまま書き始めると、同じ種類の予定でも日によって色や書き方が変わり、あとから見返したときに何の予定だったのか分かりにくくなりがちです。
反対に、ルールが決まっていれば、予定を書くたびに色や場所を考える必要がなくなりますね。
NOLTYやマークスといった手帳メーカーの使い方の解説でも、書き方のルールやどこに何を書くかを先に決めておくことが勧められています。
この章では、まずルールを先に決める理由をメーカーの例で確かめてから、書き分けの方法が大きく2つあることを整理していきましょう。
色を使うかどうかはそのあとで決めても大丈夫なので、気楽に読み進めてみてくださいね。
迷わない手帳はルールが先にある
迷わない手帳を作るコツとして、NOLTYは書き方のルールを自分で先に決めておくことを勧めています。
新社会人向けの解説で挙げられているルールの例は、矢印が社内会議、赤い矢印が外出、四角い枠が作業という書き分けです。
こうしたルールを決めておくと書くときに迷わないので、NOLTYはおすすめの方法として紹介しているんですよ(出典:NOLTY 公式サイト)。
予定の種類ごとに書き方が決まっていれば、ページを開いたときに、会議なのか外出なのかを形で見分けられるようになりますね。
NOLTYは予定の囲み方を6つのパターンで紹介していて、四角で囲う書き方がいちばん目立ち、縦に矢印を引く書き方はオーソドックスできれいに書けるとしています。
さらに、単色のペンでも書き方を変えればしっかり書き分けられることと、書き方を1つに統一するなら色で分けるのがおすすめなことも説明されていました。
色と書き方のどちらか一方で分けるだけでも、書き分けはできるということになります。
色を使わない場合についても、NOLTYは作業をカッコで囲み、予定は時間を丸で囲んで矢印を引き、プライベートは四角で囲むという、黒1本での書き分けの例を挙げています。
ペンを何本も持ち歩かなくても、囲み方を変えるだけで種類を分けられるのはうれしいところかも。
決めたルールを忘れてしまいそうなときは、付箋にルールを書いて見えるところに貼っておく方法も勧められています。
あらかじめセットアップしておくと、何をどこに書くかで迷子にならず、挫折しにくいという説明もありました。
書き始めてからルールを考えるのではなく、ルールを決めてから書き始めるという順番が、迷わない手帳への近道といえそうです。
書き分けはスペースと書き方の2つ

仕事とプライベートのように種類の違う予定を1冊にどう書き分けるかについて、高橋書店は大きく2つの方法を紹介しています。
1つ目は、書く場所で分けるスペースの分け方です。
月間ブロックの上と下で分けたり、マンスリーとウィークリーで書く内容を分けたり、手帳を複数使ったりする方法がこれにあたります。
2つ目は、ペンの色を変えたり丸や記号で書き分けたりする、書き方での分け方ですね。
高橋書店によると、同社の社員にも多色ボールペンを使って書き分けている人が多いそうですよ。
この2つはどちらか一方を選ぶものではなく、組み合わせて使うこともできます。
たとえば、マンスリーには予定、ウィークリーには作業の記録というようにスペースで分けたうえで、仕事とプライベートを色で分けるといった組み合わせ方です。
高橋書店は、1冊で仕事とプライベートを管理するなら、書くページを変えたりペンや付箋を工夫したりして線引きしておくと、意識の切り替えにもなると紹介しています。
人に見られたくない予定は、自分にだけ分かる暗号やイラストにしてもよいかもしれない、という提案もありました。
どちらの方法で分けるかを決めるときは、今の手帳にどんなページがあるかを最初に確かめておくと考えやすいでしょう。
マンスリーしかない手帳ならブロックの中の位置か書き方で分けることになり、ウィークリーもある手帳ならページごとの役割分担もしやすくなります。
丸や記号の具体的な使い分けは、手帳でよく使う記号を用途別に整理して、自分ルールの作り方までまとめた記事で詳しく紹介しています。
手帳の色分けルールの決め方
書き方で分ける方法のうち、いちばん取り入れやすいのがペンの色分けかなと思います。
色分けは見た目で種類が分かるのが魅力ですが、ルールがあいまいなまま色を増やしていくと、かえって見分けにくくなることもあります。
赤が仕事の意味だったのか締切の意味だったのか分からなくなると、せっかくの色分けも生かしにくくなってしまいますよね。
そこで大切になるのが、使う色の数、色を割り当てる軸、それぞれの色の意味の3つを、書き始める前に決めておくことです。
ここでの色分けは、見返したときに予定の種類を見分けやすくするための工夫、と考えておくとよいでしょう。
この章では、色を3〜4色に絞る決め方、4色ボールペンを使うときの割り当ての例、色だけに頼らない工夫の3つを順番に見ていきます。
手持ちのペンを横に置きながら読むと、自分の色分けをイメージしやすいかもしれませんね。
色は3〜4色までに絞る
色分けに使う色の数について、文具メーカーのシヤチハタは、基本は3色、多くても4色にとどめるのがおすすめとしています。
もっと細かく分けたいときも色を増やすのではなく、下線を引いたり大事な予定を囲ったりすると、まとまって見えるそうです。
たとえ1色でも、枠で囲ったり太字にしたりすれば、重要な予定を目立たせられるという説明もありますよ。
色の数が決まったら、次はどんな軸で色を割り当てるかを考えましょう。
シヤチハタは色分けの軸として、予定の内容で分ける方法、誰の予定かで分ける方法、重要度で分ける方法の3つを例に挙げています。
内容で分ける例は、仕事は赤、遊びやプライベートは青、勉強は緑といった分け方です。
誰の予定かで分ける例では、自分は黒、子どもは青、そのほかは緑というように、この人に関することはこの色と決めるのがコツとされています。
重要度で分ける例としては、通常の仕事は黒、会議は青、締切や納期は赤という分け方が紹介されていました。
この記事からの提案としては、1冊の中で使う軸は1つに絞ることをおすすめします。
内容の軸と人の軸を混ぜてしまうと、赤が仕事の意味なのか家族の意味なのか、あとから迷いやすくなるからです。
決めた色は途中で変えずに、1年間使い続けるのがポイントになります。
高橋書店も、1年間同じペンで書くだけでだいぶきれいに書けると紹介していて、ペンを固定することは見た目の統一にもつながりそうです。
一方で高橋書店は、ルールにとらわれすぎずに気軽に手帳を楽しんでほしいとも書いているので、細かく決めすぎて手が止まるようなら、色の数を減らしてみるのも手ですね。
4色ボールペンの使い分けの例

3〜4色で色分けするなら、1本で色を切り替えられる4色ボールペンが便利です。
三菱鉛筆のジェットストリーム4色、パイロットのフリクションボール4とアクロボール4、ゼブラのクリップ-オン マルチとサラサマルチは、どれもインクの色が黒・赤・青・緑の4色になっています。
ゼブラもサラサマルチを、色や用途で分けて使えるペンとして紹介しているんですよ。
各メーカーの公式情報をもとに、主な4色ボールペンの色の構成を表にまとめました。
→ 横にスクロールできます
| メーカー | 商品 | 色の構成 | ボール径(ペン先) | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 三菱鉛筆 | ジェットストリーム 4色ボールペン | 黒・赤・青・緑 | 0.7mm | 550円(参考価格) |
| パイロット | フリクションボール4 | 黒・赤・青・緑(消せるインキ) | 0.38mm・0.5mm | 880円(希望小売価格) |
| パイロット | アクロボール4 | 黒・赤・青・緑 | 0.7mm(細字) | 550円(希望小売価格) |
| ゼブラ | クリップ-オン マルチ | 黒・青・赤・緑の油性インク+シャープ | 0.7mm | 550円 |
| ゼブラ | サラサマルチ | 黒・青・赤・緑の水性顔料インク+シャープ | 0.4mm・0.5mm | 550円 |
表の仕様と価格は2026年9月時点で各メーカーの公式ページに載っていたもので、ジェットストリーム4色は確認したページに載っていた0.7mmの品番の値です。
では、4つの色をそれぞれ何に使えばよいのでしょうか。
高橋書店は年間ページのYEAR PLANNINGの使い方として、誕生日は黒、学校関係は青、仕事は赤のように色分けすると分かりやすいと紹介しています。
高橋書店の社員の例では、大きな仕事の予定を赤、プライベートの予定を黒で書き分けて、青ではちょっとした一言日記を書いているそうです。
推しの俳優の予定はすべて緑で統一するという例も紹介されていて、4色目を趣味の予定にあてる使い方も考えられます。
ほぼ日手帳のチームのスタッフの例では、予定を書き込んだときは緑、予定を終えたあとの感想や新しくできた予定は赤で書き、同じ予定の前と後を色で分けていました。
その日の予定を目立つ色で書けば目に入りやすく、作業に集中しすぎて予定を忘れるミスも防げる、というほぼ日のスタッフの例もあります。
こうしたメーカーの例を参考に、仕事・プライベート・誕生日と記念日・実績やメモの4つに分ける場合の割り当てを、この記事の一例として表にしてみました。
→ 横にスクロールできます
| 色 | 高橋書店の例(YEAR PLANNING) | 高橋書店の社員の例 | この記事の一例 | 一緒に使う印(この記事の一例) |
|---|---|---|---|---|
| 黒 | 誕生日 | プライベートの予定 | 仕事の予定 | 時刻から矢印を引く |
| 赤 | 仕事 | 大きな仕事の予定 | 誕生日・記念日 | 名前の前に星のマークを付ける |
| 青 | 学校関係 | 一言日記 | プライベートの予定 | 丸で囲む |
| 緑 | 例の記載なし | 推しの俳優の予定 | 実績・振り返りのメモ | カッコでくくる |
この一例は、仕事の予定が多い方を想定して基本の黒を仕事にあて、赤は誕生日や記念日のような特別な日だけに使う組み合わせです。
赤の使いどころを絞っておくと、ページを開いたときに特別な日が目に入りやすくなるかなと思います。
緑を実績やメモにあてたのは、次の章で紹介する予定と実績の書き分けに使えるようにするためです。
家族の予定が多い方なら、シヤチハタの人別の例のように、自分・家族・そのほかで色を分ける決め方に置き換えてもかまいません。
4色ボールペンの中でも、消して書き直せるフリクションボール4は、予定の変更が多い手帳では心強い存在でしょう。
ただし、消せるインキならではの注意点もあるので、使う前に確かめておきたいところです。
パイロットによると、フリクションの筆跡は60℃以上で無色になり、車の中や暖房器具の近くなどでも消えることがあります。
反対に、マイナス10℃前後になると消した筆跡が戻り始め、マイナス20℃前後で完全に戻るとされています。
消した上から重ね書きした部分はすべて色が戻るため、書き直した欄は、冷えると古い予定と新しい予定が重なって読みにくくなるおそれがあります。
証書類や履歴書、宛名など、消えては困るものには使わないようメーカーが注意を呼びかけています。
手帳のどの欄にフリクションを使い、どの欄を消えないペンにするかの目安は、手帳でフリクションが使えるかを、消える温度と欄ごとの書き分けの基準から解説した記事で紹介しています。
黒・赤・青・緑の4色が1本に入ったボールペンがあると、色のルールを決めても持ち替えずに書き分けられますよ。
インクの種類や太さ、価格は、購入前に各ショップでご確認ください。
色だけに頼らず記号も使う
色分けのルールを決めるときに、もう1つ知っておきたいのが、色の見え方は人によって違うということです。
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)によると、P型・D型と呼ばれる色覚の人は、日本では男性の約20人に1人いるそうです。
東京都のユニバーサルデザインのガイドライン(視覚情報版)でも、赤と緑、緑と茶色、青と紫のような組み合わせは区別がしにくくなると説明されています(出典:東京都福祉局)。
同じガイドラインには、濃い赤は黒やこげ茶と混同しやすいという説明もあります。
4色ボールペンの黒・赤・青・緑に当てはめると、黒と濃い赤、赤と緑の組み合わせは、人によっては見分けにくいかもしれないということですね。
自分では見分けられても、家族と予定を共有するときに手帳を見せる場合もあるので、色だけに意味を持たせすぎないほうが安心です。
東京都のガイドラインは、色だけに頼らず白黒でも情報が伝わるように、記号や、実線・点線・破線といった線の種類を一緒に使うことを勧めています。
CUDOも、家族で色分けしている歯ブラシのような物にマークや印を付けておくと、間違えにくくなるとしているんですよ。
手帳に当てはめるなら、仕事の予定は矢印、誕生日は星のマークというように、色と記号をセットで決めておく方法が考えられます。
日本眼科医会も、カレンダーの赤字の祝日にマークを付けておくといった工夫を挙げていて、日付の欄に色以外の目印を足すのも一案でしょう。
東京都のガイドラインでは、蛍光ペンの黄色と黄緑、ピンクと水色も、同じような色に見えることがあるとされています。
緑を赤と組み合わせるなら、青みの強い緑を使うのがよいという説明もあります。
記号の決め方をもっと深めたい方は、バレットジャーナルの公式のキー3つとタスクの4つの状態を整理した記事も参考になると思います。
予定と日付の書き方を決める
色のルールが決まったら、次はどのページに何を書くかと、予定そのものの書き方を決めていきます。
マンスリーとウィークリーの両方が入った手帳では、同じ予定を両方に書くのか片方だけにするのかを決めておかないと、書き漏れや書き直しが起きやすくなりますよね。
予定の書き方については、心理学の分野で、いつ・どこで・どうやるかを先に決めておくと目標を達成しやすくなることを示した研究もあるんです。
やり残した課題について具体的な計画を立てると、その課題が頭に居座る影響が消えたという実験や、寝る前に翌日以降のTo Doリストを書いた人は、終えたことを書いた人より早く眠れたという実験も報告されています。
ただし、これらは手帳の色分けや書き方そのものを調べた研究ではないので、予定を具体的に決めることが役立つ可能性を示すもの、と受け止めるくらいがちょうどよいかなと思います。
この章では、ページの役割分担、予定と実績の書き分け、誕生日と記念日の書き方の順に整理していきます。
マンスリーとウィークリーの役割分担

ページの役割分担を決めるときに参考になるのが、手帳メーカーが示しているページごとの使い方です。
NOLTYの手帳活用の冊子では、月間ページに書くものとして、今月の目標、会議などの定例の予定、提出書類などの締切日、1か月の振り返りの4つが挙げられています。
NOLTYは別の解説でも、マンスリーは1か月を見渡せるのが魅力なので、月ごとのまとめを書くのがおすすめと紹介していますよ。
コクヨのコラムでは、マンスリーを計画のために使い、バーチカルのページを記録のための日記帳として使う組み合わせ方が紹介されていました。
同じコラムには、細かい予定はスマートフォンで管理して、手帳には締切日やプレゼンの日、家族の記念日などの主要な予定だけを書く使い方も載っています。
マークスのEDiTの週間ノートでは、3つに分かれた欄を仕事・プライベート・家族の予定に割り当てると管理しやすいという例もあるんです。
まとめると、マンスリーは1か月の計画と締切を見渡すページ、ウィークリーは日々の予定や記録を書き込むページ、と分けておくと迷いにくいでしょう。
締切や今週のToDoをどのページに置くかまで決めたい方は、手帳のタスク管理のやり方をまとめた記事で、月間と週間の使い分けを整理しています。
予定を書き込む順番も決めておくと、さらにスムーズです。
NOLTYの冊子では、まずすでに決まっている予定を書き、次に優先順位の高いTo Doを予定に入れ、最後に優先順位の低いTo Doをいつできるか、すき間時間を見通しておくという順番が紹介されています。
日付や曜日の書き方も、この段階で自分のルールとして1つに決めておくのがおすすめです。
フリーページやメモ欄に日付を書くときに、西暦で書くのか和暦で書くのか、曜日を漢字で書くのか英語の略で書くのかを1つに決めておけば、ページごとに表記がばらつかずに済みますね。
各フォーマットの違いをもっと知りたい方は、バーチカル・レフト・マンスリーなど手帳のフォーマットの違いと向き不向きを比べた記事をのぞいてみてください。
予定と実績を書き分ける
予定を書き込んだら、実際にどうだったかを書き足していくと、手帳は計画の道具から振り返りの道具にもなります。
NOLTYの冊子では、予定の種類によって線の引き方を変えるか色を変えるのがポイントとされていて、そうすると予定の種類ごとにかけた時間を把握できるそうです。
同じ冊子では、実際の行動を記録して、予定との差を書いておくことも勧められています。
予定と実際の行動の差や気づいたことを記録しておくと、振り返りに役立つ情報になるという説明もありますよ。
高橋書店も、かかりそうな時間と実際にかかった時間の両方を書いておく方法を紹介していて、そのときはすき間時間を設けておくのがポイントとしています。
色で書き分ける場合は、ほぼ日のスタッフの例のように、予定を書いたときと終わったあとで色を変えるやり方があります。
この記事の一例に当てはめると、予定は内容ごとの色で書き、終わったあとの実績や気づきだけを緑で書き足していく形ですね。
ほぼ日の同じスタッフの例では、チェックボックスとTo Doを太く、詳しい文章を細く書いていて、色だけでなくペンの太さでも書き分けられることが分かります。
もう1つ決めておきたいのが、まだ確定していない予定の書き方です。
ほぼ日は、変更の多い予定を付箋で管理すれば、予定が急に変わっても付箋を移すだけで済むと紹介しています。
シヤチハタも、変更がありそうな予定は付箋に書いて貼っておくと書き直しの手間がないとしていて、NOLTYも未確定の予定を貼ってはがせる付箋やマスキングテープに書く方法を挙げていました。
確定した予定はペンで、未確定の予定は付箋で、と分けておけば、書き直しで紙面がごちゃごちゃになる心配も減らせるでしょう。
付箋の色も手帳の色のルールに合わせておくと、貼ったままでも予定の種類がひと目で分かりやすくなりますよ。
1日1ページや週間ノートで予定と記録を書き分けたい方は、EDiT手帳の1日1ページと週間ノートの違いと、続けやすい使い方をまとめた記事も参考にしてみてください。
誕生日と記念日は最初に書き込む
家族や友人の誕生日、結婚記念日のように毎年同じ日にやってくる予定は、手帳を使い始める前に書き込んでおくのがおすすめです。
マークスは、毎年同じ日の記念日を事前に書いておくと、特別な日を見逃す心配がなくなると紹介しています。
書く場所として高橋書店が挙げているのは、1年間を見渡せるYEAR PLANNINGのページで、家族や友だちの誕生日を書いておくのもよいそうです。
コクヨのジブン手帳LIFEには、記念日を書きためておける通年記念日リストがあり、家電製品の保証期限日などを書いても便利とされています。
年間ページのない手帳でも、各月のマンスリーに書き写しておけば、その月を開いたときに気づきやすくなりますね。
NOLTYは年間計画のページで出勤日にマークを付けて横に時間を書く使い方を紹介していて、年間ページに印を付ける書き方は誕生日にも応用できそうです。
誕生日や記念日を何色で書くかも、セットアップの段階で決めておきましょう。
高橋書店の例では誕生日は黒、この記事の一例では赤というように色は自由ですが、1年を通して同じ色で書くのが大切かなと思います。
赤で書く場合は、先ほどの見分けやすさの話を踏まえて、名前の前に星のマークを付けるなど、記号も一緒に決めておくと安心かもしれません。
誕生日の欄には誰の誕生日かが分かる名前を短く書き、プレゼントの準備などの関連する予定は、その日より前のウィークリーに別に書いておくと慌てずに済みます。
前の年の手帳から誕生日と記念日をまとめて書き写す作業は、次の章で紹介するセットアップの手順に組み込んでおくとよいでしょう。
最初のセットアップで決めきる

ここまで決めてきた色やページの役割は、手帳を使い始める前のセットアップでまとめて決めきってしまうのが近道です。
書きながら少しずつ決めていくと、最初の数週間と後半とで書き方が変わってしまい、見返しにくい手帳になってしまうかもしれません。
マークスは手帳を買ったらすることとして、手帳をじっくり眺めて、どこに何を書くかや使い方を考えることを挙げています。
そのうえで勧められているのが、使いたいペンで発色や書き心地を確かめる試し書きで、インクの裏抜けが気になるときはペンの種類を考え直すこともできます。
前の年の手帳から必要な情報を書き写すか、コピーして挟んでおくと、古い手帳を持ち歩かずに済むという手順も紹介されていました。
さらに、誕生日や記念日を先に書き、直近3か月の予定も書いておくと、予定の衝突を避けて余裕をもってスケジュールを組めるそうですよ。
この章では、この流れの仕上げになるインデックスとルールの付箋の用意の仕方と、手帳の書き方でよくある質問をまとめていきます。
インデックスとルールの付箋を用意する
セットアップの仕上げとして用意しておきたいのが、ページをすぐに開くためのインデックスと、決めたルールを書いた付箋です。
ほぼ日手帳は、ページの端にマスキングテープを貼ってインデックス代わりにする方法や、インデックスシールを貼って目的のページにたどり着きやすくする方法を紹介しています。
マンスリーの各月の始まりや年間ページ、フリーページの先頭などにインデックスを付けておけば、書き込みたいページをすぐに開けますね。
高橋書店は、週間ページに書いた内容の見出しだけをYEAR PLANNINGに書いて、目次のように使う方法も紹介しています。
たとえば行ったお店の感想を週間ページに書き、店の名前だけをYEAR PLANNINGに書いておけば、あとで探しやすくなるという例です。
インデックスに色を使うなら、東京都のガイドラインにあるように、表示する位置を変えたりマークを併用したりすると、より伝わりやすくなります。
インデックスシールを貼る高さを用途ごとにずらしておけば、色が見分けにくい場合でも位置で区別できるかも。
決めたルールは、NOLTYが勧めているように付箋に書き、手帳の見返しなど見えるところに貼っておきましょう。
NOLTYのセットアップの例でも、色分けのルールを付箋に書いて見える位置に貼る方法が紹介されていて、家族ごとの予定や仕事とプライベートを分けたいときに重宝するそうです。
手帳を使う目的と、マンスリー・ウィークリー・年間ページの役割を決めます。
使う色は3〜4色に絞り、色ごとの意味と一緒に使う記号までセットで決めておきましょう。
使うペンで試し書きをして、発色や裏抜けを確かめておくと安心です。
誕生日や記念日、直近3か月の予定は、この段階で先に書き込んでおきます。
最後にインデックスを付け、決めたルールを書いた付箋を見えるところに貼れば準備完了ですよ。
ほぼ日は、年間インデックスのページを項目ごとに色分けし、達成した項目の方眼を塗りつぶしていくハビットトラッカーとしての使い方も紹介しています。
年間ページで習慣を記録したい方は、手帳のハビットトラッカーの置き場所と項目数、続かないときの直し方をまとめた記事も読んでみてください。
これからほぼ日手帳でセットアップを始める方は、ほぼ日手帳の種類と値段を、サイズと書く量から7つの型で比べた記事で、書く量に合う型を確かめておくのもおすすめです。
ルールを書く付箋とインデックスを最初にそろえるなら、台紙ごとページに差し込んでインデックスとして使える付箋もありますよ。
手帳の書き方に関するよくある質問(FAQ)
手帳の色分けは何色がいい?
シヤチハタは、基本は3色、多くても4色までにとどめるのがおすすめとしています。
もっと細かく分けたいときは色を増やさず、下線や囲みで分けるとまとまって見えるそうです。
色だけでは見分けにくい組み合わせもあるので、記号や囲み方も一緒に決めておくと安心ですよ。
4色ボールペンはどう使い分ける?
黒・赤・青・緑の4色なら、内容・人・重要度のどれか1つの軸で割り当てると迷いにくくなります。
高橋書店は、誕生日は黒、学校関係は青、仕事は赤という色分けの例を紹介しています。
この記事の一例では、仕事は黒、プライベートは青、誕生日と記念日は赤、実績やメモは緑に割り当てました。
マンスリーには何を書く?
NOLTYの冊子では、今月の目標、定例の予定、締切日、1か月の振り返りが、月間ページに書く内容として挙げられています。
コクヨのコラムでは、マンスリーを計画に、バーチカルを記録に使う組み合わせ方が紹介されていました。
細かい予定はウィークリーに回し、マンスリーは1か月を見渡すページにすると、役割が分かりやすくなるでしょう。
誕生日はどこに書く?
高橋書店は、1年を見渡せるYEAR PLANNINGのページに、家族や友だちの誕生日を書く方法を紹介しています。
ジブン手帳LIFEのように、毎年の記念日を書いておける通年記念日リストが付いた手帳もあります。
マークスは、毎年同じ日の記念日は使い始める前に書き込んでおくことを勧めていますよ。
手帳にフリクションを使っても大丈夫?
フリクションは消して書き直せるので、変更の多い予定を書くには便利です。
ただしパイロットによると、60℃以上で筆跡が無色になり、マイナス10℃前後になると消した筆跡が戻り始めることがあります。
車の中や暖房器具の近くは避け、消えては困る内容は消えないペンで書き分けると安心でしょう。
まとめ|手帳の書き方は色と役割を先に決める
手帳の書き方で迷わないためには、書き始める前に色の意味とページの役割を決めておくことが大切です。
NOLTYが紹介しているように、書き方のルールを先に決めておけば、予定を書くたびに色や場所で迷う時間を減らせます。
書き分けの方法はスペースで分けるか書き方で分けるかの2つで、組み合わせて使うこともできますね。
色は3〜4色に絞って1つの軸で意味を決め、色だけに頼らず記号や囲み方も一緒に決めておくと、見分けやすくなるでしょう。
マンスリーは1か月の計画と締切、ウィークリーは日々の予定と実績というように役割を分け、誕生日や記念日は使い始める前に書き込んでおくのがおすすめです。
この記事の要点を、最後にもう一度まとめておきますね。
- 書き方のルールは書き始める前に決め、付箋に書いて見えるところに貼っておく
- 書き分けはスペースで分けるか書き方で分けるかの2つで、組み合わせてもよい
- 色は基本3色、多くても4色までにして、それ以上は下線や囲みで分ける
- 4色ボールペンの黒・赤・青・緑は、内容・人・重要度のどれか1つの軸で割り当てる
- 赤と緑、黒と濃い赤は見分けにくいことがあるので、記号や線の種類も一緒に使う
- マンスリーは計画と締切、ウィークリーは日々の予定と実績に使い、未確定の予定は付箋に書く
- 誕生日・記念日と直近3か月の予定は、最初のセットアップで先に書き込む
この記事で紹介した色分けの例は、メーカーが紹介している例と、この記事で提案する一例で、どれか1つが正解というものではありません。
ペンのインクの色や仕様、価格は変わることがあるので、正確な情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
どの色やペンを使うかは、最終的にご自身の判断で決めていただければと思います。
色の意味とページの役割さえ決まれば、手帳を開くたびに迷う時間は少しずつ減っていきますよ。
YOUR NEXT STEP




