手帳の記号がごちゃごちゃになる人へ|続く書き分けルールを一覧で整理

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

手帳に予定を書き込むとき、○や✓や→といった記号を、なんとなく使っていませんか。私も最初はそうでした。思いついた記号をその場で足していった結果、1か月後には自分でも「この△はなんだったっけ」となって、結局ぜんぶ文字で書き直すことになったんですよね。

手帳の記号は、たくさん覚えるものではなくて、役割ごとに整理して少しだけ使うものかなと思います。予定なのかタスクなのか、終わったのか先送りしたのか、その日の体調はどうだったのか。この「種類」と「状態」を一目で分けられれば、マンスリーの小さいマスでも十分に回ります。逆に、かわいさを優先して記号を増やすと、書くのに時間がかかって手が止まってしまうんです。

この記事では、手帳に使える記号の一覧を用途別に整理したうえで、略語との使い分け、色との役割分担、そして自分ルールの作り方までをまとめました。記号のルールをどう決めるか、かわいいマークをどこまで使うか、略語はどう作るかといった気になる部分も、順番に見ていきますね。全部をまねする必要はないので、あなたの手帳に合いそうなものだけ拾っていってもらえたらうれしいです。

  • 予定・タスク・状態を分ける基本の記号と意味
  • 仕事とプライベートで使える略語の一覧と作り方
  • 色分けと記号の役割分担、凡例ページの置き場所
  • 記号を増やしすぎずに使い続けるための決め方
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手帳の記号一覧|用途別に基本の記号と意味を整理

まずは、手帳でよく使われる記号を用途別に並べていきます。ここで大事なのは、記号を「予定を表すもの」「状態を表すもの」「記録を表すもの」に分けて考えることです。ぜんぶを同じ引き出しに入れてしまうと、あとから見返したときにどれが何を指しているのか分からなくなります。この章では、その分け方と代表的な記号、そして記号と略語と色がそれぞれ何を担当しているのかを整理していきますね。ただ、一覧を丸ごと覚える必要はまったくありません。実際に毎日使うのは4つか5つくらいで、残りは「そういう書き方もあるんだな」と頭の片隅に置いておくだけで十分です。ここから紹介する記号も、全部を取り入れるのではなく、あなたの1日に実際に出てくる用事に当てはまるものだけを拾ってもらえたらと思います。

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記号と略語と色は役割が違う

手帳の書き方でつまずく一番の原因は、記号と略語と色を同じ目的で使ってしまうことだと感じています。たとえば「仕事の打ち合わせ」を赤ペンで書いて、さらに★を付けて、さらに MTG と略す。三重に意味を重ねているので、いざ見返したときに「赤は仕事だっけ、急ぎだっけ」と迷うんですよね。

整理すると、この3つは担当が違います。記号は「状態と種類」、略語は「内容」、色は「分類」を担当させると、役割がぶつかりません。記号は○や✓のように形で状態を示すもの、略語は MTG や Dr. のように言葉を短くしたもの、色は赤・青・黒のようにジャンルを分けるもの、という整理です。

この分け方にしておくと、たとえば「青い文字で 10:00 ○ Dr.」と書いてあれば、青=プライベート、○=時間が決まった予定、Dr.=病院、と3つの情報が1行で読めます。同じ情報を3回繰り返していないので、書くのも速いんです。

逆に言うと、記号で分類までやろうとすると破綻します。仕事は■、家庭は▲、自分の用事は●……と増やしていくと、状態を表す記号を置く場所がなくなってしまうんですよね。分類は色かページの場所に任せて、記号は状態に専念させる。これだけで手帳はだいぶ読みやすくなりますよ。

役割が混ざっているかどうかは、1ページを開いて「同じ情報を2回書いていないか」を見れば判断できます。赤で書いた予定にわざわざ★を付けていたら、それは緊急度を2回表しているということ。片方を外しても情報は減りません。私の場合、この見直しで記号が9個から4個まで減って、書くスピードがはっきり変わりました。

もう一つの見分け方は、その記号を「あとから書き足すか、最初に書くか」です。あとから書き足すものは状態(完了や先送り)、最初に書くものは種類(予定かタスクか)。この2種類に振り分けられない記号が残ったら、それはたぶん分類を表そうとしているので、色かページの場所に移してしまったほうがすっきりします。

迷ったときの合言葉は「色で分ける、記号で示す、略語で縮める」です。新しい記号を足したくなったら、それは本当に状態を示すものか、実は分類なのかを一度考えてみてください。分類なら色かページを変えたほうが、手帳全体はすっきりします。

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予定とタスクを分ける基本の記号

手帳で使う基本の5つの記号とその意味を並べたスライド
○は時間が決まった予定・●はタスク・ーはメモ

最初に決めたいのが、予定とタスクの書き分けです。この2つは性質がまったく違います。予定は自分の都合で動かせないもの、タスクは自分の都合で動かせるもの。歯医者の予約は動かせませんが、「洗剤を買う」は今日でも明日でもいいですよね。

動かせるかどうかが一目で分かると、1日の組み立てがぐっと楽になります。朝に手帳を開いて、動かせない予定の隙間に動かせるタスクを置いていくだけで、その日の段取りができあがるからです。

基本の記号は次の3つだけで十分に回ります。時間が決まっている予定は○、やることは●または・、覚えておきたいことは-。バレットジャーナルというノート術でも、ほぼ同じ3分類が使われています。多くの人が同じ形に落ち着くということは、それだけ実用的な分け方なのかなと思います。

記号 意味 書き方の例 使いどころ
時間が決まった予定 10:00 ○ 歯科 アポイント・来客・出発時刻
●/・ やること(タスク) ● 洗剤を買う 締切のない用事・買い物
メモ・記録 - 新しい店ができた あとで見返したい情報
〆/▲ 締め切り 〆 請求書提出 期限のあるタスク
その日いちばん大事なこと ★ 面談の資料 1日1個までに絞る

締め切りの記号は〆や▲がよく使われますが、どちらでもかまいません。大事なのは1冊のなかで統一することです。今月は〆、来月は▲と揺れると、読み返すときに一瞬止まってしまいます。★については、1日にいくつも付けると優先順位の意味がなくなるので、1日1個までと決めておくのがおすすめです。

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完了・移動・中止を表す状態の記号

タスクの記号が状態に応じて書き換わる流れを示したスライド
タスクの記号は完了・中止・翌日送り・月間へ戻すで書き換える

書いたタスクがそのあとどうなったかを示すのが、状態の記号です。ここを用意しておかないと、終わったタスクを線で消すしかなくなって、手帳が真っ黒になってしまいます。

よく使われるのは、完了が✓または塗りつぶし、中止が×、先送りが→です。ポイントは、終わったタスクも消さずに残しておくこと。「やらなかった」という事実も、あとで振り返るときには立派な情報になります。3か月ぶんの手帳を見返して、同じタスクが毎週→で送られていたら、それはたぶん最初からやる気がなかったことなんですよね。

記号 意味 書き足し方 補足
完了した ● のうえに重ねる 塗りつぶしでも可
× やめた・中止になった ● のうえに重ねる 取り消し線は使わない
翌日・翌週へ送った ● の左に書き足す 送り先の日付も書くと迷わない
月間ページへ戻した ● の左に書き足す まだ日を決めない用事
進行中・途中まで ● の右に書き足す 数日またぐ作業に

運用のコツとして、私は「→が3回続いたタスクは消す」というルールを作っています。3回も先送りするものは、今の自分にとって優先度が低いということなので、リストに残しておくほうが気持ちの負担になるんです。ここは人によって2回でも5回でもいいと思いますが、自分なりの見切りラインを数字で決めておくと、手帳が未処理のタスクで埋まるのを防げますよ。

なお、状態の記号は「あとから書き足す」ものなので、最初に書くときは記号の左右に少しだけ余白を残しておくと扱いやすいです。マンスリーの狭いマスだと書き足す場所がなくて、結局ぐちゃっとなりがちなので、ここは意識しておく価値があるかなと思います。

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体調や生活の記録に使う記号

予定とタスクが整理できたら、次は記録の記号です。天気、体調、睡眠、運動、お金。この手の情報は毎日ほんの少しずつ積み上がって、数か月後に「そういえばあの時期は調子が悪かったな」と気づかせてくれます。文章で書くと続かないので、記号で1文字だけ残すのがちょうどいいんですよね。

天気マークは手帳に最初から印刷されていることも多いですが、自分で書く場合はだいたい☀☁☂☃の4つで足ります。ちなみに気象庁は、雨や雪、雷や霧などがないときの空を10として、雲の量が0から1なら快晴、2から8なら晴れ、9から10ならくもりと決めています(出典:気象庁「雲の量と天気の『快晴』『晴れ』『くもり』の関係は?」)。青空がそこそこ見えていれば晴れ扱いなので、「今日は雲が多かったから曇りかな」と迷ったときの目安になりますよ。

手帳の天気欄は、気分の記録としても使えます。雨の日に体調の△が続いていたら、天気と体調のつながりが見えてくることがあります。ただし、これはあくまで自分の手帳のなかでの傾向であって、医学的な因果を示すものではありません。気になる不調が続くときは、記録を持って医療機関で相談してみてくださいね。

分野 記号の例 意味づけの例
天気 ☀ ☁ ☂ ☃ 晴れ/くもり/雨/雪
体調 ◎ ○ △ × とても良い/普通/いまいち/不調
睡眠 Z+数字 Z7 で7時間睡眠
運動 ✓ や ♪ 歩いた/運動した
お金 ¥ や ◇ 出費があった日/臨時支出
飲み会・外食 ◇ や 盃のマーク 外食した日

ここで一つ気をつけたいのが、人に見られる可能性です。手帳は職場の机に開いたまま置くこともありますし、家族が何気なく見ることもあります。体調や生理、お金のことを具体的な文字で書いていると、思わぬところで気まずくなるんですよね。だからこそ、こういう情報は自分にしか分からない1文字の記号にしておくと安心です。

とはいえ、記号にすれば何でも隠せるわけではありません。桁数や並びから推測できてしまう情報もあるので、本当に守りたいものは手帳に書かないという選択も必要です。この線引きについては手帳でパスワード管理をする方法をまとめた記事で、全部を書かずに残すコツを詳しく整理していますので、あわせて読んでみてください。

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仕事とプライベートで使える略語

MTGやDr.などの英語略語と美・宅などの漢字1文字の略語を並べたスライド
英語の略語と漢字1文字の略語|自分がぱっと読めることが優先

記号だけでは表しきれない「内容」を短くするのが略語です。マンスリーの1マスは、だいたい7文字から10文字くらいしか入りません。「14時から営業部と打ち合わせ」と書くと1マスがいっぱいですが、「14 MTG 営業」なら余白が残ります。この余白が、あとから状態の記号を書き足す場所になるんですよね。

よく使われる略語を、仕事とプライベートに分けて並べておきます。英語の略語はスペースを節約できますが、自分がぱっと読める語だけを採用するのが鉄則です。読めない略語は、暗号と同じで意味がありません。

場面 略語 もとの語 意味
仕事 MTG meeting 打ち合わせ
仕事 ASAP as soon as possible できるだけ早く
仕事 TBD to be determined 未定・あとで決める
仕事 FYI for your information 参考まで
仕事 EOD end of day その日の終わりまで
仕事 Dept. department 部署
私生活 Dr. doctor 病院・通院
私生活 Sh. shopping 買い物
私生活 Lau. laundry 洗濯・クリーニング
私生活 Appt. appointment 予約・アポ
私生活 美容院 カットやカラー
私生活 宅配 荷物の受け取り

英語が苦手なら、漢字1文字の略でまったく問題ありません。「美」「病」「宅」「習」のように、日本語のほうがむしろ一瞬で読めるという人も多いです。実際、私は英語と漢字を混ぜて使っていて、迷ったほうを漢字に寄せるようにしています。

注意したいのは、職場で共有する手帳やホワイトボードに書く場合です。自分だけの略語を使うと、引き継ぎのときに相手が読めません。自分専用の手帳と、人が見る予定表では、略語の使い方を変えるのが安全かなと思います。共有側では素直に日本語で書いて、自分の手帳でだけ略語を使う。この線引きをしておくと、あとで困りません。

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かわいい記号とシールは最後に足す

手帳の記号を調べていると、かわいいマークやイラストの作例がたくさん出てきますよね。星、ハート、リボン、小さな花。見ているだけで楽しいですし、手帳を開くのが楽しみになるという効果は確かにあります。

ただ、順番は意識しておいたほうがいいかなと思います。先に機能を決めて、あとから装飾を足す。この順番を逆にすると、かわいく書くことが目的になって、忙しい日に手帳を開かなくなってしまうんです。私も一度それで失敗して、3か月まるごと白紙という月がありました。

装飾を足すときの基準は「読む速さを落とさないか」です。予定の隣に小さくハートを描くくらいなら一瞬ですが、マスいっぱいにイラストを描くと、肝心の予定が読めなくなります。色を塗るのも同じで、塗った上に文字を書くと視認性が落ちるので、塗るなら薄い色を選ぶのが無難です。

手を動かす時間をかけずに見た目を整えたいなら、スタンプやシールに頼るのが早いです。押すだけなので数秒で終わりますし、毎回同じ形になるので一覧性も保てます。100円ショップでも十分な種類がそろっていて、手帳スタンプを100均で選ぶときのクリアと木製の違いは別記事で比較していますので、気になる方はのぞいてみてください。

そもそも手帳そのものの見た目で満足できると、無理に装飾しなくてもよくなります。表紙や中面のデザインで選ぶ考え方はかわいい手帳と日記帳を柄と中身に分けて選ぶ手順にまとめました。記号をシンプルに保ちたい人ほど、本体で満たすほうが相性がいいと思いますよ。

手帳の記号一覧を自分ルールにする手順と注意点

ここからは、集めた記号を自分の手帳で運用するための話です。記号は一覧を眺めているだけでは身につかなくて、実際に1週間書いてみて、使わなかったものを削る。この往復で自分の形になっていきます。略語の作り方、色との分担、凡例ページの置き場所、そして増やしすぎないための歯止め。この4つを順に決めていけば、来年の手帳でも同じルールがそのまま使えますよ。ここでつまずく人の多くは、実はルールを作る段階ではなく、作ったルールを思い出せない段階でつまずいています。決めた翌週には「あれ、この△は何にしたんだっけ」となって、そのまま使わなくなってしまうんですよね。なので以降は、記号を覚える工夫ではなく、忘れても思い出せる仕組みをどう手帳のなかに置くか、という視点で話を進めていきます。

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略語は5つの作り方で自分の辞書にする

既製の略語だけでは、自分の生活に出てくる言葉をカバーしきれません。「子どもの保護者会」や「町内の当番」みたいな用事は、一覧表には載っていませんよね。そこで役に立つのが、略語の作り方のパターンです。英語の略語には昔からいくつかの型があって、それを知っておくと自分で作れるようになります。

作り方 やり方
母音を省く 代表的な子音だけ残す meeting → mtg
短く縮める 前半だけ残して点を打つ department → Dept.
最初と最後をつなぐ 頭と語尾だけ残す doctor → Dr.
頭文字を取る 各単語の1文字目を並べる as soon as possible → ASAP
同じ音の文字や数字 発音が同じ記号に置き換える for → 4/to → 2

日本語でも同じ発想が使えます。「保護者会」なら頭文字を取って「保」、「町内当番」なら「町」。母音を省くという発想はローマ字にも応用できて、「そうじ」を sj、「かいもの」を km と書く人もいます。子音を全部残すわけではなく、あとで読み返せる範囲で拾うのがコツです。ここまでいくと完全に自分専用ですが、自分が読めるなら何の問題もありません。

ピリオドを付けるかどうか、大文字にするか小文字にするかも、よく迷うところです。結論から言うと、どちらでも構わないので1冊のなかで統一するのがいちばんです。一般的には、単語を途中で切ったときにピリオドを付け(Dr. や Dept.)、頭文字を並べたときは付けない(MTG や ASAP)という使い分けが多いですが、手帳は誰かに提出するものではないので、厳密さより一貫性のほうが役に立ちます。

◆ケイのワンポイントアドバイス

新しい略語を思いついたら、その場で凡例ページに書き足す癖をつけてください。「あとで書こう」と思った略語は、だいたい翌週には自分でも読めなくなっています。書き足す手間は3秒ですし、この3秒をけちると1か月後にまるごと読めないページができてしまうんですよね。

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色は分類、記号は状態で分ける

色分けは手帳術の定番ですが、実は挫折率がかなり高い方法でもあります。原因ははっきりしていて、ペンを持ち替える手間が、書く気力を上回ってしまうからです。5色ボールペンを用意しても、急いでいるときは黒で書きますし、あとから塗り直すことはまずありません。

だから私は、色は3色までにしています。黒=基本、赤=動かせない予定と締切、青=プライベート。この3つなら3色ボールペン1本で足りるので、持ち替えが「ノック位置を変えるだけ」で済みます。色を増やすほど管理が細かくなるように見えて、実際には書かなくなるほうが損失が大きいんです。

そして、色に状態まで担当させないこと。「終わったら緑」のようなルールを作ると、終わるたびにペンを持ち替えることになって続きません。状態は記号、分類は色と分けておけば、色は最初に書くときの1回だけで済みます。あとから足すのは記号だけ、という形が結局いちばん長持ちします。

蛍光ペンを使う場合は、「終わった行を上から引く」という用途に限定すると使いやすいです。1本だけ持っておいて、週の終わりにまとめて引く。これなら作業が週1回にまとまるので、平日の忙しさに影響されません。逆に、書きながら蛍光ペンで強調しようとすると、ペンを2本持つことになって手が止まりがちです。

ちなみに3色ボールペンは、1本あればじゅうぶんです。私は0.5mmのノック式を使っていて、黒・赤・青がそろっていれば手帳の色分けは回ります。細かい記号を書くので、書き味が軽くて引っかからないものを選ぶと手が楽ですよ。

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凡例は手帳の最初のページに置く

手帳の最初のページに作る凡例と、その運用の3つのコツを並べたスライド
最初のページに記号の早見表を置いて書き足していく

凡例というのは、記号の意味を書いたページのことです。バレットジャーナルでは「キー」と呼ばれますが、要は自分専用の早見表ですね。これがあるかないかで、記号の定着率はまったく変わります。

置き場所は、手帳の最初のページがおすすめです。年間カレンダーの前後に、だいたい1ページぶんの余白がありますよね。そこに5行くらいで書いておけば、迷ったときにすぐ開けます。巻末やしおりの裏に書く人もいますが、開く回数を考えると前のほうが有利かなと思います。

凡例に書くのは、記号と意味のペアだけで十分です。「○=時間が決まった予定/●=やること/✓=完了/→=送った/〆=締切」。これだけなら3行で収まります。略語が増えてきたら、その下にもう5行足す。あくまで自分が迷ったときに見る場所なので、きれいにまとめる必要はまったくありません。

参考までに、私が実際に手帳の1ページ目に書いている凡例をそのまま載せておきます。書き写す手間は1分もかからないので、まずはこの形から始めて、使いながら削ったり足したりしてみてください。

書いている内容
1行目 ○ 予定(時間が決まっているもの)/● やること/- メモ
2行目 ✓ 完了/× やめた/→ 送った(送り先の日付を書く)
3行目 〆 締切/★ その日いちばん大事なこと(1日1つまで)
4行目 色:黒=基本/赤=動かせない予定と締切/青=プライベート
5行目 略語:MTG=打ち合わせ/Dr.=病院/美=美容院/宅=宅配

5行目の略語だけは、生活が変わると中身も変わります。子どもの行事が増えた年は「保=保護者会」が入りましたし、引っ越した年は「不=不動産の手続き」が入りました。その年に何度も書く用事だけを載せる、くらいの気持ちで大丈夫ですよ。

手帳を買い替えるときは、この凡例ページを最初に写してください。これをやっておくと、前の手帳と同じ感覚で書き始められます。逆に写さないと、新しい手帳で少しずつルールがずれていって、前年と見比べられなくなるんですよね。ちなみにアプリで管理している場合は、検索で拾えるので凡例の重要度は下がります。紙とアプリの向き不向きはデジタル手帳をアプリ・タブレット・紙併用の3つの型で比べた記事で整理していますので、併用を考えている方は参考にしてみてください。

紙の手帳で凡例を使うなら、そのページにすぐ戻れるようにしておくと一段と使いやすくなります。インデックスになるふせんを1枚貼っておけば、迷ったときに指1本で開けますよ。

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決めた記号をすぐ見返したい人へ。方眼レッド・方眼 to doブルー・アソートの3種があり、凡例のページに1枚貼ればインデックスとメモを兼ねられます。ミニサイズなら手帳の厚みがほとんど変わらないので、最初の1枚に選びやすいですよ
価格や在庫は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。
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記号を増やしすぎると続かなくなる

記号を増やしすぎないための運用の考え方を示したスライド
最初は3個から5個までに絞り、足りない部分にだけ足す

最後に、いちばん大事な歯止めの話です。手帳の記号は、増やせば増やすほど便利になるわけではありません。むしろ、ある本数を超えたところから急に使われなくなります。書くたびに「どの記号だっけ」と考える時間が生まれて、その一瞬のためらいが積み重なるからです。

目安としては、最初は3個から5個までに絞るのが現実的かなと思います。種類を分ける○・●・-の3つに、終わったことを示す✓を足した4つ。まずはこれだけで1週間やってみて、足りないと感じたところにだけ1個ずつ足していく。この順番なら、使わない記号が残りません。

記号を足したくなったときは、その記号がないと本当に困るかを一度だけ考えてみてください。「あったら便利そう」で足した記号は、ほぼ確実に使われなくなります。1か月使ってみて出番がなかった記号は、思い切って凡例から消しましょう。減らすことに抵抗を感じるかもしれませんが、使っていない記号が並んでいるほうが、読むときの負担になります。

書ける記号の数は、手帳のフォーマットとサイズにも左右されます。1日1ページの手帳なら記号を並べる余裕がありますが、マンスリーだけの薄型手帳だと、1マスに記号を2つ入れるのが限界ということもあります。自分の手帳に何文字入るのかを知っておくと、無理のない設計ができますよ。書き込める量の違いはバーチカル・レフト・マンスリーの3つのフォーマットを比べた記事にまとめてあります

判型そのものが合っていない場合もあります。A5とB6では1日に書ける行数がはっきり変わるので、記号を工夫しても追いつかないときは、サイズを見直すほうが早いです。実寸と行数の目安はA5・B6・A6の手帳サイズを比較した一覧で確認できますので、来年の手帳を選ぶ前にのぞいてみてください。

手帳の記号についてよくある質問

手帳の記号は何個くらいから始めるといいですか?

多くても5個まで、というのが現実的な線かなと思います。おすすめは、種類を分ける○(時間が決まった予定)・●(やること)・-(メモ)に、終わったことを示す✓を足した4つ。この4つで1週間書いてみると、自分に足りないものが見えてきます。「送ったタスクが分からない」と感じたら→を足す、「締切を見落とす」と感じたら〆を足す、という順番です。

逆に、一覧表にある記号を最初から全部取り入れると、ほぼ確実に途中で使わなくなります。使わない記号が凡例に並んでいると、読み返すときに余計な確認が入るので、増やすより減らすほうを意識してみてください。1か月使って出番がなかった記号は、その時点で消してしまって大丈夫です。

記号と略語はどちらを先に決めるといいですか?

記号が先です。記号は予定とタスクを分けたり、終わったかどうかを示したりする骨組みの部分なので、ここが決まらないと手帳の構造が定まりません。略語はあくまで「書く文字を減らす」ための道具なので、あとから足しても全体の読み方は変わらないんです。

順番としては、まず記号で予定とタスクを分ける、次に状態の記号を足す、そのうえで書ききれない用事が出てきたら略語を作る、という流れがスムーズです。略語から先に作ると、便利な略語をたくさん覚えたのに予定とタスクが混ざったまま、という状態になりがちなんですよね。骨組みができてから肉付けする、という順番で考えてみてください。

手帳に書く締め切りの記号は何を使いますか?

よく使われるのは〆、▲、★の3つです。〆は「締め」の字そのものなので意味が直感的に伝わりますし、▲は三角の頂点が期限を指しているように見えるので、視覚的に分かりやすいという人もいます。★は目立つぶん、優先度の高いものに限って使うと効果的です。

どれを選んでもいいのですが、締切の記号は「期限そのもの」と「その準備を始める日」の両方に置いておくと取りこぼしが減ります。たとえば金曜が締切なら、金曜に〆を書いて、水曜には●で「〆金曜の準備」と書いておく。締切当日に気づいても間に合わないことが多いので、手前に1回置いておくのがコツかなと思います。

家族と共有する手帳でも記号は使えますか?

使えますが、自分専用の手帳とはルールを分けたほうが安全です。共有するものは、読む人が凡例を見なくても分かる記号だけに絞ってください。○と●と✓くらいなら説明なしで通じますが、<や…のような記号は、書いた本人以外にはまず伝わりません。

家族で使うなら、冷蔵庫に貼るカレンダーに凡例を1枚貼っておくのも手です。「赤=全員に関係すること、青=個人の予定」のように色のルールも共有しておくと、書き込む人が増えても崩れにくくなります。逆に、体調やお金の記録のように人に見せたくない情報は、共有の手帳には書かず自分の手帳に分けておくのが無難かなと思います。

年金手帳や母子手帳の「記号番号」とは別のものですか?

まったくの別物です。この記事で扱っているのは、スケジュール帳に書き込むマークのこと。一方で年金手帳の「記号番号」は、制度上の個人を識別するための番号を指します。検索するときに同じ言葉が並ぶので混ざりやすいのですが、内容はまったく重なりません。

なお制度のほうも変わっていて、日本年金機構によれば、令和4年4月以降に新しく年金制度に加入する人には、年金手帳に代えて基礎年金番号通知書が発行されるようになりました(出典:日本年金機構「基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について」)。すでに年金手帳を持っている人には通知書は発行されず、そのまま手帳を保管することになります。このあたりは条件が細かいので、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、手続きの最終的な判断は年金事務所などの窓口にご相談くださいね。

手帳の記号一覧を自分の形にするためのまとめ

ここまで、手帳の記号一覧を用途別に見てきました。最後に、要点をもう一度だけ整理しておきますね。

いちばんの土台は、記号と略語と色の役割を分けることでした。記号は状態と種類、略語は内容、色は分類。この3つがそれぞれの持ち場を守っていれば、情報が重複せず、1行に3つの意味を詰め込めます。逆にどれか1つに全部を担当させようとすると、記号が増えすぎたり、ペンの持ち替えが増えたりして、書くこと自体が面倒になってしまいます。

具体的な記号としては、時間が決まった予定の○、やることの●、メモの-という3分類から始めるのが分かりやすいです。そこに完了の✓、中止の×、先送りの→という状態の記号を足せば、1日の動きがそのまま記録として残ります。天気や体調のような日々の記録は、◎○△×のような4段階にしておくと、あとから振り返ったときに傾向が見えてきますよ。

略語は、母音を省く・短く縮める・最初と最後をつなぐ・頭文字を取る・同じ音の文字や数字に置き換える、という5つの型で自分用に作れます。英語にこだわらず、漢字1文字の略でもまったく問題ありません。作ったらその場で凡例ページに書き足す。この一手間だけが、翌月の自分を助けてくれます。

そして歯止めとして覚えておきたいのが、欲張らずに少数から始めるということ。足りないと感じたところにだけ1つずつ足していけば、使わない記号が残りません。凡例は手帳の最初のページに置き、手帳を買い替えるときに写す。この習慣があると、来年も再来年も同じ読み方で手帳を見返せます。

もし、記号を工夫しても書ききれないと感じるなら、それは手帳そのものが合っていないサインかもしれません。1日に書ける行数や中面のつくりから選び直す方法は種類とブランドの違いから最初の1冊を絞る手帳の選び方にまとめていますので、来年の1冊を考えるときの材料にしてもらえたらうれしいです。

なお、この記事で紹介した記号や略語はあくまで一般的な目安であり、決まった正解があるわけではありません。読みやすさの感じ方には個人差がありますし、職場や家庭のルールによっても最適な形は変わります。記事のなかで触れた制度や商品に関する情報は変わることがあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。手続きや購入の最終的な判断は、専門家や販売店、メーカーへご相談いただくのが確実です。あなたの手帳が、来年は少しだけ読みやすくなっていたらいいなと思います。

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