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ほぼ日手帳の種類と値段を比較|サイズと書く量から選ぶ7つの型の違い
ほぼ日手帳の選び方|7つの型の違いと自分に合う1冊の決め方
手帳を探していて「ほぼ日」という名前にたどり着いたものの、公式サイトを開いた瞬間に手が止まった。オリジナル、カズン、weeks、day-free、HON、5年手帳と型の名前が並んでいて、そこにカバーの選択肢まで加わります。1日1ページの手帳という話は聞いたことがあるけれど、じゃあ自分はどれを買えばいいのか。ここでつまずく人、けっこう多いんじゃないかなと思います。
しかも値段が、書店やコンビニで買える手帳と比べると少し張ります。本体だけで2,000円台後半から、大きい型なら4,000円を超えます。オリジナルやカズンはカバーが別売りなので、合計はもっと上がる。だからこそ「買ってから合わなかった」が一番しんどいわけです。
結論から言うと、ほぼ日手帳は「1日1ページの手帳」ではありません。書く量と持ち歩き方で選ぶ7つの型がある手帳です。だから最初にやることは商品を見比べることではなくて、あなたが1日に何行書く人なのかを見積もること。3行なのか、半ページなのか、1ページでも足りないのか。それさえ決まれば、候補は自然に1つか2つまで絞れます。
この記事では、7つの型の中身と本体価格を表で並べたうえで、書く量から型を決める手順、1日1ページが埋まらないときの使い方、そして「ほぼ日手帳が向かない人」とその代わりになる選択肢まで書きます。紙のトモエリバー(薄くて軽い紙の名前です)とペンの相性も、断定はせずに調べて整理した範囲でまとめました。なお価格や仕様は2026年9月時点のもので、正確な情報は公式サイトをご確認くださいね。
- ほぼ日手帳は7つの型があり、1日1ページはそのうちの一部
- 選ぶ順番は「1日に書く量」→「持ち歩くか」→「毎日書けるか」
- 本体とカバーは別売りが基本、weeksとHONはそのまま使える
- 価格と仕様は2026年9月時点、買う前に公式サイトで確認
ほぼ日手帳が他の手帳と違う点と選べる種類
ほぼ日手帳がややこしく見えるのは、サイズ違いだけでなく「中身のフォーマットが違う型」と「カバーが要る型・要らない型」が混ざっているからです。オリジナルとカズンはサイズ違いの兄弟ですが、weeksは週間レフトという別のフォーマットですし、day-freeにいたっては日付なしのノートが大部分を占めます。同じブランド名の中で、そもそも用途が違う商品が並んでいる状態です。
ここでは、その7つを一つずつ分解していきます。1日1ページの中身がどうなっているのか、A6とA5で何がどれくらい変わるのか、weeksとday-freeはどちらが自分に近いのか。そして本体価格とカバーの考え方、最後に紙とペンの相性まで。数字が出てくるところは、方眼の一辺やページ数といった具体値を添えて比べられるようにしています。
なお2027年版は2026年9月1日の午前11時に販売開始で、ONE PIECE版だけ2026年10月1日から。つまり今えらぶのは2027年版ということになります。(出典:ほぼ日手帳公式サイト)
ほぼ日手帳の中身は1日1ページが基本

ほぼ日手帳の中心にあるのは、1日に1ページが割り当てられた日付入りのページです。ただ、ここが最初のつまずきポイントで、ほぼ日手帳のすべてが1日1ページというわけではありません。左ページに1週間の予定、右ページにその週のメモという「週間レフト」の形をとるweeksもありますし、月間カレンダーと日付なしの方眼ノートを組み合わせたday-freeもあります。「ほぼ日=1日1ページ」で覚えていると、選択肢を半分ほど取りこぼすことになります。
まずは1日1ページの型(オリジナル・カズン・HON)の中身から見ていきますね。ページは方眼ベースで、マス目は一辺3.7mm。月間カレンダーのページだけ3.45mmと、少しだけ細かくなっています。横罫ではなく方眼なので、文章を書いてもいいし、線を引いて表にしてもいいし、絵や図を描いてもいい。この「使い方が決められていない」感じが、日記にもメモにも家計簿にも化ける理由かなと思います。
もう一つ特徴的なのが、ページの下に載っている「日々の言葉」です。ほぼ日刊イトイ新聞のコンテンツから選ばれた言葉が、1日にひとつ入っています。つまりほぼ日手帳は書くだけの道具ではなく、開くと何か読める手帳でもあるということ。書くことが思いつかない日でも、その日の言葉に一言だけ返す、という使い方ができます。ここは他の手帳にあまりない性格です。
月間ページの作りも、地味ですが効きます。1か月ごとに色の違うツメが付いていて、辞書みたいに目的の月へ指を突っ込んで開ける。見開きの右下には、その月全体を見渡せる小さなカレンダーも入っています。1日1ページの手帳はどうしてもページ数が多くなるので、目的の日にすぐ着けるかどうかで日々のストレスが変わってきます。(出典:ほぼ日手帳公式サイト)
まとめると、ほぼ日手帳の基本形は「方眼の1日1ページ+読み物+探しやすい月間ページ」。この3つが自分に要るかどうかが、最初の分かれ道になります。もっと広く、他ブランドも含めて手帳の種類から整理したいという人は、手帳の種類とブランドの全体像をまとめた記事を先に読んでおくと、ほぼ日の位置づけが見えやすくなりますよ。
オリジナルとカズンのサイズの違い
オリジナルとカズンは、収録されている内容が同じで、サイズだけが違う関係です。オリジナルはA6、カズンはA5。A6は105×148mmで文庫本と同じ大きさ、A5は148×210mmでちょうど面積が2倍になります。中身が同じなら、あとは「1日にどれだけ書くか」と「持ち歩くか」の2点で決まります。
面積2倍がどれくらいの差かは、方眼のマス目で考えると分かりやすいです。マス目は一辺3.7mmですから、A6の紙の縦148mmを単純に割ると約40マス、A5の縦210mmなら約56マス。実際は上下左右に余白があるので書ける行はこれより少なくなりますが、体感としてはA6が「ノート1ページの半分くらい」、A5が「ノート1ページまるごと」に近い感覚です。字が大きめの人が2マスで1行として使うなら、A6でおよそ20行、A5でおよそ28行。ここまで具体化すると、自分が入るかどうか判断しやすいと思います。
次に持ち歩きです。オリジナルは文庫本サイズなので、通勤鞄はもちろん、少し大きめのトートやサコッシュにも入ります。一方カズンはA5で、1日1ページ分のページ数がそのまま大判で入るぶん、厚みも重さも出ます。毎日持ち歩く前提だと、正直しんどい日が出てくるかなと思います。カズンは「机に置いて使う手帳」と考えたほうが現実的です。
条件で分けるとこうなります。通勤電車や外出先で書きたい、荷物は軽くしたい、書く量は半ページくらい。この人はオリジナル(A6)。家や職場の机で腰を据えて書きたい、チケットや写真を貼りたい、図や表を引きたい、1ページでは足りない。この人はカズン(A5)です。両方ほしくなったら、まず1年オリジナルで試して、足りなければ翌年カズンへ上げるほうが失敗しにくいかなと思います。
迷ったときの測り方も置いておきますね。手持ちのノートを開いて、直近1週間で自分が1日に何行書いていたかを数えてみてください。10行以下ならA6で足ります。20行を超える日が多いならA5が候補。ここは感覚ではなく実測で決めたほうが後悔が少ないです。A6・A5・B6といったサイズそのものの違いをもう少し掘りたい場合は、手帳のサイズを実寸と行数で比較した記事も合わせてどうぞ。
実物の厚みや紙の質感は写真だと分かりにくいところなので、サイズ感が近いものを一度手に取ってから決めると失敗しにくいですよ。中身だけを先に買って、カバーはあとからゆっくり選ぶ順番でも大丈夫です。
weeksとday-freeはどう違うのか

この2つは名前が並んで出てくるわりに、性格がまったく違います。ひとことで言うと、weeksは日付が全部入っている手帳、day-freeは日付をほとんど自分で決める手帳です。予定を管理したいならweeks、書く日と書かない日の差が大きいならday-free。ここが分かれ目になります。
まずweeksから。フォーマットは週間レフトで、左ページに1週間ぶんの予定、右ページにその週のメモが入ります。サイズは長財布に近いスリムな縦長で、スーツの内ポケットやバッグの隙間に差し込めるのが売りです。方眼は3.55mmとオリジナル・カズンより少し細かめ。見た目が薄いので書けないと思われがちですが、1ページの面積はオリジナルの1ページとほぼ同じなんですよ。しおりが2本、メモやシールを入れられるクリアポケットも付いています。
weeksでもう一つ大事なのが、カバー一体型だという点。オリジナルやカズンのようにカバーを別で買わなくても、そのまま使えます。買い足しを考えなくていいのは、地味ですが予算計画がラクになるところ。メモをもっと取りたい人には、メモページが約3倍になったweeks MEGAという型もあります。予定は少ないけど記録やアイデアを書きたい、という人はMEGAのほうが合うかもしれません。
day-freeは構造が違います。中身は「月間カレンダー+方眼ノート」の組み合わせで、ノート部分には日付が入っていません。ページ数の目安は2027年版でA6が240ページ、A5が224ページ。予定は月間ページで管理して、書きたいことはノートに好きなだけ書く、という使い方になります。日付入りのページを白紙のまま残す罪悪感が出にくいのが、day-free最大の利点かなと思います。
条件で整理します。予定が多くて、メモは週に数行。持ち物は薄くしたい。この人はweeks。予定は月単位で足りるけれど、書く日は一気に書く。旅の記録や趣味のノートとして使いたい。この人はday-free。逆に「毎日決まった分量を積み上げたい」という人は、どちらでもなく1日1ページの型が合います。週間レフトやバーチカルなど、フォーマットそのものの違いを先に押さえたい人は、手帳のフォーマットを比較した記事を読んでから戻ってくると理解が早いですよ。
weeksはカバーを別に買わなくてもそのまま使えるので、迷っている段階で試すには入りやすい型かなと思います。柄違いが多いので、在庫のあるうちに好みのものを押さえておくのも手です。
HONと5年手帳という選択肢
この2つは「ほぼ日手帳」と聞いて思い浮かべる形から少し外れますが、人によってはこちらのほうが刺さります。HONはカバーを買わなくていい1日1ページ、5年手帳は同じ日付に5年ぶんを書き込む連用タイプ。どちらも狙いがはっきりしている型です。
HONは、表紙と本体が一体になっているのが最大の特徴です。「毎日持ち歩く『本』」という考え方でつくられていて、基本的にカバーがいりません。オリジナルやカズンはカバー選びが楽しみのひとつなのですが、裏を返せば、カバーも選ばないと使えないということでもあります。そこが面倒に感じる人には、HONのほうがスッと入れるかなと思います。
もう一つ、HONは糸かがり製本で180度ぱたんと開きます。押さえていなくても閉じないので、片手で書けるということ。立ったまま書く、電車で膝の上に置いて書く、テーブルの端で書く。そういう場面が多い人には効いてくる仕様です。フォーマットと収録内容はオリジナル・カズンと同じ1日1ページで、サイズはA6とA5の両方が用意されています。詳しい仕様はほぼ日手帳2027 HONの公式特設ページで確認できます(出典:ほぼ日手帳公式サイト)。
ほぼ日5年手帳は、まったく別の発想です。同じ日付のページに5年分の記入欄があって、去年の今日・一昨年の今日に何を書いたかが、書くときに目に入ります。1年ごとの変化を見返せるのが面白いところ。サイズはA6とA5で、本体価格はA6が4,620円、A5が6,600円です(2026年9月時点・税込)。
選び方としてはこうです。1日1ページは書きたいけれど、カバーを選ぶ工程を省きたい・片手で書く場面が多いならHON。1日に書くのは1〜3行でいいから、その代わり何年も続けて見返したいなら5年手帳。逆に、カバーを季節や気分で替えて楽しみたい人は、HONではなくオリジナルかカズンのほうが向いています。同じ1日1ページでも、目的が違うと答えが変わるところですね。
HONはカバーを買い足す前提がないぶん、総額が読みやすい型でもあります。1日1ページを試したいけれど、カバー選びまでは気が回らない。そんな人はここから入るのもありです。
本体価格とカバーの考え方

先に全体像を出しますね。7つの型を、サイズ・中身のフォーマット・本体価格・向いている人で並べた表です。価格はすべて2026年9月時点の税込で、公式のラインナップページに掲載されている本体価格です。
| 型 | サイズ | 中身のフォーマット | 本体価格(税込) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| オリジナル | A6(105×148mm) | 1日1ページ | 2,860円 | 半ページくらい書いて持ち歩きたい人 |
| カズン | A5(148×210mm) | 1日1ページ | 4,620円 | 1ページ以上書く人・貼り物や図を描く人 |
| HON | A6/A5 | 1日1ページ | A6 3,300〜4,290円/A5 5,280〜6,380円 | カバーなしで1冊の本として持ちたい人 |
| weeks | 長財布サイズ(スリムな縦長) | 週間レフト | 2,860〜5,610円 | 予定中心でメモは少なめ・薄さを優先する人 |
| weeks MEGA | 長財布サイズ(スリムな縦長) | 週間レフト(メモ約3倍) | 2,860〜4,070円 | 予定とメモを1冊にまとめたい人 |
| day-free | A6/A5 | 月間カレンダー+方眼ノート | A6 2,420円/A5 3,520円 | 毎日は書けない人・ノートを自由に使いたい人 |
| ほぼ日5年手帳 (A5は「おおきいほぼ日5年手帳」) |
A6/A5 | 5年連用 | A6 4,620円/A5 6,600円 | 1日数行でいいので長く続けて見返したい人 |
価格に幅がある型があるのは、装丁や柄違い、限定版があるからです。同じweeksでも仕様によって2,860円のものから5,610円のものまであるということ。安いほうが劣っているわけではなく、素材や装丁の違いだと考えてもらえればいいかなと思います。最新のラインナップと価格はほぼ日手帳2027の公式ラインナップページで確認できます(出典:ほぼ日手帳公式サイト)。
そしてカバーです。ここが予算の読み違いを生むところなので、はっきり書いておきますね。オリジナルとカズンは、手帳の中身(本体)とカバーが別売りです。本体だけ買っても紙の束の状態なので、多くの人はカバーを一緒に買うことになります。本体とカバーを合わせると、オリジナルで5,000円前後、カズンなら7,000円台になることもあるので、予算はそこまで見ておくと安心です。一方でweeksとHONはカバー不要のタイプなので、本体価格がほぼそのまま総額になります。
カバーを別売りにしているのは不親切なようで、実は自由度の話でもあります。中身は毎年買い替えて、カバーは気に入ったものを何年も使う。あるいは気分でカバーだけ替える。ほぼ日にカバー文化があるのはこの仕組みのおかげです。逆に「そこは選びたくない」という人はHONかweeksへ行けばいい。どちらが正解ということではなく、好みの問題です。
もし合計金額を見て手が止まったなら、それは正常な反応かなと思います。手帳に4,000円5,000円を出すのは、初めてなら勇気が要りますよね。その場合は、まず安めの手帳で1年ぶんの「自分が書く量」を測ってからでも遅くありません。価格帯によって手帳の中身がどう変わるかは、安い手帳の選び方を価格帯別に整理した記事にまとめてあります。
カバーは素材や色の選択肢が多く、手ざわりの好みが分かれるところです。中身のサイズさえ合っていれば毎年使い回せるので、気に入った1枚を選んでおくと長く付き合えます。
紙とペンの相性で選ぶ
結論から書きます。ボールペンやゲルインクを使うなら、実用上の問題はあまり出にくいと思います。気をつけたほうがいいのは、万年筆や濃いインクの水性ペンを使いたい人。買う前に試し書きをしてから決めるのが安全です。
ほぼ日手帳が使っているのは「トモエリバー」という、薄くて軽くて丈夫な紙です。1年ぶんの日付ページが1日1ページで入っているのに手帳が厚くなりすぎないのは、この紙のおかげ。A6のオリジナルが文庫本サイズに収まっているのも、紙が薄いからこそ成立しています。薄さと軽さは、毎日持ち歩く手帳では効いてくる要素です。
ただし薄いということは、裏側への影響が出やすいということでもあります。濃いインクの万年筆や水性ペンだと、裏にうっすら透けることがあります。ここは筆記具の種類、インクの量、筆圧で差が大きく、同じペンでも人によって感想が変わる領域です。だから「裏抜けする/しない」を断定して書くのは、あまり誠実ではないかなと思っています。
紙まわりでもう一点、知っておくと納得しやすい経緯があります。2024年ごろに製紙元が変わり、2025年版以降で「書き味や裏抜けが変わった」という声が出ました。2026年版で用紙名の表記が戻り改善したという報告もありますが、これは使用者の感想レベルの情報です。公式の仕様として確定した話ではないので、この記事では「そういう声がある」という事実にとどめておきます。
実務的なおすすめの手順はシンプルです。まず、いつも使っているペンを1本決める。そのペンで最初の1ページを書いてみて、裏をめくって確認する。透けが気になるなら、次のページは1枚飛ばして使うか、ペンをゲルインクに替える。それだけで大半は解決します。ペンを先に決めておくと、手帳選びそのものもブレにくくなりますよ。
試し書きができる場所があるなら、買う前に触っておくのが一番確実です。文具店や書店、量販店では実物が置いてあることがありますし、通販なら現物を見ずに買うことになります。どこで買うかによってできることが変わるので、手帳をどこで買うか販売店ごとに比べた記事も参考にしてみてください。
ほぼ日手帳が向く人と続けるための使い方
ここからは、型の説明ではなく「あなたに合うのはどれか」を決めるパートです。ほぼ日手帳でいちばん多い失敗は、スペックを比べすぎて選べなくなること、そして選んだあとに白紙のページが増えて気まずくなることの2つかなと思います。どちらも、買う前に少し準備しておけば減らせます。
やることは3ステップです。1日に書く量を見積もる、持ち歩くかどうかを決める、毎日書けるかを正直に判断する。この3つで、7つの型は1つか2つまで絞れます。そのうえで、1日1ページが埋まらないときの逃げ方と、そもそも向かない人の代替案まで見ていきましょう。
ちなみに、いつから始める手帳を買うか(1月始まりか4月始まりか)も選択に影響します。手帳の始まり月をどう決めるかで迷っている人は、始まり月の選び方を条件別にまとめた記事もあわせて読んでみてください。
1日に書く量から合う型を決める
先に決めるのは商品ではなく、あなたが1日に何行書く人かです。ここさえ出れば、7つの型はほぼ自動的に絞れます。書く量を測らないままスペックを比べ始めると、いつまでも決まりません。
測り方は簡単です。今日から1週間、スマホのメモでも裏紙でもいいので、その日書きたかったことを全部書いてみてください。予定だけの日、3行で終わる日、15行書いた日、まったく書かなかった日。この分布が出れば十分です。平均ではなく「多い日」と「書かなかった日の数」を見るのがコツかなと思います。
その結果を型に当てはめる早見表がこちらです。
| 1日に書く量の目安 | 合いやすい型 | 決め手になる理由 |
|---|---|---|
| 予定が中心・メモは週に数行 | weeks | 週間レフトで1週間が見開き。右ページのメモで足りる |
| 予定+メモをそこそこ書く | weeks MEGA | メモページが約3倍。1冊で予定と記録をまとめられる |
| 書く日は書くが、書かない日も多い | day-free | ノート部分に日付がないので白紙が残らない |
| 毎日3行〜半ページくらい | オリジナル(A6) | 1日1ページで持ち歩けるサイズ。方眼3.7mm |
| 1ページでも足りない・貼り物や図が多い | カズン(A5) | ページ面積が2倍。机に置いて使う前提 |
| 1日1ページ書きたいがカバーは選びたくない | HON | 表紙一体でカバー不要。180度開いて片手で書ける |
| 1日1〜3行を何年も続けたい | ほぼ日5年手帳 | 同じ日付に5年分。去年の記録が視界に入る |
ここに、2つ目の軸「持ち歩くか」を重ねます。毎日鞄に入れて外でも開くならA6かweeks。家や職場の机に置きっぱなしにするならカズンでも困りません。カズンはA5で厚みも重さもあるので、通勤で毎日運ぶと想像以上に負担になります。逆に机専用と割り切れば、面積2倍の恩恵をまるごと受けられます。
3つ目の軸は「毎日書けるか」。ここは希望ではなく実績で判断してください。過去に日記が続かなかった人が、手帳を変えただけで続くようになるとは限りません。書かない日が週に3日以上ありそうなら、素直にday-freeを選ぶほうがラクです。日付入りページを余らせないというのは、思っている以上に精神衛生に効きます。
最後に、カバーが要るかとペンの2軸を足せば完成です。オリジナル・カズンはカバーが別売り、weeks・HONはそのまま使える。万年筆を使いたいなら試し書きをしてから。この5軸を順番に通せば、たいていは1つに決まります。決まらないときは、迷っている2つのうち安いほうを1年試すのがおすすめかなと思います。
1日1ページが埋まらないときの使い方

先に安心してもらいたいのですが、1日1ページは全部埋めなくていいと決めてしまうほうが続きます。埋めることを目標にすると、書けなかった日が「失敗」になってしまうんですよね。手帳は課題ではないので、書いた日と書かない日があっていいんです。
とはいえ真っ白なページが並ぶとやっぱり気になる、という気持ちも分かります。そこで現実的なのが「1日3行から始める」やり方です。3行なら、疲れて帰った日でも書けます。3行が習慣になってから、書きたい日だけページを埋める。この順番のほうが、最初から1ページを目指すより定着しやすいかなと思います。
書くネタが尽きたときの引き出しも用意しておくと強いです。たとえば食べたものの記録。昼と夜に何を食べたか書くだけで、あとから見返すと生活のリズムが見えてきます。読んだ本や見た映画のメモも定番。1行の感想でも、1年たつと立派な記録になります。
体調や気分を1行だけ書くのも実用的です。「頭痛」「よく眠れた」「イライラ」程度でかまいません。数か月ぶんたまると、自分の不調に周期があるかどうかが見えてきます。手帳を健康の記録として使うなら、これがいちばん続けやすい形かなと思います。
そして、書かずに貼るという手もあります。映画やライブのチケット、旅先でもらったカード、気に入ったシール。1日1ページの方眼は貼り物との相性がよくて、A6でもチケット1枚なら余裕で収まります。カズンなら写真やパンフレットの切れ端も入る。文章が思いつかない日は、貼るだけの日にしてしまえばいいんです。
もうひとつ、ほぼ日手帳ならではの使い方が「日々の言葉に一言返す」やり方。ページ下に載っている言葉を読んで、思ったことを1行書く。ネタを自分で用意しなくていいので、書くことがない日の逃げ道になります。埋まらない日があっても続けられる仕組みを先に持っておくと、1年後の手帳の姿がずいぶん変わってきますよ。
ほぼ日手帳が向かない人の特徴
ここは正直に書きます。ほぼ日手帳が合わない人はいますし、その場合は無理に選ばないほうがいいです。代わりになる選択肢まで含めて、4つのパターンを挙げますね。
1つ目は、予定管理だけしたい人。仕事やプライベートの予定を書き込めれば十分という人にとって、1日1ページは明らかに持て余します。1年ぶんある日付ページの大半が、数行しか埋まらない状態になります。この場合はマンスリー(月間カレンダー)だけの薄い手帳や、週間タイプで十分です。ほぼ日の中で選ぶならweeksが候補になります。
2つ目は、毎日書けない人。日付入りのページが並ぶ手帳は、空白がそのまま「書かなかった日」として可視化されます。それが気にならない人はいいのですが、ストレスになるタイプの人は続きません。この場合はday-freeか、いっそ日付なしのノートに切り替えるほうが健康的です。書きたい日に書きたいだけ書く形にすれば、罪悪感は消えます。
3つ目は、荷物を軽くしたい人。カズンはA5で厚みも重さもあるので、毎日持ち歩く前提だと負担になります。ノートパソコンや水筒を持ち歩いている人なら、なおさら。この場合はA6のオリジナルか、スリムなweeksへ。同じブランド内で解決できるパターンです。
4つ目は、値段を抑えたい人。オリジナルとカバーを合わせると5,000円前後になることもあります。手帳にその金額を出すのが不安なら、最初の1年は手ごろな手帳で「自分が1日に何行書くか」を測ってからでも遅くありません。翌年、必要だと分かってから買えばいいだけの話です。手帳は毎年買うものなので、1年遅らせても失うものはそんなにないかなと思います。
逆に、向いている人もはっきりしています。書くこと自体が好きな人、1日を振り返る時間を持ちたい人、方眼を自由に使いたい人、読み物として手帳を開きたい人。このどれかに当てはまるなら、値段ぶんの働きはしてくれると思います。判断に迷ったら「自分は書きたいのか、管理したいのか」を一度言葉にしてみてください。そこで答えが出ることが多いですよ。
他ブランドの1日1ページと比べる
1日1ページの手帳は、ほぼ日だけのものではありません。他ブランドにも同じフォーマットの手帳はありますし、価格や紙質、カバーの有無で選択肢は広がります。だから「1日1ページが欲しい=ほぼ日一択」と考える必要はないんです。
比べるときに見るべき観点を挙げておきますね。まずページの罫内容。ほぼ日は方眼で一辺3.7mmですが、ブランドによっては横罫だったり、罫の幅が違ったりします。方眼が好きか横罫が好きかは、かなり好みが分かれるところ。すでに使っているノートがどちらかを思い出すと、自分の好みが分かります。
次にカバーが同梱かどうか。ほぼ日のオリジナル・カズンはカバー別売りなので、総額を比べるときは本体価格だけで判断すると読み違えます。カバー込みの他ブランドと並べるなら、ほぼ日側もカバー代を足した金額で比べるのがフェアです。ここを揃えないと、価格差の印象がずいぶん変わってしまいます。
3つ目は紙です。ほぼ日はトモエリバーという薄くて軽い紙を使っていて、1年ぶんの日付ページが入っても厚くなりすぎないのが強み。他ブランドは紙の種類が違うので、厚み・重さ・ペンとの相性が変わります。万年筆で書きたい人ほど、ここは実物で確かめる価値があります。
そして、ほぼ日にしかない要素も押さえておきましょう。ページ下の「日々の言葉」という読み物、月ごとに色が違う辞書のようなツメ、そしてカバーを付け替えて楽しむ文化。この3つは他ブランドで代替しにくい部分です。逆に言えば、この3つに魅力を感じないなら、他ブランドの1日1ページでも満足できる可能性が高いということでもあります。
価格を抑えたい、カバー込みで完結させたい、罫の好みが違う。そういう理由でほぼ日以外も見ておきたい人は、同じく1日1ページを展開している他ブランドから比べてみるといいかなと思います。たとえば、EDiT手帳の選び方を1日1ページの視点で整理した記事を読むと、比較の軸がはっきりしてきますよ。
いきなり1年ぶんを買うのが不安なら、日付の入っていないデイリーノートで助走をつける手もあります。
ほぼ日手帳についてよくある質問
2027年版はいつから買えますか
ほぼ日手帳2027は、2026年9月1日の午前11時に販売開始となっています。例外としてONE PIECE版だけは2026年10月1日からのスタートです。つまり2026年9月時点で選べるのは2027年版ということになりますね。人気の柄や限定版は在庫状況が動きやすいので、狙っているデザインがある場合は早めに確認しておくと安心かなと思います。ただ、本体(中身)は基本の型であればあわてなくても手に入りやすいので、迷っているなら書く量を1週間測ってから決めても遅くはありません。最新の販売状況・在庫・取り扱いについては、正確な情報を公式サイトでご確認ください。
英語版(English)は日本語版と何が違いますか
ほぼ日手帳には、型によって英語版(English)が用意されています。日本語版と何がどこまで違うのかは型やその年の仕様によって変わる部分なので、この記事では断定せずに書いておきますね。英語表記の手帳が欲しい人、海外の方への贈り物を考えている人は候補になります。逆に、ページ下の「日々の言葉」のような読み物を日本語で楽しみたいなら、日本語版のほうが素直かなと思います。どの型に英語版があるか、収録内容がどう違うかは年によって変わりうるので、購入前に公式サイトで対象の型と仕様を確認してから決めるのがおすすめです。
途中で型を変えたくなったらどうすればいいですか
年の途中で「思っていたより書かない」「逆に足りない」と気づくのは、わりとよくあることかなと思います。そのときは、1年使い切ることにこだわらなくて大丈夫です。書く量が想定より少なかった場合は、日付のないノート部分が中心のday-freeへ移すか、いっそ市販のノートへ避難する。足りなかった場合は、A6からA5へ上げるか、書ききれないぶんを別のノートに逃がす。手帳を2冊持ちにするのも普通の運用です。書く量は生活の忙しさで変わるので、翌年に型を変えるのも自然なこと。今の1冊を「測るための1年」と考えると、次の選択がぐっとラクになりますよ。
スマホのメモアプリと使い分けたほうがいいですか
これは正解がなくて、好みと目的で決めていい部分です。検索したい情報、共有したい予定、あとから並べ替えたいリスト。こういうものはスマホのほうが向いています。一方で、その日思ったことをまとまった文章で残す、図や表を手で描く、チケットを貼る。こういうことは紙のほうがやりやすいです。ほぼ日手帳を選ぶ人は、後者に価値を感じているケースが多いのかなと思います。両方使う場合は「予定はスマホ、記録は手帳」のように役割を分けてしまうと迷いません。どちらか一方に寄せる必要はないので、自分がストレスなく続く形を試しながら決めてみてください。
まとめ:手帳のほぼ日を選ぶ基準

最後に、選ぶ順番だけもう一度整理しますね。ほぼ日手帳は7つの型があって、それぞれ狙いが違います。だから商品を比べる前に、自分の条件を先に決めるのが近道です。
基準は5つ。1つ目が1日に書く量で、予定中心ならweeks、3行〜半ページならオリジナル、1ページ以上や貼り物ならカズン。2つ目が持ち歩くかどうかで、毎日運ぶならA6かweeks、机置きならカズン。3つ目が毎日書けるかで、書けない日が多いならday-free。4つ目がカバーの要否で、選ぶのが面倒ならHONかweeks。5つ目がペンで、万年筆を使いたいなら試し書きをしてから。この5つを順に通すだけで、候補はかなり絞れます。
お金の話も、もう一度だけ。本体価格は2026年9月時点でday-free A6の2,420円から、5年手帳A5の6,600円まで幅があります。オリジナルとカズンはカバーが別売りなので、合計はオリジナルで5,000円前後、カズンなら7,000円台になることもある。この総額を見て迷うなら、最初の1年は手ごろな手帳で自分の書く量を測ってから、翌年ほぼ日に移るという順番でも何も問題ありません。
そして、ほぼ日手帳が合わない人がいることも忘れないでください。予定管理だけの人、毎日は書けない人、荷物を軽くしたい人、予算を抑えたい人。それぞれに代わりの選択肢があります。ブランドで選ぶのではなく、自分の書き方に合う形で選ぶ。それが結局いちばん失敗しにくいやり方かなと思います。
この記事で扱った価格・サイズ・ラインナップは、すべて2026年9月時点で公式サイトに公開されている情報をもとに整理したものです。年度が変わると内容も価格も変わりますし、書き味や裏抜けの感じ方は使うペンや筆圧による個人差が大きい部分です。最終的な判断の前には、正確な情報を公式サイトでご確認くださいね。あなたの1年が、少し書きやすくなりますように。
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