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持ち歩きやすい手帳の選び方|厚み・重さの目安とポーチ・カバー・防水

毎日持ち歩く手帳の選び方|厚みと重さ・ポーチとカバーで決める携帯性
毎日カバンに入れて持ち歩く手帳を探すとき、まずはミニサイズやポケットサイズといった小さい手帳から見ていく方も多いのではないでしょうか。
ところが、小さめの手帳を選んだはずなのにカバンの中でずっしり重い、内ポケットに入れたら厚みで窮屈になった、という迷いが出てくることもありますよね。
サイズの呼び名だけを頼りに選ぶと、こうしたずれが起きやすいのは無理もないかなと思います。
先に結論をお伝えすると、手帳の持ち歩きやすさは判型の面積ではなく厚みと重さで決まるので、カバンの内ポケットに収まる厚みと重さの上限を先に決めておくと失敗しにくくなります。
この記事では、判型ごとの寸法比較には深入りせず、厚み・重さ・持ち運び用のポーチやカバー・防水性という、持ち歩く側の条件だけで候補を絞る考え方をまとめました。
数値はほぼ日手帳やNOLTY、EDiTなどのメーカーが公表している値をもとにしていて、どれもあくまで一般的な目安として紹介しますね。
この記事で理解できることは、次の4つです。
- 同じ判型でも手帳の厚みと重さが大きく違うことと、メーカー公表値の比較
- ページ数・紙・カバーという、厚みと重さを左右する3つの条件
- 手帳バンドやポーチで持ち運びを楽にする方法と、撥水と防水の違い
- 今の手帳を量って、自分に合う持ち歩き手帳の条件を決める手順
持ち歩く手帳は厚みと重さで選ぶ
毎日持ち歩く手帳を選ぶなら、最初に見ておきたいのは縦と横のサイズよりも、厚みと重さのほうです。
ミニ、コンパクト、ポケットサイズといった呼び名の手帳はたくさんありますが、こうした言葉が伝えているのは主に縦と横の大きさで、厚みや重さまでは分かりません。
同じ小型の手帳でも、1日1ページのように書くページが多いものは厚くなり、カバーを付ければさらに重くなっていきます。
反対に、縦に少し長い手帳でも、ページ数が少なくて薄い紙を使っていれば、持ったときに意外と軽く感じることもあるんですよ。
カバンの中で場所を取るのは厚みで、肩や腕の負担として残るのは重さなので、持ち歩きやすさはこの2つでほぼ決まると考えてよさそうです。
この章では、メーカーの公表値を並べて同じ判型の中での違いを確かめてから、カバンに入る厚みと重さを先に決める考え方を紹介していきます。
同じ判型でも厚みと重さは大きく違う
まずは、同じ判型の手帳でどのくらい厚みと重さが違うのかを、メーカーの公表値で見てみましょう。
ほぼ日手帳のA6サイズを例にすると、1日1ページの「オリジナル」は464ページで、厚さ15mm・重さ約195gと公表されています。
同じA6でも、月間カレンダーと方眼ノートが中心の「day-free」は240ページで、厚さ8mm・重さ約110gです。
判型はまったく同じなのに、公表値どうしで比べると厚みはほぼ半分、重さは約85gも軽いことになりますね。
A5サイズでも、1日1ページの「カズン」は544ページで厚さ18mm・約445g、A5のday-freeは224ページで厚さ8mm・約220gと、重さにはおよそ2倍の差があります。
もう1つ注目したいのが、縦長の「weeks」です。
weeksは縦188mm×横94mmで、厚さ10mm・約134gと公表されています。
公表されている縦と横の寸法から計算すると、weeksの面積はA6のオリジナルより1割あまり大きいのに、厚みも重さもweeksのほうが小さいんです。
ただし、weeksは布張りの表紙と一体になった製品なので重さは表紙込みの値で、オリジナルのほうは手帳本体だけの値という違いがあります。
メーカーもweeksを「うすくて軽い手帳」と紹介していて、かばんやスーツのポケットにも入りやすいそうですよ(出典:ほぼ日手帳 公式サイト)。
前期と後期の2冊に分かれた「avec」という分冊タイプもあり、メーカーは約半分の重さなのでより気軽に持ち歩けると説明しています(出典:ほぼ日手帳 公式サイト)。
オリジナルのavecは1冊あたり厚さ8mm・約110gなので、今使っている時期の1冊だけを持ち出せば、カバンの荷物はぐっと軽くなりそうです。
ほかのメーカーの手帳も含めて、公表値を表にまとめてみました。
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| メーカー | 商品 | 判型 | ページ数 | 厚み | 重さ |
|---|---|---|---|---|---|
| ほぼ日(ほぼ日手帳) | オリジナル(1日1ページ・本体のみの値) | A6 | 464ページ | 15mm | 約195g |
| ほぼ日(ほぼ日手帳) | day-free(本体のみの値) | A6 | 240ページ | 8mm | 約110g |
| ほぼ日(ほぼ日手帳) | weeks(表紙一体・表紙込みの値) | 判型名なし(縦188×横94mm) | 240ページ | 10mm | 約134g |
| ほぼ日(ほぼ日手帳) | カズン(1日1ページ・本体のみの値) | A5 | 544ページ | 18mm | 約445g |
| ほぼ日(ほぼ日手帳) | day-free(本体のみの値) | A5 | 224ページ | 8mm | 約220g |
| 日本能率協会マネジメントセンター(NOLTY) | アクセスA5-1 | A5 | 224ページ | 13mm | 334g |
| 日本能率協会マネジメントセンター(NOLTY) | トリムA5-1 | A5 | 160ページ | 10mm | 278g |
| マークス(EDiT) | 1日1ページ リフィル(中身のみの値) | B6変型 | 464ページ | 17mm | 約272g |
| マークス(EDiT) | 週間バーチカル リフィル(中身のみの値) | B6変型 | 224ページ | 10mm | 約170g |
表の数値は、各メーカーが公表している2027年版の値(2026年9月時点)で、版や年によって変わることがあります。
ほぼ日は、実際の製品の寸法には若干の個体差があると書いていて、重さにも「約」を付けています。
NOLTYの重さは「約」の付かない表記で、カバーを含む値かどうかは商品ページに書かれていません。
EDiTの2つはカバーの付かない中身(リフィル)だけの値なので、カバー付きの商品はこれより重くなります。
表のA5の4冊だけを見ても約220gから約445gまで2倍ほどの幅があり、判型の名前だけでは重さを読み切れないといえそうです。
ほぼ日手帳のタイプごとの中身や値段をもっと比べたい方は、ほぼ日手帳の種類と値段を、サイズと書く量から比べた記事も参考になると思います。
先に鞄に入る厚みと重さを決める

比べる材料がそろったら、手帳を探し始める前に、自分のカバンに入る厚みと重さの上限を決めておきましょう。
カバンの内ポケットの大きさはカバンによってまちまちで、メーカーや業界団体が示す標準的な寸法も、今回の調べでは見つかりませんでした。
だからこそ、ふだん使っているカバンの内ポケットを、定規やメジャーで一度測っておくのがおすすめです。
測るのは、ポケットの口の幅と、底までの深さ、それにマチの3か所になります。
マチのないポケットは厚い手帳を入れると窮屈になりがちなので、手持ちの本やノートを入れてみて、どのくらいの厚みまでなら無理なく出し入れできるかを確かめておくと安心かなと思います。
内ポケットにスマホや鍵などを一緒に入れる方は、その分の厚みを差し引いてから手帳の上限を決めておくと、入れるときに慌てずに済みますよ。
重さの上限は、カバンに入れているほかの荷物と合わせて考えるのがポイントです。
たとえば、ノートパソコンや水筒を毎日持ち歩く方なら、手帳は軽めのものにして全体の重さを抑える、という決め方もありますね。
厚みと重さの上限を先に決めておけば、候補の手帳を公表値の厚さと重さで絞り込めるので、売り場や通販のページで迷う時間も減らせるでしょう。
ここで気をつけたいのが、胸ポケットサイズやパスポートサイズ、ナローサイズといった呼び名です。
こうした呼び名は縦と横の大きさのイメージを伝えるもので、厚みまでは決まっていないため、入りそうだと思っていたポケットにページ数の多さで入らないこともあります。
高橋書店のように「内ポケットサイズ」や「手のひらサイズ」という呼び名で手帳を分けているメーカーもありますが、これは製品を分けるための名前で、カバンの内ポケットの寸法の基準ではありません。
パスポートサイズの例として、トラベラーズノートのパスポートサイズは、牛革のカバー本体の厚さが10mm、中に挟むノートリフィルが1冊あたり厚さ4mmと公表されています。
リフィルを何冊挟むかで、閉じたときの厚みも変わってくるわけです。
パスポートサイズとレギュラーサイズの違いやリフィルの選び方は、トラベラーズノートのレギュラーとパスポートの違いと、リフィルの選び方をまとめた記事で紹介しています。
手帳の厚みと重さを左右する3つの条件
同じ判型でも厚みと重さにこれだけ差が出るのは、手帳の中身と外側に、重さを左右する条件がいくつかあるからです。
大きく分けると、ページ数と中身の形式、紙の厚さと種類、そしてカバーの3つがあります。
ページ数は、1日1ページなのか、週間なのか、マンスリーのみなのかといった中身の形式で、おおよそ決まってきます。
紙は1枚ごとの差はわずかでも、何百ページも重なると、厚みの差になって表れやすい部分ですね。
カバーは見落としがちですが、素材や作りによっては手帳本体より重くなることもあるんですよ。
この3つを知っておくと、商品ページに厚みや重さが載っていない手帳でも、ページ数や紙、カバーの説明から、おおよその見当をつけやすくなります。
ここからは、それぞれの条件がどのくらい効いてくるのかを、メーカーの公表値で順番に確かめていきましょう。
ページ数と中身の形式
手帳の厚みにいちばん大きく効いてくるのは、やはりページ数です。
そのページ数を大きく左右するのが、1日1ページ、週間、マンスリーのみといった中身の形式になります。
1日1ページは1日ごとに1ページを使う形なので、どうしてもページが多くなり、ほぼ日のオリジナルでは464ページもあります。
週間タイプは見開きで1週間を見渡す形が多く、同じ1年分でもページ数を抑えやすいのが特徴といえるでしょう。
マークスのEDiTでは、同じB6変型の中身(リフィル)で比べると、1日1ページが464ページ・厚さ17mm・約272g、週間バーチカルが224ページ・厚さ10mm・約170gと公表されています。
A5正寸でも、1日1ページのリフィルは約422g、週間バーチカルのリフィルは約245gで、その差は約177gにもなりますね。
日本能率協会マネジメントセンターのNOLTYからは、2027年版の新しい商品として「トリムA5-1」が出ています。
トリムA5-1は160ページ・厚さ10mm・278gと公表されていて、同じA5の週間タイプであるアクセスA5-1(224ページ・13mm・334g)より、ページ数を絞った作りです。
メーカーもトリムについて、A5で160ページという構成ながら「厚みは約10ミリに抑えられ」ていると説明しています。
マンスリーのみの手帳はさらに薄くなりやすく、ミドリのポケットダイアリー(B7・マンスリーブロック)の公表値は、48ページで厚さ5mm・約40gです。
日本能率協会マネジメントセンターのニュースリリースでも、カラフルインデックスのマンスリータイプを「バッグの中でもかさばらない」と紹介していました。
書く量が多い方ほど1日1ページに惹かれますが、持ち歩きやすさを優先するなら、週間やマンスリーのみの形式も候補に入れてみるとよいかもしれません。
EDiTの1日1ページと週間ノートの違いや、続けやすい使い方は、EDiT手帳の1日1ページと週間ノートの違いと、続く使い方を解説した記事で詳しく紹介しています。
A5で週間タイプの手帳を薄く持ち歩きたいなら、NOLTYのトリムA5-1のように、厚みと重さをメーカーが公表している手帳から選ぶと比べやすいですよ。
仕様や価格は年版で変わることがあるので、購入前に各ショップでご確認ください。
紙の厚さと種類
ページ数が同じでも、使っている紙が違えば、手帳の厚みと重さは変わってきます。
紙の重さを比べるときに目安になるのが、「坪量」という値です。
坪量は紙の1平方メートルあたりの質量のことで、JIS P 8124では1平方メートルあたりのグラム数(g/m²)で表すとされています。
坪量が小さい紙ほど、同じ面積で比べたときに軽いと考えると分かりやすいですよ。
手帳用の薄い紙として知られるトモエリバーについて、手帳メーカーのレイメイ藤井は、手帳用のものを坪量52g/m²・厚さ約0.06mmと紹介しています。
一方、コクヨのコピー用紙(KB-39N)の公表値は、坪量64g/m²・厚さ0.09mmです。
1枚あたりの差は0.03mmほどでも、100枚(200ページ)を重ねた紙だけの厚さで計算すると約6mmと約9mmになり、3mmほどの差が出ます。
表紙や製本の厚みを含まない計算上の目安ですが、ページ数の多い手帳に薄い紙が使われる理由は、イメージしやすいのではないでしょうか。
レイメイ藤井も、薄くて軽い紙はより多くの枚数を持ち運ぶのに都合がよいと説明しています。
ここで1つ注意しておきたいのが、今のほぼ日手帳の紙についてです。
ほぼ日手帳は2024年版から紙が「トモエリバーS」に変わっていて、この紙の厚さ(mm)は、今回調べた範囲では製紙会社のページにも載っていませんでした。
上の約0.06mmはレイメイ藤井が紹介している「トモエリバー手帳用」の値なので、今のほぼ日手帳の紙の厚さとしては当てはめられません。
コクヨも、ジブン手帳の紙について、持ち運ぶから軽いことを大事な条件の1つに挙げています。
紙の厚さを数値で公表しているメーカーは多くないので、商品ページに「薄くて軽い」といった紙の説明があるかどうかも、選ぶときの手がかりになりますね。
ただし、薄い紙ほどインクが裏に抜けやすい傾向もあるので、万年筆やマーカーをよく使う方は、紙の坪量も見ておくと安心です。
裏抜けしにくい紙の厚さ(坪量)の目安は、ジャーナリング用のノートの選び方をまとめた記事で整理しています。
カバーを付けた重さで考える

手帳本体を軽いものにしても、カバーを付けると、持ち歩く重さはまた変わってきます。
ほぼ日手帳のオリジナル用カバーは、2027年版のラインナップで公表されている重さが約34gから約224gまであり、かなり幅があるんです。
標準的なバタフライストッパー付きの「カラーズ」は約100gで、オリジナル本体(約195g)と合わせると、計算上は約295gになります。
いちばん重いカバーは約224gなので、カバー1枚で本体より重くなる組み合わせもあるわけですね。
軽い例としては、ブックカバー型の「Folio」が約34gで、専用の手帳バンド(約9g)を足しても約43gに収まります。
ゴムバンド付きの合皮カバー「ONLY IS NOT LONELY」も約35gと、かなり軽めです。
反対に、全周をファスナーで閉じるジッパーズのカバーには約205gのものがあり、ショルダーストラップが付いた「POTR / Stride」は約201gと公表されています。
ポケットやストラップなどの機能が増えるほど、重さも増えやすいと見ておくとよさそうです。
EDiTの1日1ページ(B6変型)でも、中身だけのリフィルが約272gなのに対して、カバー付きの商品は約285gから約340gで、カバーの違いによって13g〜68gほど重くなります。
厚みも、リフィルの17mmに対して、カバー付きの一部の商品は19mmと公表されています。
こうして見ると、持ち歩く重さは手帳本体だけでなく、カバーを付けた状態で考えるのが現実的だと分かりますね。
手帳カバーのサイズの合わせ方や素材ごとの違いは、手帳カバーをサイズと素材で選ぶ方法を、測り方の手順とあわせてまとめた記事を参考にしてみてください。
持ち運びを楽にするポーチとバンド
厚みと重さの条件が決まったら、次はカバンの中でどう持ち運ぶかを考えていきましょう。
手帳をそのままカバンに入れておくと、ほかの荷物に押されて表紙が開いたり、ページの角が折れたりしやすくなります。
ほぼ日もオリジナルについて、カバンの中などでページの角が折れ曲がるのを防ぐために、ページの角を丸くしていると説明しています。
こうしたトラブルを減らすのに役立つのが、手帳バンドやペンホルダー、ポーチや巾着、撥水の素材を使ったカバーといった用品です。
ただ、どれも付け足すほど重さと厚みは増えるので、前の章で決めた上限の中に収まるかどうかは見ておきたいところですね。
ペンを一緒に持ち歩くかどうかでも、合う用品は変わってくるでしょう。
この章では、開きを防ぐバンド類、ポーチとカバーのどちらで守るか、雨の日に備えた撥水と防水の違いの順に整理していきます。
手帳バンドとペンホルダーで開きを防ぐ
カバンの中で手帳が開いてしまうのを防ぐなら、手帳バンドやペンホルダー付きのバンドが手軽です。
ほぼ日のFolioは、専用の手帳バンドと組み合わせることで「カバンの中で手帳が開く心配もありません」とメーカーが説明しています。
手帳バンドは約9gと公表されているので、重さの負担はごくわずかといえそうです。
ほぼ日の標準的なカバーに付いているバタフライストッパーも、2つのペン差しに1本のペンを通すと、カバンの中で手帳が勝手に開かなくなるとメーカーは案内しています。
ペンも一緒に持ち歩きたいなら、ミドリのペンホルダーバンドやブックバンドペンケースのように、バンドとペン入れが一体になった用品も選択肢に入りますよ。
どちらもB6からA5までの手帳に対応していて、ペンホルダーバンドにはサイズを合わせるアジャスターも付いているんです。
透明なPVCのブックバンドペンケースは、カバンの中でうっかり手帳が開いてしまうのを防ぎながら、ペンを7本まで持ち歩けると紹介されています。
布のタイプのほうは、太軸のペンが最大4本入るという説明でした。
もう1つ気をつけたいのが、クリップで表紙に挟むタイプの付け方です。
ミドリはペンホルダーバンドの注意として、表紙の厚さが2mm以上の場合はクリップが変形するおそれがあると案内しています。
厚みのある革のカバーを付けているなら、表紙の厚さを定規で測ってから選ぶと安心でしょう。
ペンケースやペンホルダーを足すと、その分だけ厚みも重さも増えるので、ペンの本数は持ち歩きたい最低限に絞るのがおすすめです。
ペンホルダーの種類は100均でも選べる手帳のペンホルダーを、貼る・挟む・差し込むの3種類で比べた記事で、ペンケースは手帳につけるペンケースを、バンド式・ブックタイプ・一体型で比べた記事で紹介しています。
ゴムバンドにペンを差して手帳を閉じておけるタイプなら、カバンの中で手帳が開くのを防ぎやすくなります。
対応するサイズや価格は、購入前に商品の説明と各ショップでご確認ください。
ポーチに入れるかカバーで守るか
手帳を守りながら持ち運ぶ方法は、大きく分けると、ポーチや巾着に入れる方法と、カバーで守る方法の2つです。
ポーチや巾着に入れる方法は、手帳とペンや付箋などの小物をまとめて出し入れできるのがよいところになります。
手帳本体にはカバーを付けずに軽くしておき、持ち出すときだけポーチに入れる、という使い分けもできますね。
一方で、ポーチの分だけひと回り大きくなるので、カバンの内ポケットに入るかどうかは、ポーチに入れた状態で確かめておきたいところです。
カバーで守る方法は、開けばすぐに書けるので、出し入れの手間が少ないのが魅力でしょう。
ほぼ日の「カバーのきほん」では、ジッパータイプのカバーを「ポーチのような形状」、スリムタイプを「カバンの中でもかさばらず」と紹介していて、カバーとポーチの中間のような選び方もできます。
三つ折りのカバーにマチのあるファスナーポケットが付いた、ほぼ日の「tragen」(約76g)のようなタイプなら、小物入れの役目もカバーに任せられそうです。
ただ、ジッパータイプには先ほどのとおり約205gのものもあるので、軽さを優先するなら、スリムなカバーとポーチの組み合わせと比べてみるとよいかもしれません。
悩ましいのは、手帳用のポーチや巾着には、重さが公表されていないものも多いことです。
今持っているポーチを使うなら、キッチンスケールなどのはかりで量って、手帳と合わせた重さを確かめておくと安心ですよ。
中身を人に見られたくない方は、カバンの中での守り方とあわせて、手帳そのものに鍵が付いたタイプを選ぶ方法もあります。
鍵付きの日記帳で何が守れるのかや、持ち歩くときの対策は、鍵付き日記帳の3つの方式の違いと、保管場所や持ち歩きの対策をまとめた記事で紹介しています。
カバーで手帳を守りながらペンもまとめて持ち歩きたいなら、ペンケースが付いたノートカバーを選ぶ方法もありますよ。
撥水と防水の違いを知っておく

毎日持ち歩くなら、雨の日のことも少し考えておきたいですよね。
手帳カバーやポーチの説明でよく見かけるのが「撥水」という言葉ですが、撥水と防水は同じ意味ではありません。
試験機関のカケンテストセンターは、防水性とは、はっ水性(水をはじく性質)と耐水性(水の通過や浸透に対する抵抗性)の総称だと説明しています。
ボーケン品質評価機構によると、JISでは防水性を耐水性・漏水性・はっ水性の総称と定義しているそうです。
つまり撥水は水をはじきやすい性質のことで、水を通しにくい性質まで含んだ防水とは別ものと考えると分かりやすいですよ。
同じボーケン品質評価機構は、はっ水加工では、強い雨や長時間の雨の場合に水が浸透することがあるとも説明しています。
手帳カバーでも、ほぼ日の布のカバー「マリンボーダー」について、撥水加工で少しくらいの水滴ははじくものの、防水加工ではないので水の量によっては布目の隙間から水が浸透することもあると、メーカーがはっきり書いているんです。
革のカバーでは、ほぼ日の「GLOW / CHIANTI」のように、ワックス加工で撥水性を備えていると説明されているものもあります。
「撥水」と書かれた手帳カバーやポーチでも、水をまったく通さないとは限りません。
手帳カバーやポーチに撥水や防水と表示するための公的な基準は、今回の調べでは見つかりませんでした。
撥水の表示は水をはじきやすいという目安と受け止めて、強い雨の日はほかの対策と組み合わせるのが安心です。
雨の日の工夫としては、手帳をファスナー付きの袋などに入れてからカバンにしまう方法が手軽でしょう。
コクヨのキャンパスダイアリー用のクリアノートカバー(A5)のように、水濡れ防止をうたう透明なカバーもあります。
なお、主要メーカーの2027年版で、手帳本体に防水や撥水をうたう商品は、今回調べた範囲では見当たりませんでした。
中の紙まで守りたいなら、カバーの素材だけに頼らず、袋に入れるひと手間を組み合わせてみてくださいね。
自分に合う持ち歩き手帳の決め方
ここまでで、厚みと重さを左右する条件と、持ち運びを楽にする用品の選び方を見てきました。
最後は、それを自分の手帳選びに当てはめていく段階です。
いちばん確かな手がかりになるのは、今使っている手帳の厚みと重さを、数字で知っておくことかなと思います。
今の手帳が重いと感じているなら何g減らせば楽になりそうか、厚いと感じているなら何mm薄くしたいのかが、数字があると見えてくるからです。
数字が分かれば、この記事の比較表にあるメーカーの公表値と並べて、候補を絞り込みやすくなりますね。
反対に、数字を知らないまま選ぶと、また「小さいのに重い」手帳を手に取ってしまうかもしれません。
難しい道具は要らないので、気軽に試してみてください。
この章では、今の手帳の厚みと重さを測る手順と、持ち歩く手帳についてよくある質問を紹介します。
今の手帳の厚みと重さを測る

ここで紹介する測り方は、手帳メーカーが案内している方法ではなく、家にある道具でできる一般的な手順です。
用意するのは、キッチンスケールと定規の2つになります。
キッチンスケールがあれば、手帳の重さをg単位で量れます。
まずは手帳本体だけを量り、次にカバーを付けた状態、最後にペンやバンドなど、ふだん一緒に持ち歩くものを全部付けた状態を量ってみましょう。
3つの数字を並べると、本体とカバー、付属品のどこで重さが増えているのかが見えてきます。
厚みは、手帳を閉じて机に置き、定規を垂直に当てて測るのが手軽です。
表紙が反っていたりペンを挟んでいたりすると厚みが変わるので、持ち歩くときと同じ状態で測っておくのがポイントですね。
同じように、カバンの内ポケットの幅・深さ・マチも測っておくと、手帳の厚みと見比べやすくなります。
重さと厚みは、手帳本体だけ、カバーを付けた状態、ペンやバンドまで付けた持ち歩く状態の3段階で測ります。
その数字を内ポケットの幅・深さ・マチと並べてメモしておくと、次の手帳の上限が決めやすくなりますよ。
測った数字は、比較表のメーカー公表値と並べてみましょう。
たとえば今の手帳がカバー込みで300g近くあるなら、本体を週間タイプに替えるのか、カバーを軽いものに替えるのか、どこを削るかを考えやすくなります。
ただし、メーカーの公表値と手元で量った数字は、量る条件や個体差で少しずれることもあるので、数g程度の差にこだわりすぎないほうが選びやすいかもしれません。
キッチンスケールで量れる最大の重さや目盛りの細かさは製品によって違うので、お手持ちのはかりの説明書も確かめておいてください。
持ち歩く手帳に関するよくある質問(FAQ)
小さい手帳なら軽い?
小さい手帳だからといって、軽いとは限りません。
ほぼ日手帳の公表値では、面積がA6より1割あまり大きいweeks(約134g・表紙込み)のほうが、A6のオリジナル本体(約195g)より軽くなっています。
重さはページ数や紙、カバーで大きく変わるので、サイズの呼び名より公表されている重さを確かめるのがおすすめです。
薄い手帳を選ぶコツは?
いちばんの近道は、中身の形式とページ数を見ることです。
EDiTのB6変型のリフィルでは、1日1ページが厚さ17mm、週間バーチカルが10mmと公表されています。
書く量が少なめなら、週間やマンスリーのみの形式や、ほぼ日のavecのような分冊タイプも候補にしてみてください。
防水の手帳カバーはある?
撥水加工をうたう手帳カバーはありますが、撥水は防水とは別の性質です。
ほぼ日は撥水加工の布カバーについて、防水加工ではないので水の量によっては浸透することもあると説明しています。
雨の日は、カバーに加えて手帳を袋に入れるなどの工夫を組み合わせると安心でしょう。
ポーチと手帳カバーはどちらがいい?
小物もまとめて持ち歩きたいならポーチ、すぐに開いて書きたいならカバーが向いています。
どちらも重さと厚みが増えるので、手帳と合わせた重さを量り、カバンの内ポケットに入るかを確かめてから選ぶと失敗しにくくなります。
ポーチは重さが公表されていないものも多いので、手持ちのものならはかりで量ってみてください。
文庫本サイズやパスポートサイズはJISの規格?
文庫本サイズやパスポートサイズは、JISの呼びではありません。
紙の仕上がり寸法を定めたJIS P 0138では、A5が148×210mm、A6が105×148mm、B6が128×182mmとされています。
ほぼ日はA6を「A6(文庫本)サイズ」と表記していて、同じくJISの呼びではないバイブルサイズは、レイメイ藤井のリフィルで95×170mmと案内されています。
パスポートサイズもトラベラーズノートなどの製品で使われている呼び名なので、寸法は製品ごとの公表値で確かめるのが確実です。
まとめ|持ち歩く手帳は厚みと重さを先に決める
毎日持ち歩く手帳の持ち歩きやすさは、判型の面積よりも、厚みと重さで決まります。
ミニやポケットサイズといった呼び名が表しているのは主に縦と横の大きさで、同じ判型でもページ数や紙、カバーによって厚みと重さは大きく変わるんです。
だからこそ、カバンの内ポケットに収まる厚みと、無理なく持ち歩ける重さの上限を先に決めておくのが近道といえます。
上限が決まれば、今の手帳を量った数字とメーカーの公表値を並べるだけで、候補をぐっと絞り込みやすくなりますよ。
ポーチやカバー、手帳バンドを足すときも、足したあとの厚みと重さが上限に収まるかを確かめておくと安心です。
雨の日に備えるなら、撥水と防水の違いを知ったうえで、袋に入れるなどの工夫を組み合わせるのがおすすめでしょう。
この記事の要点を、最後にもう一度まとめておきますね。
- 同じ判型でも、ほぼ日のA6は1日1ページのオリジナルが15mm・約195g、day-freeが8mm・約110gと大きく違う
- 厚みと重さを左右するのは、ページ数と中身の形式、紙の厚さと種類、カバーの3つ
- カバーはほぼ日のオリジナル用だけでも約34g〜約224gと幅があり、カバー込みの重さで考える
- 手帳バンドやペンホルダーで開きを防ぎ、ポーチを使うならポーチに入れた状態で内ポケットに入るかを確かめる
- 撥水は防水とは別の性質で、雨の日は袋に入れるなどの工夫を組み合わせる
- 今の手帳を本体・カバー付き・持ち歩く状態の3段階で量り、公表値と並べて候補を絞る
この記事で紹介した厚みや重さは、各メーカーが公表している2027年版の値で、あくまで一般的な目安です。
実際の製品には個体差があり、版や年によって仕様が変わることもあります。
正確な情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
どの手帳や用品を選ぶかは最終的にご自身の判断で決めていただき、迷ったときは販売店やメーカーへ相談するのがおすすめです。
厚みと重さの上限さえ決まれば、毎日カバンに入れても苦にならない一冊が、ずっと見つけやすくなると思いますよ。
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