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仕事用の手帳の選び方|バーチカルとレフトの違いと大学生の勉強記録の手帳

仕事用の手帳の選び方|ビジネス向けと大学生の勉強用に向くフォーマット
仕事用の手帳を探し始めると、ビジネス手帳のおすすめや女性向け、メンズ向けといった紹介がたくさん出てきて、何を基準に選べばいいのか迷ってしまいますよね。
大学生で勉強用の手帳を探している方も、予定を書くスケジュール帳にするか、勉強時間を記録するノートにするかで手が止まっているかもしれません。
結論からお伝えすると、仕事用の手帳に求められるのは打ち合わせの時刻を管理する紙面で、勉強用の手帳に求められるのは積み上げた時間を見える化する紙面なので、選ぶべき手帳はまったく違ってきます。
この記事では、仕事と勉強という使う場面ごとに、必要なフォーマットとサイズを対応づけて整理しました。
取り上げる数値は、2027年版の手帳についてメーカーが公表している情報と、文部科学省の調査などの公的な資料をもとにしています。
この記事で理解できることは、次の4つです。
- 仕事用と勉強用で手帳に求められる紙面の違いと、性別より使う場面で選ぶ理由
- 打ち合わせの多さや予定の時間帯から決める、バーチカルとレフトの選び分け
- 大学生の勉強記録に向く日付なしの記録ノートと、マンスリーとの組み合わせ方
- カバンや机など使う場面から決める手帳のサイズの目安
仕事用と勉強用で選ぶ手帳は違う
手帳を選ぶときに最初に決めておきたいのは、ブランドや色よりも、その手帳を何のために開くのかということです。
仕事用の手帳を開くのは、次の打ち合わせが何時からか、今日の午後にどれくらい空きがあるかを確かめたいときが多いはずです。
一方で勉強用の手帳を開くのは、今日どれだけ勉強したか、今週はどの科目に時間を使ったかを振り返りたいときではないでしょうか。
前者はこれから先の予定を時刻で押さえる使い方で、後者はすでに終えた時間を積み上げて眺める使い方なので、紙面に求められる形が変わってきます。
同じバーチカルの手帳でも、仕事では予定を書き込む欄として、勉強では使った時間を塗っていく欄として、見る場所と書き方が違ってくるんですよ。
この章では、仕事と勉強で手帳の役割がどう違うのかをメーカーの説明から確かめたうえで、女性向けやメンズ向けといった分け方をどう考えればいいかも整理していきます。
仕事は時刻、勉強は積み上げを見る

手帳の使い方を考えるうえで参考になるのが、コクヨの公式通販サイトに載っているコラムの分け方です。
このコラムでは、手帳の使い方を「計画型」と「記録型」の2つに分けて説明しています。
計画型は、その名前のとおり、これから先の時間を計画して管理するための使い方とされています。
もう一方の記録型は、名前のとおりに受け取れば、過ごした時間や出来事を書き残していく使い方ということになりますね。
同じコラムには、マンスリーのページを一言日記に使い、バーチカルのページを勉強記録に使うという、目的を組み合わせた使い方の例も挙げられていました。
コクヨはバーチカルの長所として、必要とする時間や費やした時間の長さが直感的に分かることを挙げ、時間単位で予定を管理したい人にはバーチカルが使いやすいはずだとも説明しています。
この説明を当てはめると、仕事の手帳は予定の時刻をあらかじめ書き込む計画型、勉強の手帳は勉強した時間を後から塗っていく記録型に寄っている、と整理できます。
仕事でバーチカルを使うなら、会議や打ち合わせの開始時刻と終了時刻を先に書いておき、空いている時間帯を見つけやすくするのが基本の使い方になりそうです。
勉強でバーチカルを使うなら、勉強した時間帯を後から線や色で埋めていき、1日や1週間でどれくらい積み上がったかを眺める使い方が合っています。
つまり、仕事は予定の時刻を見て、勉強は積み上げた時間を見るという違いがあるので、手帳を選ぶときもこの違いを先に意識しておくと候補を絞りやすくなるかなと思います。
バーチカル・レフト・マンスリーといった形式そのものの違いは、手帳のフォーマットごとの紙面の違いと向き不向きを比べた記事で詳しくまとめているので、あわせて読んでみてください。
性別より使う場面で選ぶ
ビジネス手帳を探すときに、「女性」や「メンズ」という言葉と一緒に検索する方もいるかもしれません。
ただ、この記事のために手帳メーカーの公式ページを調べた範囲では、女性向けやメンズ向けといった性別で手帳を分ける説明は見つかりませんでした。
メーカーが実際に使っている分け方は、性別ではなく、使い方や生活スタイル、それに色の選び方のほうなんです。
たとえば高橋書店の「ライフスタイルからさがす」というページでは、手帳を「プライベート両立タイプ」と「仕事メインタイプ」に分けて紹介しています。
仕事メインタイプの案内では、仕事の進捗管理や記録を書き込みやすいB6サイズが一番人気で、ゆったりと書きたい方にはA5〜B5サイズもおすすめとされていました。
色についても、NOLTYの2027年版のリリースでは、ビジネスにもプライベートにも取り入れやすい色をそろえたと説明されています。
コクヨのジブン手帳Bizも、ジブン手帳の紙面はそのままに、ビジネスにもなじむ落ち着いた色味とフォントにした手帳として紹介されています。
そのため、この記事では女性向けかメンズ向けかではなく、性別より使う場面や生活スタイルで選ぶことをおすすめします。
取引先の前で開くことが多いなら落ち着いた色、プライベートの予定も同じ1冊に書くなら気分の上がる色というように、使う場所から色を決めていけば迷いにくくなりますよ。
仕事とプライベートを1冊で分けたい方には、コクヨのジブン手帳DAYsのように、1日1ページの紙面をT型のタイムラインで区切った手帳もあります。
仕事用の手帳の選び方

仕事用の手帳を選ぶときに見ておきたいのは、1日に入る予定の数と、予定のそばに書き残したいメモの量、それから予定が入る時間帯の3つです。
ビジネス手帳の歴史をさかのぼると、NOLTYの能率手帳は1949年に誕生し、日本初の時間メモリを導入したビジネス手帳の元祖だとメーカーは説明しています(出典:NOLTY 能率手帳 公式サイト)。
この記事で取り上げるビジネス手帳の週間ページは、1日を縦の時間軸で区切るバーチカルと、左ページに予定をまとめるレフトの2つに分かれます。
どちらが優れているというより、打ち合わせが多いのか、予定とメモを並べて書きたいのかによって、向いている形が分かれるんです。
さらに、時間軸が何時から何時まで刻まれているかは手帳によって違うので、朝の早い予定や夜の予定が多い方は、そこも確かめておきたいところですね。
この章では、バーチカルが向く働き方、レフトが向く働き方、時間軸の範囲の確かめ方の順に見ていきましょう。
高橋書店の案内では、1月始まりの手帳の販売時期は9月上旬から2月上旬とされていて、2026年の秋は2027年版を選ぶ時期にあたります。
NOLTYの2027年版は2026年8月から、キャンパスダイアリーの2027年版は8月中旬から順次発売されています。
EDiTの2027年版は9月1日に発売され、ジブン手帳の2027年版は9月中旬から順次発売の予定とされています。
この記事の仕様や数値は、こうした2027年版についてメーカーが公表している情報をもとにしています。
打ち合わせが多いならバーチカル
1日に会議や打ち合わせがいくつも入る働き方なら、まず候補にしたいのがバーチカルの手帳です。
NOLTYプランナーズのコラムでは、9時からの朝会、13時からの打ち合わせのように時間単位で予定を書けるので、1日に複数の予定が入ることが多い方にバーチカルがおすすめと説明されています。
高橋書店も、仕事で1日に複数のアポイントが入る方や、外出や移動が多い方にはバーティカル式がぴったりだと案内しています。
時間軸が縦に並んでいるので、予定と予定のあいだにどれくらいの空きがあるかを、ひと目でつかめるのが強みですね。
NOLTYのリスティ(A5スリム)は、見開き1週間の全面に時間軸を配置したバーチカルで、1日に複数の予定が入り、スケジュール管理を重視したい方に向けた手帳だとメーカーは説明しています。
マークスのEDiTにもB6変型の週間バーチカルがあり、縦の時間軸で1日や1週間の仕事の流れが見える手帳として紹介されています。
こちらは5時から22時までの30分単位のスケジュール欄で早朝の予定管理もしやすいとされ、週間バーチカルはマークス直営店限定の扱いです。
高橋書店によると、バーティカル式には土日均等タイプと平日充実タイプがあり、EDiTの週間バーチカルは土日も平日と同じ幅で並ぶ土日均等のつくりです。
NOLTYのキャレルA6バーチカル1のように、月曜から金曜を中心に時間軸を配置した手帳もあるので、土日に仕事がほとんど入らない方はこうした平日中心の紙面も候補になりますよ。
EDiTの1日1ページや週間ノートも含めて、EDiTの中でどれを選ぶか迷ったら、EDiT手帳の1日1ページと週間ノートの違いと続く使い方をまとめた記事も参考にしてみてください。
打ち合わせの時刻まで書き込めるバーチカルを、A5のしっかりした紙面で使いたいならこちらも選択肢になりますよ。
見開きで1週間を時間軸で管理するバーチカル式の一例として、フランスの手帳ブランド、クオバディスの「エグゼクティブ」があり、中の紙はクレールフォンテーヌ社製です。
サイズや月間・1日1ページなどほかの型は、クオバディスの公式オンラインショップで確かめられます。
予定とメモを並べるならレフト式
打ち合わせの数はそれほど多くないけれど、予定と一緒に打ち合わせのメモややることを書き残したい方には、レフト式の手帳が合っています。
レフト式は、見開きの左側にスケジュール、右側にメモ欄を配置した形で、NOLTYプランナーズはスケジュールとメモのどちらにも手帳を使いたい方におすすめとしています。
高橋書店は、自己流にカスタマイズして書きたい方にはレフト式がぴったりだと説明していて、右ページの使い方の自由さが持ち味といえそうです。
ビジネス手帳の元祖を名乗る能率手帳も、左ページに予定、右ページをメモスペースとして使える週間レフトの形をとっています。
能率手帳1の2027年版は、144×95×11mmで174ページあり、時間目盛りは8:00〜24:00の12時間表記です。
高橋書店のNo.46 ビジネス手帳2も、左ページが1週間分のスケジュール欄、右ページがフリーの横ケイメモというレフト式で、スケジュール欄には時間目盛りが付いています。
こちらは手帳判の146×91mmで192ページあり、メーカーはビジネスユースに最適な手帳として紹介していますね。
週間レフトのNOLTY Uでは、予定と一緒に場所や打ち合わせの内容も書いておくと、状況を思い出すきっかけになるとメーカーが案内しています。
コクヨのコラムでは、レフトの左ページは時間単位の予定管理よりも、午前や午後のやることを書き出すリストのような使い方に向くと説明されていました。
レフト式やバーチカルでやることリストをどこに置くかは、手帳のタスク管理のやり方をフォーマット別にまとめた記事で詳しく紹介しています。
レフト式の中で気をつけたいのが、ほぼ日手帳のweeksの時間軸です。
ほぼ日手帳のweeksは、左ページが週間予定、右ページが方眼メモの週間レフトで、縦長で薄く、かばんやスーツのポケットにも入るとメーカーは説明しています。
ただし、weeksの「ツードット時間軸」は時刻の目盛りではなく、1日のスペースを3分割する2つの点のことです。
何時何分という時刻の目盛りに沿って予定を書きたい方は、時間目盛りのある手帳と比べてから選ぶと安心ですよ。
時間軸の範囲を確かめる
バーチカルやレフトの手帳を選ぶときに見落としやすいのが、時間軸が何時から何時まで刻まれているかという範囲です。
朝早くから始まる会議がある方や、夜の会食や残業の予定を書き込みたい方は、時間軸の外にはみ出す予定が多くなりがちですよね。
2027年版のビジネス手帳について、メーカーが公表している時間軸の範囲を表にまとめました。
→ 横にスクロールできます
| メーカー | 商品(2027年版) | フォーマット | 時間軸の範囲 | 判型・寸法 |
|---|---|---|---|---|
| 日本能率協会マネジメントセンター(NOLTY) | 能率手帳1 | 週間レフト | 8:00〜24:00(12時間表記) | 144×95×11mm |
| 日本能率協会マネジメントセンター(NOLTY) | リスティ(A5スリム) | 週間バーチカル | 6:00〜22:00 | A5スリム・219×123×12mm |
| 日本能率協会マネジメントセンター(NOLTY) | キャレルB6バーチカル2 | 週間バーチカル | 8:00〜22:00 | B6・188×133×14mm |
| 日本能率協会マネジメントセンター(NOLTY) | エクリB5バーチカル | 週間バーチカル+メモ | 8:00〜24:00 | B5・263×187×13mm |
| デザインフィル(ミドリ) | プロフェッショナルダイアリー | 週間バーチカル | 8〜22時(前後1時間記入可) | A5スリム・216×125×14mm |
| マークス | EDiT 週間バーチカル(直営店限定) | 週間バーチカル(土日均等) | 5〜22時・30分単位 | B6変型・180×120mm |
| コクヨ | ジブン手帳Biz | 週間バーチカル | 24時間 | A5スリム・217×138mm |
表の値は、各メーカーの公式サイトや公式通販に載っている2027年版の仕様で、あくまで一般的な目安として見てください。
時刻の範囲が決まっている手帳の中では、EDiTの週間バーチカルが5時から、NOLTYのリスティが6時からと朝の早い時間まで刻まれていて、始業前に予定が入りやすい朝型の働き方と相性がよさそうです。
夜の予定が多い方なら、能率手帳1やエクリB5バーチカルのように24:00まで時間軸がある手帳のほうが、残業や会食の時間まで書き込みやすいでしょう。
ミドリのプロフェッショナルダイアリーは8時から22時までの時間軸ですが、前後1時間ぶんも記入できるとメーカーは説明しています。
ジブン手帳Bizは24時間軸のウィークリーバーチカルと月間ブロックを組み合わせた手帳(A5スリムは217×138mm・104枚)で、早朝から深夜まで1日をまるごと書き込みたい方の候補になりますね。
表に載せていない手帳の中には、商品ページに時間軸の範囲が載っていないものもあるので、そうした手帳は店頭で週間ページを開き、目盛りの最初と最後の時刻を確かめてみてください。
今の1週間でいちばん早い予定といちばん遅い予定の時刻を書き出して、候補の手帳の時間軸に収まるかを比べてみると、自分に合う範囲が見えてきますよ。
大学生の勉強用手帳の選び方
大学生の勉強用の手帳を選ぶ前に、大学生が授業の外でどれくらい勉強しているのかを、文部科学省の調査の結果で見てみましょう。
文部科学省の全国学生調査(第4回試行実施・令和6年度)では、予習・復習・課題といった授業に関する学習が週5時間以下の学生は、2年生で59%、4年生以上で79%という結果でした(出典:文部科学省 全国学生調査)。
同じ調査では、授業に関する学習が週6時間以上の学生の割合が、2年生と最終学年を合わせて第2回の43%、第3回の37%、第4回の32%と減ってきていることも示されています。
調査の中では、2年生は授業への出席時間が長い一方で、予習・復習・課題などの学習が週5時間以下の学生が約6割になっていると説明されています。
また大学設置基準では、1単位の授業科目は45時間の学修を必要とする内容で構成することが標準とされています。
こうした調査の結果は、誰かを責めるための数字ではなく、今の自分の勉強時間がどれくらいかを振り返るきっかけとして受け止めるくらいがちょうどいいかなと思います。
勉強時間を振り返るにはまず記録が必要で、そのための手帳選びは、予定の時刻を管理する仕事用の手帳選びとは少し違ってきます。
この章では、勉強時間の記録に向くノート、授業や課題の予定を管理するページ、そして記録を続けやすくする考え方の順に整理していきます。
勉強時間は日付なしの記録ノートで

勉強時間を記録するなら、日付の入ったスケジュール帳より、勉強記録のために作られた日付なしのノートのほうが扱いやすいかもしれません。
コクヨの「キャンパス スタディプランナー」のダイアリー罫は、どのページにも日付が入っていないソフトリングノートで、いつからでも始められるように日付フリーにしているとメーカーは説明しています。
サイズはA5で80枚(160ページ)あり、週のページでは勉強時間をマーカーなどで色分けして線を引くことで、何をどれだけ勉強したかが一目で分かるつくりです。
テストの結果を記録するページも付いていますが、こちらはテストの点数を残すためのページで、勉強時間をグラフにする欄ではない点は知っておきたいところです。
同じシリーズのTIME LOG罫は見開き1週間の紙面で、勉強時間をマーカーで色分けして線を引くと、1日の勉強時間がひと目で分かると紹介されています。
TIME LOG罫にはA5(51枚・扉1ページを含む)とB5(41枚)の2種類があるので、授業用のノートと大きさをそろえたい方も選びやすいですね。
中学生・高校生向けのNOLTYスコラ ベーシックも、1週間の学習記録をマーカーで見える化でき、時間軸の中央の予実線で予定と実績を比べられるとメーカーは説明しています。
大学生向けの商品ではありませんが、記録のしかたの参考にはなりますよ。
こうしたノートや手帳に共通するのは、時間軸にマーカーで線を引いて勉強時間を積み上げるという記録のしかたです。
一方、コクヨのキャンパスダイアリーは日付入りのスケジュール帳で、公式ページやリリースを見た範囲では、勉強時間を記録する欄についての説明は見当たりませんでした。
キャンパスダイアリーのシリーズページでは、関連するおすすめ商品としてスタディプランナーが案内されています。
日付が入っていないノートなら、試験前の数週間だけ使う場合や学期の途中から始める場合でも、使わなかった日付のページが残らずに済むのもうれしいところです。
予定と勉強時間を1冊にまとめたい方は、NOLTYのキャレルB6バーチカル2のように、メーカーが学生にもおすすめとしているバーチカルの手帳の時間軸を、勉強した時間帯だけ塗っていく使い方も考えられます。
勉強時間をマーカーで線を引いて記録したいなら、日付の入っていないスタディプランナーのTIME LOGのように、時間の欄がある記録ノートが使いやすいかもしれません。
サイズや枚数、価格は、購入前に商品の説明と各ショップでご確認ください。
授業と課題の予定はマンスリーで
勉強時間の記録とは別に、授業の予定やレポートの締切、試験日のような日付の決まった予定は、1か月を見渡せるマンスリーで管理するのがおすすめです。
コクヨのコラムでは、マンスリーは見開きに1か月分の予定を書けるタイプで、1か月程度の比較的長い期間を俯瞰して見られるのがメリットだと説明されています。
NOLTYプランナーズによると、月間ブロックは同じ曜日が縦に並ぶカレンダー型で、ひと月分の予定を一覧で確認できる形です。
大学の授業は曜日ごとに組まれていることが多いので、同じ曜日が縦に並ぶ月間ブロックなら、休講や補講、小テストの日も書き込みやすいでしょう。
高橋書店も学生向けの案内の中で、カレンダー感覚で使えて、月単位の予定管理が多い学生に合う形としてマンスリーを勧めています。
コクヨのキャンパスダイアリーにはA5マンスリーがあり、見開き1か月のブロック式で32枚(64ページ)という仕様です。
マンスリーで予定を見渡し、日付なしの記録ノートで勉強時間を積み上げるという2冊の組み合わせにすると、計画と記録の役割がはっきり分かれます。
勉強計画を立てるときは、マンスリーに試験日と締切を先に書き込み、そこから逆算して週ごとに何をどれだけ勉強するかを記録ノートの側に書いておくと、予定と実績を見比べやすくなりますよ。
大学の年度に合わせて手帳を使いたいなら4月始まりの手帳を選ぶ手もあり、高橋書店の案内では4月始まりの手帳の販売時期は2月上旬から5月中旬とされています。
何月始まりの手帳にするか迷ったら、手帳の始まり月を1月・4月・9月・10月の違いから決める手順をまとめた記事をのぞいてみてください。
記録すると続けやすい理由
勉強時間を手帳に記録することには、どんな意味があるのでしょうか。
目標に向けた進み具合を記録することについては、Harkinらが2016年に発表したメタ分析があり、無作為に割り付けた138件の研究(合計約2万人)をまとめて調べています。
この分析では、進み具合を記録するように促すと目標を達成しやすくなる傾向が報告されていて、結果を人に報告したり公開したりした場合や、情報を記録として残した場合に効果が大きかったとされています。
ただしこれは勉強に限った研究ではなく、さまざまな目標をまとめて調べたもので、紙の手帳とデジタルを比べた研究でもありません。
時間管理については、Aeonらが2021年に発表したメタ分析で、時間管理が仕事の成績や学業の達成、幸福感と中程度の関連があると報告されています。
こちらも関連を示したもので、手帳で時間を管理すれば成績が上がるという因果関係を示したものではない点には注意が必要です。
そのうえで、時間軸にマーカーで線を引いていく記録なら、1週間を見開きで眺めたときに、どの科目にどれだけ時間を使ったかが色の量で分かるので、手をつけていない科目にも気づきやすくなります。
科目ごとにマーカーの色を決めて、ノートの見返しに色の一覧を書いておきます。
勉強を終えたら、その時間帯の時間軸に科目の色で線を引きます。
週の終わりに、科目ごとの合計時間を数えて余白に書き出します。
マンスリーに書いた試験日や締切と見比べて、翌週にどの科目の時間を増やすかを決めましょう。
上の手順はこの記事で考えた一例なので、色の数や振り返りのタイミングは、自分に合う形に変えてもかまいません。
勉強した時間の長さではなく、勉強した日に丸を付けていく習慣の記録から始めたい方は、手帳のハビットトラッカーの置き場所と項目数、続かないときの直し方をまとめた記事も参考にしてみてください。
場面別に手帳のサイズを決める
フォーマットが決まったら、最後に決めたいのが手帳のサイズです。
仕事用の手帳はカバンやスーツのポケットに入れて持ち歩き、打ち合わせの席で開くことが多い一方、勉強用の手帳は机の上で教科書やノートと並べて使う時間が長くなりがちですよね。
持ち歩く時間が長い手帳は小さく軽いほうが負担になりにくく、机で使う時間が長い手帳は大きくて書き込めるほうが使いやすいというように、場面によって合うサイズが変わります。
重さも手帳によって違い、2027年版の能率手帳1は118g、その小型版は97g、NOLTYのキャレルB6バーチカル2は270g、EDiTの1日1ページのB6変型は約320gとメーカーが公表しています。
この章では、メーカーが案内しているカバンや場面とサイズの関係をもとに、仕事と勉強のそれぞれに合うサイズの目安を整理し、よくある質問にも答えていきます。
カバンと場面でサイズを選ぶ

サイズの決め方として分かりやすいのが、高橋書店が案内しているカバンの大きさから選ぶ方法です。
高橋書店は、A4サイズ以上のカバンを持ち歩くことが多い方にはA6〜B6サイズ、スーツの内ポケットに入れたい方や小さいバッグを使うことが多い方にはコンパクト〜A6サイズがおすすめとしています。
NOLTYプランナーズは、手帳のサイズをコンパクト、A6やB6のバッグインサイズ、A5やB5のデスクトップサイズの3つに分けて説明しています。
A5やB5のデスクトップサイズは、スケジュールやメモを思う存分書き込める一方で、持ち歩きにはあまり向いていないとされていました。
とはいえ高橋書店によると、A5はA4サイズの半分なので、クリアファイルの入る仕事カバンにすっぽり入るそうです。
打ち合わせの資料を手帳に挟んで持ち歩きたい方には、NOLTYのリスティのように、A4用紙の三つ折りが収まるとメーカーが案内している手帳もあります。
コクヨのジブン手帳Bizには、A5スリムのほかにB6スリム(190×120mm・104枚)のBiz miniもあるので、同じ紙面のまま持ち歩きやすさで大きさを選べます。
勉強用なら、高橋書店がB5は学習用のノートと同じサイズだと説明しているので、授業のノートと並べて机に置きやすい大きさを選ぶ考え方もあります。
これらのメーカーの説明をもとに、場面ごとに合うフォーマットとサイズを、この記事の整理として早見表にしました。
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| 使う場面 | 向くフォーマット | サイズの目安 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|---|
| 打ち合わせや外出が多い仕事 | 週間バーチカル | A6〜B6(A4サイズ以上のカバンの場合) | 予定の数と時間軸の範囲を確かめる |
| 予定とメモを並べて書きたい仕事 | 週間レフト | A6〜B6(A4サイズ以上のカバンの場合) | 右ページのメモ欄の広さを見る |
| スーツの内ポケットに入れて持ち歩く | 週間レフトなどの薄い手帳 | コンパクト〜A6 | 厚みと重さも確かめる |
| 机で予定とメモを1冊にまとめたい | 週間バーチカル+メモ | A5〜B5 | 持ち歩きにはあまり向かない |
| 授業・課題・試験日の管理 | マンスリー | 持ち歩くカバンに合わせる | 同じ曜日が縦に並ぶ月間ブロックなら授業の曜日を追いやすい |
| 勉強時間の記録 | 日付なしの記録ノート | A5〜B5 | B5は学習用ノートと同じ大きさ |
表のフォーマットとサイズの組み合わせは、メーカーの説明をもとにこの記事で整理したもので、あくまで一般的な目安です。
判型ごとの実寸や、サイズによって1日に書ける行数がどう変わるかは、手帳サイズをA5・B6・A6の実寸と1日に書ける行数で比べた記事で詳しく紹介しています。
チームで予定を共有する仕事では紙の手帳だけでは管理しきれない場面もあるので、デジタル手帳をアプリ・タブレット・紙との併用の3つの型で比べた記事もあわせて読んでみてください。
勉強記録のノートをまずは手ごろな価格のもので試したい方は、100均から2000円台まで価格帯ごとに手帳の中身の違いを比べた記事も参考になるかもしれません。
仕事用の手帳に関するよくある質問(FAQ)
ビジネス手帳はバーチカルとレフトどっちがいい?
1日に複数の打ち合わせやアポイントが入る方には、NOLTYプランナーズや高橋書店がバーチカルを勧めています。
予定と一緒にメモを残したい方や、自分流に書きたい方には、左に予定、右にメモを配置したレフトが合っています。
どちらを選ぶ場合も、時間軸が何時から何時までかを確かめておくと安心ですよ。
女性向け・メンズ向けの手帳はある?
この記事で確認したメーカーの公式ページでは、女性向けやメンズ向けといった性別で分ける説明は見つかりませんでした。
高橋書店は「プライベート両立タイプ」と「仕事メインタイプ」のように、生活スタイルで手帳を分けて紹介しています。
性別より、仕事中心かどうかや使う場所に合う色かどうかで選ぶのがおすすめです。
大学生の勉強記録に手帳は必要?
勉強時間を記録するなら、日付の入った手帳より、コクヨのスタディプランナーのような日付なしの記録ノートのほうが使いやすい場合があります。
時間軸にマーカーで線を引く方式なら、何をどれだけ勉強したかを見開きで確かめられます。
目標の進み具合を記録すると達成しやすくなる傾向を示した研究もありますが、勉強に限った研究ではない点は覚えておきましょう。
仕事用の手帳のサイズはどれがいい?
高橋書店は、A4サイズ以上のカバンを持ち歩く方にはA6〜B6、スーツの内ポケットに入れたい方にはコンパクト〜A6を勧めています。
A5やB5はたっぷり書き込める一方で、持ち歩きにはあまり向いていないとNOLTYプランナーズは説明しています。
A5はA4の半分の大きさなので、クリアファイルの入る仕事カバンなら入れやすいサイズです。
勉強計画を立てるならどの手帳?
試験日や課題の締切のような日付の決まった予定は、1か月を見渡せるマンスリーに書くと計画を立てやすくなります。
そのうえで、週ごとの勉強の予定と実際に勉強した時間は、時間軸のある記録ノートで見比べるのがおすすめです。
予定と実績を並べて書ける紙面なら、計画どおりに進んでいるかを振り返りやすくなりますよ。
まとめ|仕事用は時刻、勉強用は積み上げで選ぶ
仕事用の手帳と勉強用の手帳は、同じ手帳という道具でも、紙面に求められる役割がまったく違います。
この記事の要点を、最後にもう一度まとめておきますね。
- 仕事用は予定の時刻を管理する計画型、勉強用は勉強した時間を積み上げる記録型の紙面が向く
- メーカーは性別ではなく、使い方や生活スタイル、色で手帳を分けて説明している
- 1日に複数の打ち合わせやアポイントが入るならバーチカル、予定とメモを並べるならレフトが候補になる
- 時間軸の範囲はEDiTの週間バーチカルの5〜22時や能率手帳の8:00〜24:00のように手帳ごとに違うので、朝型か夜型かで確かめる
- ほぼ日手帳のweeksの時間軸は時刻の目盛りではなく、1日を3分割する2つの点
- 大学生の勉強記録は日付なしの記録ノート、授業や課題の予定はマンスリーと分けると役割が分かりやすい
- サイズはA4サイズ以上のカバンならA6〜B6、スーツの内ポケットならコンパクト〜A6、机で使うならA5〜B5が目安
この記事で紹介した時間軸の範囲やサイズ、ページ数は、2027年版についてメーカーが公表している情報で、年版によって仕様が変わることがあります。
購入の前には、正確な情報を各メーカーの公式サイトや公式通販で確かめてみてください。
どの手帳を選ぶかは、ご自身の働き方や勉強のしかたに合わせて、最終的にはご自身の判断で決めていただければと思います。
手帳を開く場面がはっきりすれば、たくさんの候補の中から自分に合う1冊を選びやすくなりますよ。
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