バレットジャーナルは市販の手帳でもできる?併用と2冊持ちの決め方

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

バレットジャーナルに興味はあるけれど、今年の手帳(スケジュール帳)はもう買ってしまった、という方は多いかもしれません。

せっかくの手帳を無駄にしたくないし、かといって手帳とノートの2冊を持ち歩くのは面倒そう、という気持ちもよく分かります。

先に結論をお伝えすると、バレットジャーナルの記号と箇条書きの書き方は、日付が印刷された手帳にもそのまま持ち込めます。

一方で、書いた分だけページを進めてあとから索引で引く仕組みは、ページがあらかじめ日付に割り当てられている手帳とはずれが出やすいです。

そして公式の考え方の基本は、すべてを1冊にまとめることです。

そこでこの記事では、今の手帳の型を見て「1冊で回す」か「手帳とノートの2冊に分ける」かを決める方法を整理します。

週間レフトや巻末のノートが厚い手帳、システム手帳、日付なしの手帳なら1冊で回しやすく、マンスリーのみ・バーチカル・週間ブロック・1日1ページならノートと2冊に分けたほうが楽、というのが大まかな目安です。

ただし、この目安は公式やメーカーが判定したものではなく、公式の仕組みとの対応から整理した見立てです。

2冊に分けるときも分け方は1つではないので、いくつかの例を見比べながら自分で決められるようにしました。

記号の意味や手帳の型の細かな違いはそれぞれの詳しい記事に任せて、ここでは「今の手帳でどう組むか」に絞ってお話ししますね。

この記事で理解できることは、次の4つです。

  • 日付入りの手帳に持ち込める部分と、ずれやすい部分
  • 手帳の型ごとに見た、1冊向きか2冊向きかの目安
  • 1冊にまとめるか、2冊持ちにするかの決め方
  • 今の手帳のままで始めるときに確かめること
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市販の手帳でできることとずれること

記号と箇条書きは日付入りの手帳にも持ち込め、書いた分だけページを進めてインデックスで引く仕組みはずれやすく、その理由はページ数ではなくページが日付に割り当て済みであることを示したスライド
手帳に持ち込めること・ずれること

まずは、日付入りの手帳にバレットジャーナルを持ち込んだとき、何がそのまま使えて何がずれるのかを分けておきましょう。

公式サイトが挙げる必要なものは、ノートと書くためのものの2つだけです(出典:Bullet Journal公式「How to Bullet Journal」)。

同じページでは、バレットジャーナルはどのノートを使うかではなく、ノートをどう使うかの話だ、とも説明されています。

ここだけ読むと、手帳でもまったく同じようにできそうに感じますよね。

ところが公式サイトのよくある質問のページでは、バレットジャーナルを手帳(planner)とははっきり区別して説明しています。

挙げられているのは、手帳と違って印刷済みである必要がないこと、公式ノートは決まった日付に縛りつけないこと、手帳は期間が決まっていて使わなかったページを使い回しにくいことが多いこと、の3点です。

つまり「書き方」はノートを選ばない一方で、「ページの使い方」には手帳との違いがある、というのが公式の整理だと読めます。

この章では、手帳に持ち込める部分と、ずれやすい部分を順に見ていきます。

そもそもバレットジャーナルがどんな仕組みなのか、手帳と併用する場合の分け方の基本も含めて全体像を先に押さえたい方は、バレットジャーナルの定義や日記・手帳との違いをまとめた記事から読んでおくと、この先の話がつながりやすいかなと思います。

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記号と箇条書きは手帳でも使える

バレットジャーナルの書き方の中心にあるのは、ラピッドロギングです。

つまり、やること・予定・メモを短い1行の箇条書きにして、行頭の小さな記号で種類を見分ける書き方のことですね。

この書き方そのものは紙面の形に左右されにくいので、日付入りの手帳の1日の欄や週のメモ欄にもそのまま使えます。

たとえば手帳の1日の欄に、長い文ではなく短い1行でやることを並べ、行頭の記号で「やること」と「予定」を分けるだけでも、書き方としては十分にバレットジャーナルらしくなります。

メーカーの側にも、この部分を日付入りの手帳に持ち込む前提で紹介しているところがあります。

高橋書店のコラムは、2026年の手帳を買ったもののどう書いていいか迷っている人に向けて、バレットジャーナルを始めてみるのもいいかもしれない、と紹介しています。

同じコラムでは、バレットジャーナルを簡単に言えば「箇条書き」で書く方法だと説明しています。

ただし、このコラムが勧めているのは書き方の部分で、インデックスやフューチャーログといった仕組み、つまりページ番号の目次や今月より先の予定を置くページには触れていません。

日付入りの手帳で無理なく取り入れられるのは、まず記号と箇条書きの部分だと考えておくと分かりやすいです。

記号をいくつ使うか、終わったタスクや先送りしたタスクをどう書き分けるかは、手帳でもノートでも同じルールで使えます。

行頭の記号の意味と使い分けは、バレットジャーナルの記号一覧で公式のキーから順に整理しているので、書き始める前に一度目を通しておくと迷いにくいですよ。

1行を短く切るという考え方は、1日の欄が狭い手帳とも相性がいいと思います。

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ページを足していく仕組みはずれやすい

ずれが出やすいのは、ページを順番に足していく仕組みのほうです。

公式の手順では、ノートの最初の数ページを空けておき、書いた内容のトピックとページ番号をインデックスに書き足していきます。

つまりインデックスは、使いながら育てていく目次のようなものですね。

マンスリーログ(つまり1か月分の予定とタスクをまとめる見開き)も、次に空いている見開きに作るよう案内されています。

さらに公式は、次の月のマンスリーログを前もって作らず、今月の終わりに作るよう勧めています。

理由は、ある月に何ページ使うかは事前には分からないから、というものです。

ここに、日付入りの手帳との大きな違いがあります。

手帳はどのページが何月何日の分かを印刷の時点で決めてあるので、書く量が多い週も少ない週も、同じ広さの枠を順番に使うことになります。

公式が手帳との違いとして挙げていたのも、決まった日付に縛られることと、期間が決まっていて使わなかったページを使い回しにくいことでした。

メーカーの側でも、コクヨのコラムがデイリーログ(つまり毎日の記録)について、1週間分を毎回見開きに収めると決めてしまうと「変なセーブが働きます」と書いています。

あらかじめ決めた枠に合わせて、書く量のほうを無意識に抑えてしまう、ということだと思います。

ここで気をつけたいのが、ずれの理由を「ページ数」だと考えないことです。

公式ノートも、ページ番号付きの204ページで固定されています。

考案者のライダー・キャロル氏も、公式のヘルプセンターで、平均して四半期に1冊、つまり年に4冊ほどを使うと答えています。

ページ数に限りがあるのはどのノートも同じで、使い切ったら次の1冊へ移ればよいわけです。

違いは、手帳のページが最初から日付に割り当て済みで、1冊が1年に結びついていることのほうにあります。

日付入りの手帳がバレットジャーナルとずれやすいのは、ページ数が少ないからではありません。

ページがあらかじめ日付に割り当てられていて、書いた分だけページを進める流れと合わないことが理由です。

1日の欄が広い手帳に替えても、日付の割り当てそのものは変わらない点に注意してください。

手帳の型ごとに相性を判定する

ここからは、今お使いの手帳の型ごとに、バレットジャーナルを1冊で回しやすいか、ノートと2冊に分けたほうが楽かを見ていきます。

最初にお断りしておくと、この章の相性の判定は、公式やメーカーが示したものではありません。

型の説明は各メーカーの説明文をもとにし、相性は公式が説明しているバレットジャーナルの部品と手帳の紙面がどう対応するかから見た目安として整理しています。

見るポイントは、日付の枠とは別に書く量に合わせて使える自由な面があるか、そしてあとから探すためのページ番号を振れる場所があるか、の2つです。

自由な面が広くページ番号も振れる型ほど1冊で回しやすく、紙面のほとんどが日付の枠で埋まっている型ほどノートを別に用意したほうが無理がない、と考えました。

もちろん同じ型でも、書く量や使い方によって向き不向きは変わります。

あくまで、1冊か2冊かを決めるときの出発点として使ってくださいね。

バーチカルやレフトといった型そのものの違いは、手帳のフォーマットを比較した記事で詳しくまとめています。

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1冊で回しやすい型

1冊で回しやすいのは、日付の決まった欄とは別に、自由に書ける広い面を持っている型です。

ここでは4つの型を順に見ていきます。

1つ目は週間レフトです。

高橋書店のコラムは、レフト式を「見開きの右ページがまるまるメモスペース」と説明しています。

コクヨも週間レフトを「左ページに1週間の枠があり、右ページにはメモ欄がついているタイプ」と紹介しています。

NOLTY の公式サイトにも、レフトは「ほぼノートのようなレイアウト」という説明があります。

左の週の欄に予定を書き、右のメモ欄にその週のタスクを箇条書きで並べれば、公式では任意とされているウィークリーログ(つまり1週間分のタスクをまとめるページ)に近い形になります。

ただし右ページも週ごとの固定枠なので、書く量が週によって大きく変わる人は、あふれた分の置き場を別に考えておく必要があります。

2つ目は、巻末のノートが厚い日付入りの手帳です。

ほぼ日の weeks は左に週間予定、右に方眼メモのレフト式で、巻末のメモページについてメーカーは「端にはページ番号を記しています」と説明しています。

ほぼ日の公式ニュースは、2019年版の手帳が出ていた2018年12月の記事で、巻末のメモを増やした weeks MEGA について「weeks MEGAでやるという手もありそう」と紹介しています。

(出典:ほぼ日「ほぼ日手帳で、バレットジャーナル。」)

同じ記事は「端にページ番号を振る」ことを大事なポイントに挙げつつ、通常版の weeks だと「ページが足りなくなるかも」とも書いています。

記事は当時の版を前提にしているので、今の weeks や weeks MEGA のメモのページ数は、ほぼ日手帳の種類を比較した記事とメーカー公式の商品ページで確かめてくださいね。

罫線ノートが付いた EDiT の週間ノートも同じ考え方で組めそうですが、ノート部分にページ番号があるかはメーカー公式で確かめておくと安心です。

EDiT の週間ノートの中身や1日1ページとの違いは、EDiT手帳の選び方の記事にまとめています。

3つ目は、日付なしの手帳です。

ほぼ日の day-free は月間カレンダーと日付のない方眼ノートを組み合わせた手帳で、「方眼ノートには日付がないので、好きなときに好きなだけ書けます」と説明されています。

ノートの「各ページに、ページ番号も入っています」とあるので、インデックスも作りやすい構成です。

月間カレンダーの部分は、マンスリーログの左側に作る日付の一覧(カレンダー面)を印刷済みで持っている、と考えると分かりやすいかもしれません。

4つ目は、システム手帳です。

アシュフォードはシステム手帳を「手帳の中身(リフィル)は交換可能」と説明していて、同じサイズなら他メーカーのリフィルも組み合わせられるとしています。

レイメイ藤井のキーワードには日付なしのリフィルもあり、書いた分だけリフィルを足していく使い方は、ページを足していくバレットジャーナルの流れと合わせやすいと思います。

ただし、ここで挙げた相性はメーカーがバレットジャーナル向けとして説明しているものではなく、記事としての見立てです。

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2冊に分けたほうが楽な型

紙面のほとんどが日付の枠で埋まっている型は書く量が枠を超えるとあふれ、書かないとページが空くことと、マンスリーのみ・バーチカル・週間ブロック・1日1ページが目安であることを示したスライド
2冊に分けたほうが楽な型の特徴

反対に、ノートと2冊に分けたほうが楽なのは、紙面のほとんどが日付の決まった枠で埋まっている型です。

こちらも4つの型を順に見ていきましょう。

1つ目は、マンスリーのみの手帳です。

高橋書店は月間ブロック式を「カレンダー感覚で予定を管理できます」と説明していて、月の予定はこの1冊に任せられます。

マンスリーログのカレンダー面に当たる部分は持っている一方で、その月のタスクを並べる面や、毎日の記録を書くデイリーログ、インデックスの置き場がありません。

薄くて持ち歩きやすい分、タスクや考えごとはノートに任せる2冊持ちが自然かなと思います。

2つ目は、バーチカルです。

高橋書店はバーティカル式を「時間軸が縦に配置されている」型と説明しており、時刻のある予定を並べるのが得意です。

一方で NOLTY の公式サイトは、バーチカルについて「1日のスペースが少ない」と書いています。

時刻の目盛りに沿って予定を書く紙面は、思いついたことを箇条書きで足していくデイリーログとは形が違うので、タスクやメモまで同じ欄に書くと窮屈になりやすいです。

なお、高橋書店の週間バーティカルノート式のように、バーチカルにノートの面を組み合わせた形式もあるので、手元の手帳にメモの面があるかは見ておいてください。

3つ目は、週間ブロックです。

高橋書店は週間ブロック式を「一週間単位での予定管理がしやすいレイアウト」と説明しています。

ただ、曜日ごとの枠が同じ広さで並ぶので、忙しい日と何もない日の差を吸収しにくく、先ほどのコクヨの「変なセーブ」がいちばん当てはまりやすい型だと思います。

4つ目は、1日1ページです。

高橋書店は1頁1日記入式を「思いついたことや好きなことを自由に記入できます」と説明していて、デイリーログにいちばん近い紙面です。

ただし1日が1ページに固定されているので、書く量が1ページを超える日はあふれ、書かない日のページは空いたままになります。

公式が手帳との違いとして挙げた、使わなかったページを使い回しにくいという点がそのまま出る型なので、毎日ほぼ1ページ分を書く人でなければ、ノートを添えたほうが楽だと思います。

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型別の判定を一覧で比べる

週間レフト・巻末ノートが厚い日付入り・日付なし・システム手帳を1冊向き、マンスリーのみ・バーチカル・週間ブロック・1日1ページを2冊向きとし、公式やメーカーの判定ではない目安であると添えた表のスライド
手帳の型ごとに見た相性の目安

ここまでの判定を、1つの表にまとめておきます。

「メーカーの説明」の列は各メーカーの説明文から短く引いたもので、「バレットジャーナルの部品との対応」の列は公式の説明に照らした整理です。

目安は公式やメーカーの判定ではなく、公式の仕組みとの対応から整理したものです。

→ 横にスクロールできます

手帳の型 メーカーの説明(一言) バレットジャーナルの部品との対応 目安
マンスリーのみ 「カレンダー感覚で予定を管理できます」(高橋書店) マンスリーログのカレンダー面に近いが、タスク面・デイリーログ・インデックスの置き場はない 2冊向き
週間レフト 「見開きの右ページがまるまるメモスペース」(高橋書店) 右ページを、その週のタスク一覧(任意のウィークリーログ)に使える 1冊向き(週ごとの量が安定している場合)
バーチカル 「時間軸が縦に配置されている」(高橋書店)、「1日のスペースが少ない」(NOLTY) 時刻のある予定向きで、箇条書きを足していくデイリーログとは形が違う 2冊向き
週間ブロック 「一週間単位での予定管理がしやすいレイアウト」(高橋書店) 曜日ごとの枠が均等で、日による量の差を吸収しにくい 2冊向き
1日1ページ 「思いついたことや好きなことを自由に記入できます」(高橋書店) デイリーログに近いが、1日=1ページで固定される 2冊向き(毎日ほぼ1ページ書く人は1冊でも)
巻末ノートが厚い日付入り 「端にはページ番号を記しています」(ほぼ日 weeks の巻末メモ) 日付の部分と、ページ番号付きのノート部分に分けて使える 1冊向き
日付なし 「好きなときに好きなだけ書けます」(ほぼ日 day-free) ページ番号入りのノートなら、インデックスを作れる 1冊向き
システム手帳 「手帳の中身(リフィル)は交換可能」(アシュフォード) リフィルを足していけるので、ページを足す流れに合わせやすい 1冊向き

表の「1冊向き」は、日付の枠とは別に自由に書ける面が手帳の中にあり、タスクやメモをそこで受け止めやすい、という意味で使っています。

「2冊向き」は、バレットジャーナルができないという意味ではなく、あふれた分を受け止めるノートがあったほうが無理がない、という意味です。

同じ週間レフトでも右ページが毎週埋まってしまう人には2冊のほうが合いますし、マンスリーのみでも予定が少なく余白に書き込める人なら1冊で足りることもあります。

型だけで決めきれないときは、次の章で紹介するように、まず1冊で考えて、あふれたら2冊にする順番で決めると迷いにくいですよ。

1冊にまとめるか2冊にするかの決め方

型の目安が分かったら、次は1冊にまとめるか、2冊に分けるかを決めます。

公式サイトは、すべてを1か所にまとめることで、やるべきことと優先順位の全体像がつかめると説明しています。

つまり、バレットジャーナルの基本の形はあくまで1冊です。

そこでおすすめしたいのは、まず今の手帳1冊で回せないかを考え、あふれることがはっきりしてから2冊に分ける、という順番です。

最初から2冊にすると、どちらに何を書いたか分からなくなったり、同じことを2か所に書いたりしやすいと思うからです。

2冊に分けると決めた場合も、書き始める前に「どちらに何を書くか」を先に決めておくと、迷う時間を減らせます。

この章では、1冊にまとめるときの考え方、2冊持ちにするときの分け方、手帳とノートを1つにまとめる道具の3つを順に見ていきます。

どれが正解というより、あなたの書く量と持ち歩き方に合うものを選ぶ、という視点で読んでもらえたらうれしいです。

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まず1冊にまとめる考え方

1冊にまとめるいちばんのメリットは、探す場所が1つで済むことです。

公式の基本が1か所にまとめることなのは先ほどお伝えしたとおりで、コクヨのコラムもバレットジャーナルを「1冊のノートですべて管理できることが特徴」と紹介しています。

予定もタスクもメモも同じ手帳に入っていれば、「あれはどこに書いたっけ」と2冊を行き来することがありません。

持ち物が増えないので、カバンの中身を軽くしたい人にとっても続けやすい形だと思います。

日付入りの手帳を1冊で回すなら、手帳の後ろのメモやノートの部分をバレットジャーナル側として使うのが組みやすいです。

ノートの部分の最初の数ページを空けてインデックスにし、書いた内容のトピックとページ番号を足していけば、公式の手順に近い形になります。

ページ番号が印刷されていないノートなら、書くたびに自分で番号を書き込んでいく方法があります。

ほぼ日の公式ニュースが大事なポイントに挙げていたのも、この「端にページ番号を振る」ことでした。

日付のある予定は手帳の月間や週間の欄に、その週のタスクは週の欄の余白に、長めの考えごとは後ろのノートに、と置き場所を決めておくと、1冊の中でも迷いにくくなります。

1冊が向いているのは、書く量が週ごとに大きく変わらない人や、持ち物をなるべく増やしたくない人です。

反対に、ある週は数行、別の週は何ページも書くという人は、手帳の後ろのノートがすぐに足りなくなるかもしれないので、次の2冊持ちも考えてみてください。

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2冊持ちにするときの分け方

2冊に分けるときは、手帳とノートにそれぞれ何を書くかを先に決めるのがいちばん大事です。

分け方にはいくつかの例があるので、代表的なものを見てみましょう。

公式サイトに載った利用者の寄稿では、月間と週間のページは印刷済みの手帳に任せ、デイリーのページや短期のプロジェクト、頭の中の書き出しはドット方眼のノートに書く、という2冊持ちが紹介されています。

この寄稿には、日付入りの手帳を気に入っているならそれで何も悪くない、という趣旨の一文もあります。

ただし、これは考案者の推奨ではなく、あくまで利用者の一例です。

同じく公式サイトに載った別の利用者の寄稿では、日付のある予定はデジタルのカレンダーに入れ、タスクやメモ、締め切りはジャーナルに残すという分け方が紹介されています。

デジタルのカレンダーをフューチャーログの代わりにしている、という利用者の寄稿もあります。

紙の手帳ではなくスマホのカレンダーと分ける方法が気になる方は、デジタル手帳の選び方の記事で紙と併用するときの線引きを整理しています。

メーカーの社員の使い方の紹介では、また違う分け方が出てきます。

ほぼ日の記事で紹介された社員は、weeks の左ページにミーティングなどの予定を書き、「その週やるタスクは右ページに書いてあります」という使い方でした。

そのうえで日付の入っていない白紙のノートも持ち、その日に急に入ったタスクはまずノートに書いて、その日のうちに終わらなければ weeks に戻すそうです。

この社員は、手帳を書き始めたきっかけがバレットジャーナルだったとも紹介されています。

一方で、別のほぼ日の社員の紹介では、「仕事のTO DO管理はもうずっとweeks」で、考えごとやミーティングのメモは別の手帳の HON に書くという、タスクを手帳の側に置く分け方でした。

つまり「予定は手帳、タスクはノート」は選択肢の1つで、分け方は1つではありません。

大切なのは、同じことを2か所に書かないように、どちらに何を書くかを先に決めておくことです。

◆ケイのワンポイントアドバイス

置き場所に迷ったものはひとまずノートに書いておき、日付が決まった時点で手帳に移す、と決めておくと、書き込むたびに手が止まることが減ると思います。

手帳と併用するときの分け方の基本的な考え方は、はじめの章で案内したバレットジャーナルの全体像の記事でも整理しています。

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手帳とノートをまとめる道具

2冊持ちにしたいけれど、持ち歩く物が増えるのは避けたい、という方もいますよね。

そんなときは、1つのカバーに手帳とノートをまとめて持てる設計の商品を選ぶ手があります。

NOLTY の TiO は、カバー・手帳・ノートの3つを組み合わせて「自分好みにカスタマイズできる」手帳です。

手帳の部分は、月間カレンダー・2週間ブロック・週間レフトの3種類から選べると紹介されています。

コクヨのジブン手帳は、日付入りの DIARY に、日付なしのメモ帳 IDEA やライフログ帳 LIFE を組み合わせられる手帳です。

メーカーは「グリット罫で書きやすいメモ帳をDIARYと一緒に持ち運ぶことができます」と説明しています。

ジブン手帳の IDEA は日付のないメモ帳の2冊パックなので、組み合わせる DIARY のサイズに合う品番かを確かめてから選んでください。

システム手帳なら、レイメイ藤井のキーワードにあるデュアルリングのように、2種類のリフィルを組み合わせて「スケジュールとノート」を使い分ける設計のものもあります。

ノートの側を選ぶときは、インデックスを作りやすいように、ページ番号の入ったものを選ぶと楽です。

たとえばダイゴーの isshoni.ノートナンバーはページ番号入りのノートで、ほぼ日の day-free もノートの各ページにページ番号が入っています。

ページ番号入りのノートの一例として、ダイゴーの isshoni.ノート ナンバーを載せておきます。

ダイゴー isshoni.ノート ナンバー A5 方眼 クリア R1744
ダイゴー(DAIGO)
今の手帳はそのまま使い、ノートを1冊足して2冊持ちにしたい人へ。208×144mm・192ページの5mm方眼で、ページ番号が最初から入っています。インデックスを作るときに、番号を手で振る手間がかかりません
価格や在庫は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。

NOLTY は、あらかじめ目次ページが付いているノートを「バレットジャーナル用のノートとしても最適」と案内しています。

ここでメーカーがバレットジャーナル向けとして勧めているのは、日付入りの手帳ではなくノートのほうだという点も、2冊持ちを考えるときの参考になるかなと思います。

罫線や紙質、綴じ方の違いまで比べたい方は、日付なし手帳と方眼ノートの選び方もあわせて読んでみてください。

なお、ここで挙げた商品は年版によって中身や組み合わせが変わることがあり、在庫も時期によって違います。

購入前には、次の3点をメーカー公式の商品ページで確かめておくと安心です。

1つ目は、ノートの部分にページ番号が入っているか、自分で番号を振れる余白があるかです。

2つ目は、手帳とノートを同じカバーで組み合わせられるものとして、メーカーが案内しているかです。

3つ目は、今出ている年版の中身とページ数が、自分の書く量に足りるかです。

組み合わせるノートを選ぶときの、公式ノートの仕様と、代わりに使えるドット方眼ノートの条件は、ジャーナリング用のノートの選び方をまとめた記事で比べています。

今の手帳で始めるときの手順

最後に、今の手帳を持ったまま、バレットジャーナルを取り入れていく流れをまとめます。

新しいノートや手帳を買い足すのは、今の手帳で試してみて足りない部分が見えてからでも遅くありません。

公式サイトにも、多くの人が家にあったノートで始めている、という説明があります。

流れとしては、まず今の手帳の型と余白を確かめ、記号と箇条書きを日付の欄に取り入れ、ノートの部分があればそこにインデックスを作る、という順番がスムーズかなと思います。

ノートの部分がない型なら、手帳はそのまま予定用に残し、ノートを1冊足して2冊持ちで始める形になります。

公式もマンスリーログは月の終わりに作るとしているので、月の変わり目に一度、どこに書いた量が多かったか、どこで書く場所に困ったかを振り返ってみてください。

そうすると、1冊のままでいいのか、2冊に分けたほうがいいのかが見えてきます。

この章では、始める前に確かめておきたい3つのことと、よくある質問への答えを順に紹介します。

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始める前に確かめる3つのこと

今の手帳の型、週ごとの書く量の波、ノートをもう1冊持ち歩けるかの3つを確かめ、月の終わりに置き場所を見直せばよいことを示したスライド
今の手帳で始めるときに確かめること

始める前に確かめておきたいのは、次の3つです。

1つ目は、今の手帳の型です。

週間レフトのように右ページを自由に使えるか、巻末にメモやノートのページがあるか、そしてそのページに番号が入っているかを見てください。

自由に書ける面があって、そこにページ番号を振れそうなら、手帳1冊の中にバレットジャーナルの場所を作りやすいです。

2つ目は、書く量が週によってどれくらい変わるかです。

毎週だいたい同じ量なら手帳の枠に収まりやすいですが、週によって大きく増えたり減ったりするなら、固定の枠ではあふれたり余ったりしやすくなります。

3つ目は、持ち歩く物を増やせるかです。

通勤や外出のときにノートをもう1冊持つのが負担なら、1冊にまとめるか、カバーで2冊をまとめる商品を選ぶのが現実的です。

確かめた結果は、次のように当てはめてみてください。

手帳に自由な面やページ番号のあるノートがあり、書く量が安定しているなら、まずは1冊で始めるのが手軽です。

自由な面がほとんどないか書く量の波が大きいなら、手帳は予定用に残してノートを足す2冊持ちが向いています。

2冊にはしたくないけれど自由な面が足りないなら、手帳とノートを1つのカバーにまとめる商品を検討してみてください。

どの形を選んでも、月の終わりに振り返って置き場所を見直せばよいので、最初から完璧に決めなくても大丈夫ですよ。

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バレットジャーナルと手帳に関するよくある質問(FAQ)

日付入りの手帳でもバレットジャーナルはできる?

記号と箇条書きで書くラピッドロギングの部分は、日付入りの手帳でもそのまま使えます。

一方で、書いた分だけページを進めてインデックスで引く仕組みは、ページが日付に割り当て済みの手帳とはずれやすいです。

巻末にページ番号付きのノートがある手帳なら、そこをバレットジャーナル側として使う方法があります。

システム手帳はバレットジャーナルに向いている?

システム手帳はリフィルを交換したり足したりできるので、書いた分だけページを足していく流れに合わせやすい型だと思います。

日付なしのリフィルを出しているメーカーもあります。

ただし、バレットジャーナルとの相性をメーカーが判定しているわけではないので、記事としての目安として参考にしてください。

2冊持ちで同じことを2回書かないためには?

書き始める前に、手帳とノートのどちらに何を書くかを決めておくのがいちばんの近道です。

たとえば、日付が決まった予定は手帳、日付の決まらないタスクや考えごとはノート、のように一言で言えるルールにしておくと迷いにくいです。

そのルールを手帳の最初のページに書いておけば、書くたびに見返せます。

ほぼ日手帳でもバレットジャーナルはできる?

ほぼ日の公式ニュースでは、2019年版のころの記事で、巻末のメモにページ番号を振れる weeks MEGA ならできそうだと紹介されています。

同じ記事では、通常版の weeks だと「ページが足りなくなるかも」とも書かれています。

なお、ほぼ日の「年間インデックス」は1年分の予定を見開きで見渡すページで、バレットジャーナルのインデックス(ページ番号の目次)とは役割が違います。

今の版のページ数や構成は、メーカー公式の商品ページで確かめてください。

公式ノートでないとバレットジャーナルはできない?

公式のヘルプセンターは、どのノートを使うべきかという質問に、短く答えるならあなたの好きなノートだ、と答えています。

公式ノートにはページ番号やインデックスのページが用意されていますが、手持ちのノートや手帳のノート部分でも始められます。

まずは今あるもので試して、足りないと感じてから買い足しても間に合いますよ。

まとめ|手帳の型を見て1冊か2冊かを決める

バレットジャーナルは、市販の手帳でも取り入れられる部分と、ずれやすい部分がはっきり分かれています。

記号と箇条書きで短く書くラピッドロギングは、日付入りの手帳の欄にもそのまま持ち込めます。

一方で、書いた分だけページを進めてインデックスで引く仕組みは、ページが最初から日付に割り当てられている手帳とはずれが出やすいです。

そのずれを手帳の中で吸収できるか、ノートを足して受け止めるかを分けるのが、今の手帳の型です。

手帳の中に日付の枠とは別に自由に書ける面があれば1冊、ほとんどなければノートを足して2冊、というのが判断の軸になります。

公式の基本は1冊にまとめることなので、まずは今の手帳1冊で考えて、あふれてきたら2冊に分ける順番で進めると迷いにくいと思います。

この記事のポイントを、最後に短くまとめておきます。

  • 記号と箇条書きのラピッドロギングは、日付入りの手帳にもそのまま持ち込める
  • ずれやすい理由はページ数ではなく、ページが日付に割り当て済みなこと
  • 週間レフト・巻末ノートが厚い手帳・日付なし・システム手帳は1冊で回しやすい目安
  • マンスリーのみ・バーチカル・週間ブロック・1日1ページは、ノートと2冊に分けたほうが楽な目安
  • 2冊にするなら、どちらに何を書くかを先に決め、同じことを2か所に書かない

型ごとの目安は、公式やメーカーが判定したものではなく、公式の仕組みとの対応から整理したものです。

手帳やノートの中身、ページ数、年版ごとの構成は変わることがあるので、購入前にはメーカー公式の情報を確かめてください。

そのうえで、最後はあなた自身の書く量と持ち歩き方に合わせて、1冊か2冊かを決めてみてくださいね。

今の手帳を活かしながら、無理のない形でバレットジャーナルを楽しんでもらえたらうれしいです。

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