トラベラーズノートを手帳として使う方法|サイズとリフィルの選び方

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

文具店で革の表紙のノートが並んでいるのを見て、いいなと思ったことはありませんか。トラベラーズノートは、まさにあの見た目で人を引き寄せるタイプの手帳です。ただ、値段を見ると本体だけで4,000円台から6,000円台。ノート1冊にこの値段かと、レジまで持っていけずに棚へ戻した経験がある人もいるかもしれません。

迷う理由は値段だけではないと思うんですよね。売り場に置いてあるトラベラーズノートは、開いても中身は無地のノートが1冊だけ。日付のページも、月間のカレンダーも入っていません。これで手帳として使えるのか、どう使うのが正解なのか、そこが分からないから踏み出せない。私はこれが一番大きい理由かなと思います。

先に結論を書くと、トラベラーズノートは完成した手帳ではなく、革のカバーにリフィル(差し替える中身のノート)を挟んで、自分で組み立てる手帳です。だから買うときに決めるのは色や柄ではなく、レギュラーサイズかパスポートサイズかというサイズと、中に入れるリフィルの組み合わせ。日付が入った手帳として使いたいなら、月間や週間のリフィルを足せばいい、という考え方になります。

この記事では、2つのサイズの実寸と値段、セットに何が入っているのか、リフィルはどれを選べばいいのか、そして1年を回すときのカスタマイズの組み方までを順番に整理します。読み終わるころには、あなたが買うべきかどうか、買うならどの組み合わせかまで判断しやすくなるかなと思います。

  • トラベラーズノートは革カバーとリフィルを自分で組み合わせて作る手帳
  • 最初に決めるのは色ではなくレギュラーかパスポートかというサイズ
  • 日付入りの手帳にするなら月間フリーや週間フリーのリフィルを足す
  • 買ってすぐ完成品として使いたい人や薄さを求める人には向きにくい
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手帳としてのトラベラーズノートの基本と2つのサイズ

まずは仕組みから押さえていきます。トラベラーズノートは「革カバー」と「リフィル」という2つの部品でできていて、この2つを自分で組み合わせて使う道具です。カバーは長く使い続けるもの、リフィルは使い切ったら交換するもの。役割がはっきり分かれているのが特徴かなと思います。

そしてサイズはレギュラーとパスポートの2種類。この2つは大きさも値段も違いますし、使えるリフィルも別物なので、途中で乗り換えるとリフィルを買い直すことになります。だからこそ、最初のサイズ選びが一番大事なんですよね。

ここでは、組み立て式という仕組み、2サイズの実寸と価格、買ったときに箱に入っているもの、リフィルの種類、日付入りにするための月間・週間リフィル、そして革の扱いまでを順に見ていきます。なお、この記事に出てくる価格や仕様はすべて2026年9月時点のものです。

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革カバーとリフィルで組み立てる手帳

革カバー・ゴムバンド・リフィルを足すと手帳になることを示した組み立て図のスライド
革カバーとゴムバンドとリフィルで手帳になる仕組み

トラベラーズノートは、買った瞬間に完成している手帳ではありません。革のカバーという入れ物と、リフィルという中身を、自分で選んで組み合わせる仕組みになっています。つまり最初に決めるのは色ではなく、サイズと中に入れるリフィルです。

リフィルというのは、差し替えて使う中身のノートのこと。カバーの中央には最初からゴムバンドが通っていて、そのゴムにノートの中央を引っかけて挟むと1冊がセットされます。使い切ったら抜いて、新しいリフィルを挟むだけ。カバーはそのまま使い続けます。

カバーの素材は牛革で、タイ北部のチェンマイで手作りされています(出典:トラベラーズカンパニー公式サイト)。革は使っているうちに色や質感が変わっていくので、同じ商品を買っても1年後の見え方は人それぞれになります。

一般的な手帳との違いは、ここです。市販の手帳はカバーと中身が一体になっていて、1年使ったら丸ごと買い替えます。トラベラーズノートは中身だけを入れ替えるので、革のカバーは何年も残る。この差が、値段の見え方をけっこう変えるんですよね。

それから、カバーとリフィルの間にはすき間ができます。ここに地図やチケット、A4の紙を三つ折りにしたものを挟んでおけます。旅先でもらったパンフレットや、仕事で渡された資料をとりあえず入れておく場所がある、というのは地味に便利かなと思います。

もちろん、この自由度が要らない人もいます。付属の無罫ノート1冊をそのまま使って、革表紙のノートとして持ち歩くだけでも成立します。日付も罫線も要らない、思いついたことを書くだけ、という使い方ならリフィルを買い足す必要はありません。

ただ、あなたが探しているのが「予定を管理する手帳」なら話は変わります。付属のノートには日付のページが入っていないので、手帳として使うにはリフィルを足す前提で考えることになります。組み立て式である、というのはそういう意味です。

整理すると、あなたが選ぶのは「サイズ」「カバーの色」「入れるリフィル」の3つ。このうち後から変えられるのはリフィルだけで、サイズとカバーは買い直しになります。だから順番としては、サイズを決める、リフィルの組み合わせを決める、最後に色を決める。この流れで考えると迷いにくいですよ。

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レギュラーとパスポートの実寸と価格

カバー実寸・ノート実寸・税込価格・向いている人をレギュラーとパスポートで並べた比較表のスライド
レギュラーサイズとパスポートサイズの実寸と価格の比較表

結論から言うと、机に置いて書く時間が長い人はレギュラー、カバンに入れて持ち歩く時間が長い人はパスポートです。値段の差は1,320円ですが、大きさの差はそれ以上に使い方を変えます。

レギュラーサイズは本体6,160円(税込/税抜5,600円)。カバー本体の実寸は幅120×奥行10×高さ220mmで、付属するノートは幅110×奥行4×高さ210mmです。このノートの形はA5スリムと呼ばれることが多く、A5より少し細長いのが特徴。縦に長いぶん、1行あたりの文字数は控えめで、縦に書き足していく形になります。

パスポートサイズは本体4,840円(税込)。カバー本体は幅98×奥行10×高さ134mmで、付属ノートは幅89×高さ124mmです。名前のとおりパスポートに近い大きさなので、小さめのバッグやポケットにも収まりやすいサイズ感ですね。

数字だけだとイメージしにくいかもしれないので、差を出しておきます。カバーの高さはレギュラー220mmに対してパスポート134mmで、差は86mm。幅は120mmと98mmで、差は22mm。奥行はどちらも10mmです。つまり厚みは同じで、縦横だけが一回り違う、という関係になります。

サイズ カバー実寸 ノート実寸 価格(税込) 向いている人
レギュラー 幅120×奥行10×高さ220mm 幅110×奥行4×高さ210mm(A5スリム) 6,160円(税抜5,600円) 机で書く時間が長い人/書く量が多い人/月間や週間のリフィルを使いたい人
パスポート 幅98×奥行10×高さ134mm 幅89×高さ124mm 4,840円 毎日持ち歩く人/荷物を軽くしたい人/まず安く試したい人

ここは選ぶときにけっこう効くので、先に書いておきます。パスポートサイズのリフィルは横罫・セクション(5mm方眼)・無罫の3種類が基本で、いずれも税込264円。一方でレギュラーサイズには、月間や週間といった日付もののリフィルがそろっています。予定を管理する手帳として使いたいなら、選択肢が広いのはレギュラーのほうかなと思います。

もうひとつ、地味に効いてくるのがリフィルの単価です。レギュラー用の定番リフィル(横罫・方眼・無罫など)は税込330円、パスポート用は税込264円。1冊あたりの差は66円と小さいですが、年に何冊も入れ替える使い方なら少しずつ効いてきます。

なお、ここに書いた価格と実寸は2026年9月時点のものです。値上げや仕様変更は起こりますし、販売店によって取り扱いも違います。正確な情報は公式サイトをご確認ください。手帳全体のサイズ感をA5やB6と並べて比べたい人は、主要な手帳サイズの実寸をまとめた比較一覧もあわせて見てみてください。

実物の大きさは数字だけだとつかみにくいので、手に取れる売り場が近くにないなら、写真と寸法を見比べながら選ぶことになります。革の色は同じ商品名でも個体で表情が変わるところなので、そこも含めて好みで選んで大丈夫ですよ。

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買ったときのセット内容と最初に必要なもの

箱を開けた時点で入っているのは4点です。牛革のカバー本体、無罫のノート1冊、コットンケース、そして色違いの替えゴムバンド。レギュラーもパスポートも、この構成は同じになっています。

コットンケースというのは布の袋のこと。レギュラー用は幅140×高さ240mm、パスポート用は幅120×高さ165mmで、カバーがすっぽり入る大きさです。使わないときの保管袋にしてもいいですし、カバンの中で他のものと当たるのが気になるなら、持ち歩き用の袋として使う手もあります。

替えゴムバンドは、カバー中央に通っているゴムの予備です。最初から色違いのものが1本ついてくるので、伸びてきたときや気分を変えたいときに交換できます。ゴムは消耗品なので、予備が最初から入っているのはありがたいところ。

付属するノートは、レギュラーもパスポートも無罫で64ページ。ステッチャー綴じ(=中央を針金で留める綴じ方)で、ページの根元にミシン目が入っています。ミシン目があると、書き損じたページや人に渡したいページをきれいに切り離せるんですよね。紙はMD用紙で、別売りのリフィルと同じもの。最初の1冊を使い切っても、同じ書き味の無罫リフィルを買い足せます。

ここからが本題です。この4点だけだと、手元にあるのは「無地のノートが1冊入った革カバー」。日付のページも月間のカレンダーも入っていません。だから手帳として使うつもりなら、買い足すものを最初から想定しておいたほうがいいです。

最低限そろえるなら、日付を管理するリフィルが1冊。レギュラーサイズなら月間フリーが660円、週間フリーバーチカルと週間フリー+メモが各770円です。本体6,160円に月間フリー660円を足して6,820円、さらに書く用の横罫を1冊足すと7,150円。ここが手帳としてのスタートラインかなと思います。

最初にそろえるならこの3点
①本体(レギュラー6,160円/パスポート4,840円)
②日付用のリフィル(レギュラーなら月間フリー660円、または週間フリー770円)
③書く用のリフィル(レギュラー330円/パスポート264円)
※価格はすべて2026年9月時点の税込です

もうひとつ、忘れやすいのがペンです。セット内容として挙げられている4点に、ペンを挟むパーツは含まれていません。ペンを一緒に持ち歩きたいなら別に用意することになります。専用の金具を買う手もありますし、100円ショップのシールタイプで足りることも多いです。費用を抑えたい人は、100均で買える手帳用ペンホルダーの選び方を先に見ておくといいかもしれません。

買う場所についても一言。文具店や書店、雑貨店のほか、公式のオンラインショップでも扱いがあります。ただし店によって在庫のサイズや色、リフィルの品ぞろえは違います。実物の革を見て色を決めたい人は店頭、リフィルまで一度にそろえたい人は通販、という分け方が現実的かなと思います。どこで買うか決めかねている人は、手帳を買える場所ごとの品ぞろえの違いを整理した記事も参考にしてみてください。

まず小さいほうで試してみたい、という入り方もあります。パスポートサイズなら本体の負担が軽いので、続くかどうかを確かめてからレギュラーへ移る順番でも遅くありません。

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リフィルの種類と選び方

種類は多いですが、選び方はシンプルです。まず「毎日書くノートを1冊」決めて、あとから足りないものを買い足す。この順番なら迷いにくいですよ。

レギュラーサイズの定番は税込330円の4種類。横罫、セクション(5mm方眼)、無罫、ドット方眼です。さらに同じ330円で、紙がクリーム色のMDクリームもあります。紙はいずれもMD用紙と呼ばれるものが使われています。

横罫の罫幅は6.5mm。これはノートでよく見るA罫とB罫のちょうど中間くらいの幅です。細かい字を書く人には少し広く、大きい字を書く人には少し狭いかもしれませんが、多くの人にとっては使いやすい設定かなと思います。

440円帯には、用途がはっきりしたものが並びます。2か月分の日記、薄い紙でページ数が約2倍になる軽量紙、オリジナルのクラフト紙、ミシン目付きの画用紙40P、水彩に対応した水彩紙。さらに660円には、防水加工の耐洗紙もあります。屋外で書くことが多い人には、この耐洗紙が刺さるかもしれません。

そして手帳として使うなら外せないのが、月間フリー660円、週間フリーバーチカル770円、週間フリー+メモ770円の3つ。ここは次の見出しでくわしく書きます。

ノート以外のリフィルもあります。複数冊をまとめる連結バンド440円、小物を入れるジッパーケース550円、60枚収納のカードファイル550円、12ポケットの名刺ファイル440円、MD用紙コットンのレターパッド550円、A4対応の三つ折りホルダー352円。加えて、使い終わったリフィルを5冊収納できるリフィル用バインダー990円と、ゴム交換用のリペアキット8色990円もあります。

パスポートサイズは選択肢がぐっと絞られます。横罫、セクション(5mm方眼)、無罫の3種類が基本で、いずれも税込264円。MD用紙で64ページ、ステッチャー綴じ、ミシン目入りです。横罫の罫幅はレギュラーと同じ6.5mmになっています。

下の早見表は、レギュラーサイズのリフィルをまとめたものです(出典:トラベラーズファクトリー公式オンラインショップ)。価格は2026年9月時点の税込。ラインナップは入れ替わることがあるので、買う前に公式サイトで確認してみてください。

種類 価格(税込) どんな人向けか
横罫(6.5mm罫・MD用紙) 330円 文字を書く時間が長い人。最初の1冊に選びやすい定番
セクション(5mm方眼・MD用紙) 330円 図や表も描く人。縦横をそろえて書きたい人
無罫(MD用紙) 330円 罫線に縛られたくない人。書く位置を自分で決めたい人
ドット方眼(MD用紙) 330円 方眼ほど線が目立つのは嫌だけど目安はほしい人
MDクリーム 330円 白い紙がまぶしく感じる人。落ち着いた紙色が好みの人
日記(2か月分) 440円 日記を分冊で管理したい人
軽量紙(ページ数が約2倍) 440円 書く量が多い人。差し替え回数を減らしたい人
クラフト紙 440円 紙の風合いを楽しみたい人。切り貼りして使う人
画用紙 40P(ミシン目付き) 440円 イラストを描く人。描いたページを切り離したい人
水彩紙(ミシン目付き) 440円 水彩を使う人。外でスケッチしたい人
耐洗紙(防水加工) 660円 屋外や水まわりで書くことが多い人
月間フリー(ブロック式) 660円 予定をひと月単位で見渡したい人。手帳の土台にする1冊
週間フリーバーチカル(6か月分) 770円 1日の時間の使い方まで管理したい人
週間フリー+メモ(6か月分) 770円 予定は少なめだけど記録を残したい人
連結バンド 440円 リフィルを2冊以上まとめて入れたい人
ジッパーケース 550円 チケットや領収書、小物を一緒に持ちたい人
カードファイル(60枚収納) 550円 ポイントカードや診察券をまとめたい人
名刺ファイル(12ポケット) 440円 名刺を数枚持ち歩きたい人
リフィル用バインダー(5冊収納) 990円 使い終わったリフィルを本棚で管理したい人
リペアキット 8色(ゴム交換用) 990円 ゴムを交換したい人。色を変えて楽しみたい人
レターパッド(MD用紙コットン) 550円 手紙を書く人
三つ折りホルダー(A4対応) 352円 A4の書類を三つ折りで持ち歩きたい人

選び方をもう一度まとめると、最初は330円の罫線ものを1冊。方眼か横罫かで迷ったら、文字を書く時間が長い人は横罫、図や表も描く人は方眼かなと思います。合わなければ330円で乗り換えられる、というのがこの手帳の気楽なところですね。

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月間と週間のリフィルで手帳にする

月間フリー・週間フリーバーチカル・週間フリー+メモの中面と価格を並べたスライド
日付を自分で書き込むフリー式リフィル3種類

日付を管理する手帳にしたいなら、月間フリーか週間フリーのリフィルを足すのが近道です。付属の無罫ノートだけでは、予定を書き込む枠がありませんからね。

レギュラーサイズで選べるのは3つ。ブロック式の月間ダイアリーである月間フリーが660円、時間軸のある週間フリーバーチカルが770円、右側にメモページがついた週間フリー+メモが770円です。週間の2つは、どちらも6か月分になっています。

ここで一番大事なのが「フリー式」という言葉です。フリー式というのは、日付があらかじめ印刷されていなくて、自分で書き込む方式のこと。1月始まりでも4月始まりでもなく、あなたが書き始めた日がスタートになります。

フリー式の3つの特徴
・日付は印刷されていないので自分で書き込む
・年の途中からでも始められる
・買い替えの時期に縛られない
週間フリーは6か月分なので、1年通すなら年2冊という計算になります

フリー式の利点は、買うタイミングに縛られないことです。10月に思い立って始めても、使わない月のページが出ません。前の手帳が途中で止まってしまった経験がある人にとっては、けっこう大きい安心材料かなと思います。

逆に手間もあります。月間なら1か月ぶん、週間なら毎週、日付を自分で書き込むことになります。数分で終わる作業ではありますが、「印刷されているほうが楽」と感じる人がいるのも当然です。ここは好みが分かれるところですね。

コストも見ておきましょう。週間リフィルは6か月分なので、1年通すなら770円×2冊で1,540円。月間フリーは660円です。日付ものだけで年に1,000円前後から1,500円ちょっと、と考えておくと予算を立てやすいと思います。

組み合わせ方も少しだけ。予定の数がそれほど多くない人は月間フリー1冊で足ります。1日の時間の使い方まで管理したい人はバーチカル。予定は少ないけれど日々の記録を残したい人は週間フリー+メモ、という分け方が分かりやすいかなと思います。

どの形式が自分に合うか決めきれない人は、月間・週間・バーチカルというフォーマットごとの向き不向きを先に整理しておくと選びやすくなります。手帳のフォーマットごとの違いをまとめた比較記事も参考にしてみてください。

日付ものは人気の型から品切れになりやすいので、使い始めたい時期が決まっているなら早めに押さえておくと安心です。フリー式なので、買った月から使い始められます。

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革のエイジングと使い始めの注意

先に言っておくと、新品のトラベラーズノートは硬いです。写真で見るような、くたっとして角がなじんだ状態は、使い込んだあとの姿。買ってすぐの見た目とはけっこう違います。

エイジングというのは、使ううちに革の色や質感が変わっていくこと。カバーは牛革で、タイ北部のチェンマイで手作りされています。触る回数、置いている場所、季節、そもそもの革の個体差。いろいろな条件が重なるので、どう変わっていくかは断定できません。

色の展開は黒、茶、キャメル、ブルー、オリーブなど。どの色を選んでも、使ううちに買ったときの見た目からは少しずつ変わっていきます。ただ、その出方には個体差があるので「この色ならこうなります」とは言えないところ。同じ色を2冊買っても同じ顔にはならない、くらいに思っておくとちょうどいいかもしれません。

使い始めで気をつけたいのは水です。雨に濡れるとシミになることがあります。もし濡れてしまったら、乾いた布で押さえるようにして水分を取り、そのまま自然乾燥させるのが基本です。急いで乾かしたくなる場面もあると思いますが、扱い方に迷ったときは公式サイトの案内を確認するのが安全かなと思います。

傷や色の変化については、正直に書いておきます。トラベラーズノートは、傷も変色も「味」として楽しむ設計の製品です。でも、きれいなまま使いたい人にとっては、最初のひっかき傷がストレスになることもあります。ここは性格の相性なんですよね。カバンの中で他のものと当たるのが気になるなら、付属のコットンケースに入れて持ち運ぶ手もあります。

手入れについては、オイルを塗るかどうかも含めて、公式の案内に従うのが安全です。革製品の手入れは製品ごとに推奨が違いますし、良かれと思ってやったことが風合いを変えてしまうこともあります。この記事では断定しないでおくので、実際のケア方法は公式サイトをご確認ください。

まとめると、革は硬い状態から始まって、使うほどなじんでいく。ただしその過程は人それぞれで、決まったゴールがあるわけではありません。変化そのものを楽しめる人には向いていますし、買ったときの状態がずっと続くほうがいい人には、革以外の手帳のほうが気楽かもしれません。

トラベラーズノートを手帳として使いこなす方法

ここからは、実際に手帳として1年を回すための話に入ります。基本の仕組みが分かっても「で、結局どう組めばいいの?」が残りますよね。私も、そこが一番知りたいところかなと思います。

ポイントは3つ。リフィルを何冊入れるか、どのリフィルを組み合わせるか、そして使い終わったリフィルをどうするか。この3つが決まると、1年ぶんの運用が見えてきます。

あわせて、向かない人の条件と、他の手帳と並べたときの立ち位置もはっきりさせておきます。買う理由だけでなく、買わない理由まで並べたほうが、あなたにとって判断しやすくなるはずですからね。

先に結論だけ言っておくと、常用するリフィルは2〜3冊までに収めるのが現実的です。増やすほど厚くなって閉じにくくなりますし、書く場所が分かれて中身が散らかります。ここから先は、その2〜3冊をどう選ぶかという話だと思って読んでもらえれば大丈夫ですよ。

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連結バンドでリフィルを複数冊まとめる

2冊以上を1つのカバーに入れたいなら、連結バンド(440円)を使います。カバー中央のゴムに挟めるのは基本的に1冊なので、冊数を増やすにはこのパーツが要る、というわけです。

使い方はシンプルですよ。まず2冊のノートを、それぞれ中央のページで開きます。開いた状態のページ同士を合わせて、その合わせたページに連結バンドを通す。これで2冊が1つにまとまります。あとは、まとめたものをカバーのゴムに挟めば完成です。

3冊以上にしたいときも考え方は同じです。ノートを背中合わせにして連結し、そのかたまりをカバーのゴムで留めます。連結バンドを足していけば冊数は増やせるので、予定用・メモ用・記録用と役割で分けることもできます。

連結バンドをかけるときの注意
バンドをスライドさせて動かすと、表紙の端との摩擦で切れてしまうことがあります。公式でも案内されているとおり、バンドは少し伸ばしながらかけるほうが長持ちしやすいです

ただ、冊数を増やすほど快適になるかというと、そうでもありません。厚みが出てカバーが閉じにくくなりますし、ゴムにかかる負担も増えます。常用するなら2〜3冊までが現実的な目安かなと思います。

そもそも1冊で足りるなら、連結バンドは要りません。カバー中央のゴムにノートを挟むだけ、というのが本来の基本形です。まずは1冊で始めて、「予定とメモを分けたい」と思ったときに2冊目を足す。この順番で十分だと思います。

冊数を決めるときの目安をひとつ。毎日開くものだけを入れる、という基準にすると増えすぎません。週に1回しか見ないものはカバーから外して机に置いておく。そうすると持ち歩くときの重さも変わりますし、必要なページにたどり着くまでの時間も短くなります。

まとめると、複数冊をまとめる手段はちゃんと用意されています。ただし増やすほど重く厚くなるので、2〜3冊を上限に考えておくとバランスが取りやすいですよ。

連結バンドは消耗品なので、切れたときのことを考えると1本余分に持っておくと困りません。単体でも数百円のものです。

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手帳として1年を回すときの組み方

予定中心・記録中心・旅や外出用の3例について、使うリフィルと1年分の費用を並べたスライド
1年を回すときのリフィルの組み方3例と年間のリフィル代

結論から言うと、2冊構成がいちばん現実的です。日付を管理する1冊と、自由に書く1冊。この2冊で、たいていの用途はカバーできます。

具体的な組み方を3つ挙げます。自分がどのタイプに近いか、照らし合わせながら見てみてください。

例A:予定中心の組み方。月間フリー1冊(660円)と横罫1冊(330円)の2冊構成です。月間に予定を書き込んで、横罫はメモやタスク用にする。リフィル代の合計は990円で、1年ぶんの土台ができます。予定の数がそれほど多くない人、まずは軽く始めたい人向けですね。

例B:記録中心の組み方。週間フリー+メモ1冊(770円)と無罫1冊(330円)。週間側に日々の予定と記録を書いて、無罫側は自由に使います。週間リフィルは6か月分なので、半年たったら差し替えてまた770円。1年で見ると1,870円ほどの計算です。

例C:旅や外出用の組み方。パスポートサイズに横罫1冊(264円)とジッパーケースを組み合わせる形です。ジッパーケースにはチケットや領収書をその場で入れられるので、財布に紙が増えていくのを防げます。荷物を増やしたくない外出のとき、これ1つで書くものと入れるものが片づくのがいいところ。サイズごとの取り扱いは公式サイトで確認してみてください。

どの例でも共通しているのが、使い終わったリフィルの行き先です。抜いたリフィルはリフィル用バインダー(990円・5冊収納)に移すと、本棚に立てて管理できます。手帳を続けるほど過去の記録は増えていくので、置き場所を先に決めておくと散らかりにくいですよ。

1年の途中で構成を変えてもかまいません。月間だけで始めて、予定が増えてきたら週間を足す。逆に週間が埋まらないなら、月間だけに戻す。330円から770円で調整できるので、方向転換のコストが低いのはこの手帳の強みかなと思います。

始める時期についても触れておきます。月間フリーも週間フリーもフリー式なので、1月でも4月でも、思い立った日から書き始められます。年度に合わせたい人はそうすればいいし、区切りを気にしない人は今日から始めてもいい。1月始まりと4月始まりのどちらを選ぶかで迷った経験がある人ほど、この自由さはありがたく感じるかもしれません。

最後にコスト感を。本体を買うのは最初の1回だけで、2年目以降にかかるのはリフィル代だけです。例Aなら年990円、例Bなら年1,870円ほど。ここが、毎年カバーごと買い替える手帳との一番大きな違いになります。

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トラベラーズノートが向かない人

いいところばかり書いても判断できないので、向かない人の条件も並べておきます。次の4つに当てはまる人は、別の手帳のほうが気楽かもしれません。

1つめは、買ってすぐ完成した手帳として使いたい人です。付属しているのは無罫ノート1冊だけで、日付入りのページは入っていません。リフィルを選んで買い足す工程が入るので、「開いたらもう使える」を期待していると、最初につまずきやすいです。

2つめは、薄く軽くしたい人。革のカバーが加わるぶん、どうしても厚みと重さが出ます。レギュラーのカバーは奥行10mmで、ここにリフィルが加わるとさらに厚くなります。スーツの内ポケットに入れて歩くような使い方には向きにくいと思います。

3つめは、予算を抑えたい人。本体だけでパスポートが4,840円、レギュラーが6,160円。ここにリフィルが数百円ずつ乗ります。手帳に3,000円までと決めているなら、この時点で候補から外れます。予算を優先して探しているなら、価格帯によって手帳の中身がどう変わるかを整理した記事のほうが役に立つと思います。

4つめは、書く場所が決まっているほうが続く人です。自由度の高さは長所ですが、裏を返すと「何を書くか」が決まっていないと空きページが増えていきます。枠が印刷されている手帳のほうが書く習慣を作りやすい、という人はけっこう多いんですよね。

逆に、これらに当てはまらないなら相性はいいはずです。中身を自分で決めたい、革の変化を楽しみたい、年の途中から始めたい、長く使いたい。こういう条件がそろっている人なら、選択肢の少なさで困る場面は少ないと思います。

それから、向かない理由が「今は予算が厳しい」だけなら、パスポートサイズという逃げ道もあります。本体4,840円にリフィル264円で、合計5,104円。レギュラーより1,320円安く始められるので、まず試したい人はこちらから入るのもありかなと思います。

大事なのは、合わなかったときに戻れる道を用意しておくことです。革のカバーは高い買い物なので、迷っているなら店頭で実物を手に取って、厚みと重さを確かめてから決める。それだけでも判断の精度は上がりますよ。

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他の手帳と比べたときの立ち位置

ひと言でいうと、トラベラーズノートは「1年で使い切る道具」ではなく「何年も使う入れ物」です。ここが一般的な手帳との一番の違いかなと思います。

市販の手帳の多くは、カバーと中身が一体になっています。1年たてば全部が役目を終えて、翌年また新しいものを買う。だから毎年、同じくらいの金額がかかります。

トラベラーズノートは、革カバーが残ります。翌年に買うのはリフィルだけ。初期費用は高めですが、2年目以降にかかるのは数百円から1,500円ちょっと、という構造です。長く使うほど、1年あたりの金額は下がっていく計算になりますね。

ただし、それが得かどうかは使い続けられるかどうか次第です。1年でやめてしまえば、6,160円のノートカバーが手元に残るだけ。「長く使えば安い」は、長く使う前提が成立したときだけ成り立つ話ですからね。

もうひとつの違いは、中身を自分で決めることです。市販の手帳はフォーマットが決まっていて、その枠に自分の使い方を合わせる形になります。トラベラーズノートは逆で、枠のほうを組み替えられる。月間だけにしてもいいし、週間とメモを2冊入れてもいい。この自由さに魅力を感じるかどうかが、分かれ目だと思います。

比べる軸を整理すると、こんな感じでしょうか。完成度で選ぶなら市販の手帳、組み立てる楽しさで選ぶならトラベラーズノート。1年の使い切りやすさなら市販、長く使う道具としてならトラベラーズノート。どちらが上という話ではなく、求めているものが違うだけかなと思います。

それと、革カバーという見た目の魅力は、他の手帳では代えがたい部分でもあります。使うたびに手に取るものなので、道具として好きになれるかどうかは、続くかどうかにけっこう効いてきます。ここは数字で比べられない要素ですね。

正直なところ、手帳選びは「有名だから」で決めると外れやすいです。まずは自分がどのタイプかを知って、そのうえで候補を絞るほうが早い。全体像から見直したい人は、手帳の種類とブランドを一通り整理した選び方の記事から読んでみてください。

縦長の判型そのものが気に入っているなら、同じ細長さの綴じ手帳と並べてみると違いがはっきりします。

ダイゴー アポイント デスク スリム 1週間+横罫 E1034 ブラックの表紙
ダイゴー(DAIGO)
縦長の判型は好きだけれど、革の手入れまでは背負いたくない人へ。232×120mmで176ページ、トラベラーズノートのレギュラーとほぼ同じ細長さです。表紙はPVCなので、届いたその日から気を使わずに使えます。
価格や在庫は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。

トラベラーズノートについてよくある質問

カバーの色はどうやって選べばいいですか?

好みで決めて大丈夫だと思います。色の展開は黒、茶、キャメル、ブルー、オリーブなど。ただ、選ぶ順番としては色を最後に回すのがおすすめです。先に決めたいのはサイズと入れるリフィルで、色を変えても使い勝手そのものは変わりませんからね。革は使ううちに色や質感が変わっていきますが、その出方には個体差があるので「この色ならこうなります」とは言い切れないところ。写真で見た印象と実物の印象が違うこともあるので、色にこだわりたい人は店頭で現物を見てから決めるほうが確実かなと思います。取り扱いのある色は時期や販売店によって変わるので、最新の展開は公式サイトをご確認ください。

ゴムバンドが伸びたり切れたりしたら交換できますか?

交換できます。本体には最初から色違いの替えゴムバンドが1本付属しているので、伸びてきたと感じたら、まずはそれに交換する形になります。付属のぶんを使い切ったあとは、ゴム交換用のリペアキット(8色・990円/2026年9月時点の税込)が別売りであります。8色入っているので、ゴムの色でカバーの印象を変える使い方もできますね。ゴムは消耗品なので、使う頻度や入れている冊数によって寿命は変わります。とくに連結バンドをスライドさせて動かすと、表紙の端との摩擦で切れることがあるので、少し伸ばしながらかけるほうが長持ちしやすいです。カバー本体が無事ならゴムだけ替えて使い続けられる、というのはこの手帳の作りのいいところかなと思います。

手帳のほかにカードや名刺、小物も一緒に持ち歩けますか?

専用のリフィルがあります。レギュラーサイズなら、小物を入れるジッパーケースが550円、カードを60枚収納できるカードファイルが550円、12ポケットの名刺ファイルが440円、A4の紙を三つ折りで収められる三つ折りホルダーが352円(いずれも2026年9月時点の税込)。ノートと同じようにカバーのゴムや連結バンドでまとめられるので、手帳と財布まわりをひとつにしたい人には便利だと思います。ただし入れるほど厚みが出て、カバーが閉じにくくなります。常用するリフィルは2〜3冊までを目安にして、それ以上入れたくなったら「本当に毎日使うか」で絞るのがいいかなと思います。ラインナップは変わることがあるので、購入前に公式サイトで確認してみてください。

イラストや水彩を描くためのリフィルはありますか?

あります。レギュラーサイズには、ミシン目付きの画用紙40Pが440円、水彩に対応した水彩紙が440円(2026年9月時点の税込)。どちらもミシン目が入っているので、描いたページを切り離して人に渡したり飾ったりできます。ページ数を稼ぎたい人には、薄い紙でページ数が約2倍になる軽量紙が440円、風合いのあるオリジナルのクラフト紙も440円であります。屋外で使うことが多いなら、防水加工の耐洗紙が660円。用途がはっきりしたリフィルがそろっているので、手帳としての1冊とは別に、描く用の1冊を連結バンドで足す組み方もできますね。使う画材によって紙との相性は変わるので、仕上がりが気になる場合は少量から試してみてください。

まとめ:手帳にトラベラーズノートを選ぶなら

サイズを決める、リフィルの組み合わせを決める、カバーの色を決める、という手順を示したまとめのスライド
サイズ・リフィル・色の順に決める3ステップ

ここまでを整理します。トラベラーズノートは完成した手帳ではなく、革カバーにリフィルを挟んで自分で組み立てる手帳です。だから最初に決めるのは色ではなく、サイズと入れるリフィル。この順番さえ押さえておけば、売り場で迷う時間はぐっと短くなると思います。

サイズは2つ。机で書く時間が長い人はレギュラー(6,160円・カバー幅120×奥行10×高さ220mm)、持ち歩きが中心の人はパスポート(4,840円・カバー幅98×奥行10×高さ134mm)。日付もののリフィルがそろっているのはレギュラーのほうなので、予定管理が主目的ならレギュラーが素直な選択かなと思います。

手帳として使うなら、月間フリー660円か週間フリー770円を足すところから。どちらもフリー式で、日付は自分で書き込みます。年の途中から始められるかわりに、書き込む手間はかかる。ここが好みの分かれ目です。

1年の回し方は、日付用1冊+自由に書く1冊の2冊構成が現実的。2冊以上入れるなら連結バンド440円を使い、常用は2〜3冊までに抑える。使い終わったリフィルはリフィル用バインダー990円へ。この流れが分かっていれば、買ったあとに困る場面は少ないはずです。

一方で、買ってすぐ完成品として使いたい人、薄く軽くしたい人、予算を抑えたい人、書く場所が決まっているほうが続く人には向きにくい手帳でもあります。ここに当てはまるなら、無理に選ばないほうが気持ちよく1年を過ごせると思いますよ。

革の風合いやエイジングについては、個体差があるので断定はできません。使い方や環境で変わりますし、傷を「味」と感じるかストレスと感じるかも人それぞれ。そこも含めて楽しめそうなら、長く付き合える道具になると思います。

最後にひとつだけ。この記事に書いた価格・実寸・ラインナップは、すべて2026年9月時点のものです。値上げや仕様変更、リフィルの入れ替えは起こりますし、販売店によって取り扱いも違います。買う前には、正確な情報を公式サイトでご確認ください。

あなたが選ぶ1冊が、来年の手帳選びを少し楽にしてくれるものになりますように。

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