手帳のテンプレートはどう選ぶ?印刷して使うまでの手順を整理しました

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

手帳のテンプレートを探していると、無料で配布されているリフィルが本当にたくさん出てきますよね。バーチカル、月間ブロック、方眼、ガントチャート。どれも良さそうに見えるのに、いざ印刷してみるとサイズが合わなかったり、穴の位置がずれたり、線が薄すぎたりして、結局使わなくなってしまう。そんな経験がある人もいるかなと思います。

私が調べていて感じたのは、テンプレート選びでつまずく原因が「良いテンプレートを見つけられないこと」ではないということです。原因はもっと手前で、自分がどのサイズの、どの綴じ方の手帳に、何を書くつもりなのかが決まっていないまま探し始めていることが多いんですよね。ここが決まっていれば、候補は数分の1に減ります。

この記事では、市販手帳の補充として使うのか自作するのかという分かれ道、サイズと穴の位置の確認、フォーマットの決め方、紙の選び方、そして印刷でずれないための設定までを順番に整理します。予定管理向きの型と記録向きの型の違い、自分で作るときの手順、続かなかったときの見直し方にも触れるので、印刷したものが実際に1年使える状態まで持っていけるはずですよ。

  • 市販手帳の補充と自作で変わる、テンプレート選びの前提
  • サイズ・綴じ方・穴の位置という後戻りしにくい3条件
  • 紙の選び方と、ずれずに印刷するための設定手順
  • 予定管理と記録それぞれに向く型と、続かないときの直し方
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手帳のテンプレートを選ぶ前に決める4つのこと

配布ページを回る前に、自分の側の条件を先に固めてしまうほうが早いです。ここでは、補充なのか自作なのか、サイズ、綴じ方と穴、フォーマット、紙、そして印刷設定という6つの視点を順番に見ていきます。どれも印刷してから気づくと刷り直しになる部分ばかりで、特に穴の位置とサイズは、後から直しようがありません。全部を完璧にそろえる必要はなくて、自分にとって外せない条件を2つ決めるだけで、候補はぐっと絞れますよ。

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使うのは市販手帳の補充か自作か

結論から言うと、テンプレートの使い道は大きく2つに分かれます。ひとつは、いま使っている市販の手帳に足りないページを補うため。もうひとつは、リフィルを自分でそろえて1冊まるごと作るためです。この2つは、選ぶ基準がまったく違います。

補充として使う場合、優先されるのは既存の手帳と同じ規格に合うかどうかです。サイズはもちろん、穴の数と位置、紙の厚さ、線の色まで、既にあるページとそろっているほうが自然に混ざります。逆に言えば、デザインの好みは二の次で、規格が合わないテンプレートはどれだけ良く見えても使えません。

補充として使われやすいのは、市販の手帳に少ないページです。方眼やメモのページ、年間の一覧、習慣を記録する表、そして月をまたぐ計画表。市販品はページ数と重さの兼ね合いでこのあたりを削っていることが多く、実際に足りなくなるのもここです。自分がどのページで手が止まっているかを1週間ぶん振り返ると、必要な1枚がはっきりします。

自作の場合は自由度が上がります。月間はA5、週間はB5といった混在もできますし、必要なページだけを厚くすることもできます。ただし自由なぶん、決めることも増えます。1年ぶんを最初に刷るのか、月ごとに刷るのか。表紙やバインダーはどうするのか。ここを曖昧にしたまま始めると、途中で足りなくなって続かなくなりがちです。

どちらが向いているかは、いま手帳を使っているかどうかで見分けられます。使っていて不満が一部だけなら補充、そもそも合う手帳が見つからないなら自作。まだ手帳そのものを決めかねているなら、先に市販品で1年試すほうが失敗が少ないかなと思います。市販の手帳の選び方は手帳の選び方|種類とブランドの違いから最初の1冊を絞る3条件にまとめてあります。

先に決めておくと迷わない3点:①いまの手帳の補充か、1冊まるごと自作か ②持ち歩くか、机に置きっぱなしか ③書くのは予定か記録か。この3つが決まっていれば、テンプレートの配布ページで見るべき項目は自然に絞られます。
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サイズは持ち歩き方から逆算する

持ち歩く場合と机に置く場合のサイズの目安と、バインダーの穴の規格を確認する手順を整理したスライド
サイズの目安と綴じ方・穴の規格

テンプレートのサイズは、書きやすさと持ち運びやすさのどちらを取るかで決まります。ここは好みではなく、生活の形から逆算するほうが失敗しません。

かばんに入れて毎日持ち歩くなら、A5かB6あたりが上限になります。A5は1日に書ける行数が確保できて、それでいて多くのかばんに入る大きさ。B6はさらに軽く、片手で開ける範囲に収まります。逆に、机に置いて広く使いたいならA4やB5も選択肢に入ります。見開きで1週間を並べたときの余白がまるで違いますね。

小さいサイズを選ぶときに気をつけたいのが、文字の大きさです。A6サイズのバーチカルだと、1時間ぶんの枠が数ミリになることもあります。手帳の枠に収まる字を書ける人なら問題ありませんが、普段の字が大きめの人だと、印刷したあとで書けないことに気づきます。

判断に迷うときは、いま使っているノートを測ってみるのがいちばん確実です。それより大きいと持ち歩かなくなり、小さいと書き込めなくなる、という目安が自分の中にすでにあるはずですよ。実寸と1日に書ける行数の比較は手帳サイズ比較一覧|A5・B6・A6の実寸と1日に書ける行数で選ぶに一覧でまとめてあります。

◆ケイのワンポイントアドバイス

迷ったら、候補のテンプレートを1枚だけ試し刷りして、いつも持ち歩いているかばんに入れてみてください。数字で比べるより、この1回のほうが早く決まりますよ。

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綴じ方と穴の位置を確認する

テンプレートを紙として使えるようにする方法は、大きく3つあります。バインダーに綴じる、リングで留める、そのまま重ねてクリップで挟む。どれを選ぶかで、必要な余白の位置が変わります。

バインダーを使う場合にいちばん注意したいのが穴の規格です。システム手帳は、サイズごとに穴の数と間隔が決まっています。ルーズリーフの場合も、A5は20穴、B5は26穴というように分かれます。テンプレート側が想定している規格と、手元のバインダーが合っているかは、印刷する前に必ず確認してください。

規格の目安を挙げておくと、システム手帳ではバイブルサイズとA5サイズがどちらも6穴、ミニ6穴サイズも名前のとおり6穴です。同じ6穴でも穴の間隔と紙のサイズが違うので、6穴と書かれているだけでは互換にならない点に注意してください。ルーズリーフは枚数が多く、A5で20穴、B5で26穴、A4で30穴が一般的です。テンプレートの配布ページには対応する規格が書かれていることがほとんどなので、そこと手元のバインダーを突き合わせるのが確実です。

自分で穴を開ける場合は、専用のパンチが必要になります。パンチは対応する規格が決まっていて、1台で複数サイズに対応するものもあれば、1規格専用のものもあります。買う前に、自分が使うサイズに対応しているかを確認してください。一度に開けられる枚数にも差があり、まとめて印刷する前提なら、その点も見ておくと作業が楽になります。ここで見落としがちなのが、余白の取り方です。穴を開ける側に十分な余白がないと、文字の上に穴が来てしまいます。配布されているテンプレートの多くは余白が計算されていますが、印刷時に縮小がかかると位置がずれるので、実寸で刷ることが前提になります。

リング製本の道具を使う手もあります。専用のリングと穴あけ器が必要になりますが、市販のノートに近い開き心地になり、ページが抜け落ちません。ただし後から順番を入れ替えられなくなるので、形が固まってから使うほうが向いています。

リングで留める方法や、クリップで挟む方法なら穴の規格を気にせずに済みます。枚数が少ないうちはこれで十分ですし、順番の入れ替えもしやすいです。最初の1か月はクリップ留めで試して、続きそうならバインダーを買うという順番だと、道具の買い直しが起きにくいですよ。

パンチを買うなら、対応する規格を先に確かめてください。例として、システム手帳の6穴に対応していて、A4とB5とA5の3サイズで穴を開けられるタイプを挙げておきますね。手持ちのバインダーが何穴なのか、開けたい用紙が何サイズなのかを商品ページの表記と突き合わせてから選ぶと、買ってから合わないという事態を避けられます。

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フォーマットは書く量で決まる

月間ブロック・週間レフト・週間バーチカル・1日1ページ・方眼無地の5つの形について、向いている使い方と1日に書ける量を比較した表のスライド
フォーマット別に見る1日に書ける量の目安

テンプレートの形は、見た目の好みではなく、1日に何行書くかで選ぶと外しません。ここを取り違えると、空白だらけになるか、枠が足りなくなるかのどちらかになります。

代表的な形を整理しておきますね。

向いている使い方 1日に書ける量の目安
月間ブロック 予定の全体像を見る 2〜3行
週間レフト(左が予定・右が自由欄) 予定+メモを1週間で見る 4〜6行+自由欄
週間バーチカル(時間軸あり) 時間で動く予定を管理する 時間帯ごとに1〜2行
1日1ページ 記録・日記として使う 10行以上
方眼・無地 自由に書く・図を描く 制限なし

選ぶときのコツは、いちばん忙しい週ではなく、ふつうの週を基準にすることです。忙しい週に合わせると、平常時に空白が目立ちます。空白が続くと「使えていない」感覚になって、手帳から離れる原因になるんですよね。

もうひとつ、複数の形を組み合わせる前提で考えると楽になります。月間ブロックで全体を見て、詳細は週間に書く。この2枚があれば大半の使い方はカバーできます。最初から全部そろえようとせず、この2枚から始めてみてください。それぞれの形の違いは手帳のフォーマット比較|バーチカル・レフト・マンスリーの違いで詳しく整理しています。

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紙を選ぶと書き心地が変わる

テンプレートそのものより結果を左右するのが、実は紙です。同じデータを刷っても、紙が違えば別物になります。

見るべきは厚さと表面です。厚さは、一般的なコピー用紙が1平方メートルあたり64グラム前後。手帳用として売られている用紙は、これより厚めのものが多いです。厚いほど裏写りしにくく、ペンが引っかかりにくくなりますが、そのぶんかさばります。1年ぶんを綴じる前提なら、厚さと枚数のバランスを見ておきたいところです。

表面の違いも大きいです。つるっとした紙は万年筆のインクが乾きにくく、逆にざらついた紙はにじみやすい。普段どのペンを使うかで、相性の良い紙は変わります。ボールペンやシャープペンが中心なら、コピー用紙より少し厚い程度で十分実用になります。

枚数の考え方も先に決めておくと無駄が出ません。月に3枚使うなら1年で36枚。両面で刷るなら18枚ぶんです。この程度なら、手持ちのコピー用紙で始めて、書き心地に不満が出たときだけ専用紙に替える、という順番で十分間に合います。最初から100枚単位で専用紙を買うと、形が定まる前に大量に余ることになりがちです。

もうひとつ、家庭用のプリンタで使えるかどうかも確認してください。厚すぎる紙は給紙で詰まることがあります。プリンタの取扱説明書に対応する紙の厚さが書かれているので、購入前にそこを見ておくと安心です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

紙質と罫線が書きやすさをどう変えるかは、ノート選びの話と共通しています。読書ノートの選び方|市販ノートのサイズ・罫線とルーズリーフの比較で罫線の幅による違いも扱っているので、迷ったら参考にしてみてください。

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印刷設定でずれないようにする

自動縮小を防ぐ・レイアウトを固定する・用紙サイズを確認するという3つの印刷設定を並べたスライド
印刷でずれないための3つの設定

ここが最大の落とし穴です。テンプレート自体が正確でも、印刷設定ひとつで全部ずれます。

いちばん多い失敗が、自動で縮小されてしまうケースです。印刷画面には「用紙に合わせる」「ページに合わせて拡大縮小」といった項目があり、これが有効になっていると、余白のぶんだけ全体が小さく刷られます。数ミリの違いでも、穴の位置がずれれば綴じられません。設定を「実際のサイズ」「100%」「拡大縮小なし」に変えてから印刷してください。

2つ目は用紙サイズの取り違えです。A5のテンプレートをA4用紙に刷る場合、面付けの指定が要ります。1枚に2ページ並べるのか、A5用紙に直接刷るのか。プリンタがA5に対応していないこともあるので、その場合はA4に2面で刷って、あとから断裁する流れになります。

インクの設定も見ておくと仕上がりが変わります。下書きモードや節約モードで刷ると線が薄くなり、方眼の目盛りが見えにくくなることがあります。逆に標準設定だと、線が濃く出て書いた文字とぶつかることも。1枚刷ってみて、実際に使うペンで書き込んでから決めるのが確実です。カラーの線が入ったテンプレートを白黒で刷ると、色の違いがグレーの濃淡になって区別がつきにくくなる点も覚えておくと役に立ちます。

3つ目は両面印刷の向きです。長辺で綴じるか短辺で綴じるかを間違えると、裏面が上下逆になります。いきなり1年ぶんを刷らず、まず2枚だけ試し刷りして、重ねて透かしてみるのが確実です。

試し刷りは必ず1〜2枚で止めてください。設定を確かめずにまとめて印刷すると、インクと紙を大量に無駄にします。特に穴の位置は、実際にバインダーに入れてみるまで分かりません。1枚刷る、穴を開ける、綴じてみる。この3手順を先に通しておくと安心です。

目的別に使う手帳テンプレートの作り方

ここからは、実際の使い道ごとに、どんな型を選んでどう組み合わせるかを具体的にしていきます。予定を管理したい場合、記録を残したい場合、自分で一から作りたい場合、そして続かなくなったときの見直し方。同じテンプレートでも、目的が違えば向き不向きは逆になります。自分に近いところだけ読んでも大丈夫ですよ。

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予定管理に使う場合の型

予定を管理するのが主目的なら、必要なのは2枚だけです。全体を見る月間と、詳細を書く週間。この組み合わせで、ほとんどの用事は回ります。

月間は、ブロック型を選んでおけば間違いありません。1マスに2〜3行入れば十分で、書くのは時間と場所と相手の名前くらい。ここに細かい内容まで書こうとすると、すぐにあふれます。月間は「いつ何があるか」を見るための地図なので、詳しさは要りません。

週間は、動き方で選び分けます。時間で区切られた予定が多いなら、時間軸のあるバーチカル。会議や面談が重なる働き方だと、空き時間が視覚的に分かるのが効きます。一方で、予定より作業が中心なら、右側に自由欄のあるレフト型のほうが使いやすいです。やることリストを書く場所が確保できます。

ここで決めておきたいのが、月間と週間の書き分けです。同じ予定を両方に書くと、変更があったときに2か所を直すことになり、片方が古いまま残ります。月間には確定した予定だけ、週間には当日の動きと持ち物、というように役割を分けておくと二重管理になりません。どちらを正とするかを最初に決めておくのがコツで、迷ったら月間を正にすると全体が崩れにくいです。

追加で1枚だけ入れるとしたら、年間の一覧をおすすめします。旅行や締め切り、家族の予定など、月をまたぐものを1枚で見渡せると、予定の立て方が変わります。ここまでの3枚で予定管理の型は完成です。

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記録・習慣に使う場合の型

予定ではなく、やったことや続けたいことを残す使い方なら、選ぶテンプレートは変わります。ここで大事なのは、書く量に対して枠が大きすぎないことです。

記録の場合、あとで見返すかどうかで形が変わります。見返す前提なら、日付と項目が同じ位置に並んでいることが大切です。位置が揃っていると、めくるだけで違いが目に入ります。見返さず書くだけが目的なら、枠は緩いほうが気楽に続きます。

習慣の記録には、日付が横に並んだ表形式が向いています。1行に1つの習慣、列に日付。できた日にチェックを入れるだけなので、続けるための手数が最小で済みます。1か月ぶんが1枚に収まるので、達成の様子も一目で分かりますね。

日記のように書く場合は、1日1ページか、1週間で1ページかを先に決めてください。毎日たくさん書ける人ばかりではないので、まずは1週間で1ページから始めるほうが空白が目立ちません。書く量が増えてきたら、翌月から1日1ページに切り替えればいいだけです。

何を書くか決まらないという場合は、枠のほうに問いを入れてしまう手もあります。「今日よかったこと」「明日やること」といった見出しが最初から印刷されていれば、答える形で書けます。書き方の型そのものは日記の書き方|続く3行の型と大人・社会人向けの例文テンプレート集に例文つきでまとめてあるので、テンプレートに入れる項目を決めるときの下敷きになりますよ。
使う枚数の目安を、用途別にまとめておきますね。

使い方 そろえる枚数 組み合わせ
予定管理が中心 月に2〜3枚 月間ブロック+週間(+年間一覧)
習慣の記録が中心 月に1枚 日付が横に並ぶ表形式
日記として使う 月に4〜5枚 1週間1ページ(慣れたら1日1ページ)
仕事とプライベート両方 月に3〜4枚 月間+週間バーチカル+自由記入
まず試したい 1枚 月間ブロックだけ

枚数が増えるほど、印刷と綴じの手間も増えます。最初は少なめに始めて、足りないと感じたページだけ足していく順番が現実的かなと思います。

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自分で作るときの手順

配布されているテンプレートで合うものが見つからないときは、自分で作ってしまう手もあります。難しそうに聞こえますが、表計算ソフトか文書作成ソフトがあれば形にはなります。

手順は4段階です。まず用紙サイズを設定します。ここで実寸を指定しておかないと、あとの計算が全部ずれます。次に余白を決めます。綴じる側は広めに、外側は狭めに。バインダーを使うなら、穴の位置から逆算して余白を取ります。

3段階目が枠づくりです。表計算ソフトなら行の高さと列の幅を数値で指定できるので、方眼なら5ミリ角、罫線なら7ミリ前後の行高に設定すると市販品に近い書き心地になります。バーチカルを作るなら、朝6時から夜11時までを1時間ごとに区切ると18行。A5の縦方向にはおおむね収まる行数です。表計算ソフトなら、セルの幅と高さを数値で指定できるので、方眼やバーチカルの枠は作りやすいです。線の色は薄いグレーにしておくと、書いた文字が主役になります。真っ黒の線は思ったより主張が強く、書き込むとごちゃつきます。

PDFにしてから刷るのは、レイアウトを固定するためです。元のファイルのまま印刷すると、使う端末のフォント環境によって文字幅が変わり、枠がずれることがあります。PDFにしておけば、コンビニの複合機に持ち込むときもそのまま使えます。

最後にPDFで書き出して、1枚だけ試し刷りします。ここまでを一度通しておけば、翌月からは日付を変えるだけで使い回せます。

自作の良いところは、要らない項目を消せることです。市販の手帳には、使わない欄がどうしても含まれます。天気、体調、月齢、目標欄。自分が使う欄だけを残すと、書く負担が目に見えて減ります。逆に、凝りすぎて作ること自体が目的にならないよう、最初の1枚は10分で終わらせるくらいの気持ちがちょうどいいかなと思います。

◆ケイのワンポイントアドバイス

自作の1枚目は、来月ぶんだけ作ってください。1年ぶんを先に作ると、2か月目に「ここが使いにくい」と気づいたときに直せなくなりますよ。

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テンプレートが続かないときの見直し方

枠が大きすぎる・生活に組み込まれていない・項目が多すぎるという3つの原因と、それぞれの対策を並べたスライド
続かなくなる3つの原因と対策

印刷して使い始めたのに、2週間ほどで白いままになった。これはよくあることで、たいてい原因は3つのどれかです。

ひとつ目は、枠が大きすぎること。1日1ページを選んだのに、実際に書くのは2行だった。この状態が続くと、開くたびに空白が目に入って気が重くなります。対処は簡単で、枠の小さい形に替えるだけ。1週間で1ページの形に落とせば、同じ量でもページが埋まって見えます。

2つ目は、書く場所が生活に組み込まれていないこと。手帳の置き場所が定まっていないと、書く時間も定まりません。机の上か、かばんの中か、寝室か。まず置き場所を1か所に決めて、そこで開く時間を固定してみてください。

3つ目は、項目が多すぎること。自作したときに起きやすい失敗です。天気も体調も気分も目標も、と欄を並べると、全部埋めなければいけない気がしてきます。埋まらない欄は、次の月のテンプレートから削ってしまって構いません。使っている欄だけが残っていく形が、いちばん続きます。

途中で形を変えるときは、前の月のページを捨てないでおいてください。バインダー式なら後ろに移すだけで残せますし、あとから見返したときに「この形は続かなかった」という記録そのものが判断材料になります。形を変えた月と、書けた量の関係が見えてくると、自分に合う枠の大きさが分かってきますよ。

見直すタイミングは月末が向いています。1か月ぶんをめくって、書けている欄と空いている欄を数えるだけ。それだけで、翌月のテンプレートに何を残すかは決まります。

続かない原因を紙のせいにする前に、1か月ぶんを見返してみてください。書けている日と書けていない日には、たいてい生活側の理由があります。テンプレートを替えて解決することもあれば、書く時間を5分ずらすだけで戻ることもありますよ。

手帳のテンプレートについてよくある質問

無料で配布されているテンプレートは自由に使っていいのですか?

配布元ごとに条件が決められていて、個人利用に限る、再配布は不可、商用利用は不可といった注意書きが添えられていることがほとんどです。自分で使うぶんには問題ないことが多いですが、印刷して人に配ったり、販売したりする場合は条件を必ず確認してください。表記は配布ページに記載されているので、ダウンロードの前に目を通しておくと安心です。

家にプリンタがない場合はどうすればいいですか?

コンビニの複合機で印刷する方法があります。PDFをアプリやUSBメモリから読み込んで出力する形です。この場合も拡大縮小の設定が関わってくるので、実寸で出力できるかを確認してください。用紙はA4かB5が中心になることが多いので、A5サイズを使いたいときはA4に2面で刷って断裁する流れになります。料金や対応形式は店舗や機種で異なるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

市販の手帳とテンプレートを併用してもいいですか?

問題ありません。むしろ現実的な使い方だと思います。予定は市販の手帳、記録や習慣は印刷したテンプレート、という分け方なら、それぞれの得意な部分だけを使えます。持ち歩くのは市販の手帳だけにして、テンプレートは机に置いておく、という置き場所の分け方も相性がいいですよ。

デジタルのテンプレートを紙の代わりに使えますか?

タブレットとペンがあれば、同じ形式のものをそのまま画面上で使えます。書き直しやすく、かさばらないのが利点です。一方で、起動して該当ページを開くまでの手数は紙より増えます。ぱっと開いて書き込む速さでは紙が有利なので、持ち歩く用途か据え置きかで選び分けると納得しやすいかなと思います。

1年ぶんをまとめて印刷しておくべきですか?

最初はおすすめしません。使い始めて1〜2か月のうちに、枠の大きさや項目を変えたくなることが多いからです。まず1か月ぶんを刷って使ってみて、直したいところがなくなってから、まとめて刷る。この順番なら紙もインクも無駄になりません。まとめて刷る場合も、半年ぶんずつに分けておくと調整の余地が残ります。

まとめ:手帳のテンプレートは書き方で選ぶ

ここまで見てきたとおり、手帳のテンプレートで大事なのは、配布ページで良さそうなものを探すことではなく、自分の条件を先に決めておくことです。最後に手順を整理しておきますね。

まず、いまの手帳の補充なのか、1冊まるごと自作なのかを決めます。補充なら既存の規格に合わせるのが最優先で、デザインの好みは後回し。自作なら、必要なページだけを組み合わせられます。

次に、サイズと綴じ方を確認します。持ち歩くならA5かB6まで、机に置くならB5以上も選べます。バインダーを使うなら穴の規格を先に確認して、自信がなければ最初はクリップ留めで試すのが安全です。

そのうえで、フォーマットを書く量から決めます。予定管理なら月間ブロックと週間の2枚、記録や習慣なら表形式か1週間1ページから。忙しい週ではなく、ふつうの週を基準に選ぶのがコツです。

印刷では、拡大縮小をオフにして実寸で出すこと。1〜2枚だけ試し刷りして、穴を開けてバインダーに入れるところまで確かめてから、まとめて刷ってください。最初の1か月ぶんだけ印刷して、月末に使えた欄と使わなかった欄を数える。この見直しを1回挟むだけで、翌月からの1年が変わります。まずは月間1枚から刷ってみてくださいね。なお、用紙の対応やプリンタの仕様、配布条件は変更されることがあるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う点があれば、最終的な判断はメーカーや販売店にご相談ください。

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