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読書ノートの選び方|市販ノートのサイズ・罫線とルーズリーフの比較

読書ノートのおすすめ市販ノート|サイズ・柄・ルーズリーフの選び方
読んだ本の内容を残しておきたい。そう思って読書ノートを始めようとしたとき、最初につまずくのが「どのノートを買えばいいのか」だったりしませんか。
文房具店に行けばノートは山ほどあります。読書ノート専用と書かれた商品もあれば、普通の横罫ノートもある。ルーズリーフという選択肢まで加わると、余計に決まらなくなりますよね。
実はここ、選ぶ順番さえ間違えなければ数冊まで絞れます。ポイントは、冊数を積み上げたいのか、順番を組み替えたいのかを先に決めること。この2つは求める形が正反対なので、どちらかを選んだ時点で候補が半分に減るんですよ。
この記事では、綴じノートとルーズリーフの違いから、サイズ・罫線・柄の選び方、そして買う前に決めておきたい記入項目まで通しで整理しました。売り場で迷わない状態を作ってから、買いに行きましょう。
- 読書ノートに向く形が目的によって正反対になる理由
- 綴じノートとルーズリーフそれぞれの向き不向き
- サイズと罫線で書ける量と書きやすさがどう変わるか
- 市販ノートを選ぶときの4つの判断軸と買う前の準備
読書ノートは目的で選ぶ形が変わる
読書ノートという言葉でひとくくりにされていますが、実際の使われ方は大きく2つに分かれます。ここを最初に分けておかないと、いつまでも候補が絞れません。
ひとつは記録型。読んだ本を順番に書き足していって、1年後に「今年はこれだけ読んだ」と振り返るための使い方です。冊数が積み上がっていく感覚そのものが目的になります。
もうひとつが整理型。テーマごとに情報をまとめ直したり、関連する本の内容を並べて比べたりする使い方ですね。この場合、書いた順番よりも並べ替えのしやすさが重要になります。
この2つは、求めるノートの構造が正反対なんですよ。順番が固定されているほうがいい記録型と、順番を変えられるほうがいい整理型。同じ「読書ノート」でも、選ぶべき商品がまったく違います。
もう少し踏み込むと、この2つは読書との向き合い方の違いでもあります。記録型は「読んだこと自体を残す」ことに価値を置き、整理型は「読んだ内容を使う」ことに価値を置く。どちらが優れているという話ではなく、自分がどちらを求めているかというだけの話です。
冊数を積み上げたいのか
記録型に向いているのは、ページが固定されている綴じノートです。書いた順に並び、あとから抜き差しできません。この「変えられない」という性質が、時系列の記録としては強みになります。
読み終えた本を1冊ずつ書き足していくと、ページが進むこと自体が読書量の可視化になります。半年前に読んだ本のページを開けば、そのころ何に興味があったかも一緒に見えてきますよね。
また、記録型は1冊のノートに何冊ぶんの本が入るかが選ぶ基準になります。1冊あたり1ページ使うのか、見開きを使うのか。ここを決めてからページ数を見ると、必要なノートの厚みが計算できます。
たとえば1冊1ページで年間50冊読むなら、100ページのノートで約2年もつ計算です。逆に1冊につき見開き2ページ使うなら、同じ100ページでも1年ぶんですね。
順番を組み替えたいのか
整理型に向いているのはルーズリーフやバインダー式です。書いたページを抜いて別の位置に差し込めるので、テーマごとにまとめ直せます。
たとえば同じジャンルの本を5冊読んで、共通していた主張を並べて比較したい。こういう使い方では、読んだ順に固定されているとかえって扱いにくいんですよね。あとから並べ替えられることに価値があります。
それから、書き損じたページを差し替えられるのも整理型の利点です。きれいに残したい人ほど、この機能は効いてきます。
一方で、抜き差しできるということは紛失もしやすいという裏返しでもあります。1枚だけ持ち出して戻し忘れる、という事故は起こりえます。ここは後で詳しく触れますね。
どちらか決めきれないときは、まず記録型から始めるのをおすすめします。整理型は書きためた材料がないと本領を発揮しないので、最初の数十冊は順番に書き足すだけで十分なんですよ。
両方の性質がほしい場合は、記録用の綴じノートと整理用のバインダーを併用するという手もあります。読み終えた記録は綴じノートへ、テーマ別にまとめたいものだけルーズリーフへ。二重管理になりますが、役割がはっきり分かれるので混乱はしにくいですよ。
綴じノートとルーズリーフを比較

それぞれの特徴を並べて比べてみましょう。文具メーカーも両者の使い分けを整理して公開しています。コクヨは学習用途の解説として、後から付け加えたり並べ替えたりしたいとき、必要なところだけ持ち運びたいときにルーズリーフが向くと挙げています(出典:コクヨ 高校生活はノートとルーズリーフ、どっちを使う?)。読書ノートでも、この判断の軸はそのまま当てはまります。
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| 比べる点 | 綴じノート | ルーズリーフ・バインダー |
|---|---|---|
| ページの順番 | 書いた順に固定 | 自由に並べ替えられる |
| 書き損じたとき | ページが残る | 1枚だけ差し替えられる |
| 持ち歩き | 1冊まるごと | 必要な枚数だけ抜ける |
| 1冊の厚み | ページ数で固定 | 枚数を足せる |
| 紛失のしやすさ | まとまっていて低い | 1枚単位で外れる |
| 価格の考え方 | 1冊ごとに買い足す | バインダー代+用紙代 |
表を見ると、綴じノートは「守り」、ルーズリーフは「攻め」に近い性格なのが分かりますよね。記録として確実に残したいなら綴じノート、使い回して育てたいならルーズリーフ、という分け方が実態に近いと思います。
費用の考え方も違います。綴じノートは1冊使い切るたびに買い足す形ですが、ルーズリーフはバインダーを最初に買って、あとは用紙を補充していく形です。長く続けるなら後者のほうが割安になることもありますが、バインダー自体が場所を取るという面もありますね。
その「場所を取る」が気になるなら、リングの細いバインダーを選ぶ手があります。下のA5サイズは最大25枚までと容量を割り切っているぶん薄くまとまるので、読み終えた本のぶんだけ抜き出して別に保管する使い方に向いていますよ。
サイズごとに書ける量が変わる

形が決まったら次はサイズです。ここは書く量から逆算するのが確実で、感覚で選ぶと後悔しやすい部分でもあります。
目安として、一般的な横罫ノートは1行あたり20〜25字程度書けます。A6サイズなら1ページ12〜15行なので、1ページで250〜350字といったところ。A5サイズなら20行前後で、1ページ400〜500字が入ります。
この数字を、自分が1冊の本について書きたい量と突き合わせてみてください。タイトルと一言感想だけなら200字あれば足りますし、要約と考えたことまで書くなら600字は欲しくなります。
この字数の目安は、罫幅によっても変わります。B罫(6mm)はA罫(7mm)より1ページあたり2〜3行多く入るので、同じ判型でも1割ほど多く書けます。細かい違いですが、100冊ぶんを積み重ねると差になってきますね。
判型ごとの目安を並べておきますね。罫幅や商品によって前後しますが、比較の出発点として使えます。
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| 判型 | 1ページの行数の目安 | 1ページに入る字数の目安 | 1冊に書ける内容 | 持ち歩き |
|---|---|---|---|---|
| A6(文庫サイズ) | 12〜15行 | 250〜350字 | 書名・著者・読了日・短い感想 | とても軽い |
| B6 | 15〜18行 | 300〜420字 | 上記+引用1〜2か所 | 軽い |
| A5 | 20行前後 | 400〜500字 | 要約+引用+感想 | やや重い |
| B5 | 26〜30行 | 600〜750字 | 要約+図解+考察 | 持ち出しにくい |
この表の使い方は簡単で、自分が1冊の本について書きたい字数を決めて、その字数が収まる行にある判型を選ぶだけです。見開きで使うなら字数は2倍になるので、A5の見開きならB5の1ページとほぼ同じ量が書けます。
A6・文庫サイズが向く使い方
A6は文庫本とほぼ同じ大きさで、持ち歩きやすさが最大の魅力です。読んでいる本と一緒にかばんへ入れても負担になりません。
向いているのは、タイトル・著者・読了日・短い感想を残す使い方です。1冊につき1ページか半ページで済むので、ページ数の多いノートを選べば何百冊ぶんも入ります。
逆に、要約をしっかり書きたい人には窮屈です。文字を小さくすれば入りますが、それだと読み返す気力が続かないんですよね。書ける量より少し余る大きさを選ぶのが、続けるうえでは正解だと思います。
持ち歩きを優先しつつ量も書きたい場合は、B6という中間サイズもあります。文庫より少し大きく、A5よりは軽い。判型ごとの実寸で迷ったら、A5・B6・A6の実寸と1日に書ける行数を比べた記事が判断材料になりますよ。
A5・B5が向く使い方
A5は読書ノートで最も選ばれやすいサイズです。1ページに400字前後書けて、見開きなら800字を超えます。要約・引用・感想を分けて書いても余裕がありますね。
図やマインドマップのような形で内容を整理したい場合は、さらに大きいB5やA4が候補になります。関係を線でつないで書く方法は、面積がないと成立しないからです。
ただし大きくなるほど持ち歩きにくくなります。読書ノートを家で書くのか、カフェや通勤中に書くのかで、ここは大きく変わりますよね。書く場所を先に決めておくと、サイズの判断が早くなります。
迷ったときは、家で書くならA5、外で書くならA6かB6という基準で選んでみてください。両方したいなら、外ではスマホにメモして家で清書する、という分業も現実的です。
ちなみに、判型と持ち歩きやすさは単純な大小だけでは決まりません。同じA5でも、薄い40枚のノートと厚い100枚のノートでは、かばんに入れたときの負担がまったく違います。サイズを決めたら、厚みもあわせて見ておきましょう。
罫線の種類で書きやすさが決まる
サイズと同じくらい効いてくるのが罫線です。ここは書き方によって最適解が変わります。
文章中心で書くなら横罫が基本です。行が揃うので読み返しやすく、書いていて迷いません。罫幅はA罫(7mm)とB罫(6mm)が一般的で、字が大きめの方はA罫、たくさん書きたい方はB罫が向いています。
図やイラストを混ぜたいなら方眼が便利です。表を書いたり、線を引いて区切ったりが自由にできます。5mm方眼が標準で、文字も罫線代わりに揃えて書けるので万能ですね。
無地は自由度が最も高い代わりに、書く位置を毎回自分で決めることになります。レイアウトを楽しみたい人には向きますが、続けやすさという点では横罫や方眼のほうが安定します。同じ無地や方眼でも、頭に浮かんだことをそのまま書き出す使い方だと選ぶ理由が変わります。ジャーナリングの意味と種類を整理した記事もあわせて見ておくと、1冊で兼用できるかを判断しやすくなりますよ。
点で目印が入ったドット方眼という選択肢もあります。方眼より線が目立たないので、文字を書いたときの見た目がすっきりします。読書ノートを人に見せる予定はなくても、自分が読み返したときの気分は変わりますよ。
マルマンは読書ノートについて、行間にゆとりを持たせて文字を大きめに書くと見やすくなるという趣旨の解説を公開しています(出典:マルマン 読む文具 読書ノートの効果的な書き方)。詰めて書くほど情報は入りますが、読み返しやすさとは逆方向に働くという点は覚えておきたいところです。
罫線を選ぶときは、書く内容の割合から考えると決めやすいです。文章が8割以上なら横罫、図や表が3割以上入るなら方眼、レイアウトを毎回変えたいなら無地。この配分で選べば大きく外しません。
読書専用ノートと汎用ノートの違い
市販品には「読書ノート」と名前のついた専用商品があります。普通のノートと何が違うのか、整理しておきますね。
専用ノートの多くは、1冊ぶんの記入欄があらかじめ印刷されています。書名、著者、読了日、評価、感想。この枠が最初からあるので、何を書くか迷わずに済みます。
これは大きな利点です。白紙のノートだと毎回レイアウトを考えることになりますが、専用ノートなら埋めるだけ。続けやすさという点では専用ノートが有利だと思います。
一方でデメリットもあって、記入欄の大きさが固定されているため、書きたい量が枠に合わないと不便です。感想を長く書きたい本と、一言で済む本が同じ枠に収まるとは限りませんよね。
それから、専用ノートは1冊あたりに記録できる冊数が決まっています。100冊ぶんの枠があるノートなら、100冊読んだら次の1冊が必要です。この区切りを励みにできる方もいれば、窮屈に感じる方もいます。
汎用ノートは自由度が高い代わりに、書く項目を自分で決める必要があります。ここは後の見出しで具体的な決め方を紹介しますね。
専用ノートがどんな作りになっているか、実物の例も挙げておきますね。1冊で何冊ぶん記録できるかが仕様に書かれているタイプです。
専用ノートと汎用ノートで迷ったら、最初の1冊は専用ノートを試してみるのも手です。使ってみると「この項目はいらない」「これが足りない」が見えてくるので、2冊目から汎用ノートで自分の型を組めるようになりますよ。
もうひとつ、専用ノートには「読んだ冊数が数字で見える」という副次的な効果があります。100冊ぶんの枠があるノートなら、埋まっていく様子がそのまま進捗になりますよね。数を目標にしたい人には、この可視化が続ける動機になります。
柄やデザインで選ぶときの注意
読書ノートは長く残す前提の記録なので、デザインの選び方も少し変わってきます。
まず考えたいのが、同じ商品が来年も買えるかです。何冊も積み上げていくものなので、背表紙が揃うと本棚での収まりがよくなります。限定デザインやコラボ商品は翌年に同じものがない可能性があるので、定番のシリーズを選ぶほうが揃いやすいですね。
もうひとつは表紙の耐久性です。読書ノートはかばんに入れて持ち歩くこともあれば、何年も本棚に置いておくこともあります。紙表紙は軽い代わりに角が傷みやすく、厚紙やPVCの表紙は丈夫な代わりに少し重くなります。
柄については、読書ノートはほぼ自分だけが見るものなので好みで選んで問題ありません。ただ、本の内容を書き写す場所でもあるので、本文ページに柄が入りすぎていると文字が読みにくくなる点だけは注意しておきたいところです。
キャラクター柄の読書ノートもあります。ムーミンのように、読書と相性のいい世界観を持つシリーズは根強い人気がありますね。柄で気分が上がるなら、それも続ける理由のひとつになります。
デザインから入る選び方については、シリーズごとの中身の違いを整理した記事の考え方がそのまま応用できます。柄が同じでも中身が違う商品は、ノートでも普通にありますからね。
柄で選ぶときにもうひとつ考えたいのが、読書ノートを人に見せる可能性があるかどうかです。読書会や勉強会に持っていく予定があるなら、開いたときに落ち着いて見える中面のほうが気楽かもしれません。自分しか見ないなら、ここは完全に好みで決めて大丈夫ですよ。
市販ノートを選ぶ4つの判断軸
ここまでの内容を、実際に商品ページを見るときの判断軸としてまとめておきます。
1つ目は形式(綴じノートかルーズリーフか)、2つ目はサイズ、3つ目は罫線、そして4つ目がページ数です。この4つが決まれば、候補は自然に数点まで絞られます。
この4つの順番にも意味があって、形式を先に決めるとサイズの選択肢が変わります。ルーズリーフはA5とB5が中心で、A6サイズの用紙は種類が限られるからです。逆に綴じノートならA6からA4まで幅広く選べます。形式→サイズの順で見ていきましょう。
ページ数と1冊で残せる冊数
ページ数は見落とされがちですが、読書ノートでは重要な項目です。1冊あたりに何ページ使うかを決めておけば、そのノートで何冊ぶん残せるかが逆算できます。
市販の一般的な横罫ノートは30枚(60ページ)前後が標準的で、厚めのものだと80枚(160ページ)以上あります。1冊1ページなら前者で60冊、後者で160冊ですね。
厚いノートは長く使える代わりに、書き終えるまでに時間がかかります。1年で1冊使い切りたいなら、年間の読書冊数に合わせてページ数を選ぶという考え方もありますよ。
開きやすさと紙質
意外と満足度を左右するのが、ノートが平らに開くかどうかです。糸かがり製本や中綴じのノートは180度近くまで開きますが、無線綴じ(背を接着したもの)は真ん中が浮きやすくなります。
読書ノートは机に置いて書くことが多いので、開いた状態を手で押さえ続けなくていい構造だと楽です。商品ページに「開きやすい」「フラットに開く」といった記載があるかを見てみてください。
紙質は使うペンで決まります。万年筆やゲルインクを使うなら、裏抜けしにくい厚めの紙が向いています。鉛筆やボールペン中心なら、標準的な紙で問題ありません。
紙の色も好みが分かれるところで、真っ白な紙はコントラストが強く、クリーム色の紙は長時間見ても疲れにくいと言われます。サイズ・紙質・罫線から書きやすさを比べた記事で紙質の見方をまとめているので、あわせて参考にしてください。
表紙の硬さも見ておくと安心です。ソフトカバーは軽くてかばんに収まりやすい一方、立ったまま書くときにたわみます。ハードカバーは重い代わりに、下敷きがなくても書けます。書く場所が机の上だけならソフトカバーで十分ですね。
書く項目を決めてから買う

ノートを買う前にもうひとつ済ませておきたいのが、書く項目を決めることです。ここが決まっていないと、必要なサイズもページ数も決まりません。
基本の項目としては、書名・著者名・読了日・評価・感想の5つがあれば読書ノートとして成立します。まずはこの5つから始めて、必要に応じて足していくのがおすすめですね。
足すとしたら、引用した文章とそのページ番号、読もうと思ったきっかけ、次に読みたい関連書。このあたりが実用的です。とくに引用のページ番号は、後から探し直す手間を大きく減らしてくれます。
逆に、最初から項目を10個も作るのはおすすめしません。1冊書くたびに10項目を埋めるのは負担が大きく、数冊で止まる原因になります。埋めるのに3分以上かかる型は続きにくいと考えておくといいですよ。
項目が5つなら、A6サイズの1ページで足ります。引用まで入れるならA5の1ページ、複数の引用と考察まで書くならA5の見開き。このように、項目数からサイズが決まる流れになっています。
買う前に、手元の紙で1冊ぶんを試し書きしてみてください。実際に書いてみると必要な行数がはっきりします。この1回のテストで、サイズ選びの精度がかなり上がりますよ。
試し書きのときは、実際に読み終えた1冊を題材にしてください。架空の本で試すと、書きたい量が本物より少なく見積もられます。直近で読んだ本について、思い出せることを全部書いてみるのが精度の高い方法ですよ。
項目を決めるときのコツは、後から見返して役に立つかどうかで判断することです。書くときは楽しくても、読み返さない項目は結局なくても困りません。逆に、読み返したときに「これが書いてあってよかった」と思う項目は、多少手間でも残す価値があります。
項目を決めるときに参考になるのが、読み終えた直後に自分が何を思い出しているかです。あらすじなのか、印象に残った一文なのか、それとも読みながら考えたことなのか。思い出す順番がそのまま項目の優先順位になります。この順で欄を並べておくと、書くときに手が止まりません。
それから、評価を数字で残すかどうかも決めておきましょう。5段階でも10段階でも構いませんが、数字があると後から並べ替えられるようになります。「今年いちばんよかった本」を探すときに、数字がひとつあるだけで探す時間がまったく違ってきます。
予算別の選び方
最後に予算の話です。価格は販売店や時期で変わるので、あくまで一般的な目安として見てくださいね。
数百円の帯なら、標準的な横罫ノートや100円ショップのノートが選べます。まず試したい段階ならここで十分で、書く項目が固まってから本命を買うという進め方もあります。実際に100円ショップの文具がどこまで使えるかは、仕様を確認した記事の考え方が参考になります。
1,000円台になると、読書専用の記入欄がついた商品や、糸かがり製本のしっかりしたノートが入ってきます。長く残す前提ならこの帯からが安心ですね。
2,000円以上の帯は、厚手の紙を使った大容量のノートや、革・合皮のカバー付きが中心です。何百冊ぶんも1冊にまとめたい人や、書き味にこだわりたい人向けの選択肢になります。
ルーズリーフの場合は、バインダー本体が数百円から2,000円程度、用紙が100枚で数百円というのが一般的な構成です。最初にバインダー代がかかる代わりに、あとは用紙だけを補充していけます。
長く続けるほど、この差は効いてきます。綴じノートを毎年2冊買うなら、10年で20冊ぶんの費用がかかります。ルーズリーフならバインダー代は最初の1回だけで、あとは用紙の補充だけで済む計算です。ただし用紙が増えればバインダーも複数必要になるので、完全に安く上がるとは限らない点は補足しておきますね。
どの帯を選ぶにしても、最初の1冊は安めのもので試すという選び方は理にかなっています。書く項目もサイズ感も、実際に数冊書いてみないと分からない部分が多いですからね。
買う場所についても触れておきますね。読書専用ノートは種類が限られるので、実店舗より通販のほうが見つけやすい傾向があります。逆に、罫線や紙質を手で確かめたいなら文具店で実物を見るほうが確実です。中身が印刷されている専用ノートほど、実物で記入欄の大きさを見ておく価値がありますよ。
もし近くに大型の文具店があるなら、一度ノート売り場をひと通り見てみてください。読書ノートとして使えそうな商品は、日記のコーナーではなく普通のノート売り場に並んでいることが多いです。売り場の名前で探すより、判型と罫線で探すほうが早く見つかります。
読書ノートの選び方に関するよくある質問(FAQ)
読書ノートは読みながら書くべきですか、読み終えてから書くべきですか?
目的によります。読書のテンポを保ちたいなら読み終えてからまとめて書くほうが向いていますし、細かい引用を残したいなら読みながら付箋を貼っておき、後でノートに転記する方法が現実的です。読みながらノートに書き込むと集中が途切れやすいので、付箋を挟んでおく方式は多くの人に合うと思います。
読書専用ノートと普通のノート、どちらがおすすめですか?
書く項目が決まっていないうちは専用ノートが向いています。記入欄が印刷されているので迷わず書けるからです。数十冊書いて自分の型が見えてきたら、汎用ノートに移ると自由度が上がります。専用ノートは1冊で記録できる冊数が決まっている点だけ確認しておいてください。
ルーズリーフだとページがバラバラになりませんか?
抜き差しできる構造なので、外したまま戻し忘れるリスクはあります。対策としては、外したページを入れる定位置を決めておくこと、通し番号を右上に書いておくことが有効です。番号があれば順番が崩れても戻せますし、抜けているページにも気づけます。
読書ノートのサイズはどれくらいが一般的ですか?
持ち歩きやすさから文庫サイズやA6、書く量の確保からA5が選ばれることが多いです。タイトルと短い感想だけならA6、要約や引用まで書くならA5、図で整理するならB5以上が目安になります。自分が1冊あたり何字書きたいかを先に決めると選びやすくなりますよ。
途中でノートの種類を変えてもいいですか?
まったく問題ありません。むしろ数十冊書いてから見直すほうが、自分に必要な形がはっきりします。移行するときは前のノートを処分せず本棚に残しておけば、記録は続きます。書き方の統一より、記録が途切れないことのほうが大切です。
読書ノートの選び方のまとめ
読書ノート選びは、目的を決めた時点でほぼ決まります。最後に流れを整理しておきますね。
まず、冊数を積み上げる記録型か、順番を組み替える整理型かを決めます。記録型なら綴じノート、整理型ならルーズリーフやバインダー式です。
次にサイズ。1冊の本について書きたい字数から逆算して、A6なら250〜350字、A5なら400〜500字という目安で選びます。書く場所が家か外かも判断材料になります。
罫線は、文章中心なら横罫、図を混ぜるなら方眼、自由に組みたいなら無地。ページ数は、1冊あたりに使うページ数と年間の読書冊数から必要な厚みが決まります。
そして買う前に、書名・著者・読了日・評価・感想の5項目を基本形として決めておくこと。項目数が決まれば必要なサイズも決まる、という順番になっています。
なお、ここで挙げた字数や価格の目安はあくまで一般的な数字で、商品によって変わります。正確な仕様は各メーカーや販売店の公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は実物を見たうえで行ってくださいね。
あなたは、読んだ本をどんなふうに残したいですか。そこが決まっていれば、売り場で迷う時間はほとんどなくなりますよ。
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