無印良品で読書ノートを作るなら?本の形のノートと定番ノートを比較整理しました

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

読んだ本の内容を書き留めておきたいと思ったとき、まず無印良品を思い浮かべる人は多いと思います。シンプルで飽きがこないし、価格も手ごろで、全国どこの店舗でも同じものが買える。読書ノートのように何年も続けたいものほど、こういう「いつでも同じものが手に入る」という条件は効いてきます。

ただ、実際に店舗の文具コーナーに立つと、思っていたより種類が多くて迷うんですよね。本の形をした小さなノート、糸で綴じられた上質紙のノート、リングでとじたノート、ルーズリーフ。どれも読書ノートに使えそうに見えて、決め手が分かりません。

調べていて最初に分かったのは、無印良品には「読書ノート」という名前の商品が無いということでした。つまり、どれを選んでも正解にも不正解にもなり得るということです。だからこそ、選ぶ基準を自分の側で決めておく必要があります。読む冊数、1冊あたりに書く量、持ち歩くかどうか。この3つが決まれば、候補はぐっと絞れます。

この記事では、無印良品で読書ノートに使えるノートを5種類に整理したうえで、それぞれの実寸・枚数・向いている使い方を並べます。そのあとで、必要なページ数の計算、サイズの決め方、書く項目の決め方までまとめました。店舗に行く前に読んでもらえれば、棚の前で迷う時間がかなり短くなるはずですよ。

  • 無印良品で読書ノートに使える5種類と、それぞれの実寸・枚数
  • 読む冊数から必要なページ数を逆算する手順
  • 持ち歩くかどうかで変わるサイズの決め方
  • 書く項目を先に決めてからノートを選ぶ理由
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無印良品で読書ノートに使えるノートの種類

まずは棚に並んでいるものの整理からです。無印良品には読書専用のノートはありませんが、読書ノートとして使いやすい形のものがいくつもあります。ここでは本の形をしたノート、糸綴じの上質紙ノート、ダブルリングノート、ルーズリーフの4系統に分けて、それぞれの特徴と向いている使い方を見ていきます。最後に罫線と紙質の選び方もまとめました。

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無印に読書ノート専用の商品はない

先に結論を書いておくと、無印良品に「読書ノート」という名前の商品はありません。読書記録用の項目があらかじめ印刷されたノートも、私が調べた範囲では見当たりませんでした。ですので、無印で読書ノートを作るというのは汎用のノートを読書用に使うということになります。

これは不便なようで、実は自由度が高いという利点があります。市販の読書ノートは「タイトル」「著者」「読了日」「評価」といった記入欄が印刷されていることが多く、書きたいことがその枠に収まらないと窮屈になります。無印のノートは白紙か罫線だけなので、自分の書きたい項目だけを並べられます。

一方で、枠が無いぶん「何を書けばいいか分からない」という状態にもなりやすいです。ここは後半の「書く項目を決めてから買う」で扱いますが、先に書く型を決めておけば、この弱点はほぼ消えます。

もうひとつ、無印を選ぶ実務的な理由として同じものを買い続けやすいという点があります。読書ノートは1冊使い切るまでに1年や2年かかることも珍しくありません。そのとき2冊目が廃番になっていると、記録の見た目がそろわなくなります。無印の定番ノートは長く扱われているものが多く、店舗数も多いので、この心配が比較的小さくて済みます。

読書ノートそのものの選び方(綴じノートとルーズリーフの違い、サイズごとの書ける量、罫線の種類)は、市販ノートを4つの判断軸で比べた記事にまとめてあります。無印以外も含めて全体像から見たい場合は、そちらから読んでもらうと選びやすいと思います。

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文庫本ノートと単行本ノートは本の形をしている

無印良品らしい商品として知られているのが、本と同じ形をしたノートです。文庫本ノートは約148×105ミリで144枚、単行本ノートは約195×137ミリで184枚という構成になっています(出典:無印良品 文庫本ノート)。価格はそれぞれ190円と250円で、この枚数を考えるとかなり手ごろです。

読書ノートとして使うときの利点は2つあります。1つは本と一緒に持ち歩いてもかさばらないこと。文庫本ノートは文庫と同じ大きさなので、読んでいる本と重ねてかばんに入れられます。もう1つは本棚に並べたときになじむこと。読み終えたノートを本と並べて置けるので、記録が増えていく感覚が視覚的に分かります。

気をつけたい点もあります。文庫本サイズは1ページあたりの行数が限られるので、1冊の本について長い感想を書きたい人には窮屈です。目安として、文庫本ノートの1ページで書けるのは10行前後。1冊の本に見開き2ページ使うとしても、書ける量はかなり限られます。

本の形をしたノートには、もうひとつ地味に効く利点があります。読書ノートだと一目で分かることです。汎用のノートを何冊も持っていると、どれが読書用でどれが仕事用か分からなくなりますが、本の形をしていれば棚に置いても混ざりません。ラベルを貼る手間も要りません。

単行本ノートはそのぶん余裕があります。約195×137ミリはB6よりやや大きい程度で、1ページに15行前後は書けます。持ち歩きよりも机で書く時間が長い人は、こちらのほうが手が窮屈になりません。

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糸で綴じた上質紙のノートは平らに開く

もう1つの定番が、上質紙を糸で綴じたノートです。商品名は「上質紙 フラットに開くノート」で、名前のとおり開いたときにページが平らになります(背を糸で綴じる作りで、一般に糸かがり製本と呼ばれます)。A5・B6・A6といったサイズ展開があり、罫線は横罫と、横罫に縦のドットが入ったタイプが選べます。

読書ノートで糸綴じが効いてくるのは、ページを押さえずに書けるという点です。読書ノートは本を開きながら書くことが多く、片手が本でふさがります。ノートが勝手に閉じてしまうと、そのたびに手を止めることになります。糸綴じならその手間がありません。

縦のドットが入ったタイプは、読書ノートとの相性がいいと思います。ドットを目印にすると、日付や書名の位置をそろえやすく、後から読み返したときに情報を探しやすくなります。線を引いて表を作りたいときにも使えます。

サイズは、書く量が多い人ならA5から見ていくと外しにくいです。判型ごとに1ページに書ける行数がどう変わるかは、A5・B6・A6の実寸と行数を比べた記事の考え方がそのまま当てはまります。

本を開きながら書くなら、平らに開くかどうかは実際の書きやすさに直結します。店頭で中央付近を開いて手を離してみて、閉じにくいものを選ぶと失敗が減りますよ。

読書ノート用にこの形を1冊だけ試すなら、持ち歩きやすいA6から始めるのが手軽です。80枚あるので、1冊の本に見開き2ページ使う書き方でも80冊ぶんの記録が残せます。

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ダブルリングノートは裏うつりしにくい

植林木(生長の早い木を計画的に植えて原料にする、環境に配慮した紙のことです)を使ったダブルリングノートも定番のひとつです。読書ノートとして扱いやすいのはB5とA5で、この2サイズは48枚・7ミリ横罫という構成が基本になっています。より小さいA6やA7の展開もあり、そちらは罫の幅が6ミリと細くなります。この紙は商品名にも裏うつりしにくいと入っていて、色ペンを使いたい人には安心材料になります。

リングノートの利点は、360度折り返して使えることです。机が狭い場所や、電車の中で片手で持って書きたいときに、この形は効きます。読書ノートを外で書く人には現実的な選択肢だと思います。

一方で弱点もあります。リングの部分に手が当たるので、右利きの人は左ページの端が書きにくく感じることがあります。また、かばんの中でリングが他のものに引っかかったり、リングがつぶれてページがめくりにくくなったりすることもあります。持ち歩く頻度が高い人は、この点を天秤にかけてください。

枚数が48枚と少なめなので、読書ノートとして使うなら1冊で何冊ぶんの本を記録できるかを先に見積もったほうがいいです。1冊の本に2ページ使うなら、48枚=96ページで48冊ぶん。年間の読書量が多い人は、途中で買い足す前提になります。

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ルーズリーフは順番を組み替えられる

無印にはルーズリーフとバインダーもあります。読書ノートでルーズリーフを選ぶ理由は、ほぼ1つに絞られます。あとから順番を組み替えたいときです。

読んだ順にページが埋まっていく綴じノートに対し、ルーズリーフはジャンル別・著者別・テーマ別に並べ替えられます。同じ著者の本をまとめたい、仕事で使う本と趣味の本を分けたいといった使い方をするなら、この形が向いています。

ただし、注意点が2つあります。1つは紙が抜け落ちる可能性です。長く保管するつもりなら、バインダーの開閉が固いものを選ぶか、書き終えた分は別の場所へ移す運用が要ります。もう1つは冊数を積み上げた実感が持ちにくいことです。ノートが増えていくのを見て続けるタイプの人には、この形は合わないかもしれません。

バインダーを選ぶときは、収容枚数を先に見てください。無印の標準的なバインダーはルーズリーフ約130枚が目安で、片手で開閉できるタイプは約80枚と少なめです。読書ノートは1年で数十枚しか増えないことが多いので、この容量で数年ぶんは足ります。いっぱいになったら2冊目へ移す形が扱いやすいです。表紙が固いタイプなら、膝の上に置いても書けます。

穴の数もそろえておく必要があります。A5なら20穴、B5なら26穴が一般的で、この規格が合っていないとバインダーに綴じられません。無印以外の紙を混ぜるつもりなら、穴数だけは買う前に確認してください。

紙の追加はできますが、その都度買う手間はかかります。近くに無印の店舗が無い人は、まとめ買いをしておくか、通販での購入を前提に考えておくと切らさずに済みます。

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罫線と紙質の選び方

ノートの形が決まったら、次は中身です。読書ノートで見るべきなのは罫線の種類と紙質の2つだけで、それ以外は好みで決めて問題ありません。

罫線は横罫・横罫に縦ドット・方眼・無地のどれかになります。文章を中心に書くなら横罫、書名や日付の位置をそろえたいなら縦ドット入り、図や表を書きたいなら方眼、レイアウトを自由にしたいなら無地。読書ノートは文章が中心になることが多いので、横罫か縦ドット入りが扱いやすいと思います。

罫線の幅も見ておくと安心です。7ミリ前後が一般的で、字が大きい人や書き込みが多い人はこれくらいの幅があると窮屈になりません。小さい字で細かく書く人は6ミリ幅を選ぶと、同じページ数でより多く書けます。

紙質は、使う筆記具から逆算します。ボールペンやゲルインクのペンなら、無印のどのノートでもまず問題ありません。万年筆を使いたい人は、上質紙のノートか、裏うつりしにくいことをうたっている紙を選んでおくと安心です。紙は買ったあとに変えられないので、ペンのほうを紙に合わせるより、紙をペンに合わせるほうが確実です。

方眼や無地を選ぶ人もいます。方眼は図やマインドマップを書きたいとき、無地は本の内容を図解したり、線を引いて自分で表を作ったりしたいときに向きます。ただし、文章を書くときにまっすぐ書けないと読み返しにくくなるので、まず横罫から始めて、物足りなくなったら方眼を試す順番が無難だと思います。

紙の色も見ておくと違いが出ます。真っ白な紙は文字のコントラストがはっきりしますが、蛍光灯の下では少しまぶしく感じる人もいます。クリーム色寄りの紙は目にやわらかく、長時間書くときに疲れにくいと言われます。どちらが良いかは好みなので、店頭で見比べてみてください。

種類 実寸・枚数の目安 価格の目安 向いている使い方
文庫本ノート 約148×105mm・144枚 190円 本と一緒に持ち歩く、短くまとめる
単行本ノート 約195×137mm・184枚 250円 机で書く、1冊に長めの感想を書く
上質紙・糸綴じノート(A5/B6/A6) サイズにより異なる 数百円台 本を開きながら書く、万年筆を使う
ダブルリングノート(B5/A5) 48枚・7mm横罫 数百円台 外で片手で書く、色ペンを使う
ルーズリーフ+バインダー 枚数を追加できる 紙とバインダーで別売 ジャンル別・著者別に並べ替える

この表で見てほしいのは、価格差より1冊で何冊ぶん記録できるかの違いです。文庫本ノートは190円で288ページ、ダブルリングノートは数百円で96ページ。1ページあたりの単価で比べると、本の形をしたノートのほうが安く済みます。持ち歩きやすさと単価の両方で選ぶなら、文庫本ノートが最初の1冊としては扱いやすいと思います。

逆に、書く量が多い人はページ単価より1ページの広さを優先したほうが結果的に納得できます。窮屈なノートは書く前のハードルが上がるので、続かない原因になりやすいからです。

価格や仕様は変更されることがあります。正確な情報は無印良品の公式サイトや店頭でご確認ください。

無印の読書ノートの選び方と続け方

種類が分かったところで、実際にどれを買うかを決めていきます。判断の材料は3つだけです。年間に何冊読むか、1冊あたり何を書くか、どこで書くか。この順番で見ていけば、候補は自然に1つか2つまで絞れます。最後に、無印以外の選択肢と比べたときの向き不向きにも触れておきます。

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読む冊数から必要なページ数を決める

どこで書くか・1冊あたり何を書くか・年間に何冊読むかの3つを順に見て必要なページ数を出す流れを示したスライド
読書ノートを絞り込む3つの判断基準

まず考えたいのが、1冊のノートがどれくらい持つのかです。ここは単純な計算で出せます。1冊の本に使うページ数 × 年間に読む冊数=必要なページ数。この数字を出しておくと、途中で紙が足りなくなる事態を避けられます。

例を挙げます。1冊の本に見開き2ページ使う人が、年間30冊読むとします。必要なのは60ページ。文庫本ノートは144枚=288ページあるので、この使い方なら4年以上持つ計算になります。1冊の本に4ページ使うなら120ページで、それでも2年以上です。

もうひとつ、ページ数の見積もりで見落としやすいのが途中で書き方が変わることです。始めた当初は3行で済ませていたのに、慣れてくると引用や図が増えて1冊あたりのページ数が倍になる、というのはよくある流れです。最初の見積もりに2割ほど上乗せしておくと、この変化を吸収できます。

逆に、月に10冊読む人が1冊あたり4ページ書くと、年間で480ページ必要になります。この場合、48枚のダブルリングノートでは1年に5冊必要です。読む量が多い人ほど、枚数の多いノートかルーズリーフのほうが管理しやすくなります。

年間の冊数が分からない場合は、直近3か月に読んだ冊数を4倍してください。読書量は季節や生活の変化で上下しますが、目安としてはこれで十分です。迷ったときは多めに見積もっておくほうが安全で、余ったページは翌年に持ち越せば無駄になりません。

◆ケイのワンポイントアドバイス

ページ数の計算をするときは、実際に1冊ぶん書いてから見直してください。頭の中の見積もりと、書いてみたあとの実際の行数は、たいてい食い違います。1冊書けば、その後の見積もりはかなり正確になりますよ。

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持ち歩くかどうかでサイズが決まる

持ち歩いて書く場合・机でまとまった量を書く場合・片手で書く場合それぞれに向くノートの候補を並べたスライド
書く場所から決めるノートのサイズ

次に決めるのが、書く場所です。ここでサイズがほぼ決まります。

読んだその場で書く人、通勤中や外出先で書く人は、持ち歩けるサイズが前提になります。文庫本ノートかA6の糸綴じノートが候補です。本と重ねて持てるので、かばんの中で場所を取りません。1ページに書ける量は少なくなりますが、その場で書けることの価値のほうが大きいと思います。

家に帰ってから机で書く人は、サイズを大きくできます。単行本ノートかA5の糸綴じノート。1ページに15〜20行前後書けるので、あらすじと感想を分けて書いても余裕があります。読んだ内容を整理しながら書きたい人には、この余白が効いてきます。

サイズを決めるときは、実際に持ち歩くかばんに入れてみるのがいちばん確実です。同じA5でも厚みが1センチ違えば入り方は変わりますし、かばんの仕切りに収まるかどうかは実物でしか分かりません。店頭でサイズを見るときは、いつも使っているかばんを持って行くと判断が早くなります。

どちらもしたい人は、小さいノートを1冊だけ持つほうが結局続きます。2冊持つと「今日はどちらに書くか」を毎回考えることになり、それだけで書かなくなる理由が1つ増えるからです。

持ち歩き方から道具のサイズを決める考え方は、手帳選びとまったく同じです。3つの条件で手帳の候補を絞る手順をまとめた記事の判断の順番が、読書ノートにもそのまま使えます。

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書く項目を決めてから買う

書名と著者・印象に残った1文・その1文についての考えという項目と、記録型・引用型・要約型の3つの型をまとめたスライド
読書ノートに書く項目と3つの型

無印のノートは白紙か罫線だけなので、書く項目は自分で決めることになります。ここを決めずに買うと、最初の数冊は書き方が定まらず、あとから読み返しにくいノートになりがちです。

読書ノートで使われることの多い項目は、次のとおりです。書名・著者名・読了日・印象に残った箇所・自分の感想・次に読みたい本。全部書く必要はありませんが、この中から3つか4つを選んで固定すると、書く前に迷わなくなります。

項目を決めるときのコツは、書かない項目をはっきり決めておくことです。読書ノートが止まる原因の多くは、項目が多すぎて1冊ぶん書くのに時間がかかることにあります。「あらすじは書かない」「評価は付けない」と決めてしまえば、書く時間は半分以下になります。足すのはいつでもできますが、減らすのは意外と難しいので、最初は少なめから始めるのが安全です。

おすすめの型は、1冊につき「書名と著者」「印象に残った1文」「その1文についての自分の考え」の3点です。引用を1文に絞ると書く負担が小さく、それでいて後から読み返したときに本の内容が思い出せます。感想を長く書きたい日は、その下に足せばいいだけです。

書く型は、目的によって3パターンに分けられます。ひとつめは記録型で、書名・著者・読了日だけを淡々と残す形。1冊につき2〜3行で済むので、月に何十冊も読む人でも続きます。ふたつめは引用型で、印象に残った文章を書き写し、そのページ数を添える形。あとで原文に戻れるのが利点です。みっつめは要約型で、本の主張を3行にまとめる形。時間はかかりますが、内容が頭に残りやすくなります。

この3つは混ぜても構いませんが、1冊のノートの中で型がばらばらだと読み返しにくくなります。仕事の本は要約型、小説は引用型、というように分野で決めておくと、書くときの迷いも読み返すときの手間も減ります。

逆に避けたいのが、評価を星の数で付ける形だけにすることです。数字は記録としては便利ですが、半年後に読み返しても何が良かったのかが思い出せません。ひと言でいいので、言葉を残すほうが記録としては役に立ちます。

書く型が決まらない人は、日記の書き方の考え方が参考になります。3行の型と例文をまとめた記事で紹介している「事実・気持ち・次の一手」という構成は、読書ノートにもそのまま応用できますよ。

最初の1ページ目に、自分が書く項目をメモしておくと迷いません。「書名/著者/読了日/引用1文/考えたこと」のように並べておけば、2冊目以降も同じ形で書けます。ノートを買い替えたときも、この1ページを写すだけで続けられますよ。

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無印以外と比べたときの向き不向き

最後に、無印良品を選ぶ意味と、他の選択肢のほうが合う場面を整理しておきます。どちらが優れているという話ではなく、条件が違うということです。

無印が向いているのは、何年も同じものを使い続けたい人です。定番商品として長く扱われているものが多く、店舗数も多いので、2冊目・3冊目で同じものを買いやすい。デザインも変化が少ないので、並べたときに見た目がそろいます。読書ノートのように長期で続けるものとは相性がいいです。

一方で、記入欄が印刷された専用の読書ノートが欲しい人には向きません。書名や評価の欄があらかじめ用意されているものは、書く手間が少なく、項目を決める必要もありません。書くこと自体に迷いがある段階なら、専用品から始めたほうが続く場合があります。

専用品にもいろいろありますが、読書の記録に絞って作られたノートなら、書く項目を自分で決める手間がありません。飲み物のテーマで分かれているものもあって、読む時間の過ごし方に合わせて選べます。

ダイゴー ティータイムにつける読書ノート
ダイゴー(DAIGO)
白紙から自分で組み立てるのが面倒な人へ。読書の記録用に作られたノートで、コーヒー・ウイスキー・紅茶の3つのテーマがあります。価格は550円。何を書くかが決まっているぶん、最初の1冊として始めやすい形です。
価格や在庫は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。

デザインの好みで選びたい人にも、無印以外を見る意味があります。無印のノートは装飾がほとんど無いので、表紙で気分を上げたいタイプの人には物足りなく感じられるかもしれません。表紙のデザインで続くかどうかが変わる人は、柄と中身を分けて選ぶ手順をまとめた記事の考え方で選ぶと、見た目と使い勝手の両方を満たしやすくなります。

紙にこだわりたい人も、他の選択肢を見る価値があります。万年筆の書き味を重視するなら、その用途に特化した紙を使ったノートのほうが満足度は高くなります。無印の上質紙も十分書けますが、専門メーカーの紙と比べると選択肢の幅は限られます。

電子書籍を読む人も、紙のノートを使う意味はあります。電子書籍のハイライト機能は便利ですが、端末やサービスをまたぐと集めにくく、サービスが終了すると読み返せなくなる可能性もあります。紙のノートに書き写しておけば、その心配はありません。書き写す手間が記憶の定着につながるという見方もあります(ただし効果には個人差があるので、断定はできません)。

書き終えたノートの保管も、選ぶ段階で考えておくと後が楽です。本棚に立てて並べるなら、背に年と冊数を書いておくと探しやすくなります。箱にまとめるなら、日光と湿気を避けられる場所を選んでください。紙は時間とともに変化しますが、置き場所を選ぶだけでも傷み方はかなり変わります。

価格帯で見ると、無印は中間に位置します。100円ショップのノートより高く、専門メーカーの高級ノートより安い。長く使う道具なので、100均のノートや手帳で足りるかを整理した記事と読み比べて、自分がどの価格帯で納得できるかを決めてもらうといいと思います。

無印の読書ノートについてよくある質問

無印良品に読書ノート専用の商品はありますか?

調べた範囲では、書名や評価の記入欄があらかじめ印刷された「読書ノート」という商品は見当たりませんでした。無印良品で読書ノートを作る場合は、文庫本ノートや上質紙のノートなど汎用のノートを読書用に使うことになります。記入欄が無いぶん書く項目を自分で決められるので、先に型を決めておくと迷わずに済みます。商品の取り扱いは変わることがあるため、最新の情報は公式サイトや店頭でご確認ください。

文庫本ノートと単行本ノートはどちらが読書ノート向きですか?

書く場所と量によって変わります。読んだその場や外出先で書くなら、本と一緒に持ち歩ける文庫本ノート(約148×105mm・144枚)が扱いやすいです。家の机でまとまった量を書くなら、1ページの行数に余裕がある単行本ノート(約195×137mm・184枚)のほうが窮屈になりません。両方したい場合は、小さいほうを1冊だけ持つほうが結果的に続きやすいと思います。

万年筆で書きたいのですが、無印のノートで裏抜けしませんか?

紙の種類によって結果が変わります。上質紙を使ったノートや、裏うつりしにくいことをうたっている紙のノートを選んでおくと安心です。ただし、同じ紙でもインクの量やペン先の太さによってにじみ方は変わるため、断定はできません。心配な場合は、購入後に最後のページで試し書きをしてから本番に使うと確実です。万年筆の書き味を最優先するなら、その用途に特化した紙のノートも比べてみてください。

1冊のノートでどれくらいの冊数を記録できますか?

1冊の本に使うページ数で決まります。文庫本ノートは144枚=288ページなので、1冊の本に見開き2ページ使うなら約140冊ぶん、4ページ使うなら約70冊ぶんの計算になります。48枚のダブルリングノートなら、2ページ使いで約48冊ぶんです。年間の読書量が多い人は、枚数の多いノートを選ぶか、紙を追加できるルーズリーフを検討すると管理しやすくなります。

まとめ:無印の読書ノートは書く量から選ぶ

ここまで見てきたとおり、無印良品には読書ノート専用の商品はありません。だからこそ、選ぶ基準を自分の側で決めておくと迷わずに済みます。年間に何冊読むか、1冊あたり何ページ書くか、どこで書くか。この3つが決まれば、候補は1つか2つに絞れます。

持ち歩いてその場で書くなら文庫本ノートやA6の糸綴じノート、机でまとまった量を書くなら単行本ノートやA5、外で片手で書くならダブルリングノート、並べ替えたいならルーズリーフ。形ごとの得意なことははっきり分かれているので、使い方から逆算すれば外しません。

書く項目も、買う前に決めておくのがおすすめです。書名と著者、印象に残った1文、それについての自分の考え。この3点だけでも、半年後に読み返したときに本の内容がちゃんと思い出せます。項目が固まっていれば、ノートを買い替えても同じ形で続けられます。

なお、商品の仕様や価格、取り扱いは変わることがあります。正確な情報は無印良品の公式サイトや店頭でご確認いただき、最終的な判断は実物を手に取ったうえで決めてくださいね。読書ノートは記録が積み上がるほど楽しくなるものなので、まずは1冊、書きやすいと感じたものから始めてみてください。

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