御朱印帳の選び方|サイズ・綴じ方・中紙・表紙で迷わない最初の1冊

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

御朱印集めを始めようと思ったとき、最初に迷うのが御朱印帳選びですよね。お店や通販にはたくさんの種類が並んでいて、人気ランキングを見てもどれが自分に合うのか分かりにくいかなと思います。

御朱印帳のサイズは大判と小判のどっちがいいのか、一般的な大きさは何cmなのか、蛇腹と和綴じの違いは何か。書き置きの御朱印や見開きサイズの御朱印をいただいたときに貼れるのか、何ページあれば足りるのか、表紙や中身の紙で何が変わるのかも、初心者のうちは気になるところです。

この記事では、御朱印帳のメーカーや製本会社、お寺の公式サイトに書かれている情報をもとに、サイズ・綴じ方・中紙・表紙の4つのポイントで選ぶ順番を整理しました。メーカーの公式ページで仕様を確かめられた御朱印帳の寸法やページ数を並べた比較表と、何社分の御朱印を集められるかの目安の計算もつけています。

見た目のデザインで選ぶのも楽しいものですが、使いやすさに直結するポイントを先に押さえておくと、最初の1冊で後悔しにくくなりますよ。

  • 御朱印帳の大判と小判のサイズの目安と選び分け
  • 蛇腹式・綴じ式・書き置き用ポケット式の違い
  • 中紙と表紙で確かめたいポイント
  • 公式ページで確かめた御朱印帳の仕様比較と何社分集められるかの目安
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御朱印帳の選び方は4つのポイントで決まる

最初の章では、御朱印帳がどんなものかを確認したうえで、選ぶときの全体像をまとめます。結論から言うと、御朱印帳はサイズ・綴じ方・中紙・表紙の4つを順番に決めていくと、迷いにくくなります。中でも、あとから変えられないのがサイズと綴じ方です。いただく予定の御朱印が書き置き中心か直書き中心か、持ち歩きやすさをどれだけ重視するかで、向いている1冊が変わってきます。中紙は墨の裏写りに、表紙は汚れや開きやすさに関わるので、デザインを決める前に確かめておきたい部分です。ここでは、選ぶ順番を表にまとめた判断の目安も紹介します。どれから決めればいいか迷ったときは、この章の表を見返してもらえるとうれしいです。まずは御朱印帳そのものの役割から確認していきましょう。

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御朱印帳とは?参拝の証をいただく専用の帳面

御朱印帳は、寺社を参拝した証としていただく御朱印を記録するための帳面です。

御朱印帳の製作・販売をしている日宝綜合製本の解説では、御朱印とは神社や寺院を参拝した証としていただくもので、寺社の社名や印、参拝日を基本とし、中にはイラストや切り絵といった個性豊かな御朱印もある、と紹介されています。お寺の聖光寺の解説でも、御朱印帳は単なるノートや記念品ではなく、参拝の積み重ねを形として残す大切な存在だと書かれていました。

直書きと書き置きの2つのいただき方

御朱印のいただき方には、寺社の方が御朱印帳に直接書いてくださる直書きと、あらかじめ紙に書かれた御朱印を受け取る書き置きがあります。

文具メーカーのリヒトラブは、御朱印人気の高まりによる混雑の緩和や感染症対策などを目的として、紙に書いた書き置き御朱印を取り扱う寺社が増加している、と説明しています。最近では、切り絵や刺しゅうなど、寺社が個性を出した書き置き御朱印の人気も高まっているそうです。

つまり、御朱印帳を選ぶときは、直書きしていただくための紙の質と、書き置きを貼ったり収めたりするためのサイズの両方を考えておく必要があるわけですね。どちらが多くなりそうかを思い浮かべておくと、このあとの選び方がぐっと決めやすくなります。

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選ぶ順番の全体像を判断の目安で整理

サイズ・綴じ方・中紙・表紙の4つの順番と、直書き中心や書き置きが多いなど使い方別のサイズと綴じ方の目安をまとめた表のスライド
使い方から逆算した御朱印帳の選び方の目安

御朱印帳の選び方を、いただき方と使い方から逆算して表にまとめてみました。各社の解説をもとに、この記事として整理した目安です。

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あなたの使い方 サイズの目安 綴じ方の目安 確かめたいこと
直書きが中心・最初の1冊 大判 蛇腹式 中紙が墨書きに向いた厚手の紙か
書き置きを貼ることが多い 大判 商品による 書き置きの大きさが収まるか
神社を中心に巡りたい 小判も候補(大判=お寺用・小判=神社用という通説がある) 商品による 使い分けの決まりはないとされる点
書き置きを貼らずに保管したい 大判まで入るポケット 書き置き用ポケット式 直書きに使えるか(使えない商品もある)
切り絵・見開きの大きな御朱印を集めたい 見開き・特大サイズ 商品による 収められる最大サイズ
旅行で荷物を減らしたい 小判 蛇腹式 大きめの御朱印は余白が少なくなる点

表を見ると、多くの使い方で“大判の蛇腹式”が候補に挙がります。お寺の聖光寺の解説でも、初心者には大判サイズがすすめられていて、蛇腹式については、現在ほとんどの寺社で推奨されている形式だと書かれていました。

そのうえで、書き置きが多いならポケット式を別に用意する、旅行での持ち運びを重視するなら小判にする、と自分の使い方に合わせて調整していく、という考え方です。どの組み合わせが正解というより、何を優先したいかを先に決めることが、後悔しない近道かなと思います。

御朱印帳のサイズは大判と小判のどっちを選ぶ?

ここからは、御朱印帳のサイズについてくわしく見ていきます。結論を先に言うと、迷ったら大判を選んでおくと、書き置きや大きめの御朱印にも対応しやすく安心です。ただし、御朱印帳のサイズには明確な規定がなく、寸法はメーカーや商品によって少しずつ違います。この章では、製本会社やお寺が示している大判と小判の寸法の目安を比べ、書き置きを貼るときや、見開き・切り絵といった大きな御朱印をいただくときのサイズの考え方を整理します。旅行で持ち歩きたい人にとっての小判の良さにも触れるので、自分の御朱印巡りのスタイルと照らし合わせながら読んでみてください。サイズは購入後に変えられない部分なので、ここを最初に決めておくのがおすすめです。

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大判と小判の寸法の目安

御朱印帳の主なサイズは、大判と小判の2種類です。

日宝綜合製本の解説(出典:日宝綜合製本 御朱印帳はどう選ぶ?)では、御朱印帳には主に大判と小判の二種類のサイズがあり、大判サイズは180mm×120mm、小判サイズは160mm×113mmと紹介されています。聖光寺の解説でも、大判サイズは約18×12cm、小判サイズは約16×11cmとされていて、ほぼ同じ目安です。

無印良品の御朱印帳は、約120×180mmと表示されているので、大判にあたる大きさですね。

面積で比べると大判は約2割広い

日宝綜合製本が示すサイズの目安で、面積を比べてみました。大判は180mm×120mmで21,600平方mm、小判は160mm×113mmで18,080平方mmです。21,600÷18,080で、大判は小判より約1.2倍、つまり約2割広いことになります(この記事での計算です)。

縦の長さでは20mm、横の幅では7mmの違いですが、面積にすると2割ほどの差になります。墨書きや朱印が収まる余白に差が出るのは、この広さの違いからと考えると分かりやすいですね。

サイズには明確な規定がない

ただし、日宝綜合製本は、御朱印帳のサイズに明確な規定はない、とも書いています。文具メーカーのリヒトラブも、御朱印に規定サイズはなく、寺社によって異なる、と説明していました(出典:リヒトラブ 書き置きタイプの御朱印帳の発売のお知らせ)。つまり、ここで紹介した寸法はあくまで目安で、実際の大きさは商品ごとに数mm違うこともあります。購入前には、商品ページの寸法を確かめておくと安心です。

ロフトやハンズ、無印良品、100均などの売り場によって、並んでいる御朱印帳の大きさや価格は違います。売り場ごとの比較はロフト・ハンズ・無印・ダイソーの価格とサイズ比較で紹介しています。

大判と小判の使い分けの考え方

日宝綜合製本の解説によると、現在の通説では大判=お寺用、小判=神社用とされているそうです。ただ、必ず御朱印帳を使い分けなければいけないというルールはない、とも書かれています。

そのうえで、お寺と神社の御朱印が混ざっていると、お参り先によっては御朱印を断られる場合がごく稀にある、という話も紹介されていました(筆者自身は未経験とのこと)。行く予定の寺社の決まりが気になるときは、事前に公式サイトなどで確かめておくとよいですね。聖光寺の解説でも、初心者のうちは1冊で問題ないとしたうえで、神社とお寺を分けたい場合は最初から目的を意識して選ぶと後悔が少なくなる、とアドバイスされています。

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書き置きや見開きの御朱印を考えたサイズ選び

書き置きの御朱印を貼ることが多くなりそうなら、大判を選んでおくのがおすすめです。

日宝綜合製本は、大判サイズのおすすめポイントを「大は小を兼ねる」ことだとしていて、御朱印をいただくスペースが広いほど、のびのびとした筆遣いが楽しめること、書き置きや印刷の御朱印をいただいた時もサイズが足りなくて貼れないという事態を避けやすいことを挙げています。リヒトラブも、自社の書き置き用御朱印帳について、多く頒布されている大判サイズまで収納可能なポケットサイズだと説明していました。

聖光寺の解説でも、初心者に大判がすすめられている理由として、多くの寺社で書かれる御朱印が大判サイズを基準にしていることが挙げられ、小判はコンパクトで持ち運びやすい反面、御朱印によっては余白が少なくなる、と書かれています。

見開き・切り絵の大きな御朱印は専用サイズで

最近は、見開きサイズや切り絵の御朱印のように、大判よりも大きな御朱印もあります。日宝綜合製本は、切り絵やイラスト御朱印といった特別な御朱印に対応するための特大サイズ(182mm×257mm)もあると紹介しています。

リヒトラブには、見開きサイズの切り絵・書き置き御朱印を収納できる書き置き御朱印帳<見開きサイズ>があり、最大収容サイズは180×230mmとされています。リヒトラブは、切り絵タイプの御朱印は繊細なデザインが多いので、貼り付けて保管するよりもポケットに入れる方が綺麗に保管できる、とも説明していました。

持ち歩き重視なら小判も選択肢

一方、小判には持ち歩きやすさという良さがあります。日宝綜合製本は、小判サイズのおすすめポイントを「コンパクトで持ち歩きやすい」ことだとしていて、旅行の一環で御朱印集めをする場合は荷物が多くなりがちなので、かさばらない小判サイズがうれしいという意見も多々聞かれる、と書いています。旅行中に気軽に持ち歩きたい方は、小判を検討してみてもいいかもしれません。

蛇腹式・綴じ式・ポケット式の違い

蛇腹式・和綴じ式・書き置き用ポケット式の写真を並べ、それぞれの特徴を各社の解説から説明したスライド
蛇腹式・和綴じ式・書き置き用ポケット式の違い

サイズが決まったら、次は綴じ方です。御朱印帳には、屏風のように横長に広げられる蛇腹式と、本のように綴じた綴じ式があります。さらに最近は、書き置きの御朱印を収めるためのポケット式の御朱印帳も登場しています。この章では、それぞれの特徴と向いている使い方を整理します。お寺の聖光寺は、直書きをしていただく最初の1冊に蛇腹式をすすめています。一方で、製本会社の日宝綜合製本は、和綴じ式には中身が一気に広がってしまう心配がないというメリットがあるとも書いています。それぞれの特徴を知ったうえで、書き置きが増えてきたらポケット式を追加する、という組み合わせが考えやすいと思います。ポケット式の中には直書き用に使わないよう案内されている商品もあるので、その注意点もあわせてお伝えしますね。何社分の御朱印を集められるかの目安の計算もあわせて紹介します。自分の巡るペースを思い浮かべながら読んでみてください。

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蛇腹式は両面を使えるのが特徴

蛇腹式は、屏風のように横長に広げられるタイプの御朱印帳です。

日宝綜合製本は、蛇腹式を御朱印帳の仕様として歴史が長いものだと紹介していて、蛇腹式や和綴じ式のように用紙が二重構造になっていると、墨書きの裏写りを防ぐことができる、と説明しています。

聖光寺の解説では、現在ほとんどの寺社で推奨されているのは蛇腹式だとしたうえで、その理由として、裏写りしにくい、墨が乾きやすい、両面に御朱印がいただける、という利点が挙げられていました。

両面使えると何社分集められる?

両面に御朱印をいただけると、1冊で集められる数が増えます。無印良品の御朱印帳は48頁のじゃばら式で、表裏で最大48社の御朱印を授かることができると案内されています。

たとえば、月に2回のペースで寺社を巡って1か所で1つずつ御朱印をいただくとすると、48÷2で、この1冊はおよそ24か月、つまり2年ほどで埋まる計算です。月に4回なら12か月、1年ほどになりますね(見開きの御朱印を受けたり、書き置きを貼ったりすると使うページが変わるので、あくまで目安の計算です)。

ページ数は商品によって違うので、自分の巡るペースに合わせて、どのくらいの期間で1冊が埋まりそうかを考えておくと、2冊目を用意するタイミングの目安にもなります。

記事で取り上げた無印良品の御朱印帳は、48頁のじゃばら式で、約120×180mmの大判にあたる大きさです。中紙の種類は公式ページに書かれていないので、気になる場合は購入前に確かめてくださいね。価格や在庫は変わるので、購入前に各ショップで確認してください。

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綴じ式とポケット式が向く場面

綴じ式は、本のように綴じられた形式の御朱印帳です。日宝綜合製本は、和綴じ式は一般的な本と同じ形状で、蛇腹式に対して中身が一気に広がってしまう心配がないのは大きなメリットだと書いています。聖光寺の解説では、御朱印帳の形式には主に蛇腹式と綴じ式の2種類があるとされていて、綴じ式は本のように綴じられている形式と説明されています。日宝綜合製本の解説でも、和綴じ式は蛇腹式と同じく用紙が二重構造になっていて、墨書きの裏写りを防げる形式として紹介されていました。

ただ、聖光寺は、現在ほとんどの寺社で推奨されているのは蛇腹式で、初心者は蛇腹式を選んでおけば間違いない、と書いています。中身が広がらない扱いやすさを重視するなら、綴じ式を選ぶのも1つの方法です。

書き置き用のポケット式は直書きに使えるか確かめる

書き置きの御朱印が増えてくると、貼らずに保管できるポケット式の御朱印帳も便利です。

リヒトラブの書き置き御朱印帳(A-371)は、中台紙を挟んでおもて・うら両面に収納できるジャバラポケットで、ポケットは23枚、最大収容枚数は46枚(1ポケット2枚)、最大収容サイズは180×120mmとされています。表紙もポケットもポリプロピレン製で、水に強いのが特徴とのこと。

リヒトラブの書き置き御朱印帳は、中台紙が奉書紙ではないので、直書き用には使用しないでくださいと案内されています。ほかのメーカーのポケット式も、直書きに使えるかは商品ごとに確かめてください。書き置き用のポケット式は、直書きしていただくための御朱印帳とは別に用意する、と考えておくと安心です。また、収納物によっては最大収容サイズ内でもポケットに入らない場合がある、とも書かれていました。

なお、リヒトラブの書き置き御朱印帳には、ポケット23枚で最大46枚収められるA-371のほかに、11ポケットで最大22枚のA-370もあると案内されています。書き置きをいただく機会がまだ少ないうちは、収められる枚数の少ないタイプから試してみるのもいいかもしれません。

直書き用の蛇腹式を1冊、書き置き用のポケット式をもう1冊、という2冊の組み合わせにしておくと、いただき方がどちらでも慌てずに済みますね。

書き置き用のポケット式なら、記事で紹介したリヒトラブの書き置き御朱印帳(A-371)が、大判サイズまでの書き置きを最大46枚収められます。中台紙は奉書紙ではないので、直書き用には使わないよう案内されている点に注意してください。価格や在庫は購入前に各ショップで確認してくださいね。

御朱印帳の中紙・表紙と購入前のチェック

最後の章では、サイズや綴じ方と同じくらい大切な中紙と表紙、そして購入前に確かめたいポイントをまとめます。日宝綜合製本は、御朱印帳を選ぶうえで一番大事だと思っているポイントを素材だとしていて、中でも中身に使われている用紙にこだわるべきだと書いています。表紙は見た目の好みで選びがちですが、汚れにくさや水への強さ、開きやすさで使い心地が変わります。ここでは、中紙と表紙の確かめ方を整理したうえで、メーカーが公表している代表的な御朱印帳の寸法や収められる数を並べた比較表を紹介します。最後に、よくある質問にもお答えしますね。購入したあとの保管のしかたや、2冊目を用意するタイミングにも触れておきます。条件を確かめてから選ぶと、長く使いやすい1冊を選びやすくなります。

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中紙は厚手で墨書きに向いた紙かを確かめる

白い奉書紙とベージュの雁皮紙の違いと、表紙の選び方や保管のポイントをまとめたスライド
中紙と表紙で確かめたいポイント

御朱印帳の中紙は、直書きしていただいたときの仕上がりと、裏写りのしにくさに関わります。

日宝綜合製本の解説では、いただいた御朱印が他のページに裏写りしたり、文字がにじんだりしないよう、用紙が厚く、墨書きに適しているかをチェックする必要がある、とされています。そのうえで、御朱印帳によく使われている用紙は「奉書紙」と「雁皮紙」で、どちらも厚手の和紙だと紹介されていました。

奉書紙と雁皮紙の違い

同じ解説によると、奉書紙は白色、雁皮紙はベージュ色が特徴です。白色の奉書紙は墨書きや朱印がはっきりと目立つ仕上がりになり、ベージュ色の雁皮紙は朱印やスタンプの色が本来のものから少し変わってしまうものの、独特の趣が醸し出されるとのこと。

墨や朱印をくっきり見せたいなら奉書紙、落ち着いた風合いが好きなら雁皮紙、という選び方ができますね。商品ページに中紙の種類が書かれていない場合は、販売元に確かめてみると安心です。大切なのは、厚手で墨書きに適した紙かどうかで、奉書紙と雁皮紙はその代表的な例と考えるとよさそうです。

二重構造かどうかも確かめる

日宝綜合製本は、用紙に次いで気をつけたいのが中身の構造だとしていて、蛇腹式や和綴じ式のように用紙が二重構造になっていると、墨書きの裏写りを防ぐことができると説明しています。中紙の種類とあわせて、ページが二重になっているかも商品説明で確かめておくと、裏写りの心配を減らしやすくなります。

聖光寺の解説でも、デザインだけで選んでしまったときの失敗例として、紙質が薄く墨が滲みやすいケースが挙げられていました。表紙の柄に目が行きがちですが、中紙の確認は最初の1冊でこそ大切にしたいポイントです。

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表紙は汚れや水への強さと開きやすさで見る

表紙は、御朱印帳を毎回手に取るたびに触れる部分なので、使い心地への影響が意外と大きいところです。

聖光寺の解説では、デザインだけで選んだときの失敗例として、表紙が硬すぎて開きにくい、カバーがなく汚れやすい、といったケースが挙げられていました。御朱印帳は使うもの、だからこそ実用性とデザインのバランスを意識しましょう、とも書かれています。

素材ごとの特徴の例

日宝綜合製本の御朱印帳には、ちりめんの表紙、箔押しの表紙、友禅和紙の表紙など、さまざまな表紙の商品が紹介されています。布や和紙の表紙は風合いが楽しめる一方で、汚れが気になる場合はカバーを付けるなどの工夫を考えたいところです。

リヒトラブの書き置き御朱印帳は、表紙にポリプロピレンを使っていて、水に強く丈夫なことが特徴として紹介されています。ただし、この記事で確認できたポリプロピレン表紙の商品は書き置き用のものだけでした。持ち歩きが多い方は、御朱印帳を入れて持ち運べる袋やポーチを組み合わせる方法もありますね。

◆ケイのワンポイントアドバイス

表紙のデザインは、いくつか候補を決めたあと、最後に選ぶくらいがちょうどいいと思います。サイズ・綴じ方・中紙の条件を満たした中から好きな柄を選べば、使いやすさとお気に入りの両方を手に入れやすいですよ。

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公式ページで確かめた御朱印帳の仕様比較とページ数の目安

大判と小判の目安、無印良品の御朱印帳、リヒトラブの書き置き御朱印帳2種の大きさ・形式・収められる数・価格を並べた表のスライド
公式ページで確かめた御朱印帳の仕様比較

ここまでの内容をふまえて、この記事で公式ページの仕様を確かめられた御朱印帳と、製本会社が示しているサイズの目安を横に並べてみました。各社の公式ページの表記をもとにまとめたものです。収められる数の列は、無印良品が直書きの社数、リヒトラブが書き置きを収める枚数なので、同じ物差しではない点に注意してください。

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商品・区分(出典) 大きさ 形式 収められる数 直書き 価格の表記
大判の目安(日宝綜合製本) 180mm×120mm — — — —
小判の目安(日宝綜合製本) 160mm×113mm — — — —
特大サイズ(日宝綜合製本) 182mm×257mm — — — —
無印良品 御朱印帳 約120×180mm じゃばら式 表裏で最大48社(48頁) 公式ページに記載なし 990円(税込)
リヒトラブ 書き置き御朱印帳 A-371 本体131×12×189mm・最大収容180×120mm ジャバラポケット 最大46枚(1ポケット2枚) 直書き用には使用しないでください(メーカー注記・中台紙は奉書紙ではない) 1,800円(+消費税)
リヒトラブ 書き置き御朱印帳<見開きサイズ> A-373 本体241×8×189mm・最大収容180×230mm ジャバラポケット 最大22枚(1ポケット2枚) 直書き用には使用しないでください(メーカー注記・中台紙は奉書紙ではない) 1,800円(+消費税)

表の価格や仕様は、2026年10月時点で各社の公式ページに書かれていた表記です。価格や在庫は変わることがあるので、正確な情報は公式サイトや販売店でご確認ください。

表を見ると、無印良品の御朱印帳(外形)とリヒトラブのA-371(収められる最大サイズ)は、どちらも大判の目安(180×120mm)に近い大きさです。一方、見開きサイズのA-373は横幅230mmまで収められます。大判の目安の横幅120mmと比べると2倍近い幅なので、見開きサイズの御朱印にも対応しやすい作りです。

2冊目を考えるタイミング

聖光寺の解説では、御朱印帳がいっぱいになったときは新しい一冊を迎える良い節目で、寺院用と神社用で分けたい、季節御朱印専用を作りたいと感じたときも、2冊目を持つタイミングと言えるでしょう、と書かれています。

前の章で計算したように、48社分の御朱印帳なら、月2回のペースで2年ほどが目安です。ページが残り少なくなってきたら、次の1冊をどのサイズ・形式にするかを考え始めると、巡りたい寺社に合わせて選び直せますね。最初の1冊で、大判と小判のどちらが自分に合っていたかを振り返っておくと、2冊目選びがぐっと楽になりますよ。

買ったあとの保管のポイント

選んだ御朱印帳を長く使うには、日ごろの扱いも大切です。聖光寺の解説では、御朱印帳を美しい状態で保つために、専用カバーをつける、直射日光を避ける、湿気対策として乾燥剤を使用する、濡れた手で触らない、の4つが挙げられています。これらを意識するだけで、御朱印帳は長持ちするとのこと。

持ち歩くときの工夫としては、リヒトラブが御朱印帳ポーチという商品も出していて、L字に大きく開くファスナーで御朱印帳をすっぽり2冊入れられること、いただいた書き置き御朱印や記念になる拝観券などをきれいなまま持ち帰れる仕切りポケットが中面についていることが紹介されています。ポーチは撥水加工の生地を使っているものの、完全防水ではなく、経年劣化や傷で撥水効果が低下する恐れがあるとも案内されています。直書き用と書き置き用の2冊を持ち歩く方には、こうした収納用品を組み合わせる方法もありますね。

表紙を擦れや汚れから守りたいときは、透明カバーや袱紗式のカバー、布の袋を組み合わせる方法もあります。種類ごとの違いとサイズの合わせ方は透明・袱紗式・布の袋で守れる範囲の比較にまとめています。

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御朱印帳の選び方に関するよくある質問(FAQ)

神社とお寺で御朱印帳を分ける必要はありますか?

日宝綜合製本の解説では、必ず御朱印帳を使い分けなければいけないというルールはないとされています。ただ、お寺と神社の御朱印が混ざっていると、お参り先によってはごく稀に断られる場合があるそうです。聖光寺の解説でも、初心者のうちは1冊で問題ないとされているので、気になる場合は行く予定の寺社の案内を確かめてみてください。

書き置きの御朱印はどうやって保管すればいいですか?

御朱印帳に貼る方法と、書き置き用のポケット式の御朱印帳に収める方法があります。リヒトラブは、切り絵タイプのように繊細なデザインの御朱印は、貼り付けて保管するよりもポケットに入れる方が綺麗に保管できると説明しています。収納物はよく乾燥させてからポケットに入れるよう案内されているので、いただいてすぐのときは気をつけてくださいね。

御朱印帳は寺社で買うのと市販品を買うのとどちらがいいですか?

市販品の御朱印帳を受け付けるかどうかは寺社ごとの判断なので、気になる場合は参拝先の案内で確かめてください。日宝綜合製本の解説では、社殿や境内の花々などをデザインした神社仏閣のオリジナル御朱印帳を集めている方もたくさんいると紹介されています。最初の1冊は、この記事で紹介したサイズ・綴じ方・中紙の条件を満たしているかを確かめて選ぶと、使い勝手の面で後悔しにくくなります。

小判の御朱印帳に大判の書き置きは貼れますか?

目安の寸法では、大判は180mm×120mm、小判は160mm×113mmなので、大判に合わせた書き置きは小判のページには収まらない可能性があります。日宝綜合製本も、大判なら書き置きをいただいたときにサイズが足りなくて貼れないという事態を避けやすいと書いています。書き置きを貼ることが多くなりそうなら、大判を選んでおくと安心です。

御朱印帳の選び方のまとめ

御朱印帳の選び方は、サイズ・綴じ方・中紙・表紙の4つを順番に決めていくと迷いにくくなります。デザインは、その条件を満たした中から最後に選ぶくらいがちょうどいいかなと思います。

サイズは、大判(約18×12cm)と小判(約16×11cm)が主な目安です。書き置きや大きめの御朱印にも対応しやすいので、迷ったら大判を選んでおくと安心。旅行で持ち歩くことを重視するなら、小判も選択肢になります。ただし、サイズには明確な規定がないので、購入前に商品ページの寸法を確かめておきましょう。

綴じ方は、聖光寺がすすめる蛇腹式が選ばれやすい形式です。和綴じ式には中身が一気に広がる心配がないという良さもあります。両面を使える蛇腹式なら、無印良品の48頁の御朱印帳で表裏最大48社分、1か所1つずつ月2回のペースなら2年ほどが目安です(見開きや書き置きで使うページは変わります)。書き置きが増えてきたら、直書きに使えるかを確かめたうえで、ポケット式の御朱印帳を別に用意する方法もあります。

中紙は、厚手で墨書きに向いた紙か(奉書紙や雁皮紙が代表例)を確かめ、表紙は汚れや水への強さ、開きやすさで選ぶと、長く気持ちよく使えます。価格や仕様は変わることがあるので、正確な情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。寺社ごとの決まりについては、参拝先の寺社の案内に従ってくださいね。

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