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ジャーナリングノートの選び方|バレットジャーナル公式ノートと代わりのドット方眼

ジャーナリング用ノートの選び方|サイズ・方眼・紙質とページ数で比較
ジャーナリングやバレットジャーナルを始めようと思ってノートを探すと、公式ノートやおしゃれなジャーナリング専用ノート、A6の小さいノートまで候補が多くて、どれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。
書き始める前のノート選びで手が止まってしまうのは、少しもったいない気もします。
結論からお伝えすると、手を止めずに書き続ける用途なら、開いたまま平らになるか、裏抜けしにくいか、ドット方眼のマス数が足りるかの3点を見れば、候補はかなり絞れます。
A5前後・ドット方眼・厚めの紙という条件を満たしていれば、バレットジャーナルの公式ノートでなくても十分に代わりになるかなと思います。
この記事では、綴じノート1冊で完結させる前提で、サイズと罫線とページ数の仕様表から1冊を決められるように整理しました。
取り上げる数値は、Bullet Journal 公式サイトや各ノートメーカーの公式ページに、2026年9月時点で載っている情報をもとにしています。
この記事で理解できることは、次の4つです。
- ジャーナリング用ノートを絞り込む3つの条件と、ドット方眼のマス数の計算のしかた
- バレットジャーナル公式ノート2種類の仕様の違いと、公式ノートでなくても始められる理由
- 公式の代わりに使えるA5・ドット方眼のノートの仕様と、ページ数から考える使える期間
- ルーズリーフより綴じノートを選ぶ考え方と、仕様表で1冊に絞る手順
ジャーナリング用ノートは3つの条件で絞る
ジャーナリングは、頭に浮かんだことや気持ちを紙に書き出していく習慣のことで、書く瞑想と呼ばれることもあります。
ジャーナリングの意味や種類、日記との違いは、書く瞑想と呼ばれるジャーナリングの意味と種類を、日記との違いから整理した記事にまとめています。
バレットジャーナルは、予定やタスク、日々の記録を1冊のノートに集約していく方法で、こちらもノートとペンがあれば始められます。
公式の定義や4つの構成については、バレットジャーナルの公式の定義と4つの構成を、日記や手帳との違いとあわせて解説した記事で詳しく紹介しています。
どちらも、思いついたことをその場で書き留めていく使い方が中心になるので、ノートを開いたまま書き続ける場面が多くなります。
そのため、ノートを選ぶときも、表紙のデザインやブランドより先に、書いている最中にじゃまになる要素がないかを確かめておきたいところですね。
この章では、ページが勝手に閉じてこないか、インクが裏のページに響かないか、1行に書きたい量が収まるかという3つの条件を、メーカーの説明をもとに順番に見ていきます。
開いたまま平らになるか

1つ目の条件は、ノートを開いたときに、手で押さえなくても平らなままでいてくれるかどうかです。
ページが浮いてきたり勝手に閉じたりするノートだと、片手で紙を押さえながら書くことになり、書くことに集中しにくくなってしまいます。
見開きの2ページを1枚の表のように使う場合も、真ん中が沈み込むノートだと、綴じ目の近くのマスが使いにくくなりがちですよね。
平らに開くかどうかを見分けるときの手がかりになるのが、綴じ方です。
MDノートを販売するデザインフィルは、16ページに折った紙束の背を糸でかがる「糸かがり綴じ」について、ノートが180度フルに開くことを究極の書き心地と考えて採用したと説明しています。
同じMDノートでも1日1ページのタイプは、背に何も貼らない「コデックス装」を採用していて、全368ページの厚さでも最初から最後までフラットに開くそうです。
リングノートも平らに開く綴じ方の1つで、コクヨのソフトリングノートの商品ページには、平らに開くので書き込みやすく、平らに折り返せるので狭い場所でも心地よく使えると書かれています。
一方で、同じ糸かがり綴じでも、マルマンのニーモシネ ジャーナルの商品ページには、「平らに開く」や「180度」といった記載は見当たりませんでした。
綴じ方の名前だけで判断せず、メーカーが平らに開くと説明しているかどうかを商品ページで確かめておくと、買ってからの思い違いを減らせます。
糸かがり綴じやツインワイヤなど、綴じ方ごとの開き方や厚みの違いは、日付なし手帳と方眼ノートを罫線・紙質・綴じ方の3つで比べた記事で詳しく整理しています。
A5で5mm間隔のドット方眼、糸かがり綴じで180度フラットに開くとメーカーが説明しているノートなら、MDノートのドット方眼が候補になりますよ。
仕様や価格は、購入前に各ショップでご確認ください。
裏抜けしにくい紙の厚さか
2つ目の条件は、インクが紙の裏側に抜けたり、次のページに透けて見えたりしにくい紙かどうかです。
ノートの表と裏の両面に書き進めていく場合、裏抜けが起きると次のページの書き心地まで落ちてしまいます。
紙の厚さの目安としてよく使われるのが坪量で、紙1平方メートルあたりの重さをグラムで表した値です。
国内のメーカーは「g/㎡」、Bullet Journal 公式サイトは「gsm」と書いていますが、どちらも1平方メートルあたりのグラム数を表す同じ単位ですね。
Bullet Journal 公式サイトのFAQでは、70〜90gsm前後の薄めの紙はにじみや裏写り、透けが起きやすく、90〜120gsm前後になるとにじみや透けに強くなると説明されています。
さらに120〜160gsm以上の紙は、太めのマーカーや筆ペンを使う人に向くそうです。
そのうえで同じFAQは、裏写りやにじみを避けたいなら、120gsmかそれに近い紙を選ぶとよいと勧めています。
ただ、これは120gsmの公式ノートを販売している側の推奨でもあるので、数字は1つの目安として受け止めるくらいがちょうどいいかなと思います。
国内のメーカーは、坪量の数字だけでなく紙の品質でも説明していて、たとえばMDノートのシリーズで使われている80g/㎡のMD用紙は、万年筆で書いても裏抜けやにじみがしにくい品質にこだわって仕上げたとされています。
MDノートには厚口のMD用紙(141g/㎡)を使ったタイプもあり、通常のMD用紙よりさらに裏抜けしにくく透けにくい約2倍の厚みとされていますが、こちらは無罫です。
マルマンのニーモシネ ジャーナルに使われている90g/㎡の筆記用紙も、特に万年筆との相性がよく、紙に毛羽立ちがないのでペン先が引っかからず、インクもにじまないと紹介されていました。
マルマンのスパイラルノートのように、70g/㎡の紙でもにじみや裏抜けがほとんどないとうたう例もあり、坪量だけで裏抜けのしやすさが決まるわけではなさそうです。
三菱鉛筆はボールペンについて、インクが染み込みやすい紙質で紙が薄いと裏うつりしやすく、気温や湿度が高いときや、塗りつぶして多くのインクを使ったときにも起きやすいと説明しています。
太めのペンで塗りつぶすような書き方をするなら厚めの紙、万年筆を使うなら万年筆との相性をうたう紙というように、使うペンから逆算して選ぶと失敗しにくいですよ。
ドット方眼のマス数は足りるか

3つ目の条件は、ドット方眼の1行に、書きたい内容が収まるだけのマス数があるかどうかです。
ドット方眼は、線の代わりに小さな点を等間隔に並べた罫で、方眼のように位置の目安がありつつ、線が主張しすぎないつくりになっています。
何も印刷されていない無地は自由度が高い反面、文字や表の位置をそろえる目安がなく、方眼は線が引かれているぶん、表や図の線をそのままなぞって使えるという違いがあります。
Bullet Journal 公式サイトのFAQも、無地のノートでもできるものの、目安がほしければドット・横罫・方眼のノートも使えると説明しています。
このあと紹介する国内のドット方眼ノートのうち、間隔が書かれているものは、ニーモシネもMDノートもコクヨのソフトリングノートも、すべて5mmでした。
LEUCHTTURM1917も、自社のノートのドット罫を5mm間隔の控えめなドットと紹介しています。
ただ、1行に何マス並ぶかをメーカーが公表している例は見つからなかったので、ここからは用紙の幅をドットの間隔で割った計算上の、あくまで一般的な目安として見てください。
縦置きのA5は横幅が148mmなので、5mm間隔なら148÷5=29.6となり、端数を切り捨てて1行あたり約29マス、縦は210÷5で約42マスという計算になります。
A6は横幅が105mmなので、同じ5mm間隔で1行あたり約21マス、縦は148mmで約29マスまで減ります。
横幅が210mmになるのは、A5を横長に使うつくりのノートの場合で、このときは1行あたり約42マスまで広がります。
実際のノートには余白があり、Bullet Journal 公式サイトのノートもページの余白をやや広めにとっていると説明しているので、書けるマスはこの計算より少なくなると見ておきましょう。
マス数が効いてくるのは、1か月分の日付を並べる表を作るときです。
31日分を1マス1日で縦に並べるなら、縦に約42マスあるA5には収まりますが、縦に約29マスのA6では足りない計算になります。
横に31日分を並べる習慣の記録表も、縦置きA5の約29マスでは1ページに収まらないので、見開きの2ページにまたがせるなどの工夫が要りそうです。
気になるノートの本文寸法をmmで調べてドットの間隔で割ってみると、作りたい表が1ページに収まるかどうかを、買う前に見当をつけられますよ。
バレットジャーナル公式ノートの仕様
バレットジャーナル用のノートを探していると、「公式ノート」という言葉をよく見かけると思います。
ただ、公式ノートとして紹介されているものには、Bullet Journal 公式サイトで販売されているノートと、ノートメーカーのLEUCHTTURM1917が販売している「Bullet Journal Edition 2」があり、書かれている仕様が同じではありません。
どちらも「Edition 2」という名前が付いていますが、公式の記載からは、2つが同じ製品なのかどうかまでは確かめられませんでした。
ページ数のように販売元によって数字が違う項目もあるので、どちらの販売元の数字なのかを分けて見ておくと安心です。
この章では、2つの公式ノートの仕様を表で並べたうえで、公式ノートでなくても始められるという公式サイトの説明を確かめていきます。
公式ノートは2種類ある

1つ目は、Bullet Journal 公式サイトで販売されている「The Notebook(Edition 2)」です。
公式サイトの商品ページには、ハードカバー、FSC認証の120gsmの紙、番号入りの204ページ、しおり3本、ドット方眼のページと書かれています。
バレットキー、インデックス、フューチャーログといったバレットジャーナル専用のページが入っているほか、方眼をすばやく区切るためのさりげない目印や、ノート裏のポケットに収まって定規にもなるポケットガイドも付いてくるそうです。
一方で、判型や寸法、ドットの間隔、綴じ方は、公式サイトの商品ページには記載が見当たりませんでした。
2つ目は、LEUCHTTURM1917が販売している「Bullet Journal Edition 2」です。
メーカーの商品ページでは、Medium(A5)の145×210mmでハードカバー、120g/㎡の紙、インデックスとフューチャーログ、番号入りの206ページと記載されています。
しおりは3本で、ゴムバンドやマチ付きのポケット、ページを区切るディバイダー、表紙の内側のグリッドガイドが付き、製本は糸綴じです。
メーカーの日本語ページでは、120g/㎡の紙について、透けにくく前のページの裏写りがしにくいので新しいページに集中できると説明されていて、最初のページはキー(凡例)を表示するために使うとされています。
2つの公式ノートの仕様を、販売元ごとに分けて表にまとめました。
→ 横にスクロールできます
| 項目 | Bullet Journal 公式サイトの The Notebook(Edition 2) | LEUCHTTURM1917 Bullet Journal Edition 2 |
|---|---|---|
| 判型・寸法 | 公式ページに記載なし | Medium(A5)145×210mm |
| 表紙 | ハードカバー | ハードカバー |
| 紙 | 120gsm(FSC認証) | 120g/㎡ |
| 罫・ドット間隔 | ドット方眼(間隔は公式ページに記載なし) | 商品ページに記載なし(同社のノート案内では、ドット罫は5mm間隔) |
| ページ数 | 番号入り204ページ | 番号入り206ページ |
| しおり | 3本 | 3本 |
| 綴じ方 | 公式ページに記載なし | 糸綴じ |
| 付属ページ | バレットキー・インデックス・フューチャーログ | インデックス・フューチャーログ(日本語ページでは、最初のページがキー用) |
| そのほかの付属 | 方眼を区切る目印、定規にもなるポケットガイド | ゴムバンド、マチ付きポケット、ページディバイダー、グリッドガイド |
| 価格(公式サイトの表示・2026年9月時点) | 31.95ドル | 29.50ユーロ |
表の価格は2026年9月時点で各公式サイトに表示されていたもので、時期によって変わることがあります。
Bullet Journal 公式サイトの商品情報には予約販売を示す表示もあったので、在庫があるかどうかは購入画面で確かめてください。
公式ノートのページ数は、Bullet Journal 公式サイトの商品が204ページ、LEUCHTTURM1917の商品が206ページで、販売元によって数字が違います。
A5と書かれているのはLEUCHTTURM1917版の商品ページで、Bullet Journal 公式サイトの商品ページには判型の記載がない点も覚えておきましょう。
LEUCHTTURM1917の商品ページは製本を糸綴じと書いているだけで、平らに開くとは書いていないので、開き方を重視する方は購入先で確かめると安心ですよ。
公式ノートの最初に入っているキーにどんな記号を書くのかは、バレットジャーナルの公式のキー3つとタスクの4つの状態を一覧にした記事をのぞいてみてください。
公式ノートでなくても始められる
ここまで公式ノートの仕様を見てきましたが、バレットジャーナルは公式ノートでないと始められないわけではありません。
Bullet Journal 公式サイトのFAQでは、方法が特定のノートの形式に縛られていないので、普通のノートでも始められると説明されています。
同じFAQによると、この方法が生まれた当初は、公式のノートそのものが存在しなかったのだとか。
初心者向けのFAQでも、始めるのに必要なものはノートとペンだと案内されています(出典:Bullet Journal 公式サイト FAQ)。
サイズについては、一般的なA5のノートで多くの人の用途は足りる、というのが公式FAQの見方です。
B5のような大きめのノートは、書くスペースが広いぶん持ち運びにくくなるとされていて、ポケットサイズやA4にもそれぞれ長所と短所が挙げられています。
紙については、先ほど紹介したとおり、裏写りやにじみを避けるなら120gsmかそれに近い紙がよいという立場です。
公式の説明をまとめると、A5前後で、120gsmに近い厚めの紙のノートなら、公式ノートでなくても条件に近い1冊になるということですね。
公式ノートの長所は、キーやインデックス、フューチャーログのページやページ番号が最初から入っていて、準備の手間が少ないところにあります。
裏を返せば、手持ちのノートや国内メーカーのノートで始める場合は、最初の数ページをインデックス用に空けておき、ページ番号を自分で書き込めば、近い使い方ができそうです。
ページ番号が最初から印刷されているノートを選べばこの手間を省けるので、次の章では、その点も含めて代わりのノートを比べていきます。
公式の代わりに使えるノート
公式ノートの仕様と公式サイトの説明を踏まえると、代わりのノートを選ぶときの条件は、A5前後のサイズ、ドット方眼、厚めの紙の3つに整理できます。
国内のメーカーからも、この条件に近いA5のドット方眼ノートが出ていて、中にはページ番号やしおり2本が付いたものもあります。
公式ノートの120gsmと比べると、国内のドット方眼ノートで坪量が公表されているものは80〜90g/㎡でしたが、メーカーは紙の品質で裏抜けのしにくさを説明しています。
ここでは、2026年9月時点で公式ページに掲載されているA5のドット方眼ノートを仕様表で並べ、ページ数から使える期間を計算し、最後にルーズリーフではなく綴じノートを選ぶ理由を考えていきます。
おしゃれな専用ノートを探している方も、まずはこのあとの仕様表と見比べてみると、候補を比べるときの物差しになるかなと思います。
A5・ドット方眼・厚めの紙で探す

A5・ドット方眼という条件で国内メーカーの公式ページを調べたところ、2026年9月時点で掲載されていたのは次のようなノートでした。
→ 横にスクロールできます
| 製品 | 本文寸法 | ドット間隔 | 紙・坪量 | ページ数 | 綴じ方 | そのほかの仕様 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マルマン ニーモシネ ジャーナル(N888) | 縦210×横148mm | 5mm | 筆記用紙 90g/㎡ | 240ページ(ドット方眼236+コンテンツ4) | 糸かがり綴じ | ページ番号・しおり2本・ゴムバンド・ポケット |
| マルマン ニーモシネ 特殊5mmドット方眼罫(N105JP) | 縦210×横148mm | 5mm | 筆記用紙 80g/㎡ | 80枚 | ツインワイヤ | ミシン目あり |
| MDノート[A5]ドット方眼 | H210×W148×D10mm | 5mm | MD用紙 80g/㎡ | 176ページ | 糸かがり綴じ | 180度フラットに開く・しおりひも付 |
| MDノート1日1ページ[A5]ドット方眼 | H210×W148×D20mm | 5mm | MD用紙 80g/㎡ | 368ページ | コデックス装 | 最初から最後までフラットに開く・日付用に大きいドット2か所 |
| コクヨ ソフトリングクリア ソフトリングノート A5 5mm方眼ドット罫 | 中紙 縦210×横148mm | 5mm | 上質紙(坪量の記載なし) | 80枚 | ソフトリング | 平らに開き、平らに折り返せる |
| 無印良品 上質紙ダブルリングノート・ドット方眼 A5 | 内寸 148×210mm | 記載なし | 上質紙(坪量の記載なし) | 70枚 | Wリング綴じ | ― |
表の値は各メーカーの公式ページや公式オンラインストアに載っている仕様で、枚数で書かれている製品とページ数で書かれている製品が混ざっている点に気をつけてください。
この中で、平らに開くことと、紙が裏抜けしにくいことの両方をメーカーが説明しているのは、MD用紙を使ったMDノートの2つでした。
A5ドット方眼のほうは、糸かがり綴じで180度フラットに開くとされていて、80g/㎡のMD用紙に5mm間隔のドット方眼、176ページという組み合わせです。
ニーモシネ ジャーナルは、90g/㎡の筆記用紙に5mmドット方眼で、ページ番号付きで振り返りがしやすいとされ、紙面を3等分と4等分にできる目盛りも入っています(出典:マルマン ニーモシネ ジャーナル N888)。
坪量が公表されている中では数字がいちばん大きく、ページ番号も印刷されているので、公式ノートに近い使い方をしたい方には候補になりそうです。
1年分を1冊で通したいなら、368ページあるMDノートの1日1ページのタイプも選択肢で、日付を書き込みやすいように2か所のドットが大きくしてあります。
ニーモシネのN105JP、コクヨのソフトリングノート、無印良品のダブルリングノートは、リングやワイヤーで綴じたタイプなので、綴じノートとは開き方のつくりが違う点を押さえておきましょう。
無印良品のノートはドットの間隔と坪量が商品ページに書かれていないので、マス数を計算したい方は店頭で実物を確かめるのがよさそうです。
コクヨのキャンパスノートにある「ドット入り罫線」は、横罫の線の上に小さなドットを等間隔に並べたもので、ドット方眼とは別の罫です。
MDノートの「ジャーナル」のドット方眼は旧公式ストアで取り扱い終了と表示されていて、コクヨのペルパネプのドット方眼罫も在庫限りで終了予定とされているため、この記事の候補からは外しました。
LIFEやツバメノートについては、今回調べた範囲では、ドット方眼の綴じノートが見つかりませんでした。
A5・5mmドット方眼・90g/㎡で、ページ番号としおりが付いたノートを探すなら、ニーモシネ ジャーナルも見比べてみてください。
色や価格は、購入前に各ショップでご確認ください。
ページ数で使える期間を考える
ノートを1冊に決めるときは、そのノートでどれくらいの期間を書けるのかも、ページ数から見積もっておくと安心です。
ここで出す日数や週数は、ページ数を書き方で割っただけの計算上の目安なので、実際には書く量によって前後します。
1日1ページずつ書く場合、Bullet Journal 公式サイトのノートの204ページなら204日分、LEUCHTTURM1917の206ページなら206日分と数えられます。
ニーモシネ ジャーナルはドット方眼のページが236ページなので236日分、MDノートのA5ドット方眼は176ページなので176日分になります。
どれも1年の365日には届かないので、1日1ページで1年を通すなら、365日を上回る368ページのMDノートの1日1ページのタイプが候補に入ってきますね。
1週間を見開きの2ページで使う場合は、204ページで102週分、206ページで103週分、236ページで118週分、176ページで88週分という計算になります。
1年は52週なので、見開き1週間の書き方なら、どのノートでも1年分をまかなえますよ。
ただし、バレットジャーナルのように、1冊の中にインデックスやキー、フューチャーログのページを作る書き方では、そのぶんだけ使える日数が減ります。
公式ノートにはこうしたページがあらかじめ入っていますが、番号入りの204ページや206ページにそれらが含まれるのかどうかは、公式ページの記載からは読み取れませんでした。
ニーモシネ ジャーナルの場合は、ドット方眼の236ページとは別に、コンテンツページが4ページあるとされています。
公式ノート以外で始めるなら、たとえば最初の4ページをインデックス用に取っておくと、MDノートのA5なら残りは172ページという具合に、自分で差し引いて考えるとよさそうです。
もう1つ考えておきたいのが、ページ数が多いほどノートが厚くなるという点です。
MDノートでも、176ページのA5ドット方眼は厚さ10mm、368ページの1日1ページは厚さ20mmと表記されていて、持ち歩くなら重さや厚みも気になってくるかもしれません。
毎日書くのか、週に数回書くのかを先に決めておくと、自分に合うページ数が見えてきますよ。
ノートを持ち歩くつもりなら、カバンに入る厚みと重さの上限を先に決めておく考え方も、持ち歩きやすい手帳の選び方をまとめた記事で紹介しています。
ルーズリーフより綴じノートを選ぶ理由
ジャーナリングにルーズリーフを使いたいと考えている方もいるかもしれません。
実際、無印良品のA5リフィルのドット方眼(20穴・30枚)や、ツバメノートのシステム手帳用A5リフィルのドット方眼(5mm・フールス紙・6穴)のように、ドット方眼の替え紙は国内メーカーからも出ています。
ただ、ジャーナリングに使うときのルーズリーフの注意点を説明したメーカーの資料は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。
そのうえで、この記事では、綴じノート1冊で完結させる書き方をおすすめしたいと考えています。
理由の1つ目は、書いたものが1冊にまとまり、ページが抜け落ちたり順番が入れ替わったりする心配が少ないことです。
2つ目に、ページ番号とインデックスを使えば、あとから読み返したいページを探しやすくなります。
3つ目は、書いた日の順にページが並ぶので、1冊を読み返すだけで、その時期に考えていたことの流れを追いやすいことです。
コクヨの記事では、ノートは「時系列」「見開き」「保管」「達成感」、ルーズリーフは「自由度」「暗記」「並び替え」「持ち運び」がキーワードだと整理されていました。
これは高校生の勉強用のアンケートをもとにした記事なので、ジャーナリングにそのまま当てはまるとは限りませんが、時系列で残すならノートという考え方は参考になりそうです。
リングノートも、書いたものが1冊にまとまるという点では綴じノートと変わらず、コクヨのソフトリングノートのように、平らに開いて折り返せると説明されているものもあります。
一方で、見開きの真ん中にリングが通るので、2ページにまたがる表を書きたい方は、糸かがり綴じやコデックス装のノートと比べてから選ぶと安心かも。
紙のノートとアプリのどちらで続けるかをまだ決めていない方は、ジャーナリングアプリと日記アプリの違いと、無料で足りる範囲をまとめた記事もあわせて読んでみてください。
綴じノート1冊にまとめるなら、ページ番号が最初から入っているノートを選ぶと、インデックスを作るときの手間が減りますよ。
自分に合う1冊の決め方
ここまでの内容で、ジャーナリング用のノートを選ぶときに見る仕様は、開き方、紙、ドットのマス数、サイズ、ページ数、綴じ方の6つがそろいました。
とはいえ、項目が多いと、結局どれを優先すればいいのか分からなくなってしまいますよね。
この章では、仕様表を見ながら上から順に候補を減らしていく手順と、ノート選びでよく出てくる疑問への答えをまとめます。
なお、書くことの効果については、ストレスのある出来事について書く「筆記開示」の研究があり、146件のランダム化研究をまとめた分析では、効果は統計的に有意ながら小さいと報告されています。
書いた直後は苦痛が一時的に増えたという報告もあり、こうした研究はノートの選び方や日々のジャーナリングの効果を直接示したものではありません。
効果を期待しすぎるより、書きやすい1冊を手元に置くところから始めるくらいが気楽かなと思います。
書き始めてから何を書けばいいか迷ったときは、5分で始めるジャーナリングの手順と、目的別の例文テンプレートを紹介した記事が参考になるはずです。
仕様表で1冊に絞る手順
ノートを1冊に絞るときは、仕様表の項目を決まった順番で見ていくと迷いにくくなります。
最初に見るのは、この記事の前半で取り上げた3つの条件で、平らに開くとメーカーが説明しているか、使うペンに合う紙か、作りたい表がマスに収まるかを確かめます。
次に決めるのがサイズで、公式サイトのFAQが多くの人に合うとしているA5を基準に、持ち歩きを優先するなら小さいノート、机で書くことが多いならA5という考え方で選べます。
A6のようなメモ帳に近い小さいノートは持ち歩きやすい一方、縦置きなら1行あたり約21マスの計算なので、1か月分の表を作りたい方はマス数も確かめておきましょう。
3番目はページ数で、1日1ページなのか見開き1週間なのかという書き方から、1冊で何日分や何週分になるかを計算します。
最後に綴じ方を決め、見開きを1枚の表として使いたいなら、平らに開くと説明されている糸かがり綴じやコデックス装、折り返して片面ずつ書きたいならリングというように選び分けます。
平らに開く説明があるか、紙が使うペンに合うか、ドットのマス数が足りるかの3つを商品ページで確かめます。
サイズはA5を基準にして、持ち歩きを優先する場合だけA6などの小さいサイズを検討します。
書き方からページ数を割り算して、1冊で何日分や何週分になるかを見積もります。
見開きで表を書くか、折り返して書くかで、綴じノートかリングノートかを決めましょう。
この手順は、メーカーの仕様と公式サイトの説明をもとにこの記事で考えた一例なので、優先したい条件があれば順番を入れ替えてもかまいません。
ノートが決まったら、書いた日に印を付けていく習慣の記録表を作るのもおすすめで、手帳のハビットトラッカーの置き場所と項目数、続かないときの直し方まで取り上げた記事が作り方の参考になりますよ。
ジャーナリング用ノートに関するよくある質問(FAQ)
ジャーナリングノートのおすすめサイズは?
Bullet Journal 公式サイトのFAQでは、一般的なA5のノートで多くの人の用途は足りると説明されています。
縦置きのA5なら、5mm間隔のドット方眼で縦は約42マスの計算になり、1か月分の日付を縦に並べる表も1ページに収まる計算です。
持ち歩きを優先するならA6のような小さいノートも候補ですが、1行あたり約21マスの計算になる点は覚えておきましょう。
バレットジャーナルは公式ノートでないとだめ?
公式サイトのFAQは、方法が特定のノートの形式に縛られていないので、普通のノートでも始められると説明しています。
紙については、裏写りやにじみを避けるなら120gsmかそれに近いものがよいとされています。
ページ番号が印刷されたノートを選ぶか、自分で番号を書き込めば、インデックスも作りやすくなりますよ。
ドット方眼と無地はどっちがいい?
Bullet Journal 公式サイトのFAQによると、無地のノートでもでき、目安がほしい場合はドットや横罫、方眼のノートも使えます。
ドット方眼は点で位置の目安がつくので、文字の行をそろえたり、表や枠を書いたりしやすいのが持ち味です。
絵や図を自由にかくことが多いなら無地、表やリストをよく書くならドット方眼という選び方がしっくりくるかなと思います。
ルーズリーフでもジャーナリングできる?
無印良品やツバメノートからドット方眼の替え紙も出ているので、ルーズリーフで書くこともできます。
ただ、この記事では、書いたものが1冊にまとまり、ページ番号で読み返しやすい綴じノートをおすすめしています。
ページを並べ替えたい方や、持ち運ぶ枚数を減らしたい方は、ルーズリーフのほうが合う場合もあるかもしれません。
ページ数はどのくらいあればいい?
1日1ページで書くなら、176ページのノートで176日分、236ページのノートで236日分という計算になります。
見開き1週間で書くなら、176ページでも88週分になり、1年の52週を上回ります。
インデックスやキーに使うページのぶんだけ使える日数は減るので、少し余裕を見て選ぶと安心ですよ。
まとめ|ジャーナリング用ノートは開き・紙・ドットで選ぶ
ジャーナリング用のノートは、種類が多く見えても、書き続けるうえで困らないかという視点で見ると、比べる項目はそれほど多くありません。
開いたまま平らになるか、裏抜けしにくい紙か、ドット方眼のマス数が足りるかの3つを押さえれば、公式ノートでなくても自分に合う1冊を選べます。
公式ノートを選ぶ場合も、Bullet Journal 公式サイトとLEUCHTTURM1917で数字が違うことを知っておくと、商品ページを読むときに迷いにくくなります。
代わりのノートを選ぶ場合は、A5前後・ドット方眼・厚めの紙を目安に、ページ数と綴じ方で最後の1冊を決めていく流れです。
ノート選びに時間をかけすぎるより、条件を満たす1冊を決めて書き始めたほうが、ジャーナリングそのものに時間を使えるかなと思います。
この記事の要点を、最後にもう一度まとめておきますね。
- ジャーナリング用ノートは、平らに開くか・裏抜けしにくいか・ドット方眼のマス数が足りるかの3条件で絞る
- 平らに開くかどうかは、糸かがり綴じやコデックス装、リングなどについてのメーカーの説明で確かめる
- Bullet Journal 公式FAQは、裏写りやにじみを避けるなら120gsmかそれに近い紙を勧めている
- 5mm間隔のドット方眼なら、縦置きA5で1行約29マス、A6で約21マスが計算上の目安
- 公式ノートは、Bullet Journal 公式サイト版が204ページ、LEUCHTTURM1917版がA5・206ページで、販売元ごとに数字が違う
- 公式の代わりには、ニーモシネ ジャーナルやMDノートのような、A5・5mmドット方眼のノートが候補になる
- 1日1ページなら176〜236ページで176〜236日分、見開き1週間ならどのノートも1年分の52週を上回る計算
- 綴じノート1冊で完結させると、時系列で残り、ページ番号とインデックスで読み返しやすい
この記事で紹介した仕様や価格は、2026年9月時点で各メーカーや公式サイトに掲載されている情報で、仕様や販売状況は変わることがあります。
購入の前には、正確な情報を各メーカーの公式サイトや商品ページで確かめてみてください。
どのノートを選ぶかは、書き方や使うペンに合わせて、最終的にはご自身の判断で決めていただければと思います。
書きやすい1冊が手元にあれば、ジャーナリングの時間がもっと楽しみになるかもしれませんよ。
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