カプチーノとラテはどう違う?泡の量と割合から好みの一杯を選ぶコツ

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

カフェのメニューを前にして、カプチーノとラテのどちらを頼もうか迷ったことはありませんか。どちらもエスプレッソにミルクを合わせた飲み物なので、見た目も名前も似ていて、違いがよく分からないまま毎回なんとなく選んでいる人は多いかなと思います。

実はこの2つ、材料はほとんど同じです。違いが出るのは、ミルクを泡にした部分がどれくらい厚いかと、液体のミルクがどれくらい入るかという割合のほう。ここが変わるだけで、口当たりも、コーヒーの感じ方も、カロリーも少しずつ変わってきます。

この記事では、カプチーノとラテの違いを、泡の量、エスプレッソとミルクの比率、味や見た目、カロリーの順に整理します。あわせて、カフェオレやマキアート、フラットホワイトとの違い、スタバのようなシアトル系のお店とイタリア系のお店で呼び方が違う理由、どっちが甘いのか、どっちがコーヒーの味を強く感じるのかといった疑問にも答えていきますね。

後半では、気分や好みに合わせた選び方、カフェで注文するときのコツ、家でエスプレッソマシンを使った作り分けと、マシンがなくても楽しめる作り方までまとめました。読み終わるころには、自分に合うのはどちらなのか、すっと決められるようになるでしょう。

  • カプチーノとラテの違いが泡の厚さとミルクの割合で決まる理由
  • 比率やカロリーなど数字で見たときの差
  • カフェオレやマキアートなど似た飲み物との見分け方
  • カフェでの頼み方と家での作り分けのコツ
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カプチーノとラテの違いは泡の量とミルクの割合にある

まずは結論からいきますね。カプチーノとラテの違いは、エスプレッソの上にのる泡(フォームミルク)の層の厚さと、それに伴う液体のミルクの量の差です。カプチーノは泡が厚く、そのぶん液体のミルクが少なめなので、コーヒーの苦みを感じやすくなります。ラテは温めた液体のミルク(スチームミルク)が中心で、泡は薄め。ミルクのまろやかさが前に出る一杯です。

ただし、どれくらいの泡ならカプチーノで、どれくらいならラテかという線引きは、国やお店によって揺れがあります。家電メーカーの解説でも、カプチーノのミルクの割合は明確に決まっているわけではないと説明されています。この章では、比率の目安、メーカーの標準レシピ、見た目と味、カロリー、似た飲み物との違い、お店ごとの呼び方の差までを順番に見ていきます。数字はどれも一般的な目安なので、お店の一杯がそのとおりとは限らない点だけ、頭の片すみに置いておいてくださいね。

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結論:違いはフォームミルクの厚さで決まる

カプチーノは厚めのフォームミルク、カフェラテはスチームミルクが中心で泡が薄めであることを、グラスの断面で比べたスライド
カプチーノとカフェラテのミルクの層の違い

カプチーノとラテの違いをひと言でまとめると、泡の層が厚いのがカプチーノ、液体のミルクが多いのがラテです。どちらもベースはエスプレッソで、使うミルクも同じ牛乳。それなのに別の飲み物として扱われるのは、ミルクの状態が違うからなんですよ。

ここで、ミルクの呼び方を整理しておきます。スチームミルクは、エスプレッソマシンのスチームノズルから出る蒸気で温めた、液体のままのミルクです。フォームミルクは、同じ蒸気で空気を含ませて泡立てたミルクのこと。パナソニックの解説では、カフェラテはエスプレッソにスチームミルクを注いだもの、カプチーノはエスプレッソにスチームミルクとフォームミルクを合わせたもの、と整理されています。

カプチーノ=エスプレッソ+スチームミルク+厚めのフォームミルク。ラテ=エスプレッソ+スチームミルクが中心で、泡は薄め。材料はほぼ同じで、違いはミルクの泡の量です。

泡が厚いと、なぜ味まで変わるのでしょうか。理由はシンプルで、泡は空気を含んでいるからです。同じ大きさのカップに注いでも、泡が多いほど液体のミルクが入る余地は小さくなります。結果として、カプチーノはミルクで薄まる度合いが小さく、エスプレッソの苦みやコクが残りやすくなるわけです。

逆にラテは、液体のミルクがたっぷり入るので、口に含んだときにミルクの甘みとまろやかさが先に来ます。コーヒーの存在感はやわらかめ。ブラックが苦手な人でも飲みやすいと感じやすいのは、こちらのほうです。

カプチーノはシナモンやココアがかかっているもの、ラテはラテアートが描いてあるもの、という見分け方を耳にすることがあります。でも、トッピングや絵柄は飲み物の定義ではありません。パナソニックの解説でも、カプチーノの泡にココアパウダーで模様をつけたり、ピックで絵を描いたりするデザインカプチーノが紹介されていますし、ラテアートも楽しみのひとつとして紹介されています。見た目の飾りではなく、泡と液体のミルクのバランスで見るのがいちばん分かりやすいですよ。

ここさえ押さえておけば、このあとの比率や味、カロリーの話もすんなり理解できるはずです。

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エスプレッソとミルクの比率を数字で比べる

次に、比率を数字で見てみましょう。先に伝えておくと、カプチーノとラテには世界共通の厳密なレシピはなく、紹介する数字はどれも一般的な目安です。それでも、目安を知っておくとメニューを見たときの想像がぐっとしやすくなります。

パナソニックの解説では、カフェラテはエスプレッソとミルクを1:4の割合で合わせるのが基本とされています。カプチーノについては、マキアートとの比較の中で、一般的にエスプレッソとミルクが1:2の割合になると説明されています。同じ解説の中で、カプチーノのミルクの割合は明確に定められているわけではないとも書かれているので、1:2はあくまで目安として受け取るのがよさそうです。

コーヒーマシンのメーカーが出している標準レシピも参考になります。ネスプレッソ プロフェッショナルの解説では、カフェラテは140mlのホットミルクに40mlのエスプレッソ、カプチーノは130mlのホットフォームミルクに40mlのエスプレッソを合わせる、と紹介されています(出典:ネスプレッソ プロフェッショナル「美味しいカフェラテやカプチーノの秘訣」)。これは業務用マシンのモメント ミルクの標準レシピサイズとして示された数字です。

ここで注目したいのは、ミルクの量の数字が近いことです。ラテの140mlとカプチーノの130mlは、数字だけ見ると大差がありません。でも、カプチーノ側はフォームミルク、つまり空気を含んで膨らんだ状態の量です。泡立てたミルクは体積が増えるので、同じくらいの量に見えても、液体の牛乳そのものはカプチーノのほうが少なめになると考えられます。

イタリアのエスプレッソの団体であるイタリアエスプレッソ協会(Istituto Nazionale Espresso Italiano)が、品質と伝統を守ったカプチーノを認証する基準として、25mlのエスプレッソに、3〜5℃の冷たい牛乳から蒸気で泡立てて約55℃にした125mlのミルクを合わせ、容量150〜160mlのカップで出す、という内容がイタリアの経済紙イル・ソーレ・24・オーレの2018年の記事で紹介されています。これはイタリアのカプチーノ全体の定義ではなく、認証の基準という位置づけです。使う牛乳は、たんぱく質3.2%以上、脂肪3.5%以上の新鮮な牛乳とされています。

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出どころ カプチーノ カフェラテ 補足
パナソニックの解説 エスプレッソ:ミルク=1:2が一般的 エスプレッソ:ミルク=1:4が基本 カプチーノの割合は明確に定められていないとも説明
ネスプレッソ プロフェッショナル エスプレッソ40ml+ホットフォームミルク130ml エスプレッソ40ml+ホットミルク140ml 業務用マシンの標準レシピサイズ
イタリアエスプレッソ協会の認証基準(新聞の紹介) エスプレッソ25ml+泡立てたミルク125ml、カップ150〜160ml 記載なし 冷たい牛乳から約55℃まで泡立てる

こうして並べると、出どころによって数え方が違うことが分かります。カプチーノのミルクの倍率は、パナソニックの解説では1:2、ネスプレッソの標準レシピでは約1:3、協会の基準では約1:5です。カップの大きさや、泡を量に含めて数えるかどうかで数字が変わるため、倍率だけで比べるより、泡が厚いか薄いかで見るほうが分かりやすい目安です。

数字を覚える必要はありません。同じお店の同じサイズで比べれば、カプチーノは泡で量を出しているぶん液体のミルクが少なくなりやすい。この関係だけ押さえておけば、どちらを頼めばコーヒーが濃く感じるのか、判断しやすくなりますよ。

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見た目と口当たり、味の濃さはどう変わる?

泡の量の違いは、見た目と口当たりにいちばんはっきり表れます。カップを上から見たときに、白い泡がこんもりと盛り上がっていればカプチーノ寄り、表面が平らでつやのある薄い泡の膜ならラテ寄り、と考えると分かりやすいでしょう。

カプチーノを口に運ぶと、最初にふわっとした泡が唇に当たります。泡の下からエスプレッソとミルクが流れてくるので、ひと口目は軽く、その後にコーヒーの苦みが追いかけてくるような飲み心地です。泡があるぶん、熱さがやわらいで感じられることもあります。

ラテは、ひと口目から液体のミルクとエスプレッソが混ざった状態で口に入ってきます。舌ざわりはなめらかで、まろやか。泡の軽さより、ミルクのコクとやさしい甘みが印象に残ります。ミルクの量が多いので、コーヒーの苦みや酸味は奥に引っ込みがちです。

味の濃さという点では、一般的にカプチーノのほうがコーヒーを強く感じます。パナソニックの解説でも、カプチーノはミルクの割合が明確に定められていないため、カフェラテよりさらに苦味を感じることもある、と説明されています。ただ、これはエスプレッソの量が同じ場合の話です。お店によってはラテにショットを2杯入れていることもあり、その場合はラテのほうが濃く感じることもあります。

温度の感じ方にも差が出ます。泡は空気を含んでいて熱が伝わりにくいので、カプチーノは表面がやわらかく、飲み始めは熱さを感じにくいことがあります。一方で、泡の下の液体は十分に熱いこともあるので、勢いよく傾けないよう気をつけたいところです。ラテは最初から液体のミルクが口に入るので、温度が分かりやすい飲み物です。

見た目の楽しみ方も少し違います。ラテは表面の泡が薄くなめらかなので、ピッチャーから注ぎながら描くラテアートが映えやすいのが特徴。カプチーノは泡が厚く、ココアパウダーやシナモンを振ったり、泡の上に模様を描いたりする楽しみ方があります。どちらにも絵柄が描かれることはあるので、見分けるときは絵柄より泡の厚さを見るのがおすすめです。

まとめると、泡のふわふわ感とコーヒーのキレを楽しみたいならカプチーノ、なめらかな舌ざわりとミルクのまろやかさを楽しみたいならラテ。口当たりの好みがはっきりしている人は、ここで答えが出るかもしれませんね。

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カロリーはミルクの量しだいで変わる

カプチーノとラテのカロリーの差は、ほぼミルクの量で決まります。エスプレッソそのものはカロリーがごく小さいので、砂糖やシロップを入れない限り、カロリーの大部分は牛乳から来ていると考えてよさそうです。

目安として、牛乳のカロリーを確認しておきましょう。文部科学省の日本食品標準成分表(八訂)増補2023年では、普通牛乳のエネルギーは100gあたり61kcalとされています(出典:文部科学省 食品成分データベース「普通牛乳」)。同じ表で、たんぱく質は100gあたり3.3g、脂質は3.8gと示されています。

ここから大まかに計算してみます。ネスプレッソの標準レシピのラテのように、140mlのミルクを使うと、牛乳の重さはおよそ140g強。61kcal×1.4で約85kcalなので、比重の差を考えても90kcal前後がひとつの目安になります。カプチーノは、同じ130mlでも泡を含んだ量なので、液体の牛乳はそれより少なめ。そのぶんカロリーもラテより控えめになることが多いようです。

ただし、これはあくまで計算上の目安です。実際のお店では、カップのサイズ、ミルクの種類(普通牛乳か低脂肪乳か、豆乳やオーツミルクか)、ショットの数で数字が大きく変わります。大きいサイズのラテなら、ミルクの量は200mlを超えることもあるでしょう。チェーン店ではメニューごとに栄養成分を公表していることが多いので、正確な情報は各店の公式サイトをご確認ください。

カロリーを抑えたいなら、次のような選び方が考えられます。

  • 同じサイズならラテよりカプチーノを選ぶ
  • 小さいサイズを選ぶ
  • ミルクを低脂肪乳や無脂肪乳に変えられるお店なら変える
  • シロップやソース、ホイップのトッピングを控える

甘いアレンジ系のドリンクは、ミルクの差よりシロップやソースの量のほうがカロリーへの影響が大きくなりがちです。キャラメルやバニラなどの風味がついたメニューは、ベースがカプチーノかラテかより、追加の甘みのほうを気にしたほうがいいかも。

なお、健康上の理由で摂取カロリーや脂質を管理している場合は、ここでの数字だけで判断せず、かかりつけの医師や管理栄養士など専門家に相談してくださいね。

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カフェオレ・マキアート・フラットホワイトとの違い

エスプレッソかドリップか、ミルクの量と泡の厚さで、カプチーノ・マキアート・カフェラテ・カフェオレを整理した図のスライド
カプチーノ・ラテ・マキアート・カフェオレの見分け方

カプチーノとラテの違いが分かってくると、次に気になるのが似た名前の飲み物です。カフェオレ、マキアート、フラットホワイトあたりは、メニューで並んでいることも多いので、ここでまとめて整理しておきますね。

まずカフェオレ。いちばん大きな違いは、使うコーヒーの種類です。パナソニックの解説では、カフェオレはフランス語で牛乳入りのコーヒーを意味し、濃くドリップしたコーヒーと温めたミルクを1:1の割合で合わせたもの、と説明されています。エスプレッソを使うカプチーノやラテとは、ここで分かれます。ドリップで作れるので、家でいちばん気軽に楽しめるのがカフェオレです。牛乳の割合や温め方のコツは、ドリップコーヒーと牛乳の黄金比をまとめたカフェオレの作り方で詳しく紹介しています。

次にマキアート。イタリア語で染みという意味の言葉で、パナソニックの解説では、エスプレッソに少量のスチームミルクとフォームミルクを注いだものとされています。比率はエスプレッソ:ミルク=1:1.5が一般的で、カプチーノよりもミルクが少なく、苦みを感じやすい飲み物です。コーヒーの表面にミルクの白い染みがついたように見えたことが名前の由来と言われています。

ここでややこしいのが、キャラメルマキアートやラテマキアートのようなメニューです。キャラメルマキアートは、泡の上からキャラメルソースをかけた甘いアレンジとして親しまれています。ネスプレッソ プロフェッショナルの解説には、100mlのフォームミルクに40mlのエスプレッソを合わせるラテマッキャートが、よりクリーミーな味わいが好みの人向けとして紹介されています。名前にマキアートとついていても、お店によって中身がかなり違うので、メニューの説明を確認しておくと安心です。

フラットホワイトは、お店によって説明が分かれる飲み物です。一般的には、ラテより泡の層を薄く、きめ細かくして、コーヒーの味をはっきり出したミルクドリンクとして出されることが多いようです。カップのサイズもラテより小さめにしているお店が多く、ラテとカプチーノの中間、あるいはラテよりコーヒー寄り、と説明されることもあります。決まったレシピがあるわけではないので、気になったらお店の人に聞いてみるのがいちばんですよ。

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飲み物 コーヒー ミルク 比率の目安(コーヒー:ミルク) 味の傾向
カプチーノ エスプレッソ スチームミルク+厚めのフォームミルク 1:2前後 泡が軽く、コーヒーを感じやすい
カフェラテ エスプレッソ スチームミルクが中心(泡は薄め) 1:4前後 なめらかで、ミルクのまろやかさが前に出る
マキアート エスプレッソ 少量のスチームミルク+フォームミルク 1:1.5前後 ミルクが少なく、苦みが強め
カフェオレ 濃いめのドリップコーヒー 温めたミルク 1:1前後 やさしい味わいで、家で作りやすい

表の比率はパナソニックの解説にもとづく一般的な目安で、お店によって変わります。フラットホワイトは定まった比率が見つからなかったため、表には入れていません。迷ったら、エスプレッソを使うかどうか、ミルクの量は多いか少ないか、泡は厚いか薄いか、の3点で見比べると整理しやすいですよ。

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店によって呼び方が違う理由(イタリア系とシアトル系)

同じカプチーノやラテという名前でも、お店によって中身が違うと感じたことはないでしょうか。これは気のせいではなく、お店の系統によって呼び方そのものが違うことがあるからです。

パナソニックの解説では、エスプレッソにスチームミルクを注いだものをカフェラテとする説明はイタリア系と呼ばれるスタイルで、シアトル系のコーヒーショップでは、フォームミルク(店によってはスチームミルクも)を入れたもの、つまりイタリアのカプチーノにあたるものをカフェラテと呼ぶ場合もある、と紹介されています。シアトル系のお店では、泡をのせた一杯をラテと呼ぶ場合もある、ということです。

この違いを知らないと、同じラテという名前でも、お店によって泡の量がまったく違って戸惑うことがあります。どちらが正しいというより、そのお店のスタイルに合わせて名前がついていると考えるのが自然です。

もうひとつ、イタリアならではの事情もあります。カプチーノという名前は、カトリックのカプチン会の修道士がまとう茶色い修道服の色に、飲み物の色が似ていることに由来すると言われています。イタリアの経済紙イル・ソーレ・24・オーレでは、カプチーノの誕生を1683年にウィーンへ派遣された修道士マルコ・ダヴィアーノに結びつける伝説が紹介されていますが、これはあくまで伝説として語られている話です。

同じ記事では、イタリアではカプチーノは朝の時間帯の飲み物とされ、11時以降に頼む人は少ないのに対し、海外では昼食後や午後にもたくさん飲まれている、という習慣の違いも紹介されています。旅行で本場のカフェに行くときの豆知識として覚えておくと楽しいですよ。

日本のカフェは、イタリア系、シアトル系、それに独自のスタイルの喫茶店が混在しています。そのため、メニューに並ぶカプチーノとラテの違いもお店ごとにまちまちです。初めてのお店では、メニューに添えられた説明文を読むか、泡の量について店員さんに聞いてみるのが近道です。

呼び方の違いは、混乱のもとでもありますが、裏を返せば同じ名前でもお店ごとの個性を楽しめるということ。いろいろなお店で飲み比べて、自分の好みに近い一杯を出してくれるお店を見つけるのも、コーヒーの楽しみ方のひとつですね。

カプチーノとラテの違いを生かした選び方と家での作り分け

ここまでで、カプチーノとラテの違いが泡の量とミルクの割合にあること、そして数字やお店のスタイルによって幅があることを見てきました。後半は、その違いを知ったうえで、実際にどう選び、どう楽しむかという話に進みます。

違いが分かったら、次に気になるのは、自分はどちらを選べば満足できるのか、そして家でも同じように楽しめるのかという点だと思います。この章では、気分や好みに合わせた選び方、カフェで注文するときのコツ、エスプレッソマシンがある家での作り分け、マシンがなくてもできる作り方を順番に紹介します。道具を買い足すかどうかの判断材料にもなるように、向いている人とそうでない人もはっきり書いていきますね。まずは自分の好みを知るところから始めましょう。

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気分と好みで選ぶ:どっちが向いている?

コーヒーの苦みを味わいたいならカプチーノ、まろやかな味が好きならカフェラテと、好みから選ぶ流れを示したスライド
気分と好みで選ぶカプチーノとラテ

カプチーノとラテ、どちらを選ぶかは、コーヒーの味をどれくらい感じたいかと、口当たりの好みで決めるのがいちばん失敗しにくい方法です。正解はひとつではないので、自分の好みを基準にしてください。

カプチーノが向いているのは、次のような人です。

  • コーヒーの苦みや香りもしっかり味わいたい
  • ふわっとした泡の口当たりが好き
  • ミルクたっぷりだと重く感じる
  • 同じサイズならカロリーを少し抑えたい

ラテが向いているのは、次のような人です。

  • ブラックコーヒーが苦手で、まろやかな味が好き
  • なめらかな舌ざわりを楽しみたい
  • ゆっくり時間をかけて飲みたい
  • 甘いシロップを足してアレンジしたい

気分で選び分けるのもおすすめです。たとえば、朝のすっきり目覚めたい時間や、食後に口の中をさっぱりさせたいときは、コーヒー感の強いカプチーノが合いやすいかも。午後のひと休みや、甘いお菓子と一緒に楽しみたいときは、ミルクのやさしさが前に出るラテがなじみやすいでしょう。

食べ物との組み合わせで考えるのもひとつの方法です。バターたっぷりのクロワッサンや焼き菓子のようにコクのあるものには、苦みで口をリセットしてくれるカプチーノ。チョコレートやナッツ系のお菓子には、ミルクのまろやかさで甘みを包んでくれるラテ。もちろん好みしだいなので、いろいろ試してみてください。

どうしても決められないときは、まずラテを試して、物足りなければ次はカプチーノに、と順番に飲み比べるのが分かりやすいですよ。ラテで十分おいしいと感じるならミルク派、もう少しコーヒーを感じたいと思ったらカプチーノ派、と自分の好みの位置が見えてきます。

なお、カフェインの摂取量が気になる場合は、カプチーノかラテかより、エスプレッソのショットの数を気にしたほうが現実的です。妊娠中や授乳中、持病がある人などでカフェインを控えるよう言われている場合は、デカフェに変えられるかお店に確認し、量については医師など専門家の指示に従ってくださいね。

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カフェで注文するときに迷わないコツ

カフェで迷わないためのコツは、名前だけで判断せず、お店ごとの中身を確かめることです。同じカプチーノでも、お店によって泡の量もサイズも違うので、ちょっとした確認で満足度がぐっと上がります。

まずはメニューの説明文を見てみましょう。チェーン店では、カプチーノやラテの下に、エスプレッソにスチームミルクを注いで、フォームミルクをのせて、といった説明が書いてあることが多いです。泡がたっぷり、ミルク多め、といった言葉がヒントになります。説明が見当たらなければ、レジで泡の量を聞いてみるのも自然なやりとりですよ。

カスタマイズができるお店なら、好みに合わせて調整する方法もあります。

  • 泡多め・泡少なめを指定する
  • エスプレッソのショットを追加する
  • ミルクを低脂肪乳や豆乳、オーツミルクなどに変える
  • サイズを小さくしてコーヒーの比率を上げる

たとえば、ラテを頼んでみたらミルクの味が強すぎた場合は、ショットを追加するか、カプチーノに変えるのが近道です。逆に、カプチーノの泡が多すぎて飲みにくいと感じたら、泡少なめにしてもらうか、ラテに変えるといいでしょう。対応できるカスタマイズはお店によって違い、有料になることもあるので、注文時に確認してくださいね。

サイズの選び方にも、ちょっとしたコツがあります。お店によっては、サイズが大きくなってもエスプレッソのショット数は変わらず、ミルクだけが増えることがあります。そうなると、大きいサイズほどコーヒーの味が薄く感じられるもの。コーヒー感を残したいなら、小さめのサイズを選ぶか、ショットの追加を検討するのがおすすめです。

持ち帰りの場合は、時間がたつと泡が少しずつ消えていく点も知っておきたいところ。カプチーノのふわふわ感を楽しみたいなら、できるだけ早めに飲むのがいちばんです。ラテは泡が少ないぶん、時間がたっても味の印象が変わりにくい飲み物です。

最後に、ホットとアイスの話も少しだけ。カプチーノは温かい泡を楽しむホットの飲み物として説明されることが多い一方で、アイスカプチーノのレシピを紹介しているメーカーやメニューに載せているお店もあります。アイスで頼みたいときは、そのお店に用意があるかをメニューで確かめてみてください。

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エスプレッソマシンがある家での作り分け

スチームノズルつきのエスプレッソマシンがあるなら、カプチーノとラテの作り分けは、ミルクの泡立て方を変えるだけで十分にできます。エスプレッソは同じでかまいません。違いを生むのは、ミルクにどれくらい空気を含ませるかです。

基本の流れは次のとおりです。

  1. カップを温めておく
  2. エスプレッソを抽出する
  3. 冷たい牛乳をピッチャーに入れ、スチームノズルで温めながら泡立てる
  4. エスプレッソにミルクを注ぐ

ラテにしたいときは、泡立てる時間を短めにして、液体のミルクを中心に温めます。ノズルの先をミルクの表面近くに当てて空気を少しだけ含ませたら、すぐに先を沈めて、ミルク全体を回すようにして温めるのが一般的なやり方です。注ぐときは、注ぎ始めはやや高い位置からミルクをエスプレッソの下に沈めるように入れ、最後にカップへ近づけて表面に薄い泡を広げます。表面に薄い泡の膜ができれば、ラテらしい仕上がりです。

カプチーノにしたいときは、空気を含ませる時間を長めにとって、泡の量を増やします。表面近くでチリチリと音を立てながら空気を入れ、ミルクの量がひと回り増えたと感じるくらいまで泡立てるのが目安です。注ぐときは、まず液体のミルクを入れ、最後にスプーンで泡をすくってのせると、泡の層を厚く作りやすくなります。

温度は熱くしすぎないのがポイントです。イタリアエスプレッソ協会の認証基準として紹介されている温度は約55℃。ミルクフォーマーのメーカーのツヴィリングも、クリーミーな泡立ちのためには約60℃で温めることがポイントだと紹介しています。家庭では、ミルク用の温度計があると温めすぎを防ぎやすく安心です。熱くしすぎると泡のきめにも風味にも影響しやすいので、沸騰させない範囲にとどめましょう。

マシンを選ぶ段階なら、本格的なスチームノズルがついているかどうかが大きな分かれ目です。直火式のマキネッタとの違いや、抽出圧力と価格の目安は、マキネッタとエスプレッソマシンを比べた記事で整理しているので、あわせて読んでみてください。

マシンの操作手順や、スチームノズルのお手入れ方法は機種によって違います。使い方の細かい部分はお手元の取扱説明書をご覧いただき、正確な情報はメーカーの公式サイトでご確認ください。スチームノズルは高温になり、蒸気も勢いよく出ます。泡立て中や直後はノズルやピッチャーに素手で触れないようにし、ふき取りやお手入れは取扱説明書の手順に沿って、やけどに気をつけて行ってください。ミルクが固まらないようこまめにお手入れしておくと、長く気持ちよく使えますよ。

スチームノズルつきのエスプレッソマシンを探すときは、ノズルの形や操作のしやすさ、お手入れの方法を各ショップの商品ページで比べてみてください。価格や在庫は購入前に各ショップでご確認くださいね。

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マシンなしでも作れる泡と濃いコーヒーの用意

エスプレッソマシンがある場合とない場合に分けて、家でカプチーノとラテを作り分ける方法と電子レンジの突沸の注意をまとめたスライド
家でのカプチーノとラテの作り分け

エスプレッソマシンがなくても、カプチーノ風やラテ風の一杯は家で十分に楽しめます。必要なのは、濃いめのコーヒーと、泡立てたミルクの2つ。それぞれの用意の仕方を見ていきましょう。

まずは濃いコーヒーの用意です。本物のエスプレッソに近づけたいなら、直火で抽出できるマキネッタ(モカポット)が手軽な選択肢。パナソニックの解説でも、マシンに手が出ない人や置き場所がない人向けに、直火で1杯分からエスプレッソを抽出できるモカポットが紹介されています。ドリップで作る場合は、粉の量を普段より増やしたり、細かめに挽いたりして、濃いめに淹れるのがコツです。粉の挽き具合と味の関係は、コーヒー豆の挽き方の目安で詳しく紹介しています。

次にミルクの泡です。手軽なのは、電池式のハンディタイプのミルクフォーマー。温めたミルクに差し込んでスイッチを入れるだけで、カプチーノ向きの泡が作れます。加熱と泡立てを一台でこなす電動のミルクフォーマーもあり、ボタンひとつで温かい泡のミルクができるので、手間をかけたくない人に向いています。

ミルクの選び方も泡立ちに影響します。ツヴィリングのミルクフォーマーの案内では、乳脂肪分3.5%以上で比較的スーパーで手に入りやすい成分無調整牛乳を選ぶと、泡が作りやすくなるとされています。

専用の道具がない場合は、紅茶やコーヒー用のフレンチプレスに温めたミルクを入れ、プランジャー(押し棒)を上下させて泡立てる方法もあります。きめの細かさはマシンにかないませんが、家にあるもので試せるのが魅力です。

カプチーノ風にするなら、カップに濃いコーヒーを入れて、温めたミルクを少なめに注ぎ、泡をたっぷりのせます。ラテ風にするなら、ミルクを多めに注いで、泡は表面にうっすらのせる程度に。泡と液体の比率を変えるだけで、家でもちゃんと作り分けができますよ。

電子レンジで牛乳を温めるときは、突沸(突然沸騰して飛び散る現象)に注意してください。製品評価技術基盤機構(NITE)の資料では、牛乳やコーヒーなどの飲み物は加熱しすぎないように設定時間を控えめにする、口の広いカップに入れる、加熱しすぎたときはしばらく冷ましてから取り出す、といった注意点が挙げられています。泡立てる作業も、熱いミルクがはねないよう少しずつ試してください。

マシンなしの方法は、手軽さが魅力の一方で、泡のきめの細かさや温度の安定感ではマシンに劣ります。まずは手持ちの道具で試してみて、物足りなくなったらミルクフォーマーやマキネッタを検討する、という順番がむだのない選び方かなと思います。

手持ちの道具で物足りなくなったら、温めたミルクを手軽に泡立てられるミルクフォーマーや、直火で濃いコーヒーを淹れられるマキネッタが候補になります。使い方や対応する熱源は商品ごとに違うので、購入前に商品ページと取扱説明書で確かめてください。


コーヒー豆を通販で選ぶなら、焙煎度や挽き方を選べるか、量や価格が自分の飲むペースに合うかを、ショップの商品ページで確かめてみてください。

【homecafe(ホームカフェ)】 コーヒー豆ECサイト

カプチーノとラテの違いについてよくある質問

カプチーノとラテ、甘いのはどっちですか?

どちらも基本は砂糖を入れない飲み物なので、甘さは加えたシロップやトッピングで決まります。そのうえで、ミルクの量が多いラテのほうが、牛乳のやさしい甘みを感じやすい傾向があります。甘さを足したいときは、お店のシロップや家で砂糖を加えて調整してください。

カフェインが多いのはカプチーノとラテのどちらですか?

カフェインの量は、ミルクではなくエスプレッソの量で決まります。同じショット数ならカプチーノとラテの差は小さく、ショットを追加したりサイズによってショット数が変わったりすると差が出ます。気になる場合はショット数をお店に確認し、デカフェを選べるかも聞いてみてください。

豆乳やオーツミルクでもカプチーノは作れますか?

作れますが、泡立ちやすさは種類によって違います。ツヴィリングのミルクフォーマーの案内では、豆乳とアーモンドミルクは成分無調整がおすすめ、オーツミルクはバリスタ用のみ泡立て可能、ライスミルクは泡立てできないとされています。使う機器によっても変わるので、お手元の取扱説明書もあわせて確認してください。

インスタントコーヒーでもカプチーノ風にできますか?

できます。インスタントコーヒーを少なめのお湯で濃いめに溶かし、泡立てたミルクをのせればカプチーノ風になります。エスプレッソとは香りやコクが違うので、本格的な味とは別物として楽しむのがおすすめです。電子レンジで温め直すときは突沸に注意し、粉末のコーヒーは加熱する前にスプーンなどでよくかき混ぜてください。

まとめ:カプチーノとラテの違いを知って好みの一杯を

カプチーノとラテの違いは、エスプレッソにのせる泡の厚さと、液体のミルクの割合にあります。泡が厚く、コーヒーの苦みや香りを感じやすいのがカプチーノ。液体のミルクが多く、なめらかでまろやかなのがラテです。

比率の目安は、ラテがエスプレッソ:ミルク=1:4前後、カプチーノが1:2前後とされることが多いものの、厳密な決まりがあるわけではありません。お店の系統によっては、イタリアのカプチーノにあたるものをラテと呼ぶこともあります。数字はあくまで一般的な目安として受け取り、初めてのお店ではメニューの説明を確かめてみてください。

選び方に迷ったら、コーヒーをしっかり感じたい日はカプチーノ、ミルクのやさしさに包まれたい日はラテ、と気分で選ぶのがいちばん簡単です。家で楽しむなら、エスプレッソマシンでも、マキネッタとミルクフォーマーでも、泡と液体の比率を変えるだけで作り分けができます。

カロリーや健康面が気になる場合の正確な情報は公式サイトをご確認ください。持病などで飲み物の制限がある場合は、最終的な判断は医師など専門家に相談してくださいね。自分の好みが分かれば、カフェでの一杯も、家での一杯も、もっと楽しくなるはずです。

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