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ルービックキューブ4×4の揃え方|センター・ペア・3×3の3ステップとパリティ
4×4ルービックキューブは3×3が揃えば解ける?センター・ペア・3×3の順に進める手順
ルービックキューブの4×4を手に取ったものの、揃え方が分からず手が止まっていませんか。3×3なら揃えられるのに、4×4になると真ん中の色がどこにあるのかも分からない……そう感じる方は多いかなと思います。わかります、最初は本当にどこから手をつければいいのか迷いますよね。
実は4×4の揃え方は、センターを揃える、エッジのペアを作る、3×3として解く、という3つの段階に分けて考えると一気に見通しが良くなります。この記事では初心者の方向けに、4×4ならではのセンターの揃え方、エッジのペアの作り方、最後に出てくるパリティと呼ばれる状態の直し方までを順番に解説します。回転記号の読み方や、公式の攻略書の手順と照らし合わせながら進めるコツ、うまくいかないときの見直し方もまとめました。
手順を丸暗記するより、いま自分がどの段階にいるのかを分かったうえで回すほうが、迷ったときに戻る場所が分かりやすいですよ。なお、手の動きの細かな図は公式の攻略書(PDF)にあるので、この記事では流れと考え方を中心に、図を言葉にして補う形で解説します。
- 4×4と3×3の構造の違いと揃え方の全体像
- センターとエッジのペアを崩さずに揃える手順
- 3×3の段階で出るパリティ2種類の見分け方と直し方
- 回転記号の読み方とつまずいたときの見直しポイント
ルービックキューブ4×4の揃え方を始める前に知っておきたいこと
いきなり回し始める前に、4×4がどんな作りになっているのか、全体の流れはどうなっているのかを押さえておきましょう。ここを知っておくだけで、途中で「いま何をしているんだっけ」と迷う回数がぐっと減ります。4×4は3×3より部品が多いぶん、やみくもに回すとすぐに元の状態が分からなくなりますが、何をどの順番で揃えるのかが頭に入っていれば、崩れたときも戻る場所がはっきりします。この章では構造の違い、3ステップの全体像、回転記号、色の配置と持ち方、そして3×3との関係を順に見ていきます。手を動かす前の準備ですが、ここで決めたこと(色の配置と持ち方)は後半の手順でそのまま使うので、ざっと目を通してから次の章へ進んでくださいね。
4×4と3×3の違いはセンターとエッジの数

結論から言うと、4×4が難しく感じる一番の理由は、真ん中の色が決まっていないことと、辺のキューブが2つに分かれていることの2点です。
3×3では、各面の中央にあるセンターキューブが1つだけで、これは回しても動きません。だから「白の面はここ」と最初から決まっていて、それを目印に揃えていけます。ところが4×4は、各面の中央に2×2の4つのセンターキューブが並んでいて、これがバラバラに動きます。つまり、どの色をどの面に集めるのかを、角のキューブの色の並びに合わせて自分で作っていくところから始めないといけないんです。
辺の部分も同じです。3×3では辺のキューブ(エッジとも呼ばれ、攻略書ではサブキューブと呼んでいます)が1辺に1つですが、4×4では1辺に2つ並びます。同じ2色の組み合わせのキューブが2つずつあるので、これを隣り合わせにしてペアにする作業が必要になります。
メガハウスの公式攻略書に書かれている部品の数を表にすると、違いがはっきり見えますよ。
| 部品の名前 | 3×3の数 | 4×4の数 | 4×4で増える作業 |
|---|---|---|---|
| センターキューブ(各面の中央) | 6ヶ所 | 24ヶ所 | 各面の4つを同じ色に揃える |
| コーナーキューブ(角) | 8ヶ所 | 8ヶ所 | 3×3と同じ扱いでよい |
| サブキューブ(辺) | 12ヶ所 | 24ヶ所 | 同じ2色のものを2つ並べて12ペアにする |
角のコーナーキューブは3×3と同じ8ヶ所なので、ここは3×3の感覚がそのまま使えます。逆に言えば、センターとサブキューブの扱いさえ身につければ、4×4はぐっと身近になるということですね。
ちなみに4×4は3×3と違って奇数の段がないので、「真ん中の段」というものが存在しません。攻略書では上から上段・中段・下段と呼んでいますが、この中段は内側の2列(2段)をまとめた言い方です。この「内側の2列」をどう動かすかが、4×4の揃え方の大事なポイントになります。
手元にまだ4×4が無い方は、公式の攻略書を出しているメガハウスの「ルービックキューブ 4×4 ver.3.0」を候補にすると、攻略書と見比べながら進めやすいですよ。価格や在庫は購入前に各ショップでご確認ください。
揃え方の全体像は3ステップのリダクション法

4×4の揃え方としてよく紹介されているのが、4×4を3×3と同じ状態に「減らして」から解く考え方で、一般にリダクション法と呼ばれています。メガハウスの公式攻略書も、この流れで書かれています。
攻略書では、4×4の6面完成を次の3つのステップで進めます。
- ステップ1:センターキューブを揃える(各面の4つを同じ色にする)
- ステップ2:サブキューブのペアをつくる(同じ2色の組を12ペア)
- ステップ3:ルービックキューブ3×3の攻略法を使って6面を揃える
ステップ1と2が終わると、各面の4つのセンターは大きな1つのセンター、ペアになった2つのサブキューブは長い1つのサブキューブとして見られるようになります。攻略書ではこれを、太線で区切ると1面が9つに分かれ、3×3と同じように考えられると説明しています。
ポイントは、ステップ3に入ったら揃えたセンターとペアを崩さないことです。3×3として回すときは、外側の面と「内側2列をまとめた中段」だけを動かせば、作ったセンターとペアは崩れません。
この3ステップの考え方は、4×4に特有の難しさをステップ1と2に閉じ込めて、残りは慣れた3×3の手順で片づける、という作りになっています。ただし、3×3の段階で4×4ならではの例外(パリティ)が出ることがあり、これは後半でくわしく扱います。
ステップごとにゴールがはっきりしているので、「今日はセンターだけ練習する」「ペア作りだけ何度もやる」といった分け方ができるのも、この方法の良いところですよ。
4×4の回転記号と中段2列の回し方
手順の説明では、どの列をどちらへ回すかを記号で書くことがよくあります。メガハウスの攻略書は矢印の図で示していますが、ほかの解説や動画では記号が出てくることも多いので、読み方を知っておくと安心です。
基本は3×3と同じで、前面がF、背面がB、右面がR、左面がL、上面がU、下面がDです。記号だけなら時計回りに90°、記号に「’」が付くと反時計回りに90°、「2」が付くと180°回します。時計回りは、その面を正面から見たときの向きで考えます。
4×4で新しく出てくるのが、外側の面とそのすぐ内側の列をまとめて回す動きです。世界キューブ協会(WCA)の競技規則では、これをRwのように面の記号にwを付けて書き、回す層の数を前に数字で付けると定めています。数字を省いたときは2層を回す意味になり、4×4では3層をまとめて回す3Rwも使えるとされています(出典:World Cube Association「WCA Regulations」Article 12)。
| 記号の例 | 意味 | 規則上の扱い |
|---|---|---|
| R・R’・R2 | 右面だけを時計回り90°・反時計回り90°・180° | すべてのN×N×Nで共通 |
| Rw(2Rw) | 右面と内側1列の計2層をまとめて回す | 数字を省くと2層の意味 |
| 3Rw | 右から3層をまとめて回す | 4×4以上で使える書き方 |
| x・y・z | キューブ全体の持ち替え | OBTMという数え方では0手 |
もう1つ大事なのが、攻略書の「中段2列は同時に動かす」という注意です。ステップ1でセンターを揃えたあとに内側の列を1列だけ回すと、揃えたセンターが崩れてしまいます。そこでステップ2以降は、横に回すなら真ん中の2段をまとめて、縦に回すなら真ん中の2列をまとめて動かします。
最初は外側の面まで一緒に動いてしまったり、内側の2列のうち1列だけが動いてしまったりしがちです。ゆっくり回して、外側の面が止まっているか、内側の2列がそろって動いたかを目で確かめながら練習するのがおすすめですよ。
色の配置と持ち方を最初に決めておく
4×4ではセンターが動くので、どの色の反対側にどの色が来るのかを自分で正しく作る必要があります。ここを間違えると、後の段階でどうしても揃わなくなります。
公式攻略書は、展開図で上がオレンジ、下が赤、横一列に左から白・青・黄・緑と並ぶ配色を基準に説明しています。この展開図を組み立てると、向かい合う色の組は次のようになります。
- 青の反対側が緑
- 白の反対側が黄
- オレンジの反対側が赤
攻略書の手順では、まず緑のセンターを揃え、次にその反対側に青を揃え、続けて白・赤・黄・オレンジを展開図どおりの位置になるように揃えていきます。反対側の組だけでなく、隣り合う4色の並び順も大事です。たとえば緑を上、青を下にしたとき、側面の4色の並びが展開図と同じになっているかを、図と見比べて確かめてください。
この並びは、角のコーナーキューブの色の組み合わせで決まっています。コーナーは4×4でも3×3と同じで、色の並びを変えることはできません。センターの並びがコーナーと食い違っていると、3×3として解く段階で角がどうしても合わなくなるわけです。
配色はメーカーや商品によって違う場合があります。手元のキューブの角のキューブを1つ見て、隣り合う3色の並びを確かめてから、センターの配置を決めると安心です。
持ち方も最初に決めておくと迷いません。攻略書の図は、揃えたい色を上面に置いた形で描かれています。1面終わったら反対側の色を上に持ち替える、という順番にすると、図と見比べやすく、どの面が終わったかも見失いにくいですよ。
3×3が揃えられることが前提になる理由
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、4×4の揃え方の最後の段階は、まるごと3×3の揃え方です。だから3×3を自力で6面揃えられることが、4×4に挑戦する前提になります。
公式攻略書も、4×4の手順のあとに3×3の6面完成攻略を載せていて、ステップ3では「ルービックキューブ3×3の攻略法通りに解いていきます」と案内しています。3×3の部分は、クロスをつくる、完全一面をつくる、中段をそろえる、上面クロスをつくる、上面をそろえる、上面コーナー位置換え、上面サブキューブ位置換え、の7つのステップで構成されています。
もし3×3がまだあやしいなら、4×4のセンターとペアの練習と並行して、3×3の7ステップを先に固めるのが近道です。4×4の最終段階で3×3の手順を思い出しながら回すと、途中でセンターやペアを崩してしまうことも増えますからね。
逆に、3×3を見ないで揃えられる方なら、4×4で新しく覚えるのはセンターの揃え方、ペアの作り方、そしてパリティの直し方の3つだけ。そう考えると、思っているほど遠い目標ではないかなと思います。
3×3から順に練習したい方には、メガハウスの「ルービックキューブチャレンジアップセット」という選択肢もあります。3種のルービックキューブが入ったセットで、公式サイトでは、付属の6面完成攻略書に2×2・3×3に加えて、単品には入っていない4×4の攻略法も入っていると案内されています。価格や在庫は購入前に各ショップでご確認ください。
また、4×4は世界キューブ協会(WCA)の競技規則で公式種目として挙げられているパズルでもあります。3×3の延長で解ける作りなので、3×3の次の一歩として取り組みやすいかなと思います。
立体パズル全般の取り組み方を知りたい方は、木製3Dやメタルなど種類別に立体パズルの解き方のコツをまとめた記事もあわせて読むと、行き詰まったときの考え方の引き出しが増えますよ。
ルービックキューブ4×4の揃え方を手順どおりに進める
ここからは実際の手順です。メガハウスの公式攻略書のステップに沿って、センター、ペア、3×3の段階、そしてパリティの順に解説します。攻略書は図で手の動きを示しているので、手元に開いておくと照らし合わせやすいですよ。各ステップには完成形(ゴール)がはっきり決まっていて、ステップ1は各面の4つのセンターが同じ色になった状態、ステップ2は同じ2色のペアが12組できた状態、ステップ3は6面が完成した状態です。ゴールの状態になったかを確かめてから次へ進むと、後戻りがぐっと減ります。公式サイトの攻略ページから、4×4の攻略書をダウンロードできます(出典:メガハウス ルービックキューブ公式「攻略」)。
センターキューブを1色ずつ揃える手順
最初のゴールは、各面の4つのセンターキューブを同じ色にすることです。1色ずつ、上面に集めていくイメージで進めます。
攻略書では、まず緑のセンターを揃えます。キューブ全体を見て緑のセンターキューブを探し、上面にいくつ入っているかで手順を選びます。
- 1-1:上面に緑のセンターが1つだけ入っているとき
- 1-2:上面に緑のセンターが2つ並んで入っているとき
- 1-3:上面に緑のセンターが3つ入っているとき
どのパターンでも手の動きの考え方は同じで、3手で1つずつ上面へ送り込みます。図を言葉にすると、次のような流れです。
- 入れたいキューブがある内側の列を、上面に向けて回す(入れたいキューブが側面にあれば90°、底面にあれば180°)
- 上面を90°回して、入れたい位置をずらす
- 1で回した内側の列を元に戻す(1と同じ角度で逆向き)
2で上面を回すのは、1で送り込んだ緑を、列の通り道から外しておくためです。上面を回さずに3で列を戻すと、送り込んだ緑も一緒に元の場所へ戻ってしまいます。手順を一度行うごとに上面の緑が1つ増えるので、1-1、1-2、1-3と進めて4つ揃えます。
上面に緑が1つも無いところから始めるときは、側面にある緑を、その緑がある内側の列ごと上へ回して1つ入れておくと、1-1の形から始められます(攻略書の図には無いので、目安として考えてください)。
緑が揃ったら、同じ手順で反対側に青を揃えます。続けて白、赤、黄、オレンジも、前の章で確かめた配置になるように揃えていきます。このとき、すでに揃えた面のセンターを崩さないように、回す列を選ぶのがコツです。
後半の面ほど、揃えたセンターを崩しやすくなります。3手の手順は、1手目で動かした内側の列を3手目で必ず同じ角度だけ逆に戻すのがポイント。戻し忘れや角度の違いがあると、揃え済みの面が崩れます。1回ごとに、揃え済みの面の4つが残っているかを確かめると安心です。
攻略書の順番(緑・青・白・赤・黄・オレンジ)で進めると、最後の2面は黄とオレンジで、残った2色が隣り合う2面で混ざっているだけの状態になります。ここで手が止まりがちなので、目安として、片方の色を上面にして、上面にあるもう片方の色のキューブを1つずつ入れ替えていくように考えると整理しやすいですよ。
エッジのペアを12組つくる手順
センターが揃ったら、次は辺のキューブ(サブキューブ)のペア作りです。サブキューブは2色でできているキューブのことで、4×4には同じ2色の組み合わせが2つずつあります。これを隣同士に並べて、12ペアを作ります。
うれしいのは、攻略書にもあるとおりペアの位置は正しい位置になくてよいことです。どこの辺でもいいので、同じ2色が隣り合っていればOK。最終的な位置合わせは3×3の段階でまとめて行います。
手順は、まずペアにしたい2つのキューブを探し、センターを崩さないように外側の面だけを回して、決まった位置に配置します。攻略書では、この配置をAとBの2パターンで示しています。Aは、ペアにしたい2つが前面の左の辺と右の辺に1つずつ入り、左が上から2段目、右が上から3段目と段をずらしていて、どちらも同じ色(図では赤)を前に向けている形です。Bは、右側のキューブの色の向きがAと逆になっている形です。
2つをAやBの位置へ持ってくる具体的な回し方は、攻略書でも図になっていません。外側の面(上面・下面・左右の面)だけを回して形を作るのが基本で、内側の列は動かさないようにしてください。
Aの形にできたら、攻略書の2-2の手順(9手)を行います。次の流れは、攻略書の図を言葉にしたものです。図と食い違うように感じたら、図のほうを正としてください。
- 下の2段をまとめて右へ90°回す
- 右面を上へ90°回す
- 上面を左へ90°回す
- 右面を下へ90°回す
- 前面を時計回りに90°回す
- 右面を下へ90°回す
- 前面を反時計回りに90°回す
- 右面を上へ90°回す
- 下の2段をまとめて左へ90°回し、センターを元の位置に戻す
最初と最後で内側を含む下の2段を動かすので、途中ではセンターがずれて見えますが、9手目で元に戻ります。2〜8手目は外側の面だけを回す動きなので、センターには触れません。Bの形から行う手順は、180°回転を含む10手です。こちらは手の動きが長いので、攻略書の図で確認しながら進めてください。
ペアにする2つを探すときは、2つの色の向きまでそろうかを見ておくのがコツです。たとえば赤と緑のペアなら、並べたときに2つとも赤が同じ面、緑が同じ面に来なければ、1本の辺としてはつながりません。同じ2色のキューブを見つけたら、どちらの色がどの面を向いているかを確かめてから、AかBの形を作ってください。
また、同じ2色のキューブはキューブ全体で2つしかないので、片方を見つけたら、もう片方はまだペアになっていない辺のどこかにあります。キューブを1面ずつ持ち替えながら、見えている辺を順番に確かめていくと見落としが減りますよ。
目安として、ペアを作るたびに、できたペアを上面や下面へ逃がしておくと、次のペアを探すときに間違って崩すことが減ります。12ペアのうち最後の数組は、動かせる場所が少なくなって少し手こずりやすいところ。焦らず、1組ずつ位置AかBの形を作ることを意識してくださいね。
ちなみに公式攻略書(©2024の版)では、この章の見出しが「上面コーナー位置換え」、ゴールの枠が「ステップ1の完成形」と表示されていますが、内容はサブキューブのペアづくり(ステップ2)の説明です。読むときに混乱しないよう、頭の片すみに置いておくといいですよ。
3×3として解くときに崩さないコツ

センターとペアがすべて揃ったら、いよいよ3×3の手順で6面を揃えます。ここで大事なのは、4×4を3×3だと思い込んで回すことです。
攻略書の説明どおり、4個のセンターの組を1つの大きなセンター、2個のサブキューブのペアを1つのサブキューブとして見ると、1面が9つに分かれた3×3と同じ形になります。あとは3×3の7ステップを、そのまま進めていくだけです。
攻略書の3×3の手順は、ステップごとにどの面を上にするかが決まっています。4×4でも同じ持ち方で進めると、図と見比べやすくなります。
- ステップ1(クロス):青面を上に
- ステップ2(完全一面)・ステップ3(中段):青面を下に
- ステップ4(上面クロス)・ステップ5(上面)・ステップ7(上面サブキューブ位置換え):緑面を上に
- ステップ6(上面コーナー位置換え):緑面を前面に
4×4のステップ1でどの色を最初に揃えたかに関係なく、3×3の段階に入ったら、この持ち方に合わせて持ち替えれば大丈夫です。センターは各面で揃っているので、どの面を上にしても崩れることはありません。
崩さないためのポイントは、回す単位を決めておくことです。
- 3×3でいう「右面を回す」は、4×4では右の外側1列だけを回す
- 3×3でいう「中段を回す」は、4×4では内側の2段(または2列)をまとめて回す
- 内側の列を1列だけ回すのは、3×3の段階では基本的に行わない
3×3の手順の中で中段を回す場面が出てきたら、4×4では内側の2列をまとめて回す、とだけ覚えておけば大丈夫です。ただ、持ち替えのときに内側の列が少しずれていて、気づかずに回してセンターが崩れる、というのはよくある失敗例です。1つの手順が終わるたびに、各面のセンターが4つ揃っているか、ちらっと見る習慣をつけておくと安心ですね。
もう1つの注意点は、3×3の段階で見慣れない状態に出会っても、手順を間違えたと決めつけないことです。4×4を3×3に見立てているため、本物の3×3では起きない並びが残ることがあります。これがパリティと呼ばれる状態で、攻略書では3×3のステップ4とステップ7で起きる2つの例を取り上げています。
パリティが出ても、それまでのセンターとペアを崩してやり直す必要はありません。攻略書には、それぞれの状態から行う決まった手順が載っています。具体的な見分け方と直し方を、次の2つの見出しで説明しますね。
上面クロスで1か所だけ向きが逆になるとき

1つめのパリティは、3×3の手順のステップ4、上面クロスをつくる段階で気づくものです。上面の十字を作ろうとしても、辺の1か所だけ色の向きが逆になっていて、どうしてもクロスが完成しない状態になります。
本物の3×3では、辺のキューブが1つだけ裏返しになることはありません。だから3×3の上面クロスの手順を何度繰り返しても、この状態は直りません。ここで延々と同じ手順を回してしまうのは、4×4で時間を取られやすいパターンです。
攻略書では、このときの例として、緑の上面のうち手前の辺のペアだけ、緑ではない色が上を向いている図を載せています。直し方は、90°回転と180°回転が交互に並ぶ17手の手順です。回す面や列は手ごとに変わるので、どこを回すかは図の矢印で確かめてください。1手目から17手目まで90°と180°が交互に並ぶ形なので、角度のリズムで覚えておくと、図を見ながらでも迷いにくくなります。
この17手は、どの列をどちらへ回すかを図で確かめながら行ってください。1手でも列を取り違えると、センターやほかのペアまで崩れてしまいます。正確な手の動きは公式の攻略書(PDF)の図をご確認ください。
手順を終えると、逆向きだった辺のペアの向きがそろい、上面クロスを作れる状態に戻ります。そのあとは、3×3のステップ4の続きから進めればOKです。
この手順は長いので、最初は1手ごとに図と見比べて、手が覚えるまで何度か練習するのがおすすめです。17手を「90°・180°」の組が8回続いて、最後に90°で締める形として区切って数えると、途中で何手目か分からなくなるのを防げますよ。
4×4のパリティは、4×4では普通に起こるものの、3×3では起こりえない並びのことで、だから3×3の手順では直りません。並び替えの偶数・奇数に関わるという点ではスライドパズルにも似た考え方があるので、興味があれば15パズルで解けない配置が生まれるしくみも紹介しているスライドパズルの記事ものぞいてみてください。
最後に2か所が入れ替わって残るとき
2つめのパリティは、3×3の手順の最後、ステップ7の上面サブキューブ位置換えで気づくものです。ほかはすべて揃っているのに、上面の辺のペアが2か所だけ入れ替わった状態で残ってしまいます。
攻略書では、このときの例として、向かい合う2つの辺が入れ替わっている形と、隣り合う2つの辺が入れ替わっている形の2つを示しています。3×3のステップ7の手順は、上面の辺を3つまとめて動かすものなので、2つだけが入れ替わった状態はこの手順では直せません。
直し方は、180°回転だけで構成された6手の手順です。1つめのパリティの17手に比べるとずっと短いので、覚えるのはこちらのほうが楽ですね。攻略書は手順のあとに、すべての面がそろえば6面完成、と案内しています。手順のあとも上面の辺の側面がそろっていなければ、3×3のステップ7に戻って続きを進めてください。
2つのパリティの違いを表にまとめておきます。
| 比べること | 1つめのパリティ | 2つめのパリティ |
|---|---|---|
| 気づく場面 | 3×3のステップ4(上面クロス) | 3×3のステップ7(上面サブキューブ位置換え) |
| 見た目 | 上面の辺の1か所だけ向きが逆 | 上面の辺の2か所が入れ替わっている |
| 公式攻略書の手順 | 90°と180°が交互の17手 | 180°だけの6手 |
| 手順のあと | ステップ4の続きから進める | 側面がそろえば6面完成・残ればステップ7の続きへ |
攻略書の紙面(©2024の版)では、この2つめの手順の枠にも「A」と表示されていますが、内容は2つめ(ステップ7で起きる例)の手順です。図を見るときは、例として描かれている上面の状態で見分けてください。
なお、攻略書はパリティを「まれに」起きる状態として紹介していますが、出たからといって、それまでの手順を間違えたとは限りません。出なければ3×3の手順だけでそのまま6面完成ですし、出ても決まった手順で直せます。慌てないよう、2つの見た目だけは覚えておくと安心ですよ。
ルービックキューブ4×4の揃え方についてよくある質問
公式の攻略書はどこで手に入りますか?
メガハウスのルービックキューブ公式サイトの攻略ページに、4×4の攻略書がPDFで用意されています。2×2やルービックピラミッドなどの攻略書も同じページに並んでいます。また、メガハウスの「ルービックキューブチャレンジアップセット」に付く6面完成攻略書にも、4×4の攻略法が入っています。最新の配布状況は公式サイトをご確認ください。
配色が攻略書と違うキューブでも同じ手順で揃えられますか?
手の動き自体は同じです。違うのは、どの色の反対側にどの色が来るかという配置の部分だけ。手元のキューブの角を見て、隣り合う3色の並びを確かめ、その並びに合うようにセンターを揃えれば、あとは同じ流れで進められます。
センターを揃えている途中で、揃えた面が崩れてしまいます
多いのは、3手の手順の最後で内側の列を戻し忘れたり、戻す角度を間違えたりするケースです。1手目で回した列と角度を覚えておき、3手目で同じだけ逆に戻してください。回す前に、どの面のセンターが一緒に動くかを一度確認する癖をつけると防ぎやすくなります。
4×4を買うなら、どの商品から始めるのがいいですか?
メガハウスの「ルービックキューブ 4×4 ver.3.0」は、公式サイトで本体サイズ59mm角、メーカー希望小売価格4,070円(税込)と案内されています(2026年10月時点の表記)。3×3から順に挑戦したいなら、3種のキューブと4×4の攻略法入りの攻略書が付いたルービックキューブチャレンジアップセット(同7,920円・税込)も選択肢です。価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売店でご確認ください。
ルービックキューブ4×4の揃え方を覚えるためのまとめ
ルービックキューブ4×4の揃え方は、センターを揃える、サブキューブのペアを12組作る、3×3として解く、の3ステップで進めます。4×4ならではの作業はセンターとペアの2つだけで、最後は慣れた3×3の手順がそのまま使えます。
途中で出るパリティは、上面クロスで1か所だけ向きが逆になるものと、最後に2か所が入れ替わるものの2種類です。どちらも3×3の手順では直らないので、出たら攻略書の決まった手順で直し、3×3の手順の続きに戻ればOKですよ。
- センターは配置(反対側と隣り合う色の並び)を確かめてから揃える
- ステップ2以降は、内側の2列をまとめて回してセンターを守る
- ペアの位置は正しい位置でなくてよい
- パリティは17手と6手の2つだけ覚えればよい
最初から全部を通そうとせず、センターだけ、ペアだけ、と段階ごとに練習すると身につきやすいかなと思います。手順の細かな手の動きは、正確な情報が載っている公式サイトの攻略書をご確認ください。キューブの扱いや遊び方で迷ったときの最終的な判断は、販売店やメーカーなど専門家にご相談ください。
知恵の輪のような別の頭の使い方をするパズルにも興味が出てきたら、知恵の輪やはずるを難易度別に選べる販売店と通販の記事も参考にしてみてくださいね。
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