手帳会議のやり方|2027年の手帳を発売時期と比較する項目から絞る手順

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

秋になると文具売り場に来年の手帳がずらりと並び始めます。去年もその棚の前で30分ほど迷って、結局よく分からないまま「なんとなく良さそう」な1冊を買った。そして数か月後、週間ページが真っ白のまま止まっている。そんな流れ、心当たりがある人も多いんじゃないかなと思います。

この繰り返しを止める方法が「手帳会議」です。名前は大げさですが、やることは単純で、今年の手帳を振り返って、来年に必要な条件を先に決めてから買いに行くだけ。棚の前で考えるのをやめて、家で条件を決めておく、という順番の入れ替えです。

この記事では、振り返りの具体的なやり方、主要メーカーの発売時期から逆算したスケジュール、そして店頭で見る比較項目の3つを順に整理します。2027年版の手帳を買う予定がある人は、この記事を読みながら今年の手帳を開いてもらえると、そのまま会議になりますよ。

  • 手帳会議で最初にやる「今年の振り返り」の具体的な手順
  • 主要メーカーの発売時期と、そこから逆算した準備スケジュール
  • 店頭で見るべき比較項目を3つに絞る考え方
  • 1月始まりと4月始まりで変わる、買うタイミングの違い
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手帳会議は買う前ではなく振り返りから始める

手帳会議という言葉は、手帳を使っている人たちのあいだで自然に広まった呼び名です。要するに、来年の手帳をどうするかを自分で検討する時間のこと。会議といっても一人でやるものですし、30分もあれば終わります。

ここでいちばん大事なのは、順番です。カタログや店頭から始めると、目に入った新しいデザインに引っ張られます。そうではなく、今年の手帳を開いて「どこが埋まって、どこが空いていたか」を先に見る。この順番だけで、選ぶ精度がかなり変わります。

ここでは、振り返りの手順を3段階に分けて見ていきます。今年の手帳が手元にあれば、読みながら実際にページをめくってもらうのがいちばん早いです。まだ手帳を使ったことがない人は、この節を飛ばして次の発売時期の話から読んでもらっても大丈夫ですよ。

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手帳会議とは来年の1冊を決める作業

手帳会議は、使っている手帳やノートを振り返りながら、来年どう使うかを考えて候補を比べる時間のことを指します。決まった形式があるわけではなく、やり方は人によってさまざまです。

共通しているのは、「買う前に条件を言葉にする」という点だけです。条件が言葉になっていれば、店頭で迷う時間は短くなります。逆に条件が無いまま棚に立つと、判断の基準がデザインしか残らないので、毎年同じ失敗を繰り返すことになります。

会議の成果物は、たった3行で構いません。「始まる月は◯月」「1日に書く量は◯行」「持ち歩くのは◯◯のカバン」。この3行をメモに残して店に行けば、候補は自然に数冊まで絞れます。

ちなみに、手帳会議は1回で終わらせなくても大丈夫です。振り返りだけ先にやっておいて、候補選びは発売後にもう一度、という2回に分ける進め方もよく使われています。時間が取れないときは、振り返りだけでも先にやっておく価値があります。

手帳を使い始めて1年目の人でも、会議はできます。使っていた期間が3か月しかないなら、その3か月ぶんで同じことをすればいいだけです。むしろ最初の1年目こそ、自分がどれくらい書く人なのかが分かっていないので、振り返りの効果が大きく出ます。

逆に、何年も同じ手帳を使っていて特に不満が無いなら、会議は5分で終わります。「今年と同じものを買う」で完了です。毎年新しいものを探さなければいけないわけではないので、そこは気楽に構えて大丈夫ですよ。

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まず今年の手帳で埋まらなかった欄を数える

今年の手帳を開いて埋まらなかった欄を確認する3つの手順を示したスライド
月間・週間・フリーページの3か所と1日の行数を数える

振り返りの最初にやることは、今年の手帳をめくって「空いているページ」を数えることです。感覚ではなく、実際にめくって数えます。ここを飛ばすと、来年もまた同じ欄を持て余します。

見るのは3か所です。月間ページ(マンスリー)、週間ページ(ウィークリー)、そして巻末のフリーページ。それぞれについて、12か月ぶんのうち何割が埋まっていたかをざっくり出します。半分も埋まっていなければ、その欄は自分に合っていなかったということです。

ここで注意したいのが、「使わなかった=自分の努力不足」と考えないことです。多くの場合、原因は手帳のフォーマットと自分の書く量が噛み合っていなかっただけです。1日3行しか書かない人が1日1ページの手帳を買えば、余白が9割になるのは当然の結果ですよね。

数え終わったら、逆に「足りなかった場所」も見ておきます。マンスリーの枠に文字が入りきらず、はみ出して書いていたページがあるなら、それは枠が小さすぎたということです。埋まらなかった欄と足りなかった欄、この2つが来年の条件になります。

もう一つ、数えておくと役に立つのが「1日あたりの行数」です。書き込みがあるページを5日ぶんくらい抜き出して、実際に何行書いていたかを数えます。平均が3行なのか8行なのかで、来年選ぶべきフォーマットが変わります。感覚では多めに見積もりがちなので、ここは実測が効きます。

ついでに、書いた内容の中身も見ておくといいです。予定だけなのか、済んだことの記録も混ざっているのか、感想やメモが多いのか。予定が中心ならマンスリーで足りますし、記録や感想が多いなら書き込みスペースの広い型が向きます。何を書いていたかは、自分でも意外と把握できていないものです。

この作業は、年末にやろうとすると忙しくて後回しになります。半年ぶんだけ見れば傾向は十分つかめるので、夏のうちに一度めくっておくのが現実的かなと思います。

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使わなかった欄は来年の候補から外す

振り返りで空欄が多かった機能は、来年の手帳から外します。これが手帳会議のいちばん効く部分かなと思います。多機能な手帳ほど良さそうに見えますが、使わない欄はページ数と厚みと価格に化けているだけです。

たとえば、年間計画のガントチャートを1度も使わなかったなら、来年はガントチャートの無い手帳でいいわけです。バーチカル(時間軸が縦に並ぶ型)の時間目盛りを使っていなければ、レフト式やマンスリーだけの薄い手帳で足ります。

この引き算をすると、手帳は薄くなり、軽くなり、たいていは安くなります。持ち歩きが楽になるので、開く回数も増えます。機能を足すより減らすほうが続きやすい、というのは手帳では特に当てはまる話だと思います。

ただし、引き算にも例外があります。「使っていなかったけれど、来年は使いたい」と思っている欄です。この場合は、なぜ今年使えなかったのかを一段掘ってみてください。書く場所が無かったのか、開く習慣が無かったのか、そもそも必要な情報が手元に無かったのか。原因が手帳の作りにあるなら替える価値がありますが、習慣の側にあるなら、手帳を替えても同じ結果になります。

この見極めは、来年の満足度にかなり効きます。手帳を替えれば解決すると思って毎年買い替えているのに、毎年同じ欄が空いている。そういうときは、たいてい原因が手帳の外にあります。その場合は手帳を小さくして、書く量そのものを減らすほうが結果につながりやすいです。

逆に、足りなかった欄は追加を検討します。ただし、追加は1つまでにしておくのが安全です。2つも3つも足すと、また使わない欄が生まれます。バーチカル・レフト・マンスリーの違いを比べたフォーマットの記事を見ながら、自分の埋まり方に合う型を1つだけ選ぶのがおすすめです。

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目的を1つに決めてから探し始める

振り返りが終わったら、来年の手帳の目的を1つだけ決めます。「予定を管理する」「1日の記録を残す」「やりたいことを追う」「仕事の進捗を見る」。どれか1つです。

目的を複数持たせようとすると、必要な欄が増えて手帳が分厚くなります。それでも足りずに「結局2冊持ちになった」という話は珍しくありません。だったら最初から、主目的1つに絞った薄い手帳を選んで、必要なら用途別にノートを足すほうがすっきりします。

目的が決まると、フォーマットもサイズもほぼ自動的に決まります。予定管理ならマンスリー中心、記録ならデイリーかフリーページの多いもの、進捗管理なら週間バーチカル。この対応関係を先に作っておけば、店頭での判断が数分で済みます。

振り返りの成果は、この3行だけメモに残せば十分です。「今年いちばん埋まった欄」「いちばん空いていた欄」「来年の主目的」。スマートフォンのメモでも、今年の手帳の最後のページでも構いません。店頭ではこのメモだけを見ます。

発売時期を知っておくと選ぶ時間が確保できる

手帳会議をいつやるかは、発売時期から逆算すると決めやすくなります。人気の型や限定デザインは早い段階で品切れになることがあるので、振り返りを発売後に始めると、候補が並んでいる期間を逃してしまうんですね。

ざっくり言うと、1月始まりの手帳は9月前後から店頭に並び始めます。つまり、8月中に振り返りを終えておけば、発売と同時に候補を確認できる計算になります。慌てて選ばずに済むぶん、比較にも時間を使えます。

ここでは、主要メーカーの発売時期、始まり月による違い、そして店頭とオンラインで並ぶ時期の差を順に見ていきます。最後にスケジュールの表を置くので、自分の予定に当てはめてみてください。時期が読めていると、焦って買う理由が無くなります。

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主要メーカーの発売は9月前後から

具体的な日付で見てみます。株式会社ほぼ日は2026年8月25日の発表で、ほぼ日手帳2027を2026年9月1日(火)午前11時から発売すると案内しています。手帳と文具で280以上の新作アイテムが用意され、一部のシリーズは10月1日発売とされています(出典:株式会社ほぼ日 プレスリリース)。

もう1社見てみると、株式会社高橋書店は2026年9月1日の発表で、2027年版の日記・手帳・家計簿・カレンダーを2026年9月より発売すると案内しています。ラインナップは新商品11点を含む全302点とされています(出典:株式会社高橋書店 プレスリリース)。

この2社の例からわかるのは、9月の頭が1つの節目になっているということです。もちろんメーカーによって前後しますし、予約受付はもっと早く始まることもあります。ただ「9月に入ると本格的に並び始める」という理解で動けば、大きく外しません。

逆に言えば、8月中に手帳会議を済ませておくのが理想的なタイミングになります。振り返りは今年の手帳さえあればいつでもできるので、夏のうちに終わらせておくと余裕が生まれます。

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1月始まりと4月始まりで買う時期がずれる

手帳には始まり月がいくつかあり、それぞれ発売の時期が違います。1月始まりが9月前後、4月始まりが1月から2月ごろ、9月始まりや10月始まりが夏ごろ、という並びです。

ここを知らないと、「探しているタイプが店に無い」という状況が起きます。たとえば2月に4月始まりを探すのは正しいタイミングですが、同じ2月に1月始まりを探すと、売れ残りしか残っていません。

始まり月をどう選ぶかは、生活のリズムで決まります。年度で動く仕事や学校なら4月始まり、暦年で区切りたいなら1月始まり、といった具合ですね。判断の材料は1月・4月・9月・10月始まりの違いをまとめた記事に整理してあります。

もう1つ、年をまたいで使える「16か月タイプ」という選択肢もあります。9月始まりで翌年の12月まで収録されているような手帳で、途中から始めても年末まで使い切れます。買う時期を逃したときの受け皿としても機能します。

始まり月を途中で変えたい場合も、この16か月タイプが橋渡しになります。たとえば1月始まりから4月始まりへ移りたいとき、そのまま切り替えると3か月ぶんが宙に浮きます。9月始まりの16か月を1冊はさめば、無駄なく次の区切りへ移れます。

「◯月始まり」と「◯月発売」は別の話です。9月始まりの手帳が9月に発売されるとは限らず、夏のうちに並ぶことも多くあります。探すときは始まり月ではなく、そのタイプの発売時期で調べたほうが早く見つかります。

限定デザインは早い時期に動く

コラボレーション商品や限定カラーは、通常のラインナップより早く在庫が動きます。気になるデザインがあるなら、発売日と販売開始時刻を事前に確認しておくほうが確実です。

ただし、限定デザインを追いかけると「中身より表紙」で選ぶことになりがちです。手帳会議の目的は使い切れる1冊を選ぶことなので、限定に惹かれたときこそ、決めておいた3行のメモを見返してもらえたらと思います。

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店頭とオンラインで並ぶ時期が違う

オンラインストアは発売日の時刻から一斉に販売が始まりますが、実店舗は入荷のタイミングによって数日から数週間の幅があります。大型の文具店や書店は早く、小さな店は遅めになる傾向がありますね。

実物を見て決めたい人は、この差を計算に入れておく必要があります。オンラインで売り切れてから店頭に並ぶこともあれば、その逆もあります。どこで買うかによって動く時期が変わるので、文具店・書店・ロフト・通販の品ぞろえと時期を比べた記事で、自分の行動範囲に合う売り場を先に決めておくと動きやすいです。

それから、店頭では中身を確認できるという大きな利点があります。紙の色、罫線の濃さ、開いたときの平らさ。この3つは写真では判断できません。候補を2〜3冊まで絞ったうえで、最後の決め手を店頭で取る、という進め方が無駄がないかなと思います。

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発売時期から逆算したスケジュールを一覧で見る

手帳会議の時期を7〜8月から9月下旬まで4段階で並べた年表のスライド
7〜8月の振り返りから9月の店頭確認まで逆算する

ここまでの内容を、1月始まりの手帳を買う場合のスケジュールとして並べておきます。始まり月が違う場合は、この表全体を前後にずらして考えてください。

→ 横にスクロールできます

時期 やること かかる時間の目安 この段階での判断
7〜8月 今年の手帳を振り返る 30分 埋まった欄・空いた欄を数える
8月下旬 来年の条件を3行にする 10分 始まる月・書く量・持ち歩き方
9月上旬 発売情報を確認する 20分 候補を5冊程度まで絞る
9月中〜下旬 店頭で中身を確認する 30分 候補を2〜3冊まで絞る
10月 購入する 限定品は前倒しで判断
11〜12月 使い始めの準備をする 30分 誕生日や予定を書き写す

表にすると、実際に必要な時間は合計2時間ほどだと分かります。棚の前で毎年30分迷うことを考えれば、そこまで大きな負担ではないはずです。

ダイゴー 26-27年 9月始まり Appoint デスク A5 1週間+横罫
ダイゴー(DAIGO)
買う時期を逃した人へ。A5判210×148mmで224ページ、月間・週間とも2026年9月から2027年12月まで収録された16か月タイプです。年の途中から始めても年末まで使い切れるので、始まり月に縛られずに選べます。
価格や在庫は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。

比較する項目を先に決めてから店に行く

手帳選びで比べる3項目とその決め方を並べたスライド
店頭で見るのは始まる月・1日に書く量・持ち歩く場面の3つ

最後が、実際に候補を比べる段階です。ここでよくあるのが、比較項目が多すぎて決められなくなるパターン。紙質、罫線、しおりの本数、カバーの色、月曜始まりか日曜始まりか。挙げ始めるときりがありません。

ですので、最初に見る項目は3つに固定します。「始まる月」「1日に書く量」「持ち歩く場面」。この3つで候補を絞り切ってから、残った2〜3冊について細かい部分を見る、という2段階にするのがおすすめです。

それぞれの項目について、どう判断すればいいかを順に整理していきます。振り返りで出した数字がそのまま使えるので、メモを手元に置いて読んでもらえると分かりやすいはずです。逆に言えば、振り返りをしていないと、この3項目にも答えられません。

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始まる月・書く量・持ち歩く場面の3項目

1つ目の「始まる月」は、生活の区切りで決めます。年度で動くなら4月、暦年で区切るなら1月。迷ったら、今年いちばん大きく生活が変わった時期を思い出してみてください。その時期が自分の区切りである可能性が高いです。

2つ目の「1日に書く量」は、振り返りで数えた行数を使います。1日3行以内ならマンスリーだけで足りますし、5〜10行ならレフト式やウィークリー、それ以上ならデイリー型が候補になります。ここを実測値で決めるのが、空欄を減らす最短の道です。

3つ目の「持ち歩く場面」は、判型と重さを決める項目です。毎日カバンに入れるのか、机に置きっぱなしなのか。通勤電車で立ったまま開くのか、座って書くのか。この違いでA5とB6のどちらが向くかが変わります。

3つとも、振り返りの数字から機械的に決まるのがポイントです。好みが入り込む余地が少ないぶん、迷いが生まれません。逆に、この3つに答えられない状態で店に行くと、判断の基準が表紙のデザインしか残らないので、また同じ選び方になってしまいます。

もし3つのうち1つでも決まらないなら、その項目は今年と同じにしておくのが安全です。全部を一度に変えると、うまくいかなかったときに原因が分からなくなります。変えるのは1年に1項目まで、と決めておくと、毎年少しずつ自分に合っていきます。

この3つが決まれば、候補はかなり絞られます。それでも数冊残る場合は、価格帯で切ってしまうのも手です。100均から2000円台までで中身がどう変わるかを比べた記事を見ると、価格差が何に使われているかが分かるので、納得して選びやすくなります。

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フォーマットは今年の埋まり方から選ぶ

フォーマットの選択は、好みではなく実績で決めます。今年の手帳で、いちばん文字が入っていたのはどのページだったか。マンスリーなら来年もマンスリー中心、週間ページが埋まっていたなら週間中心、という素直な選び方が、いちばん外れません。

ただし1つだけ例外があります。「使いたかったのに使えなかった」場合です。バーチカルの時間軸を使いたかったけれど、目盛りが細かすぎて書けなかった、というようなケースですね。この場合は同じ型のなかで、目盛りの幅が広い製品を探すことになります。

フォーマットの型そのものの違いは、実際に中身を見比べるのがいちばん早いです。バーチカル・レフト・マンスリーがそれぞれどんな見た目で、どんな書き方に向くのかはフォーマット比較の記事に整理してあります。

もう1つ、月曜始まりか日曜始まりかも見ておくといいです。仕事中心なら月曜始まりが自然ですし、家族の予定を管理するなら日曜始まりのほうが合うことがあります。地味ですが、毎週目にする部分なので、合わないと意外にストレスになります。

サイズは持ち歩くカバンから逆算する

A5・B6・A6の寸法と向いている場面を並べた比較表のスライド
A5は210×148mm・B6は182×128mm・A6は148×105mm

判型の選び方でいちばん確実なのは、いま毎日使っているカバンに入るかどうかで決めることです。どれだけ書きやすいサイズでも、カバンに入らなければ持ち出さなくなります。

目安として、A5は210×148mm、B6は182×128mm、A6は148×105mm。この寸法をカバンの内寸と比べます。ぴったりだと出し入れがしにくいので、カバンの内寸より1cmほど小さいサイズを選ぶと扱いやすいです。実寸の詳しい比較はA5・B6・A6の実寸をまとめた記事にあります。

重さも見ておきたい項目です。1日1ページ型のA5は、ページ数が多いぶん重くなります。手帳だけで500gを超えると、荷物の重さとしてはっきり体感できるレベルです。持ち歩く頻度が高いほど、重さの優先度は上がります。

それから、書く場所も判型に影響します。カフェの小さいテーブルや電車の膝の上で書くことが多いなら、A5を開いた幅(約296mm)は意外と場所を取ります。B6なら開いても256mmほどなので、狭い場所でも扱いやすいです。机で書く時間が長いなら、逆にA5やB5の広さが効いてきます。

迷ったときは、1つ小さいほうを選ぶという考え方もあります。大きい手帳を持ち歩かなくなるリスクより、小さい手帳に書ききれないリスクのほうが対処しやすいからです。書ききれなければノートを1冊足せば済みますが、持ち出さない手帳はどうにもなりません。

店頭で「これも良さそう」と候補を増やし始めたら、その日は買わずに帰るのが安全です。候補が5冊を超えた時点で、決めておいた条件から外れている可能性が高くなります。メモの3行に戻って、当てはまらないものから外していってください。

◆ケイのワンポイントアドバイス

今年の手帳は、来年の手帳を買ったあとも捨てずに取っておくのがおすすめです。次の手帳会議のときに、比べる相手として使えます。2年ぶんの埋まり方を並べると、自分の癖がはっきり見えてきますよ。

発売日やラインナップはメーカーの発表によって変わります。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は販売店やメーカーの案内をもとに決めてもらえればと思います。

手帳会議に関するよくある質問(FAQ)

手帳会議はいつやるのがいいですか?

1月始まりの手帳を買うなら、7月から8月のあいだが目安になります。主要メーカーの2027年版は9月前後から並び始めるので、その前に振り返りを終えておくと、候補が出そろった段階でゆっくり比べられます。4月始まりを使う人は、この全体を3〜4か月ずらして12月ごろから始めると同じリズムになります。

今年の手帳をほとんど書けなかった場合はどうすればいいですか?

それも立派な振り返りの材料になります。ほとんど書けなかったということは、フォーマットが自分の書く量に対して大きすぎた可能性が高いです。来年は思い切って、マンスリーだけの薄い手帳や、日付の入っていないノート型に下げてみてください。書ける量に対して余白が小さいほうが、埋まった実感が出て続きやすくなります。

手帳は何冊まで持っていいのでしょうか?

冊数に決まりはありませんが、目的が分かれているなら分けたほうが機能します。予定管理と記録を1冊に詰め込むと、どちらも中途半端になりがちだからです。ただ、持ち歩く冊数が増えると荷物が重くなるので、外に持ち出すのは1冊、家や職場に置くのがもう1冊、という分け方が現実的かなと思います。

買う時期を逃したときはどうすればいいですか?

16か月タイプや、日付の印刷されていないノート型が受け皿になります。16か月タイプは9月始まりで翌年12月まで収録されているものが多く、途中から始めても使い切れます。日付なしのノート型なら、そもそも買う時期の縛りがありません。無理に売れ残りの1月始まりを買って、数か月ぶんを空欄にするより、こちらのほうが無駄が出ません。

デザインで選ぶのはよくないことですか?

そんなことはありません。毎日開くものなので、見た目が好きかどうかは続けやすさに直結します。おすすめの順番は、まず条件で候補を2〜3冊に絞り、その中からいちばん好きなデザインを選ぶこと。条件を満たしたうえでの好みなら、後悔することはほとんどありません。順番を逆にしたときだけ、空欄の多い1年になりやすいです。

手帳会議のやり方のまとめ

ここまで、手帳会議の進め方を振り返り・発売時期・比較項目の3つに分けて見てきました。最後に要点を整理しておきます。

手帳会議は、カタログや店頭からではなく、今年の手帳を開くところから始めます。月間・週間・フリーページのそれぞれについて、どれくらい埋まっていたかを実際にめくって数える。埋まらなかった欄は来年の候補から外し、足りなかった欄は1つだけ追加を検討する。この引き算が、いちばん効く工程です。

時期については、1月始まりの手帳は9月前後から並び始めます。実際、ほぼ日手帳2027は2026年9月1日午前11時発売、高橋書店の2027年版は2026年9月から発売と案内されています。ですから、振り返りは8月中に終えておくと、候補が出そろった段階でゆっくり比べられます。始まり月が違う場合は、その分だけ全体をずらして考えてください。

店頭で見る比較項目は3つに固定します。「始まる月」「1日に書く量」「持ち歩く場面」。この3つで2〜3冊まで絞ってから、紙質やデザインといった細かい部分を見る。この2段階にすると、棚の前で迷う時間がぐっと短くなります。

それから、買う時期を逃したときの受け皿も覚えておいてください。9月始まりで翌年12月まで使える16か月タイプや、日付の印刷されていないノート型なら、途中からでも無駄が出ません。売れ残りの1月始まりを数か月ぶん空欄にして使うより、こちらのほうが気持ちよく始められます。

そして、条件を満たした候補のなかから好きなデザインを選ぶ、という順番だけは守ってもらえたらと思います。デザインで選ぶこと自体は悪くありません。順番を逆にすると、空欄の多い1年になりやすいというだけの話です。

発売日やラインナップ、価格はメーカーの発表や時期によって変わります。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は販売店やメーカーへ確認したうえで決めてください。来年こそ最後まで使い切れる1冊に出会えますように。

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