ネスプレッソでアイスコーヒーはどう作る?氷の量と薄くなりにくい淹れ方

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

暑い日にネスプレッソでアイスコーヒーを作ろうとして、氷は何個入れればいいのか、どのカプセルを選べばいいのか、迷ったことはありませんか。ホットと同じボタンで淹れて氷に注ぐだけなのに、薄い、ぬるい、思ったより量が少ない、と感じてしまうこともありますよね。わかります、機械が全部やってくれるぶん、どこを変えればいいのかが見えにくいんです。

この記事では、ネスプレッソのアイスコーヒーの作り方を、ネスプレッソの公式サイトに載っているレシピをもとに整理しました。ヴァーチュオとオリジナルそれぞれの入れ方と氷の量、アイスコーヒーにおすすめのカプセル、ヴァーチュオで使えるアイスコーヒー向きのカプセル、オリジナルの定番アイスコーヒーセットの中身、1杯あたりの値段、アイスラテや炭酸水で割るアレンジ、薄いと感じたときの見直し方まで、順番にまとめています。

結論を先に言うと、ネスプレッソのアイスコーヒーは、氷を入れたグラスにホットで抽出して一気に冷やす作り方が基本です。ヴァーチュオならマグサイズのコーヒーを同じくらいの重さの氷へ、オリジナルならエスプレッソを氷に落としてから水で割る。この公式の量を出発点にすれば、家でも氷やカプセルの加減に迷わず作り始められますよ。

  • ネスプレッソでアイスコーヒーを作る基本の手順
  • ヴァーチュオとオリジナル別の氷と量の目安
  • アイスコーヒー向きのカプセルと1杯あたりの値段
  • 薄い・ぬるいと感じたときの見直し方とアレンジ
スポンサーリンク

ネスプレッソでアイスコーヒーを作る基本の手順

まずは作り方の土台からです。ネスプレッソのアイスコーヒーは、冷たい水で抽出するのではなく、熱いコーヒーを氷の上に直接落として一気に冷やす方法で作ります。マシンの操作はホットとほとんど同じなので、大きく変えるのは、先にグラスへ氷を入れておくことと、マシンとカプセルに合った量に合わせることの2点、と考えるとシンプルです。

ただ、ネスプレッソには抽出の仕組みが違う「ヴァーチュオ」と「オリジナル」の2系統があり、公式のレシピでも、量の多いマグで淹れる形と、少量のエスプレッソを水やミルクで割る形とで、量の組み立てが分かれます。ここでは、急冷式が基本になる理由、ヴァーチュオとオリジナルそれぞれの作り方、2つのレシピの量を計算で比べた結果、グラス選びとやけどの注意、薄い・ぬるいときの直し方までを順に見ていきますね。

スポンサーリンク

氷の上から抽出する急冷式が基本

氷に熱いコーヒーを直接当てる急冷式と、淹れて冷ましてから氷を入れる順番を比べたスライド
ネスプレッソのアイスコーヒーは急冷式が基本

ネスプレッソのアイスコーヒーは、氷を入れたグラスに、ホットのコーヒーを直接抽出する急冷式が基本です。ネスプレッソの公式サイトのアイスコーヒーのページでは、ネスプレッソのアイスコーヒーは「氷の上からボタン一つで抽出することで、香り高く本格的な味わいを楽しむことができます」と紹介されています。

同じページのオリジナルのアイスブラックのコツには「必ずコーヒーが氷に直接触れるように 抽出してください」という一文があり、急冷することでコーヒーの風味や香りを閉じ込められる、と説明されています(公式の別の特集ページでも、コーヒーは必ず氷の上に直接触れるように抽出するよう注記されています)。ヴァーチュオのアイスブラックのコツには、コーヒーのアロマは温度が高いと揮発しやすいので、たっぷりの氷でしっかり冷やしましょう、というアドバイスも添えられています。つまり、熱いコーヒーが氷に直接当たるように、たっぷりの氷を入れたグラスで受けるのが大事、ということですね(出典:ネスプレッソ公式サイト「美味しいアイスコーヒーの作り方」)。

この作り方にはちょっとした背景もあります。公式のページによると、日本ではアイスコーヒーが100年以上前から楽しまれていて、コーヒーをお湯で抽出し、たっぷりの氷で冷やして飲む方法が「日本式」と呼ばれるつくりかたとして広まりました。ネスプレッソのアイスコーヒーは、この「日本式」からヒントを得ている、と書かれています。お湯で淹れる工程はそのままなので、ホットで飲み慣れたカプセルをそのままアイスに使えるのが、この方式のいいところです。

逆に言うと、前もって淹れたホットコーヒーを冷ましてから氷を入れる、という順番は公式の作り方とは違います。公式がアロマは温度が高いと揮発しやすいと書いていることを考えると、グラスに氷を入れてからカプセルをセットする、という順番を習慣にしておくと迷いません。

同じネスレのドルチェグストでも、アイスコーヒーは氷の上から抽出する急冷式で作ります。カプセル別の氷と目盛りの目安はドルチェグストで氷と目盛りを合わせる解説で紹介しています。

スポンサーリンク

ヴァーチュオはマグ230mlを氷230gへ注ぐ

ヴァーチュオで作る場合、公式の基本レシピ「アイスブラック」は、550ml以上のグラスに氷を7〜8個(約230g)入れ、その上にコーヒー(230ml)を抽出してよくかき混ぜるという3ステップです。材料には「ソレリオ 1個(またはお好みのカプセル)」と書かれていて、ソレリオで作るアイスコーヒーは苦味が少ないため、すっきりとした一杯になる、と紹介されています。公式はこのアイスブラックを「お好きなサイズのコーヒーと氷で楽しむアイスブラック。」と説明していて、分量まで載っているのはマグ(230ml)の例です。

ヴァーチュオ ネクストの取扱説明書(2021年10月時点の版)によると、マシンはカプセルのバーコードを読み取って、種類ごとに定められた分量で抽出します。同じ取扱説明書では、カプセルの種類ごとの抽出量の初期値と推奨カップ容量が次のように載っています。

カプセルの種類 抽出量(初期値) 推奨カップ容量(目安)
カラフェ 約535ml 約650ml
マグ 約230ml 約390ml
グランルンゴ 約150ml 約270ml
ダブル・エスプレッソ 約80ml 約180ml
エスプレッソ 約40ml 約80ml

公式のアイスブラックの「コーヒー(230ml)」は、この表のマグの抽出量と同じ数字です。ソレリオも公式通販の商品データではマグサイズで約230mlなので、マグのカプセルを1個そのまま氷に落とす、というのがヴァーチュオのいちばん基本の形だと読めます。ホット用の推奨カップ容量は約390mlですが、アイスの場合は同じ量の氷が入るぶん、公式は550ml以上のグラスを指定しています。ホットのマグカップの感覚で小さめのグラスを使うと、あふれやすくなるので気をつけてくださいね。

手順を整理すると、①550ml以上のグラスに氷を約230g入れる、②グラスを抽出口の下に置き、マグのカプセルで抽出する、③よくかき混ぜる、の3つです。氷の数は7〜8個とされていますが、家庭の製氷皿は1個あたりの大きさがまちまちなので、迷ったらキッチンスケールで一度だけ230gを量っておくと、次から目で見て分かるようになります。

スポンサーリンク

オリジナルはエスプレッソ40mlに氷と水を足す

オリジナルのマシンで作る場合、公式の基本レシピはグラスに氷を3個(約90g)入れ、その上にエスプレッソ(40ml)を抽出し、上から水90mlを注ぐという3ステップです。材料は「リストレット 1個(またはお好みのカプセル)」と書かれていて、氷の上からエスプレッソを抽出するだけのシンプルなレシピで、濃厚な味わいとフルーティーな香りを同時に楽しめる、と紹介されています。リストレットのカプセルはリストレット(25ml)とエスプレッソ(40ml)のどちらの量でも抽出できますが、このレシピではエスプレッソ(40ml)の量で抽出します。

ヴァーチュオとの大きな違いは、最後に水を足すところです。オリジナルのカプセルは、エスプレッソ(40ml)やリストレット(25ml)のように少量で濃く抽出するものが中心なので、氷だけで冷やすと量が少なく、味も強く出ます。そこで、氷で急冷したあとに水を足して、飲みやすい濃さと量に整える組み立てになっているわけですね。公式のレシピには「炭酸水でもお楽しみいただけます」という注記もあるので、水の代わりに炭酸水を注ぐと、すっきりした飲み口のアレンジになります。

ネスプレッソの公式サイトには、アイスコーヒーの楽しみ方を紹介する別の特集ページもあり、こちらでも「レシピグラスに 90gの氷を入れる」「氷の上からお好みの カプセルコーヒー1個を エスプレッソ(40ml) で抽出する」「90mlの水を注ぎ入れ、 よくかき混ぜる」と、同じ量の組み合わせが案内されています。オリジナルのアイスコーヒーは、氷90g・エスプレッソ40ml・水90mlの組み合わせを基本として覚えておけば大丈夫です。

なお、この特集ページに並んでいるおすすめのカプセルの中には、今の公式通販の一覧に見当たらない名前もあります。カプセル選びは、次の章で紹介する現在の一覧から選ぶようにしてくださいね。

スポンサーリンク

2つの公式レシピの氷と量を計算で比べる

ヴァーチュオとオリジナルのアイスブラックとアイスラテについて、コーヒーの量・氷・氷の倍率・とけた後の量を並べた表のスライド
公式レシピ4つの氷と量の計算

ヴァーチュオとオリジナルのレシピは、数字だけ見ると「氷230g」と「氷90g」で、ずいぶん違って見えます。そこで、公式のアイスブラックとアイスラテの4つのレシピについて、熱いコーヒーの量に対して氷が何倍あるか、氷が全部とけたら何mlになるかを、私のほうで計算して並べてみました。氷は1gがとけると約1mlの水になるものとして数えています。

公式レシピ 熱いコーヒー 氷 あとから注ぐもの 氷÷コーヒー 氷が全部とけた量
ヴァーチュオ アイスブラック 230ml(マグ) 約230g なし 1.0倍 約460ml
オリジナル アイスブラック 40ml(エスプレッソ) 約90g 水90ml 2.25倍 約220ml
ヴァーチュオ アイスラテ 約80ml(ダブルエスプレッソ) 約180g ミルク180ml 2.25倍 約440ml
オリジナル アイスラテ 40ml(エスプレッソ) 約90g ミルク90ml 2.25倍 約220ml

※ヴァーチュオ アイスラテの約80mlは、レシピのカプセル(ビアンコ ドッピオ フォー ミルク)の公式通販の表示から入れた値で、レシピのページには抽出量が書かれていません。計算はすべて私の整理で、公式に載っている比率ではありません。

並べてみると、面白いことが分かります。4つのうち3つは熱いコーヒーの2.25倍の氷でそろっていて、ヴァーチュオのアイスブラックだけが1.0倍なんです。ヴァーチュオのマグは約230mlとたっぷり抽出されるので、氷を同じ重さにとどめ、水やミルクでは割らない組み立てになっています。一方、少量で抽出するエスプレッソやダブルエスプレッソは、ヴァーチュオでもオリジナルでも氷を2.25倍にして、さらに水やミルクで割る組み立てです。

この表を見ると、ヴァーチュオのマグで氷をレシピより大きく増やすと、とけた氷の分だけ薄まる方向に働くと考えられます。逆に、オリジナルで氷を減らすと、40mlのエスプレッソを冷やす氷が足りないまま水を注ぐことになり、ぬるく感じやすくなると考えられます。マシンの違いというより、マグのように量の多い抽出か、エスプレッソのように少量の抽出かで氷の目安が変わる、というのがいちばんのポイントですね。

スポンサーリンク

グラスの大きさとやけどを防ぐ置き方

アイスコーヒーは熱いコーヒーを抽出するので、グラス選びと置き方には少し気を配りたいところです。ヴァーチュオのアイスブラックとアイスラテは550ml以上のグラスが公式の指定なので、まずはこの大きさの器を1つ用意しておくと安心です。

ヴァーチュオ ネクストの取扱説明書には、カップが小さすぎるとコーヒーがあふれてやけどをしたり、テーブルなどを傷めたりするおそれがある、と書かれています。また、コーヒー抽出口からカップまでの距離が長いと、抽出されたコーヒーが周囲に飛散するおそれがあり、小さいカップのときはカップサポートを高い位置に差し込むよう案内されています。使用するカプセルによって抽出量が異なるので、必ずカプセルの種類にあったサイズのカップを使うように、という注意も添えられています。背の高いグラスが抽出口の下に入るか、低すぎるグラスで抽出口から遠くならないかを、氷を入れる前に一度確かめておきましょう。

同じ取扱説明書には、抽出動作中は絶対にヘッドを開けない、蒸気やお湯が噴き出すおそれがあり大変危険、という注意もあります。使用後のカプセルは熱くなっているので触らないこと、カプセルコンテナや排水受け皿、カップサポートを外した状態で使わないことも書かれています。動作中や動作後しばらくはコーヒー抽出口付近に手を近づけない、という注意もあるので、抽出が終わってすぐにグラスへ手を伸ばさず、少し待ってから取り出すようにしましょう。アイスだからといって抽出の工程が冷たくなるわけではないので、ホットのときと同じ注意が必要です。

熱いコーヒーを直接注ぐので、耐熱の表示がないグラスは使わないでください。耐熱でないグラスに熱い液体を注ぐと、割れてやけどやけがにつながるおそれがあります。グラスの扱いはそのグラスの説明書きに、マシンごとの置き方や注意はお使いの機種の取扱説明書に従ってください。

550ml以上で耐熱ガラスのグラスを探しているなら、たとえば620mLの耐熱グラスは次のショップで扱いを確かめられます。抽出口の下に入る高さかどうかはお使いのマシンで変わるので、サイズと値段は購入前に各ショップで確認してください。

スポンサーリンク

薄い・ぬるいと感じたときの見直し方

氷の量・氷の大きさ・コーヒークリエーションズ モードなど、アイスコーヒーが薄いときやぬるいときに見直す点をまとめたスライド
薄い・ぬるいと感じたときの見直し方

ネスプレッソのアイスコーヒーが薄い、ぬるいと感じたときは、カプセルを替える前に、量と順番を公式のレシピに戻すところから見直すのが近道です。見直すところを並べると次のようになります。

  • 氷の量が公式より少ない(ぬるさの原因)、または多すぎる(ヴァーチュオで水っぽくなる原因)
  • コーヒーが氷に直接当たっておらず、グラスの壁を伝って落ちている
  • 小さい氷を使っていて、とけるのが速い
  • ヴァーチュオでマグより量の少ないカプセルを、マグのレシピと同じ氷の量で受けている(公式に分量の例が無い組み合わせ)
  • 抽出量を変更した設定が残っている

氷については、公式のオリジナルのアイスラテのレシピに、ネスプレッソのアイスキューブ トレーで作った大きめの氷を使うのがおすすめで、氷が大きいと解けるスピードが緩やかになり、程よい感じで冷たさが広がる、というアドバイスがあります。家庭の製氷皿の小さな氷だと、同じ230gでも表面積が大きいぶん、早くとけて薄まりやすいと考えられます。大きめの製氷皿を使う、もしくは氷を冷凍庫でしっかり固めてから使うだけでも、印象が変わるかもしれません。

ヴァーチュオで濃くしたいときに頼りになるのが、「コーヒークリエーションズ モード」です。公式のアイスコーヒーのページによると、ヴァーチュオ専用のコーヒーメーカーで抽出ボタンを2回連続して押すと、ボタンのライトがターコイズブルーに点灯し、通常の抽出量よりも濃縮された少量のコーヒーが抽出されます。ミルクベースのコーヒーやアイスコーヒーなどのレシピにおすすめ、と書かれていて、使うにはファームウェアの更新が必要な場合がある、という注記つきです。2026年5月にヴァーチュオ アップが発売されたときの家電Watchの記事でも、アイスレシピにも適した濃厚なコーヒーを手軽に楽しめるモードとして、新たに搭載したと紹介されています。一方で、この記事で参照したヴァーチュオ ネクストの取扱説明書(2021年10月時点)にはこのモードの記載が無く、公式のアイスコーヒーのページも対応機種を挙げていません。お使いの機種で使えるかどうかは、取扱説明書かネスプレッソのサポートで確認してくださいね。

もう一つの方法が、抽出量の変更です。ヴァーチュオ ネクストの取扱説明書では、抽出ボタンを押し続けて、好みの量が出たところで離すと、約20ml〜500mlの範囲で抽出量を変えられると書かれています。ただし、抽出量を変更すると、そのカップサイズのカプセルすべてが変更した分量で抽出されるので注意が必要です。アイス用にマグの量を減らしたまま、翌朝ホットで飲むと、いつもより少なく感じてしまいます。元に戻したいときは、取扱説明書の「初期設定に戻すには」の手順で戻せます。

コーヒーが少なく感じたときに、同じ取扱説明書には、抽出完了後約45秒以内に再度抽出ボタンを押すと注ぎ足しができる、とも書かれています。ただ、注ぎ足すとコーヒーが薄まる方向に働くと考えられるので、アイスで濃さを求めるときには向かない使い方です。苦味の感じ方そのものが気になるときは、焙煎度と苦味の関係をコーヒーが苦い原因は4つ|焙煎度・挽き目・温度・量で苦味を抑える手順でも整理しているので、カプセルの苦味の数字を見比べるときの参考にしてみてください。

ネスプレッソのアイスコーヒーに合うカプセルとアレンジ

作り方の土台ができたら、次はカプセル選びです。ネスプレッソのカプセルはヴァーチュオ用とオリジナル用で形が違い、マシンごとに専用です。ヴァーチュオ ネクストの取扱説明書にも、本製品はネスプレッソ ヴァーチュオのカプセル専用で、正規品以外のものを入れると故障の原因になる、と書かれています。カプセルは必ず、お使いのマシンの系統のものから選んでくださいね。

ここでは、公式通販の商品データでアイスコーヒーに使えると表示されているカプセル、オリジナルの定番アイスコーヒーセットの中身、1杯あたりの値段、アイスラテや炭酸水で割るアレンジの順に見ていきます。商品の一覧と値段は、2026年10月28日に公式通販のページで確認したものです。

スポンサーリンク

公式がアイス向きと示すヴァーチュオのカプセル

ヴァーチュオのカプセルのうちアイスコーヒーの表示があるものとソレリオのカップサイズ・強さ・値段を並べた表のスライド
アイスコーヒーの表示があるヴァーチュオのカプセル

ネスプレッソの公式通販では、カプセルごとに「カップサイズ」が表示されていて、その中に「アイスコーヒー」という区分があります。ヴァーチュオのカプセル一覧の商品データを確認したところ、カップサイズにアイスコーヒーが入っているカプセルは次の5種類でした(出典:ネスプレッソ公式通販「ヴァーチュオ カプセルコーヒー」)。

カプセル カップサイズの表示 強さ 1カプセルの値段 味わいの説明
スターバックス® エスプレッソ ロースト エスプレッソ・アイスコーヒー 11 129.6円 濃厚でキャラメルのような風味
スターバックス® ブロンド エスプレッソ ロースト エスプレッソ・アイスコーヒー 6 129.6円 なめらかで甘みのある風味
スターバックス® カフェ べロナ® マグ・アイスコーヒー 10 151.2円 ローストの甘みとダークココアのような風味
スターバックス® コロンビア マグ・アイスコーヒー 7 162.0円 バランスがよくナッツを感じさせる風味
トゥギャザネス ブレンド ダブルエスプレッソ・アイスコーヒー・カプチーノ、ラテマキアート 7 151.2円 シトラスやはちみつのような香り

マグサイズのカフェ べロナとコロンビアは、公式のアイスブラックと同じ、マグ230mlを氷230gへ注ぐ形にそのまま当てはめやすいカプセルです。強さの数字はカフェ べロナが10、コロンビアが7なので、しっかりした味が好きならカフェ べロナ、バランス重視ならコロンビア、という選び分けができます。

エスプレッソサイズの2種類(エスプレッソ ロースト・ブロンド エスプレッソ ロースト)と、ダブルエスプレッソサイズのトゥギャザネス ブレンドは、抽出量が約40ml・約80mlと少ないので、マグと同じ230gの氷で受けると、氷に対してコーヒーが少なく、とけた氷で薄まりやすいと考えられます。公式はアイスブラックを好きなサイズで楽しめると紹介していますが、分量が載っているのはマグの例だけなので、この3種類については、計算表の2.25倍の考え方を借りて、エスプレッソなら氷約90g、ダブルエスプレッソなら氷約180gあたりから試し、足りなければ水やミルクで割る、という組み立てが一つの目安になると思います(ここは私の整理で、公式の分量ではありません)。

なお、公式の基本レシピで使われているソレリオは、この5種類には入っていませんが、マグサイズで約230ml、強さは2、苦味は1と表示されていて、公式のレシピで苦味が少なくすっきりした一杯になると紹介されています。苦いアイスコーヒーが苦手な人は、まずソレリオから試してみるのがいいかもしれません。

スポンサーリンク

オリジナルの定番アイスコーヒーセットの中身

オリジナルのマシンを使っているなら、公式通販の「定番アイスコーヒーセット(50カプセル分)」が一つの目安になります。商品ページでは、アイスコーヒーにおすすめの3種類の定番コーヒーをセットにした、と説明されていて、中身はリストレットが20個、アルペジオが20個、ヴォリュートが10個です。値段は5,130円(税込)でした。

カプセル(オリジナル) セットの数 カップサイズの表示 強さ 苦味/酸味 1カプセルの値段 味わいの説明
リストレット 20個 リストレット・エスプレッソ 10 3/4 102.6円 力強さとコントラスト
アルペジオ 20個 リストレット・エスプレッソ 9 3/4 102.6円 味わい深く、クリーミー
ヴォリュート 10個 エスプレッソ 4 2/4 102.6円 甘くて軽やか
ユズ バニラ オーバー アイス セット外 エスプレッソ・アイスコーヒー 表示なし 表示なし 135.0円 40ml・柚子とバニラの香り(柚子バニラ風味香料使用)

リストレットは公式のアイスブラックのレシピ、アルペジオは公式のアイスラテのレシピで使われているカプセルです。ヴォリュートは強さが4と軽めなので、セットの中ではすっきり寄りの1種類という位置づけですね。オリジナルのカプセル一覧で、カップサイズにアイスコーヒーが入っていたのは、この表のユズ バニラ オーバー アイスだけでした。公式通販のデータでは限定品の分類に入っているカプセルなので、在庫や販売期間は公式のページで確認してください。

ここで一つ計算しておきたいのが、セットのお得さです。リストレット、アルペジオ、ヴォリュートはどれも単品が1カプセル102.6円なので、単品で同じ数をそろえると102.6円×50個で5,130円になります。セットの値段5,130円と同じなので、少なくとも今回確認した時点では、セットにしたから1杯あたりが安くなる、というものではありません。3種類を一度に試せる組み合わせとして選ぶ、という考え方がよさそうです。

もう一つ、カプセルのラインアップは定期的に見直されています。ネスプレッソのお知らせでは、2026年7月にキアロ(オリジナル)とビアンコ ピッコロ フォー ミルク(ヴァーチュオ)、2026年9月にはエチオピア、コルト、イスタンブール エスプレッソ、リオデジャネイロ エスプレッソ(いずれもオリジナル)が、現在庫をもって販売終了になると案内されていました。お気に入りのカプセルが見つかったら、買い足す前に一覧に残っているか確かめておくと安心です。

オリジナルのマシンで、アイスコーヒー向けの3種類をまとめて試したいなら、ネスプレッソ公式のアイスレシピ向けのセットは次のショップで扱いを確かめられます。入っている種類や値段は時期やショップで変わることがあるので、購入前に各ショップで確認してください。

スポンサーリンク

1杯あたりの値段をカプセル別に計算する

ネスプレッソのアイスコーヒーは、1杯にカプセルを1個使うので、1杯あたりの値段はほぼカプセルの値段そのものです。ここまでに出てきたカプセルを、公式レシピの量と合わせて並べると次のようになります。氷や水の分は入れていません。

マシン カプセル 使い方 1杯の値段 毎日1杯で30日
オリジナル リストレット/アルペジオ/ヴォリュート アイスブラック・アイスラテ 102.6円 約3,078円
オリジナル ユズ バニラ オーバー アイス アイスコーヒー向き(限定品) 135.0円 約4,050円
ヴァーチュオ ソレリオ アイスブラック(公式レシピ) 129.6円 約3,888円
ヴァーチュオ スターバックス® エスプレッソ ロースト/ブロンド エスプレッソ ロースト アイスコーヒー向き 129.6円 約3,888円
ヴァーチュオ ビアンコ ドッピオ フォー ミルク アイスラテ(公式レシピ)+ミルク代 135.0円 約4,050円
ヴァーチュオ スターバックス® カフェ べロナ®/トゥギャザネス ブレンド アイスコーヒー向き 151.2円 約4,536円
ヴァーチュオ スターバックス® コロンビア アイスコーヒー向き 162.0円 約4,860円

※値段は2026年10月28日に公式通販で確認した税込の1カプセルの値段です。30日の金額は1カプセルの値段×30で計算した私の目安で、送料や割引は含めていません。正確な値段は公式サイトでご確認ください。

表を見ると、オリジナルの定番3種が1杯102.6円でいちばん手ごろです。ただし、オリジナルのアイスブラックは氷がとけきった量で約220ml、ヴァーチュオのアイスブラックは約460mlと、前の章の計算どおり1杯の量が倍ほど違います。量あたりで考えると、ヴァーチュオのマグのカプセルのほうが割安に感じる人もいるはずです。グラスに少量をきりっと飲みたいならオリジナル、大きいグラスでたっぷり飲みたいならヴァーチュオのマグ、という選び方がしっくりくると思います。

カプセル以外の淹れ方とも比べてみたい人は、ドリップの1杯の原価を整理したドリップコーヒーのコスパ比較|1杯の値段と節約のコツも参考になりますよ。

スポンサーリンク

アイスラテと炭酸水で割るアレンジ

ヴァーチュオとオリジナルのアイスラテの分量と、水の代わりに炭酸水で割るアレンジを示したスライド
アイスラテと炭酸水で割るアレンジ

ブラックに慣れてきたら、ミルクや炭酸水を使ったアレンジも試してみてください。公式のアイスラテは、ラテはエスプレッソにミルクを注いで出来るレシピ、と説明されていて、ブラックが苦手な人やフレーバーを楽しみたい人におすすめのレシピとして紹介されています。

ヴァーチュオのアイスラテは、ビアンコ ドッピオ フォー ミルクを1個、氷6個(約180g)、ミルク180mlという材料で、550ml以上のグラスに氷を入れ、氷の上にコーヒーを抽出し、上からミルクを注ぐ3ステップです。ビアンコ ドッピオ フォー ミルクは、公式通販ではダブルエスプレッソとダブル カプチーノのカップサイズで、約80mlと表示されているカプセルです。名前のとおりミルクと合わせる前提のカプセルなので、ミルクを入れても味がぼやけにくいのが選ばれている理由だと思います。

オリジナルのアイスラテは、アルペジオを1個、氷3個(約90g)、ミルク90mlで、グラスに氷を入れ、氷の上にエスプレッソ(40ml)を抽出し、上からミルクを注ぎます。ブラックのレシピの水90mlを、そのままミルク90mlに替えた形なので、覚えやすいですね。公式の特集ページでは、エアロチーノ(ミルク加熱泡立て器)で90mlの冷たいフォームミルクを作って注ぐ「アイス・マッキャート」も紹介されています。

水の代わりに炭酸水を使うアレンジは、オリジナルのアイスブラックのレシピに、炭酸水でもお楽しみいただけます、と添えられているものです。エスプレッソ40mlに氷を落とし、水90mlの代わりに炭酸水を注ぐだけなので、手持ちの材料ですぐ試せます。公式サイトには、ほかにもアイス カフェ トロピカルやアイス エスプレッソ ソーダ マッキャートなどのアレンジレシピが並んでいるので、気分を変えたい日にのぞいてみるのも楽しいですよ。ミルクの割合をもう少し自分で調整したい人は、ドリップコーヒーと牛乳の黄金比|失敗しないカフェオレの作り方で比率の考え方をまとめています。

フレーバー系のカプセルには香料が使われているものがあり、公式通販の表示にも「柚子バニラ風味香料使用」のように書かれています。ミルクや香料が気になる人は、カプセルの表示と原材料を確認してから選ぶと安心です。

ネスプレッソのアイスコーヒーについてよくある質問

アイスコーヒー専用のカプセルはありますか?

2026年10月28日に公式通販のオリジナルとヴァーチュオのカプセル一覧を確認したところ、カップサイズにアイスコーヒーと表示されていたのは、ヴァーチュオの5種類と、オリジナルの限定品のユズ バニラ オーバー アイスでした。どれもアイスコーヒー専用ではなく、ほかのカップサイズでも使えるカプセルです。ラインアップは時期によって変わるので、最新の状況は公式サイトでご確認ください。

同じカプセルでもう一度抽出して量を増やしてもいいですか?

ヴァーチュオ ネクストの取扱説明書では、一度使用・排出したカプセルで再抽出しないこと、カプセルの使用は1回のみであることが注意事項として書かれています。雑菌などの繁殖により、再使用すると体調不良の原因になる、という理由も添えられています。量を増やしたいときは、新しいカプセルを使うか、公式のレシピのように水やミルクで割る方法を選んでください。なお、同じ取扱説明書にある抽出完了後約45秒以内の注ぎ足しは、カプセルを排出する前に同じ抽出を続ける操作で、排出したカプセルでの再抽出とは別のものです。

ネスプレッソで水出しのアイスコーヒーは作れますか?

今回確認したネスプレッソの公式のアイスコーヒーのページと特集ページでは、基本のレシピはどれも氷の上にホットで抽出する作り方で、水出しの作り方は案内されていませんでした(アレンジレシピの個別のページまでは確認していません)。じっくり時間をかけた水出しの味が好みなら、粉を使って冷蔵庫で作る方法と使い分けるのも一つの手です。作り方は水出しコーヒーは冷蔵庫で作る|抽出時間と置き場所・におい移り対策で紹介しています。

ネスプレッソのアイスコーヒーを楽しむためのまとめ

ネスプレッソのアイスコーヒーは、氷を入れたグラスにホットで抽出して一気に冷やす作り方が基本です。マグのような量の多い抽出と、エスプレッソのような少量の抽出とで公式のレシピの量の組み立てが分かれるので、まずはお使いのマシンのレシピどおりに作って、そこから好みに合わせて調整していくのが近道です。最後に、この記事のポイントをまとめておきますね。

  • 作り方は、コーヒーが氷に直接当たるようにホットで抽出する急冷式
  • ヴァーチュオは550ml以上のグラスに氷約230g、マグ(230ml)を抽出してかき混ぜる
  • オリジナルは氷約90gにエスプレッソ40ml、最後に水90ml(炭酸水でも可)
  • 計算すると、ヴァーチュオのアイスブラックだけ氷がコーヒーと同じ重さ、ほかは2.25倍
  • 公式通販でアイスコーヒーの表示があるのはヴァーチュオの5種類とオリジナルのユズ バニラ オーバー アイス。公式レシピのソレリオと、定番アイスコーヒーセットの3種類も候補
  • 薄いときは氷の量と大きさを公式に戻し、ヴァーチュオならコーヒークリエーションズ モードも候補に(対応機種は公式で確認)

手持ちのものから考えると、ヴァーチュオなら、マグのカプセルを1個と550ml以上のグラス、氷230gで1杯。オリジナルなら、リストレットかアルペジオを1個と、氷90g、水90mlで1杯。この基本の量で一度作ってみて、濃さや冷たさが物足りないところだけを変えていくと、迷わずに自分好みの1杯にたどり着けると思います。

マシンごとの操作や抽出量の設定は、お使いの機種の取扱説明書とカプセルの表示が基準になります。カプセルのラインアップや値段は変わることがあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。マシンの不具合や使い方で困ったときの最終的な判断は、メーカーのサポートや販売店にご相談くださいね。氷とカプセルのいい組み合わせが見つかれば、暑い日のおうち時間がもっと楽しくなりますよ。

スポンサーリンク