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ナノブロックは難しい?難易度★の見方と一番難しいセット・初心者の選び方
ナノブロックは難しい?つまずく理由と自分に合う1作目の選び方
ナノブロックが気になっているけれど、難しいと聞いて手が止まっている。買ってはみたものの、部品が小さすぎて外れないし、説明書のどこまで進んだのか分からなくなった。そんなもやもや、ありますよね。ナノブロックの難しいランキングや一番難しいセットが気になる人もいれば、ナノブロックのスカイツリーは難しいのか、ポケモンのナノブロックは難しいのかと、作りたいものから調べている人もいるかと思います。
先に結論を言うと、ナノブロックが難しいと感じやすいのは、部品がとても小さいこと、ピース数が多いセットほど手順が長くなること、そして部品の袋が組み立ての順番になっていないことが重なるからです。カワダの公式サイトには商品ごとに難易度の星が付いているので、星とピース数を両方見て選ぶと、今の自分に合わない大きさのセットを選んでしまうことは減らしやすいかなと思います。
この記事では、カワダ公式サイトの商品データ(2026年10月31日に取得)から、カタログに掲載中のナノブロック412件を難易度の星ごとに数え、ピース数と希望小売価格の幅を表にまとめました。あわせて、公式のよくある質問に書かれている部品不足や説明書の扱い、専用ピンセットの仕様、小さな子どもがいる家での注意まで、つまずいたときに見る場所を順番に整理しています。
- ナノブロックが難しいと感じる理由と公式の難易度の見方
- 難易度の星ごとのピース数と価格の目安
- 一番難しいセットとスカイツリー・ポケモンの難しさ
- 挫折しにくい1作目の選び方と組み立てのコツ
ナノブロックが難しいと感じる理由と難易度の見方
まずは、ナノブロックのどこが難しいのかを分けて見ていきます。部品の大きさ、ピース数、部品の袋の分け方、それから公式が付けている難易度の星。これが分かると、自分が今つまずいている理由も、次に選ぶセットの基準も見えてきますよ。後半では、★5のセットをピース数の多い順に並べ、スカイツリーやポケモンのように検索の多い商品の難易度も数字で確かめます。主な数字はカワダ公式サイトの商品データとよくある質問、公式の商品ページから拾い、ほかにカワダの新商品の発表文、消費者庁の配信、価格.comマガジンのレビューも参照しました。星の数とピース数が必ずしも同じ向きにならない例もあるので、“ピース数が少ないから簡単”と決めつける前に、一度ここで見ておくと選ぶときの迷いが減るかなと思います。
ナノブロックが難しいと言われる理由
ナノブロックが難しいと言われる一番の理由は、部品がとても小さいことです。カワダの発表によると、ナノブロックは2008年に発売が始まったブロックで、最小部品の1つのポッチは4mm×4mm×5mm。従来のダイヤブロックの半分(体積比1/8)の大きさで、カワダのブロック玩具で一番小さいサイズとされています(2016年4月の新商品の発表文より)。指先でつまむには、かなり小さいですよね。
この小ささが、組み立てのいろいろな場面で手間になります。価格.comマガジンのレビュー(2016年、エヴァンゲリオン初号機のセット)でも、パーツ自体がとても小さいので、指ではめたり外したりするのはなかなか大変だと書かれていました。
2つ目の理由は、ピース数の多さです。この記事の後半で詳しく見ますが、公式サイトに掲載中のナノブロックは、40ピースほどの小さなものから、5,000ピースを超える大きなものまであります。ピース数が多いセットほど、はめる部品の数そのものが増えるので、完成までの手順も長くなります。
3つ目は、部品の袋が組み立ての順番になっていないことです。カワダのよくある質問では、ブロックがたくさんの袋に分けて入っている理由について「いくつかの袋に入れ分ける事で生産性の効率を図っております。」と答えたうえで、「組み立ての順番とは異なりますのであらかじめご了承ください。」と書いています。つまり、1袋目を開ければ1段目の部品がそろう、という作りではないんですね。袋を開ける前に、どう仕分けるかを決めておくと楽になります。
説明書については、同じレビューでは、取扱説明書はフルカラーのCGでどのパーツを何個使うかが分かりやすいと評価したうえで、一部わかりにくい点もあり、実際のパーツを説明書の上に置いて確かめながら進めたと書かれていました。これは1つのセットのレビューなので、説明書の分かりやすさはセットによって違うかもしれません。
まとめると、難しさの正体は次のように分けられます。
- 部品が小さく、指でのはめ外しが大変(最小部品のポッチは4mm×4mm×5mm)
- ピース数が多いセットほど手順が長くなる
- 部品の袋は組み立ての順番と異なる
どれも“器用さ”の問題というより、準備と選び方で手間を減らしやすい部分です。このあと、公式の難易度の星を見ながら、どこまでなら無理なく楽しめるかを考えていきましょう。
公式の難易度★1〜★5の区分と見方
カワダの公式サイトでは、ナノブロックの商品ごとに難易度が星の数で示されていて、公式の商品データには、商品を探すための難易度の区分として次の4つが入っています。名前の付け方を見るだけでも、どんな人に向けた星なのかがなんとなく伝わってきますよ。
| 公式サイトの難易度の区分 | この記事での読み方 |
|---|---|
| (★1)はじめての方にもおすすめ | 初めての1作目の候補 |
| (★2,3)手応えあり | ★2と★3は同じ区分にまとめられている |
| (★4)じっくり没頭 | 時間をかけて取り組む大きめのモデルが多い |
| (★5)もっともっと没頭したい | 公式の区分でいちばん上の段階 |
ここでひとつ気をつけたいのが、★2と★3がひとつの区分になっていることです。区分で探すと、★2の小さめのモデルも、★3の大きめのモデルも同じ“手応えあり”の中に入っていることになります。商品ページで星の数そのものを確かめておくと、思っていたより大きなセットを選んでしまう、ということを防げますね。
また、星が付いていない商品もあります。今回取得した商品データでは、掲載中412件のうち72件は難易度の値が0(星の表示なし)でした。ピンセットやケース、プレートのような周辺の商品も、この中に入っています。
対象年齢は、ほとんどの商品が「12才以上」です(販売終了品を含む商品データ全体の488件のうち485件が12才以上・残り3件は空欄)。星が1つの商品でも、12才以上という表示は変わりません。公式の商品ページには「子どもの成長の個人差は非常に大きいため、表示している月齢、年齢はあくまでも目安であることをご承知おきください。」とも書かれています。年齢の表示は目安で、12才以上という表示は変わらない、という点を押さえておきましょう。12才未満の子どもが部品に触れる場面があるなら、大人が部品の扱いを確かめながら見守ると安心です(小さな子どもがいる家での注意は、後半の見出しでまとめています)。
難易度別のピース数と価格の目安

では、星の数が増えると、ピース数や価格はどのくらい変わるのでしょうか。公式サイトの商品データから、カタログに掲載中の412件を星ごとに数えた結果がこちらです。価格はメーカー希望小売価格(税込)で、実際の販売価格や在庫とは別のものです。
| 難易度 | 掲載中の件数 | ピース数(最小〜中央値〜最大) | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| ★1 | 15件 | 41〜160〜370 | 770〜1,210円 |
| ★2 | 164件 | 70〜180〜780 | 858〜3,300円 |
| ★3 | 106件 | 110〜320〜1,560 | 935〜6,600円 |
| ★4 | 30件 | 180〜1,005〜2,500 | 1,650〜8,800円 |
| ★5 | 25件 | 600〜1,800〜5,810 | 2,750〜22,000円 |
| 表示なし | 72件 | 40〜65〜240(数値のあるものだけ) | 605〜9,680円 |
※2026年10月31日に取得したカワダ公式サイトの商品データで、カタログに掲載中(販売終了品のページを除く)の商品を集計。中央値は、ピース数を小さい順に並べたときの真ん中の値です。掲載中には発売予定の商品も含まれます。価格や仕様は変わることがあるので、正確な情報は公式サイトの商品ページをご確認ください。
こうして並べると、星が上がるほどピース数の中央値がはっきり増えていくのが分かります。★1の中央値は160ピース、★3は320ピース、★4は1,005ピース、★5は1,800ピース。★1と★5の中央値を比べると、11倍ほどの開きがあります(1,800÷160=11.25)。
一方で、それぞれの星の「幅」はかなり広いんです。★3の最大は1,560ピースで、★4の最小(180ピース)や★5の最小(600ピース)よりずっと多いですよね。つまり、星とピース数は同じ向きに増えていく傾向はあるものの、1対1では対応していません。この点は次の見出しで、実際の商品を挙げて確かめます。
価格の面では、★1は770〜1,210円(希望小売価格)です。最初の1作目で“自分に合うかどうか”を試すなら、★1か★2の中から選ぶと、気軽に始めやすいかなと思います。ただ、ここでの価格はあくまで希望小売価格なので、購入するときは各ショップで価格や送料、在庫を確かめてくださいね。
スカイツリーは600ピースでも★5

ナノブロックのスカイツリーは難しいのか、と気になっている人も多いようです。答えから言うと、公式の難易度は★5、つまりいちばん上の段階です。それなのに、ピース数は600ピースと、★5の中ではいちばん少ないんですね。
公式の商品ページ(NBH_229 東京スカイツリー®)を見ると、希望小売価格は2,750円(税込)、完成サイズは幅80×高さ265×奥行80mm。高さが幅の3倍以上ある、細長い形です。商品の説明には、タワーの足元から頂部に向けた特徴的なデザインの再現度が大幅にアップしたこと、蓄光部品を取り入れて昼と夜の2つの姿を楽しめることが書かれています。
ピース数が少ないのに星が多い理由は、確認できた範囲の公式サイト(商品ページ・よくある質問)には書かれていませんでした。細く高い形が関わっているのかもしれませんが、ここは推測にとどめておきますね。確かなのは、“600ピースだから簡単そう”とピース数だけで判断すると、思ったより手こずる可能性がある、ということです。
逆の例もあります。掲載中の商品で、ピース数と星が逆に見えるものを挙げると次のとおりです。
| 商品(品番) | ピース数 | 難易度 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| KAWAI グランドピアノ(NBM-055) | 1,560 | ★3 | 6,050円 |
| 客船 飛鳥Ⅱ(NBM-043) | 1,440 | ★3 | 6,600円 |
| 東京スカイツリー®(NBH_229) | 600 | ★5 | 2,750円 |
| 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ カオス・ソルジャー(NBCC_206) | 320 | ★4 | 2,200円 |
| ポケットモンスター ホウオウ(NBPM_033) | 180 | ★4 | 1,650円 |
※2026年10月31日に取得したカワダ公式サイトの商品データより。
1,500ピースを超えるグランドピアノが★3で、180ピースのホウオウが★4。ピース数だけを見ていると、ちょっと意外ですよね。だからこそ、セットを選ぶときは星の数とピース数と完成サイズの3つを商品ページで一緒に見るのがおすすめです。
今回確かめた逆の例には、高さのある東京スカイツリー®のほか、キャラクターのカオス・ソルジャーやホウオウがありました。一方で、同じキャラクターでもチコリータやピチュー(どちらも90ピース)は★1なので、モチーフの種類だけで難易度は決まらないようです。作りたいモデルが決まっているなら、星を見て“このくらいの手応えがあるんだな”と心の準備をしておくだけでも、途中で投げ出しにくくなるかなと思います。
一番難しいのは?★5のピース数順とポケモン
ナノブロックで一番難しいのはどれか、難しいランキングが知りたい、という人も多いと思います。公式の難易度でいちばん上は★5なので、ここでは★5の掲載中25件を、ピース数の多い順に並べてみました。ランキングというより“★5の中で手順が長い順”の一覧として見てくださいね。
| 順 | 商品(品番) | ピース数 | 希望小売価格(税込) | 発売日 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 日本庭園 デラックスエディション(NB-064) | 5,810 | 19,800円 | 2026/04/25 |
| 2 | ノイシュバンシュタイン城 デラックスエディション(NB-009) | 5,800 | 21,780円 | 2010/12/14 |
| 3 | モン・サン・ミシェル デラックスエディション(NB-059) | 5,360 | 22,000円 | 2024/04/20 |
| 4 | 姫路城 スペシャルデラックスエディション(NB-042) | 5,200 | 22,000円 | 2018/8/11 |
| 5 | 海賊船 デラックスエディション(NB-050) | 3,280 | 11,000円 | 2020/12/5 |
※2026年10月31日に取得したカワダ公式サイトの商品データより。いずれも難易度★5・対象年齢12才以上。発売日は公式サイトの表記のまま。
1位の日本庭園 デラックスエディションは、完成サイズが幅36cm、高さ14.5cm、奥行35.5cmのビッグスケールのモデルです。公式の商品ページには「※本商品には組立説明書が入っておりません。組み立て方は同梱しているダウンロードシートからWEB組立説明書をご覧ください」と書かれています。紙の説明書をめくりながら作るつもりでいると戸惑うかもしれないので、スマートフォンやタブレットで説明書を開ける環境を用意してから始めると安心ですね。
上位の4つは5,000ピースを超えていて、★1の中央値(160ピース)の30倍以上です。価格も2万円前後と、★1のセットとは別物と考えたほうがよさそうです。発売日が2010年のものもあるので、手に入るかどうかは購入前に各ショップで確かめてください。
ポケモンのナノブロックは難しい?
ポケモンのナノブロックは難しいのか、という疑問にも数字で答えてみます。商品名に「ポケットモンスター」が入る掲載中の商品(リザードン DXを含む)を数えると、101件ありました。星ごとの内訳は、★1が3件、★2が39件、★3が35件、★4が10件、★5が6件、表示なしが8件です。
つまり、ポケモンのナノブロックは★2と★3が中心で、合わせて74件と全体の約7割を占めます。★1はチコリータとピチュー(どちらも90ピース・1,045円)などに限られ、★5はレックウザ エクストリームDX(1,790ピース・11,000円)や、ジガルデ(パーフェクトフォルム)デラックスエディション(1,560ピース・6,600円)のような大型のモデルです。
好きなポケモンで始めたい気持ち、分かります。その場合も、商品ページで星とピース数を確かめて、まずは★2の小さめのモデルから入ると、ナノブロックの手触りに慣れやすいかなと思います。
なお、星が多いからといって、必ず挫折するわけではありません。逆に★1でも、部品のはめ外しに慣れないうちは時間がかかることもあります。星はあくまでカワダが付けている目安なので、次の章で紹介する選び方と準備を組み合わせて、自分に合うところから始めてみてくださいね。
ナノブロックが難しいときの選び方と組み立てのコツ
ここからは、ナノブロックが難しいと感じたときに、何から手を付ければいいかを順番に見ていきます。1作目の選び方、道具と作業場所、説明書どおりに進めるコツ、外れないときや部品が足りないときの対処、そして小さな子どもがいる家での注意です。どれも明日から試せることばかりなので、できそうなところからつまみ食いしてみてください。すでに途中まで作っていて手が止まっている人は、外れないときの直し方と部品不足の見出しから読んでも大丈夫です。これから買う人は、1作目の選び方と道具の準備を先に見ておくと、最初の1つを気持ちよく完成させやすくなりますよ。
初めてなら★1〜★2の小さめのセットから

初めての1作目は、公式が“はじめての方にもおすすめ”としている★1から選ぶのがいちばん分かりやすいかなと思います。★1に作りたいモチーフが無ければ、★2の小さめのセットも候補です。先ほどの表のとおり、★1のピース数の中央値は160ピース、★2は180ピース。そこで、この記事では200ピース前後までを1作目の目安にしています(公式の基準ではなく、この記事の目安です)。★2は掲載中の件数がいちばん多い区分(164件)でもあるので、作りたいモチーフを見つけやすいゾーンと言えそうです。
★1の掲載中の商品には、たとえば次のようなものがあります。
| 商品(品番) | ピース数 | 希望小売価格(税込) | 完成サイズ(幅×高さ×奥行) |
|---|---|---|---|
| 東京タワー(NBC_393) | 100 | 990円 | 40×77×40mm |
| 大阪城(NBC_395) | 180 | 990円 | 40×62×40mm |
| 雷門(NBC_394) | 210 | 990円 | 40×47×40mm |
| 横浜赤レンガ倉庫(NBC_411)※★1ではやや大きめ | 370 | 1,210円 | 80×38×40mm |
※2026年10月31日に取得したカワダ公式サイトの商品データより。いずれも難易度★1・対象年齢12才以上。
東京タワーは100ピースで、完成すると手のひらに乗るくらいのサイズです。公式の商品ページには、組立説明書のPDFへのリンクも載っています。買う前に説明書をのぞいて、図の雰囲気や手順の長さを見ておけるのは安心材料ですね。
選ぶときは、次の順番で考えると迷いにくいかなと思います。
- 作りたいモチーフが決まっていない:★1の中から、気になる形を1つ選ぶ
- 作りたいモチーフが決まっている:商品ページで星を確かめ、★3以上なら同じシリーズの★1〜★2を先に1つ作る
- ピース数で迷ったら:200ピース前後までを1作目の目安にする(この記事の目安)
- 贈り物にする:相手が初めてなら★1〜★2、慣れている人なら作りたいモチーフを優先する
もちろん、最初から大きなセットに挑戦したい人もいると思います。その場合も、★4以上は手順が長くなりやすいので、作業を何日かに分ける前提で、途中の状態を置いておける場所を先に決めておくと安心です。
道具と作業場所の準備で手間を減らす
ナノブロックの難しさのうち、“小さい部品を扱う大変さ”は、道具と作業場所で軽くしやすくなります。準備しておきたいのは、ピンセット、部品を分ける入れ物、そして明るく平らな作業スペースの3つです。
ピンセットは、カワダから“ナノブロック®専用ピンセット”(NB-019)が出ています。公式の商品ページでは、ナノブロック専用の取り外し&組立補助ツールとして紹介されていて、特殊な先端形状により、ナノブロックのポッチをしっかりと掴むことができると説明されています。希望小売価格は1,430円(税込)、サイズは14×120×9mm。公式のよくある質問では、素材はステンレス製と答えています。
前に紹介した価格.comマガジンのレビューでも、専用ピンセットはブロックのポッチの部分をつまめるようになっていて、小さなパーツの取り外しが簡単にできるようになったと書かれていました。指先だけで作ってみて大変だと感じたら、まず取り入れたい道具です。
部品を分ける入れ物は、同じレビューで紹介されていた方法が参考になります。100円ショップなどの小物入れを用意して、種類ごとに分別して収納しておくと、パーツを取り出すのが便利になるとのこと。先ほど見たように、部品の袋は組み立ての順番と異なるので、袋を全部開けたら色と形で分けておく、というひと手間が効いてきます。
作業場所は、次の点を意識してみてください。
- 明るい場所で作る(小さな部品の色や向きが見分けやすい)
- トレーや縁のある箱の中で作業する(転がった部品が床に落ちにくい)
- 説明書を広げておけるスペースを取る(WEB組立説明書のセットは画面を置く場所も)
- 途中で中断しても崩れない置き場所を決めておく
ジグソーパズル用の仕分けトレーを持っている人は、部品を分けておく考え方を活かせます。仕分けの道具を選ぶときの基準はパズル用ピンセットと仕分けトレーの選び方と代用品をまとめた記事で整理しています。ただ、ナノブロックのポッチをつまむ道具としては、カワダが先端の形を工夫した専用ピンセットを案内しているので、ピンセットは専用品を基準に考えると安心です。
道具は、そろえれば必ず楽になるというものではありませんが、指先の負担と“部品を探す時間”を減らすのには役立ちます。自分の手の大きさや作業のしやすさに合わせて、必要なものから少しずつ足していくのがいいかなと思います。
説明書どおりに進める組み立てのコツ
組み立てでつまずきやすいのは、1ポッチのずれと、手順の読み飛ばしです。ここは、焦らず“1段ずつ確かめる”ことがいちばんの近道かなと思います。
まず、説明書の各手順に出てくる部品を、その手順に入る前に手元にそろえてみてください。何色の、何ポッチの部品を、いくつ使うのか。先にそろえてからはめると、途中で部品を探して手が止まることが減りますし、余った部品や足りない部品にも気づきやすくなります。
価格.comマガジンのレビューで紹介されていた、実際のパーツを説明書の上に置いて確かめる方法も試しやすいコツです。図の中の部品と、手元の部品の大きさや向きを見比べられるので、似た形の部品を取り違えるのを防ぎやすくなります。
次に、1つの手順を終えるごとに、上と横から完成の図と見比べる習慣をつけておくと安心です。レビューのエヴァンゲリオン初号機のセットでは、基本1枚の層を作り、その上下に別の層を作って立体的にしていく感じだったと書かれていました。このように層を重ねていく手順なら、1段ずれたまま上に重ねると、あとで外す部品が増えてしまいます。早めに気づくほど、直すのが楽になりますよ。
同じレビューの初号機は、胴体・顔・両手・両足の4つを組み立ててから合体させる手順でした。こうした部位ごとに分かれた手順のセットなら、1つの部位を完成させるたびに一度手を止めて形を確かめると、長い手順でも区切りがついて集中力が続きやすいかなと思います。
そしてもう1つ。部品の数が合わないと感じたときの考え方です。同じレビューのセットでは、パーツは多少余るようになっていたと書かれていました。ただ、これは1つのセットの話で、ほかのセットも同じかは分かりません。余りや不足が気になるときは、説明書の部品の一覧と手元の部品を見比べ、それでも足りないときは次の見出しの方法で公式に問い合わせてください。余った部品は、小さな子どもの手が届かない場所にしまっておきましょう。
説明書を立体の形に読み替える作業は、ほかの立体パズルとも共通する部分があります。立体の組み立て全般のコツは木製3Dやメタルなど種類別に立体パズルの攻略法をまとめた記事も参考になるかもしれません。
外れない・間違えたときの直し方と部品不足
ナノブロックが外れないときは、無理に指でこじらず、ピンセットを使う方法があります。公式は専用ピンセットを「取り外し&組立補助ツール」として紹介していて、特殊な先端形状でポッチをしっかりと掴めるとしています。前に紹介したレビューでも、専用ピンセットで小さなパーツの取り外しが簡単にできるようになったと書かれていました。
間違えた場所を直すときは、ずれた段より上の部品を、1段ずつ外して戻すのがおすすめです。外した部品は、元の位置が分からなくならないように、段ごとに分けて置いておきましょう。説明書の手順番号をメモしておくと、どこからやり直せばいいかがすぐ分かります。
一方で、部品そのものに問題があるときは、自分で直そうとせずメーカーに相談するのがいちばんです。カワダのよくある質問には、次のような答えが載っています。
- 買ったばかりの商品の部品が不足していた:「不足のブロックをご送付させていただきますので、お色・形・数をお客様サービス課までご連絡ください。」
- ブロックの組み合わせがゆるい:お客様サービス課へ問い合わせると、不良箇所を確認の上、部品交換などの対応をするとしている
- 色がブレている・色が違う:違和感がある場合はお色の確認をするので、お客様サービス課へ問い合わせるよう案内している
- 説明書をなくした:現在発売中の商品に限り、ホームページの商品紹介ページに組立説明書のURLがある
説明書について、もう少し詳しく見ておきますね。公式の答えでは、ホームページ上にない商品の組立説明書は、PDFが可能なサイズであればメールで対応し、郵送もできるものの、形状や重さによっては送料のみ負担してもらう場合もあるとしています。まずはお客様サービス課へ問い合わせて、と案内されていました。なお、説明書は海外でも販売しているため、英文も併記しているそうです。
部品をなくしたり、追加で買い足したりしたい場合は、カワダ直営の通販「ナノブロックファクトリー」で部品を販売していると案内されています。ただし、「販売していない形状やお色のブロックもございます。」とも書かれているので、必要な部品が手に入るかは事前に確かめてください。
問い合わせ先の電話番号や受付時間、メールのフォームは、カワダ公式のお客様サポートのページにまとまっています(出典:カワダ公式オリジナルブランドサイト「お客様サポート」)。サポートの対象は日本国内に限るとされ、オークションやフリマサイトで買った品や、商品の部品対応などについて、問い合わせの前に確かめる項目も載っています。正確な情報は公式サイトをご確認のうえ、部品の不良かどうかの最終的な判断は、メーカーや購入した販売店にご相談ください。
小さい子どもがいる家での注意点

ナノブロックを作るとき、家に小さな子どもがいるなら、部品の誤飲には特に気をつけたいところです。先ほど見たように、ナノブロックの最小部品のポッチは4mm×4mm×5mmで、公式の商品データでは、ほとんどの商品の対象年齢が12才以上です。
消費者庁は、子どもの事故を防ぐための配信の中で、「3歳児の口の大きさは直径約4cm、これより小さいものは子どもの口の中に入り、誤飲するおそれがあります。」と注意を呼びかけています。ナノブロックの部品は、この大きさよりずっと小さいですよね。
同じ配信では、誤飲事故を防ぐために、誤飲の可能性がある物は子どもの目と手が届かない場所へ置くこと、玩具など子どもが日常的に触れる物は子どもの年齢・発達に合った安全に配慮されたものを選ぶこと(年上の子どもと遊ぶときも注意)を挙げています(出典:消費者庁 Vol.624 体の中で、くっつく「マグネットセット」、膨らむ「吸水樹脂ボール」の危険)。この配信はマグネットセットと吸水樹脂ボールを主に取り上げたものですが、小さな物の誤飲を防ぐための考え方として参考になります。
- 作業は小さな子どもの手が届かない机の上で行い、終わったら部品を蓋付きの入れ物にしまう
- きょうだいで一緒に遊ぶときは、年下の子が部品を口に入れないよう大人がそばで見る
- 床に落ちた部品はその場で拾い、数を確かめておく
- (この記事の注意として)子どもが部品を飲み込んだかもしれないときは、自己判断せずにすぐ医療機関に相談し、そのことを医師に伝える(同じ部品やパッケージが手元にあれば持っていく)。息が苦しそう、顔色が悪いなど様子がおかしいときは、迷わず救急車を呼ぶ
完成した作品を飾る場合も、低い棚や子どもが触れる場所は避けたほうが安心です。公式には、ナノブロック用のコレクションケース(NB-038)とミニナノ専用ディスプレイケース(NB-061)があり、よくある質問(2021年の掲載)では「大きいサイズはありませんか?」という問いに、この2つのみの販売と答えています。ケースに入らない大きさの作品は、子どもの手が届かない高さに置くなど、家の環境に合わせて工夫してみてください。
ナノブロックが難しいときによくある質問
ナノブロックはどこで買えますか?
カワダのよくある質問(2021年の掲載)では、全国のおもちゃ販売店、家電量販店のおもちゃコーナー、ナノブロックストア、ハンズ(旧東急ハンズ)、ロフトなどで販売していると答えています。電話での注文は受けておらず、取り扱い店舗か、カワダの通販サイト「ナノブロックファクトリー」で購入するよう案内されています。在庫や価格は店舗ごとに違うので、購入前に確かめてください。
ナノブロックのカタログはもらえますか?
カワダのよくある質問では、ナノブロックのカタログが欲しいときは問い合わせフォームから連絡すれば、無料で送ると答えています。紙のカタログで難易度やモチーフを見比べたい人は、公式の問い合わせ窓口から依頼してみてください。
ナノブロックを作ってくれるサービスはありますか?
カワダのよくある質問では、組み立てのサービスは行っておらず、「お客様自身にて組み立てをお楽しみくださいませ。」と答えています。オブジェやオリジナル商品の制作も、一般のお客様からの依頼は受けていないとのことです。難しいと感じたら、★1〜★2の小さめのセットで慣れてから、作りたいモデルに挑戦してみてください。
ナノブロックの作品や商品をネットに載せたいときは?
カワダのよくある質問では、オリジナル作品をネットに載せたい、商品をホームページに掲載したいといった問い合わせに対して、著作権や肖像権等の権利侵害に値するおそれがあるとして、問い合わせフォームから連絡するよう案内しています。キャラクターの商品は特に権利が関わるので、載せる前に公式の案内を確かめておくと安心です。
ナノブロックが難しいと感じたときのまとめ
ナノブロックが難しいと感じる理由は、最小部品のポッチが4mm×4mm×5mmという小ささ、ピース数の多いセットほど長くなる手順、そして組み立ての順番と異なる部品の袋が重なっているからでした。どれも、選び方と準備で手間を減らしやすい部分です。
- 公式の難易度は★1〜★5。★2と★3は「手応えあり」の同じ区分にまとめられている
- 掲載中412件のピース数の中央値は、★1が160、★3が320、★5が1,800(2026年10月31日の公式データ)
- 星とピース数は1対1ではない(スカイツリーは600ピースで★5、グランドピアノは1,560ピースで★3)
- 1作目は公式が初めての人向けとする★1から。この記事では200ピース前後までを目安にしている
- 専用ピンセットと仕分けの入れ物で、はめ外しと部品探しの手間を減らしやすくなる
- 部品不足やゆるさはカワダのお客様サービス課へ。説明書は、発売中の商品なら商品ページにもある(無い商品は問い合わせ)
- 小さな子どもがいる家では、部品を目と手が届かない場所に
一番難しいセットを目指すのも、好きなポケモンを1つ作るのも、楽しみ方はあなた次第です。星とピース数と完成サイズを商品ページで確かめて、今の自分に合う1つを選んでみてください。価格や仕様、販売状況は変わることがあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。部品の不良や安全に関わることの最終的な判断は、メーカーや販売店にご相談くださいね。
小さな部品がカチッとはまって、少しずつ形になっていく時間は、ナノブロックならではの楽しさです。難しさを分けて考えて、あなたのペースで1つずつ進めてみてくださいね。
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