ルービックキューブのOLLとは?2ルックの10手順と覚え方をやさしく解説

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

ルービックキューブを速く揃えたくてCFOP法を調べると、よく出てくるのがOLLという言葉ですよね。最後の段の上面を揃える工程だとは分かっても、手順がいくつあるのか、どれから覚えればいいのか、迷ってしまう方も多いかなと思います。

OLLには、57の手順を使うフルOLLと、2回に分けて少ない手順で揃える2ルックOLLがあります。サンやアンチサンといった名前、ドット・L字・I字(ライン)などの形の呼び方、回転記号の読み方も、最初はとまどうポイントです。

この記事では、海外のスピードキューブ解説で知られるJ Permのサイトに載っている2ルックOLLの10手順を、そのままの回転記号で一覧にしました(出典:J Perm 2-Look OLL)。それぞれの手数を数えて比べた表もつけたので、どれが短くて覚えやすいかが一目で分かるはずです。

あわせて、回転記号の読み方、英語版Wikipediaに書かれた手順どうしのつながり、覚える順番や練習のしかた、フルOLLへ進む目安までお伝えしますね。

  • OLLの役割とフルOLL・2ルックOLLの違い
  • 2ルックOLLの10手順の回転記号と手数
  • 手順を読むための回転記号の基本
  • 覚える順番と練習のしかた、フルOLLへ進む目安
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ルービックキューブのOLLとは?2ルックで覚える10の手順

最初の章では、ルービックキューブのOLLがどんな工程なのかを整理し、2ルックOLLの10手順を一覧で紹介します。結論から言うと、OLLはCFOP法の3つ目の工程で、最後の段の上面を1色に揃える役割を持っています。フルOLLは手順が57ありますが、2ルックOLLなら辺を揃える3手順と角を揃える7手順の、合わせて10手順で済みます。ここでは、手順を読むために必要な回転記号の読み方を先に確認してから、辺と角の手順をJ Permのサイトに載っている表記のまま紹介します。最後に10手順の手数を数えて比べ、覚える順番を考える材料にします。手順の一覧は、印刷したりスマホで開いたりして、キューブを回しながら見られるようにしておくと便利ですよ。

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OLLは最後の段の上面の色を揃える工程

OLLが上面の色を揃えるCFOP法の3つ目の工程であることと、メガハウスの攻略のステップ4・5との関係をまとめたスライド
CFOP法におけるOLLの位置づけ

OLLは、Orientation of the Last Layerの略で、最後の段のキューブの向きを揃える工程です。ここでいう向きを揃えるとは、最後の段の上面を同じ色にすることを指します。

J Permの解説では、CFOP法はクロス、F2L(1段目と2段目を同時に揃える工程)、OLL、PLLの4つの工程で揃える解法で、OLLは手順(アルゴリズム)を当てはめて上面を揃える工程と説明されています。英語版Wikipediaでも、OLLはCFOP法の3つ目の工程で、上面の色が揃うようにキューブの向きを揃えること、この工程は完全に手順で解くものだということが書かれています。

OLLのあとはPLLで完成させる

OLLで上面の色が揃っても、まだ側面の色はばらばらのことがほとんどです。そこで、次のPLL(最後の段のキューブの位置を入れ替える工程)で、向きを保ったまま位置を入れ替えて6面を完成させます。

J Permのサイトの2ルックOLLのページでも、この工程のあとに2ルックPLLを使ってキューブを完成させるよう案内されています。OLLは最後の仕上げの一歩手前、という位置づけですね。

初心者向けの層ごとの解き方で、上面に十字を作ってから上面を揃えるステップを経験した方なら、そのステップがおおむねOLLにあたると考えると分かりやすいと思います。メガハウスのルービックキューブ公式サイトの攻略ページでいえば、ステップ4「上面クロス」をつくる、ステップ5 上面をそろえる、の2つがOLLの役割に近い部分です(出典:ルービックキューブ公式 攻略ページ(メガハウス)・この対応はこの記事としての整理です)。2ルックOLLも、まず十字を作ってから上面を揃えるという似た2段階になっているので、初心者向けの解き方の延長として考えると取り組みやすいと思います。J Permの場合は、2ルックOLLの手順の一部は自分の初心者向けの解説ですでに教えているものだと書いています。

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フルOLLの57手順と2ルックの10手順の違い

OLLには、1回で上面を揃えるフルOLLと、2回に分けて揃える2ルックOLLがあります。

英語版Wikipediaによると、最後の段のキューブの向きの組み合わせは58通りあり、すでに揃っている1通りを除いた57の手順を覚えるのがフルOLLです。手順の数が多いため、フルOLLはCFOPを覚える中で最後に取り組むことが多い、とも書かれています。

一方の2ルックOLLは、上面を2段階で揃えるやり方です。最初に辺の向きを揃えて上面に十字を作り、次に角の向きを揃えます。Wikipediaでは、これによって57の手順が、辺の3つと角の7つの合わせて10に減ると説明されています。J Permのサイトでも、2ルックOLLは最後の段の上面の色を2ステップで揃えるものとして、辺の3手順と角の7手順が紹介されています。

手順の数と判断の回数のトレードオフ

2ルックは、覚える手順が少ないかわりに、キューブを見て手順を判断する回数が1回から2回に増えます。Wikipediaには、さらに手順を減らす方法として、辺と角をそれぞれ1つの手順だけで揃える覚え方も紹介されていますが、最悪の場合は6回も状態を見て判断する必要があり、実用的ではないとされています。ただし、入門の足がかりとしては使いやすく、そこから自分のペースで手順を足していける、とも書かれています。

つまり、覚える手順の数と、判断の回数(その分の時間)は引き換えの関係にあるわけです。最初は2ルックの10手順で確実に揃えられるようにして、慣れてからフルOLLの手順を少しずつ足していくのが、無理のない進み方かなと思います。

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手順を読むための回転記号の基本

OLLの手順は、回転記号という記号で書かれています。手順を覚える前に、読み方を確認しておきましょう。ここでは、J Permのサイトの回転記号の解説をもとにまとめます。

面の回転

基本の回転は、U(上)、D(下)、R(右)、L(左)、F(前)、B(後ろ)の6つです。それぞれの記号は、その面に向かって見たときに時計回りに回すことを表します。

記号のあとにアポストロフィー(’)が付くと、反対方向、つまり反時計回りに回すという意味になります。読み方はプライムです。数字の2が付いているときは、その面を2回まわします。U2のような2回の回転は、時計回りでも反時計回りでもよいとされています。

2層まとめて回す記号

小文字のu、d、r、l、f、bは、2層をまとめて回すワイドムーブを表します。Uw、Rwのように、大文字のあとにwを付けて書くこともあります。2ルックOLLにも、小文字のfやrが出てくる手順があるので、大文字のFやRと見間違えないように気をつけたいところです。

J Permの解説には、小文字のl(エル)が大文字のI(アイ)に見えることがあるものの、大文字のIという回転は存在しない、という注意も書かれていました。

サンの手順を言葉にしてみる

回転記号に慣れるために、角を揃える手順のサン「R U R’ U R U2 R’」を、ここまでのルールで言葉に置き換えてみます。

  1. R:右の面を、右の面に向かって見て時計回りに回す
  2. U:上の面を、上から見て時計回りに回す
  3. R’:右の面を反時計回りに回す
  4. U:上の面を時計回りに回す
  5. R:右の面を時計回りに回す
  6. U2:上の面を2回まわす
  7. R’:右の面を反時計回りに回す

こうして見ると、サンは右の面と上の面の2つしか使わない手順だと分かります。使う面が少ない手順は、持ち替えが少なくて済むので、最初に覚える手順として取り組みやすいかもしれません。

キューブ全体の持ち替えと中段の回転

キューブ全体を持ち替える記号はx、y、zで、xはRと同じ方向、yはUと同じ方向、zはFと同じ方向に回します。中段だけを回す記号はM、E、Sで、MはLと同じ方向、EはDと同じ方向、SはFと同じ方向です。今回紹介する2ルックOLLの10手順には出てきませんが、ほかの手順を調べるときに役立ちます。

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辺を揃える3つの手順(ドット・I字・L字)

2ルックOLLの最初のステップでは、最後の段の辺の向きを揃えて、上面に十字を作ります。上面の辺の状態は3つの形に分かれます。

英語版Wikipediaの説明によると、ドットは辺のキューブがどれも正しい向きになっていない状態、L字はセンターと隣り合う2つの辺が正しい向きになっている状態、ラインは向きの揃った2つの辺がセンターと一直線に並んでいる状態です。Wikipediaのラインにあたるのが、J PermのサイトのI-Shape(I字)です(この対応づけはこの記事での整理です)。

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名前(J Permの表記) 上面の辺の状態 手順 手数
Dot Shape(ドット) 正しい向きの辺がない F R U R’ U’ F’ f R U R’ U’ f’ 12
I-Shape(I字・ライン) 2つの辺がセンターと一直線 F R U R’ U’ F’ 6
L-Shape(L字) センターと隣り合う2つの辺 f R U R’ U’ f’ 6

手順はJ Permのサイトの2ルックOLLのページに載っている表記をそのまま写し、手数は記号の数をこの記事で数えたものです。

I字とL字の違いは最初と最後の1手だけ

I字の手順「F R U R’ U’ F’」とL字の手順「f R U R’ U’ f’」を見比べると、真ん中の「R U R’ U’」はまったく同じで、違うのは最初と最後の1手が大文字のFか小文字のfか、という点だけです。小文字のfは2層をまとめて回す記号なので、前の面だけを回すか、前の2層をまとめて回すかの違い、ということになります。手順の並びがほとんど同じなので、2つまとめて覚えやすい組み合わせです。

ドットはI字とL字の組み合わせ

表を見比べると、ドットの手順「F R U R’ U’ F’ f R U R’ U’ f’」は、前半がI字の手順「F R U R’ U’ F’」、後半がL字の手順「f R U R’ U’ f’」と、まったく同じ並びになっています。

Wikipediaにも、辺を揃える最初のうちはラインとL字の2つの手順だけを教えることが多く、ドットはその2つを続けて行うことで揃えられる、という説明があります。つまり、I字とL字の2つを覚えれば、ドットの手順は新しく覚えなくても済む計算です。覚える手順を減らしたい方には、うれしいポイントですね。

ただし、2つの手順をつなげて使うときは、キューブの向きを正しく合わせてから回す必要があります。手順を回す前に、上面の形が手順の想定する向きになっているかを、手順の図などで確かめるようにしてください。

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角を揃える7つの手順(サン・アンチサンほか)

サンの手順R U R' U R U2 R'とアンチサンの手順R U2 R' U' R U' R'を並べ、アンチサンがサンを巻き戻す手順であることを示したスライド
サンとアンチサンの手順

上面に十字ができたら、次は角の向きを揃えます。J Permのサイトでは、角を揃える手順として、Antisune、H、L、Pi、Sune、T、Uの7つが紹介されています。

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名前(J Permの表記) 手順 手数
Sune(サン) R U R’ U R U2 R’ 7
Antisune(アンチサン) R U2 R’ U’ R U’ R’ 7
T r U R’ U’ r’ F R F’ 8
L F R’ F’ r U R U’ r’ 8
Pi R U2 R2 U’ R2 U’ R2 U2 R 9
U R2 D R’ U2 R D’ R’ U2 R’ 9
H R U R’ U R U’ R’ U R U2 R’ 11

こちらも、手順はJ Permのサイトの表記のまま、手数は記号の数をこの記事で数えたものです(並びは手数の少ない順に入れ替えています)。どの形がどの手順にあたるかは、J Permのサイトなどの図で確かめながら覚えてください。

ほかの手順にも共通点がある

角の手順をよく見ると、ほかにも似た部分があります。Hの手順「R U R’ U R U’ R’ U R U2 R’」は、最初の5手「R U R’ U R」がサンの最初の5手と同じ並びです。Piの手順「R U2 R2 U’ R2 U’ R2 U2 R」は、R2(右の面を2回まわす)が3回出てくるのが特徴です。こうした共通点や特徴に目を向けると、手順を1つずつ丸暗記するより、ずっと覚えやすくなります(並びの比較はこの記事での整理です)。

サンの手順だけでも角は揃えられる

英語版Wikipediaには、アンチサンの状態でサンの手順を正しい向きで行うとサンの状態になること、さらにサンでもアンチサンでもない状態も、サンの手順を正しい向きで行えばサンかアンチサンの状態に変えられること、が書かれています。つまり、サンの手順さえ知っていれば、回数はかかっても角の向きはすべて揃えられる、ということです。

アンチサンはサンを逆から回した手順

サンとアンチサンの手順を見比べると、おもしろい関係があります。サン「R U R’ U R U2 R’」を、最後の手から逆の順番にたどり、それぞれの回転の向きを反対にすると(RはR’に、R’はRに、UはU’に、U2はそのまま)、「R U2 R’ U’ R U’ R’」になります。これは、J Permのサイトに載っているアンチサンの手順とまったく同じ並びです(この記事での検算です)。

つまり、アンチサンはサンの動きをちょうど巻き戻す手順になっています。名前のとおり対になっている2つなので、サンを覚えたら、その逆回しとしてアンチサンを覚えると、2つ目がぐっと覚えやすくなるかもしれません。

サンとアンチサンはどちらも7手で、7つの中で最も短い手順でもあります。まずこの2つを手に覚えさせ、残りの5つを1つずつ足していく、という順番なら、角の向きは、サンとアンチサンの2つだけでも最後まで揃えられる状態を保てますよ(回数はかかります)。

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10手順の手数を比べて覚える順番を考える

2ルックOLLの10手順を、手数の多い・少ないで並べ直してみると、覚える順番を考えるヒントになります。

この記事で数えた手数を合計すると、辺の3手順が12+6+6で24手、角の7手順が7+7+8+8+9+9+11で59手、10手順すべてで83手になりました。ただし、ドットはI字とL字の組み合わせなので、新しく覚える必要がある記号の並びとしては、ドットの12手を除いた71手ぶんと考えることもできます。

ここでの手数は、回転記号の数をそのまま数えたものです。U2のような2回の回転も1つと数えています。手数の数え方にはいくつかの考え方があるため、この記事の数字は、手順の長さを比べるための目安として見てください。

短い手順から覚えるときの目安

ドットを除いて手数の少ない順に並べると、I字とL字(6手)、サンとアンチサン(7手)、TとL(角の手順・8手)、PiとU(9手)、H(11手)の順になります。短い手順から始めれば、1つ覚えるたびに使える場面が増えていく実感を得やすいはずです。

一方で、手数が少なくても、指の動かし方に慣れていないと回しにくい手順もあります。たとえば、10手順のうちUの手順「R2 D R’ U2 R D’ R’ U2 R’」だけは、D(下の面を時計回り)とD’(反時計回り)が1回ずつ入っています。下の面を回す動きは、ほかの9手順には出てこないので、手順の数は9手でも、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。手数はあくまで目安として、自分が回しやすいと感じる手順から覚えるのも1つの方法です。

ルービックキューブのOLLを速く確実にする練習

後半の章では、ルービックキューブのOLLを覚えてから、速く確実に使えるようにするための練習をまとめます。J Permは、2ルックのOLLとPLLを覚えるにはおそらく数日かかり、一度に多く覚えすぎると忘れてしまうので詰め込みすぎないように、とアドバイスしています。ここでは、覚え方のコツと、J Permのサイトにある手順の練習用ページ(トレーナー)の使い方、OLLがたまたま省ける「スキップ」の起こりやすさ、フルOLLへ進む時期の目安を順に見ていきます。最後に、よくある質問にもお答えします。焦らず、自分のペースで取り入れてくださいね。J Permも、速く揃えるには練習が何より大切だと書いています。覚えた手順を回し続ける時間を、ぜひ確保してみてください。

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2ルックOLLを覚えるときのコツ

模様と結びつけて覚える、短い手順から始める、Uの手順は慣れるまで時間がかかる場合があることを手数の階段の図とまとめたスライド
2ルックOLLを覚える順番とコツ

2ルックOLLの10手順は、模様と結びつけて覚えると整理しやすくなります。

J Permの解説では、2ルックOLLの手順の一部は初心者向けの解き方ですでに教えたもので、ほかの手順は模様(パターン)で覚えることができ、これは手順を覚えるときによく使われるやり方だと説明されています。上面の黄色(上の色)の並び方と手順をセットで覚えると、キューブを見た瞬間に手順を思い出しやすくなる、という考え方ですね。

一度に詰め込まない

J Permは、OLLとPLLの手順をきちんと覚えるにはおそらく数日かかり、一度に多く覚えすぎると忘れてしまうので詰め込みすぎないように、とも書いています。

1日に1〜2手順ずつ増やし、前の日に覚えた手順を最初に回して確かめてから新しい手順に進む、といったペースなら、無理なく続けやすいと思います。たとえば1日2手順ずつなら、10手順は5日で一通り覚えられる計算です。ドットをI字とL字の組み合わせとして扱えば、新しく覚えるのは9手順になるので、もう少し早く終えられます。覚えた手順は、6面を揃える練習の中で実際に使うことで、少しずつ手が勝手に動くようになっていきます。

手順の中の決まった動きに注目する

10手順を見比べると、「R U R’ U’」の並びがI字・L字・ドットの手順に、「R U R’ U」の並びがサンとHの手順の最初に出てきます。同じ並びが何度も出てくることに気づくと、まったく別の手順を10個覚えるのではなく、知っている動きの組み合わせとして覚えられるので、ぐっと楽になりますよ。

◆ケイのワンポイントアドバイス

手順を声に出して読みながら回す方法も、試してみてください。慣れてきたら、記号を見ずに回せるかを確かめてみると、覚えられたかどうかが分かりやすいですよ。

手順をくり返し回すなら、回しやすいキューブだと練習が続けやすくなります。メガハウスの公式情報では、ルービックキューブ ver.3.0は本体内部コアとセンターキューブまわりの形状の改良で、回転がなめらかになったと紹介されています。価格や在庫は購入前に各ショップで確認してくださいね。

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トレーナーで手順を練習する

手順を覚えたら、練習用のページで繰り返し確かめると定着しやすくなります。J Permの解説では、進み具合を整理して手順を練習するために、2ルックOLLのアルゴリズムトレーナーを使うよう案内されています。

トレーナーでできること

J Permのサイトのトレーナーのページには、使い方の説明が載っています。たとえば、覚えるつもりのない手順を一覧から外しておける機能、手順ごとに未学習(Unlearned)・学習中(Learning)・完了(Finished)の状態を付けられる機能、平均タイムが遅い手順だけを練習に出す機能などです。スペースキーでタイマーを開始・停止したり、左右の矢印キーで手順のヒントを表示・非表示にしたりする操作も紹介されていました。

遅い手順だけを集中して練習できるのは、覚えた手順のばらつきをなくすのに便利です。どの手順で手が止まりやすいかが分かれば、そこを重点的に回すことで、OLL全体の時間を縮めやすくなります。

なお、トレーナーのページには、ページがうまく読み込まれないときはブラウザのクッキーを消してみるよう書かれていますが、そうするとページ上の手順や記録などの情報もリセットされる、という注意もあります。記録を残しておきたい場合は、気をつけてくださいね。

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OLLスキップとPLLとのつながり

OLLは、毎回必ず回す必要がある工程ではありません。前の工程の終わり方によっては、OLLがすでに完成していることがあります。

英語版Wikipediaでは、前の工程の終わり方によって次の工程がすでに完成している状態をスキップと呼び、狙わずに起こる場合、PLLのスキップがおよそ72回に1回、OLLのスキップが216回に1回の割合で起こると紹介されています。最後の段がまるごと揃っているスキップは、およそ15,552回に1回とのこと。

OLLのスキップは216回に1回なので、たとえば1日に30回解く練習を続けると、216÷30で、およそ7日に1回くらいの割合で出会える計算です(確率なので、実際の回数は前後します)。PLLのスキップのほうが起こりやすいので、OLLのスキップに出会えたときは少し得をした気分になれそうですね。

OLLのあとはPLLへ

OLLで上面が揃ったら、次はPLLです。英語版Wikipediaによると、2ルックPLLは角を先に、次に辺を揃えるやり方で、フルPLLの21の手順のうち6つを覚えれば済みます。OLLの10手順とPLLの6手順を合わせた16手順で、最後の段を揃えられるようになる、というわけです。

パズルを解く楽しさをほかの立体パズルにも広げたい方は、立体パズルのコツと解き方もあわせて読んでみてください。

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フルOLLへ進む時期の目安

2ルックOLLに慣れてきたら、いつフルOLLへ進むかが気になりますよね。

J Permの解説では、次の段階として、上級者向けのクロス、上級者向けのF2L、フルOLL、フルPLLを学ぶことが挙げられています。そのうえで、いつ進むべきかに決まった時期はないとしつつ、たいていの人は平均30秒を切るあたりで取り組み始める、と書かれています。

英語版Wikipediaでも、フルOLLは手順の数が多いため、CFOPを覚える中で最後に取り組むことが多いとされています。今のタイムが30秒より遅いなら、まずは2ルックの10手順を速く確実に回せるようにすることと、F2Lの練習に時間を使うほうが、タイムは縮みやすいと考えられます。

F2Lやフィンガートリック、5回平均でのタイムの測り方など、OLL以外の練習も含めた全体の流れはクロスからPLLまでを段階別に追った速解きの練習法で紹介しています。

フルOLLに進むときの考え方

フルOLLに進むときも、57の手順を一度に覚える必要はありません。2ルックで揃えられる状態を保ったまま、よく出てくる形から1つずつフルの手順に置き換えていけば、覚えている途中でも練習が止まりません。

J Permのサイトには、フルOLLの手順をまとめたページと、トレーナーも用意されています。手順は複数の書き方があることも多いので、自分が回しやすいものを選んでいくのがおすすめです。

ルービックキューブのOLLについてよくある質問

OLLとPLLはどちらを先に覚えるべきですか?

揃える順番はOLLが先、PLLがあとです。覚える順番については、J Permは上達を最大にするためにOLLとPLLを先に覚え、次にF2L、クロスの改善は後回しにする順番をすすめています。OLLとPLLはどちらも2ルックから始めると、合わせて16の手順で最後の段を揃えられます。

手順の小文字のfやrはどう回せばいいですか?

J Permの回転記号の解説によると、小文字は2層をまとめて回すワイドムーブを表します。fなら前の面とそのすぐ後ろの層を、rなら右の面とそのすぐ内側の層を、大文字のFやRと同じ向きにまとめて回します。Fw、Rwと書かれていることもありますが、意味は同じです。

サイトや本によって手順が違うのはなぜですか?

同じ状態を揃える手順は、1つとは限らないからです。OLLに限らず、英語版Wikipediaでも、上級者はF2Lの同じ場面に複数の手順を覚えることがあると書かれています。この記事ではJ Permのサイトの表記に合わせているので、ほかの資料と手順が違っていても、どちらかが間違いとは限りません。自分が回しやすいものを選んでください。

OLLの手順を回したのに上面が揃わないときは?

多くの場合、手順を回す前のキューブの向きが、手順の想定と合っていないことが考えられます。まずは手順の図と見比べて、上面の形の向きを合わせてから回してみてください。それでも揃わないときは、小文字と大文字の取り違えや、プライム(’)の付け忘れがないかを1手ずつ確かめるのがおすすめです。

ルービックキューブのOLLを身につけるためのまとめ

ルービックキューブのOLLは、CFOP法の3つ目の工程で、最後の段の上面を1色に揃える役割を持っています。フルOLLは57の手順がありますが、2ルックOLLなら辺の3手順と角の7手順の、合わせて10手順で揃えられます。

この記事で手数を数えると、10手順の合計は83手でした。ドットの手順はI字とL字の手順をつなげた形なので、I字とL字を覚えればドットは新しく覚えなくても済みます。角は、最も短い7手のサンとアンチサンから覚えると、途中でも揃えられる状態を保ちやすくなります。

覚えるときは、模様とセットで覚え、一度に詰め込みすぎないこと。トレーナーで遅い手順を重点的に練習し、平均30秒を切るあたりを目安に(決まった時期はありません)フルOLLの手順を足していけば、無理なく上達しやすくなります。

手順や表記は、資料によって違うことがあります。正確な情報は各解説サイトの最新の内容をご確認いただき、分からないところは、図や動画と見比べながら進めてみてくださいね。

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