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ワカサギ釣りの仕掛けの作り方|号数と間隔の決め方から結び方の手順まで
ワカサギの仕掛けは自作できる?材料選びから結び方までの手順を解説
ワカサギ釣りって、仕掛けの消耗が激しいんですよね。氷の縁に引っかけて切れる、根掛かりで飛ぶ、絡んでほどけなくなる。1回の釣行で2つ3つ使うことも普通にあります。市販品は1枚400円前後するので、通ううちに「これ、自分で作れないかな」と思うのは自然な流れかなと思います。
結論から言うと、ワカサギ釣りの仕掛けは作り方さえ分かれば十分に自作できます。特別な工具は要りませんし、結び方も2種類覚えれば足ります。ただ、いきなり作ろうとすると号数や寸法で迷うはずです。幹糸は何号にするのか、ハリスはどれくらいの長さがいいのか、エダスの間隔は何センチが正解なのか。このあたりが決まらないと手が動きません。
この記事では、材料と道具の揃え方から、幹糸とハリスの号数の決め方、針の種類とサイズ、エダスの間隔と長さ、そして実際の結び方の手順までを順に解説します。数字は具体的に出しますが、湖や時期で最適解は変わるので、まずは標準的な仕様で1枚作ってみて、そこから自分の釣り場に合わせて調整していくのがおすすめです。
ちなみに、自作の一番の利点はコストではなく「自分の釣り場に合わせられること」だと思っています。針を1号下げる、エダスを5ミリ短くする。市販品では選べない微調整が効くようになると、釣果の見え方が変わってきますよ。
- 市販仕掛けと自作の違いと向いている人
- 幹糸・ハリス・針の号数を決める基準
- エダスの間隔と長さの具体的な数字
- 結びこぶから台紙巻きまでの作業手順
ワカサギ釣りの仕掛けを作り方から理解する
手を動かす前に、仕掛けがどういう構造でできているかを押さえておきます。ここが分かると、号数や寸法の意味が理解できて、自分の釣り場に合わせた調整ができるようになります。逆にここを飛ばして手順だけなぞると、作れはしても「なぜこの数字なのか」が分からないままになってしまうんですよね。
市販仕掛けと自作の違いはどこにあるか
まず正直に書いておくと、コスト面で自作が圧倒的に有利かというと、そこまでではありません。材料を一式そろえると、糸・針・小物で最初に2,000〜3,000円ほどかかります。市販仕掛けが1枚400円前後だとすると、5〜7枚分です。元を取るには10枚以上作る必要があります。
それでも自作をおすすめしたい理由は3つあります。ひとつめが、前述した自分の釣り場に合わせて仕様を決められること。市販品は最大公約数的な仕様なので、通っている湖のワカサギのサイズや水深に完全には合いません。針を小さくしたい、エダスを短くしたい、針数を減らしたいといった要望は、自作なら全部通ります。
ふたつめが、シーズン中に補充できること。人気の号数は釣具店で品切れになることがありますが、材料さえ手元にあれば夜のうちに数枚作れます。みっつめが、仕掛けの構造を理解できること。自分で組んだ仕掛けは、トラブルが起きたときに原因が分かります。絡んだのはエダスが長すぎたからだな、と気づけるわけですね。
逆に、自作が向かない人もいます。年に1〜2回しか行かない方、細かい手作業が苦手な方、老眼などで0.3号の糸を扱うのがつらい方。この場合は市販品のほうが確実に幸せです。自作は「安く上げる手段」ではなく「調整の自由を買う手段」だと考えると、判断しやすいかなと思います。
揃えておきたい材料と道具

必要なものを整理します。まず材料から。
| 材料 | 目安の仕様 | 用途 |
|---|---|---|
| 幹糸(モトス) | ナイロンまたはフロロ 0.3〜0.6号 | 仕掛けの背骨になる部分 |
| ハリス(エダス) | ナイロン 0.2〜0.3号 | 針を結ぶ枝の部分 |
| 針 | 秋田狐 0.5〜2号/袖 1〜2号 | ワカサギのサイズに合わせる |
| スナップ付きサルカン | 小型(14号前後) | 上部の道糸接続と下部のオモリ接続 |
| ハリス止め・回転ビーズ | 極小サイズ | エダスを幹糸に留める(任意) |
| 台紙 | 厚紙・スポンジ板など | 完成品の保管 |
道具は、よく切れる小型のハサミ、先の細いピンセットかプライヤー、そして手元を照らすライトがあれば足ります。あると格段に楽になるのがハリス結び器で、針とハリスを結ぶ作業を機械的にこなせます。数千円しますが、5本針を10枚作るなら50回結ぶことになるので、数をこなす人には価値があります。
それと、意外に効くのが作業環境です。糸が細いので、明るい照明と、糸が見えやすい色の作業マットを用意してください。白い糸を白い机の上で扱うと、それだけで難易度が上がります。濃い色のカッティングマットの上でやると、格段に見やすくなりますよ。
老眼が気になる方は、拡大鏡やヘッドルーペがあると作業時間が半分くらいになります。無理して目を凝らすより、道具に頼ったほうが結果的にきれいな仕掛けができます。
入手先について補足すると、糸と針は釣具店か通販で買うことになります。ワカサギ用の細い号数は一般的なホームセンターだと置いていないことが多いので、専門店を当たってください。逆に、台紙になる厚紙やスポンジ板、作業マット、ピンセットあたりは日用品で十分に代用できます。ここにお金をかける必要はありません。
まとめ買いの単位も考えておくといいですよ。5本針を10枚作るなら、針が50本、ハリスが50本分(1本5cmとして2.5m)、幹糸が8m前後の計算になります。糸は50m巻きや100m巻きで売られているので1巻きで足りますが、針は50本入りだとちょうど使い切ってしまうので、失敗分を見て多めに買っておくと安心です。最初は結び直しが発生するので、必要数の1.5倍を目安にしてください。
道具はハサミとピンセットがあれば始められますが、細い糸を扱うので明るい照明と濃い色の作業マットは早めに用意しておくと作業が段違いに楽になります。老眼が気になるならヘッドルーペもあわせて。
幹糸とハリスの号数の決め方
ここが自作で最初に迷うところかなと思います。基本の考え方はシンプルで、幹糸はハリスより太く硬めに、ハリスは細くしなやかに。この関係を守れば大きく外しません。
幹糸を太めにする理由は2つあります。ひとつは強度で、複数の針にワカサギが掛かったときの負荷を受け止めるのは幹糸です。もうひとつが絡み防止で、幹糸に適度な硬さがあると、エダスが幹糸に巻き付きにくくなります。ふにゃふにゃの糸を幹糸に使うと、投入のたびに絡んでストレスになります。
具体的な号数は、幹糸が0.3〜0.6号、ハリスが0.2〜0.3号というのが標準的なレンジです。迷ったら幹糸0.4号・ハリス0.25号あたりから始めると扱いやすいと思います。素材は、幹糸にフロロカーボンを使うと張りが出て絡みにくくなり、ハリスにナイロンを使うとしなやかさが出てエサの動きが自然になります。両方ナイロンでも問題なく釣れますが、絡みが気になるなら幹糸だけフロロに替えてみてください。
号数と強度の目安として、ナイロン0.2号でおよそ0.8kg前後、0.3号で1.2kg前後の強度があるとされています。ワカサギは大きくても15cm程度、重さにすると数十グラムなので、強度そのものは十分に足りています。細くするのは強度を捨てる行為ではなく、水中でのエサの動きを自然にするための選択です。数値は製品や測定条件で変わるため、正確な値は各メーカーの公表情報をご確認ください。
ハリスを細くするほど食いは良くなる傾向がありますが、扱いにくさも増します。0.2号は結ぶのに気を使いますし、絡んだときにほどくのがほぼ不可能です。最初は0.25号か0.3号で作って、慣れてから細くしていくのが現実的かなと思います。
糸は幹糸用とハリス用を別々に用意します。幹糸にフロロカーボンの0.4号、ハリスにナイロンの0.25号あたりが扱いやすい組み合わせです。50m巻き1つで10枚以上作れます。
針の種類とサイズの選び方
ワカサギ用の針は、大きく分けて秋田狐と袖の2種類が使われます。
秋田狐は軸が細長くて懐が狭い形状で、ワカサギの小さな口に吸い込まれやすいのが特徴です。ワカサギ仕掛けではこちらが主流かなと思います。袖針は懐がやや広く、掛かったあとのバラシが少ないと言われます。どちらが優れているという話ではなく、食いの渋い日は秋田狐、活性が高くて数を掛けたい日は袖、といった使い分けをする人もいます。
サイズは、狙うワカサギの大きさで決めます。目安を挙げると、シーズン序盤の5〜7cmの小型が中心なら0.5〜1号、8〜10cmの標準サイズなら1〜1.5号、11cm以上の良型が混じるなら1.5〜2号あたり。迷ったら小さめを選ぶのが定石です。大きい針は小さい魚が吸い込めませんが、小さい針でも大きい魚は掛かるからですね。
色の選択肢もあります。金針は光でアピールする効果があるとされ、濁りのある日や深場で使われます。赤針はエサの色に近く、警戒されにくいという考え方もあります。ただ、この差が実際にどれだけ釣果に効くかは、その日の状況次第です。まずは金針の秋田狐1号あたりを標準にして、釣れない日に色や号数を変えてみる、という試し方が分かりやすいと思います。
なお、針は消耗品です。数釣りをすると先が鈍りますし、氷や石に当たれば曲がります。使い回さず、鈍ったら替えるのが結果的に釣果につながります。自作するなら針は多めに買っておいてください。
鈍りの判定は簡単で、針先を親指の爪に軽く当てて滑らせてみてください。引っかからずにスッと滑るなら、その針はもう役目を終えています。新品の針は爪に食い込むように止まります。この差は指先で触っただけでは分からないので、爪を使うのがコツです。釣行後にこのチェックをして、鈍った針だけ交換しておくと、次の釣行でアタリを取りこぼしません。
もうひとつ、針の軸の向きも見ておいてください。ワカサギは小さいので、針が少しでも曲がっていると、口に入る角度が変わって掛かりが悪くなります。魚を外すときに無理に引っ張ると軸が開きます。掛かった魚は針を持って外すのではなく、ハリスを持って軽く振って落とす。この扱い方だけで針の寿命がかなり延びますよ。
針は秋田狐の金針1号あたりを標準に、失敗分を見て必要数の1.5倍を用意しておくと途中で足りなくなりません。号数違いを何種類か持っておくと釣り場で調整できます。
エダスの間隔と長さの目安

ここが仕掛けの性格を決める部分です。数字を具体的に出しますね。
エダスの間隔は5〜10cmが標準です。狭くすると仕掛け全体が短くなり、狭いタナに群れが固まっているときに有利になります。広くすると探れる層が広がるので、群れの位置が分からないときや、タナが上下に動く状況で有利です。氷上の穴釣りのように水深が浅い釣り場では狭め、ドーム船で深場を狙うなら広め、という使い分けが基本かなと思います。
エダスの長さは1.5〜3cmが標準です。ここは短いほうが絡みにくく、長いほうがエサの動きが自然になります。トレードオフですね。初めて作るなら2cm前後にしておくと、扱いやすさと食いのバランスが取れます。絡みに悩まされているなら1.5cmまで詰めてみてください。それでも絡むなら、幹糸を太くするか、エダスの素材を張りのあるものに替えるほうが効きます。
ひとつ覚えておきたいのが、エダスの長さは間隔より短くするという原則です。エダス2cmで間隔5cmなら、隣の針同士が届かないので絡みません。逆にエダス4cm・間隔5cmだと、上下の針が重なって高確率で絡みます。この関係だけは崩さないでください。
それと、エダスは幹糸に対して直角に立つのが理想です。結び目が緩いとエダスが幹糸に沿って寝てしまい、エサが幹糸に絡みます。後述するハリス止めや回転ビーズを使うと、この「立ち」が安定します。
全長と針数をどう決めるか
針数は、間隔と掛け算で全長が決まります。5本針でエダス間隔7cmなら、針の並ぶ区間が28cm。上下の余りを足して全長50〜60cm程度が目安になります。
最初に作るなら5本針をおすすめします。理由は3つあって、まず作る手間が現実的なこと。次に、扱いやすい長さに収まること。そして、トラブルが起きたときの被害が小さいことです。10本針が絡むと、ほどくのに10分以上かかることもあります。5本ならまだ救えます。
持っていく枚数は、1回の釣行で3〜4枚を目安にしてください。氷上では根掛かりや絡みで想像以上に消耗しますし、現地で作り直すのは寒さでほぼ不可能です。予備が尽きた時点で納竿になってしまうので、多めに用意しておくのが結局いちばん効率的かなと思います。
針数を増やす利点は、単純に手返しあたりのチャンスが増えることです。活性が高くて群れが濃い日は、7本や10本のほうが多点掛けで数を稼げます。ただ、その分だけ絡みやすく、投入も回収も遅くなります。手返しの速さと掛かる確率のバランスで考えるのがいいかなと思います。
もうひとつ、テントや船の天井高という物理的な制約もあります。全長1mの仕掛けを、座ったまま扱えるかどうか。氷上のテント内は立てないので、長い仕掛けは扱いづらいです。自分の釣りスタイルで無理なく持ち上げられる長さに収めてください。
ワカサギ釣りの仕掛けの作り方を手順で覚える
ここからは実際の作業です。手順は4つに分かれます。幹糸に結びこぶを作る、ハリスと針を結ぶ、エダスを幹糸に付ける、台紙に巻いて仕上げる。この順番で進めれば、迷わず1枚組み上がります。最初の1枚は1時間くらいかかるかもしれませんが、慣れると30分ほどでできるようになりますよ。
幹糸に結びこぶを作る

まず幹糸を必要な長さより20cmほど長めに切り出します。全長60cmの仕掛けなら80cmですね。余分は後で切るので、多めに取っておいて損はありません。
次に、エダスを付ける位置に印を付けます。定規を当てて、上から順に7cm間隔でマジックの点を打っていく形です。ここを目分量でやると間隔がばらついて、絡みやすい仕掛けになります。面倒でも定規を使ってください。作業台に7cm刻みの目盛りを貼っておくと、2枚目以降が楽になります。
印の位置に結びこぶを作ります。ここで使うのが8の字結び(エイトノット)です。糸を輪にして、その輪に糸端を1回通してから締めるだけの簡単な結びですね。締める前に、結び目を印の位置に慎重に移動させてから引き締めるのがコツです。一度締めると動かせないので、位置を確認してから最後に力を入れてください。
この結びこぶが、エダスの位置を固定するストッパーになります。5本針なら5か所、あるいは各位置に2つずつ作って挟み込む方式もあります。結ぶ前に糸を軽く湿らせると、摩擦熱で糸が傷むのを防げます。細い糸ほどこの一手間が効きますよ。
2つで挟む方式について補足しておきます。1つの結びこぶだけだと、エダスが上下どちらかにずれることがあります。3〜5mmの間隔で結びこぶを2つ作り、その間にエダスの結び目やハリス止めを収めると、位置が完全に固定されます。手間は倍になりますが、エダスが動かないぶん絡みも減ります。何枚か作ってずれが気になるようなら、この方式に切り替えてみてください。
作業の順番として、結びこぶは上から下へ順に作るのが鉄則です。途中から作ると間隔がずれますし、下から作ると結ぶたびに上の結び目が邪魔になります。それと、幹糸は張った状態で扱ってください。たるんだ糸に印を打つと、伸ばしたときに位置が変わります。クリップで机の端に留めるか、誰かに持ってもらうと精度が上がります。
エダスの位置を固定したい、針だけ交換したいという段階になったら、ハリス止めや回転ビーズを足してみてください。極小サイズを選ぶのがポイントです。
ハリスと針を結ぶ
針結びは外掛け結びを覚えれば十分です。手順を書きますね。
まず、針の軸に沿ってハリスを添えて、輪を作ります。次に、その輪の中に糸端を通しながら、針の軸とハリスをまとめて4〜5回巻き付けます。巻き終わったら、糸を湿らせてゆっくり締め込みます。最後に余った糸端を根元で切れば完成です。
ポイントが3つあります。ひとつめは巻き数を守ることで、少ないとすっぽ抜けます。4回以上、細いハリスなら5回巻いてください。ふたつめが締め込みの速度で、一気に引くと熱で糸が弱ります。湿らせたうえで、ゆっくり均等に締めます。みっつめが糸の出る向きで、ハリスは針の内側(懐側)から出るように結ぶのが正解です。外側から出ていると、掛かったときに針が正しい方向を向かず、バラシが増えます。
ハリスの長さは、結んだあとの完成長で測ります。エダス2cmにしたいなら、結び代を含めて4〜5cmで切り出しておくと、結び終わったときにちょうどよくなります。何本か作って感覚をつかんでください。
この作業を針の数だけ繰り返します。5本針なら5本のエダスを先に作りだめしておくと、次の工程がスムーズです。作りだめしたエダスは、スポンジに刺しておくと絡まず保管できます。
ハリス結び器を使う場合は、手順がだいぶ変わります。針を器具にセットして、ハリスを所定の溝に通し、レバーを引くだけで結びが完成する仕組みです。慣れれば1本10秒ほどで結べるので、10枚分の50本を20分もかからずに作れます。ただし器具ごとに対応する針のサイズや糸の号数に範囲があるので、購入前に自分が使う仕様に対応しているかを確認してください。極端に細いハリスだと滑って結べない機種もあります。
手結びと結び器のどちらがいいかは、作る枚数次第かなと思います。年に数枚なら手結びで十分ですし、結びの仕組みを理解できるという利点もあります。シーズン中に何十枚も作るなら、器具を買ったほうが時間の節約になります。まずは手で結んでみて、量が必要だと感じてから検討する順番がいいと思いますよ。
シーズン中に何十枚も作るなら、ハリス結び器があると1本10秒ほどで結べます。対応する針サイズと糸の号数に範囲があるので、購入前に自分の仕様に合うか確認してみてください。
エダスを幹糸に取り付ける
作ったエダスを幹糸に付けていきます。方法は2つあって、どちらを選んでも構いません。
ひとつめが直結する方法です。幹糸の結びこぶのすぐ下に、エダスの端を8の字結びで結び付けます。部品が要らないのでコストが安く、仕掛けが軽く仕上がるのが利点。ただし一度結ぶと交換できないので、針が鈍ったら仕掛けごと引退になります。
ふたつめがハリス止めや回転ビーズを使う方法です。幹糸の結びこぶで位置を固定した小さな部品に、エダスを差し込む形になります。利点は交換が効くことで、針が曲がったらエダスだけ差し替えられます。回転ビーズを使うとエダスが回るので、糸ヨレも軽減されます。難点は部品代がかかることと、わずかに重くなることですね。
初めて作るなら直結で問題ないと思います。作業がシンプルですし、まず1枚完成させることのほうが大事です。何枚か作って「針だけ替えたい」と感じるようになってから、ハリス止めを試してみてください。
最後に、幹糸の上端にスナップ付きサルカンを結んで道糸との接続部を作り、下端にオモリを付けるためのスナップかサルカンを結びます。ここは8の字結びかクリンチノットでしっかり留めてください。仕掛け全体の荷重がかかる部分なので、ここだけは太めの糸で丁寧に結ぶのがおすすめです。
台紙に巻いて仕上げる
完成した仕掛けは、そのままでは絡んで使い物になりません。保管方法まで含めて「作り方」です。
厚紙を幅3cm・長さ15cmくらいに切って、両端に切り込みを入れます。上端のサルカンを切り込みに引っかけて、幹糸を軽く巻き付けながら、針を台紙の縁に順番に刺していく。これだけで市販品と同じような形になります。スポンジ板を使えば、針をそのまま刺せるのでもっと簡単です。
ここでのコツは、針を刺す順番を上から下へ揃えること。順番がばらばらだと、使うときにほどけません。台紙に「上」と書いておくと、現場で迷わなくなります。
それと、台紙には仕様をメモしておいてください。幹糸0.4号・ハリス0.25号・秋田狐1号・エダス間隔7cm、といった具合です。何枚か作って釣り場で試すと、どの仕様が当たりだったかを後から検証できます。この記録があるかないかで、自作の上達速度がまったく変わります。せっかく自分で作るなら、データも残しておくと面白いですよ。
使用後の手入れにも触れておきます。ワカサギ釣りは真水なので海釣りほど神経質になる必要はありませんが、湖の水にも不純物は含まれます。帰宅したら仕掛けを軽く水で流して、針の付け根の水分をしっかり飛ばしてから台紙に戻してください。ここに水が残ると錆が進みます。1枚あたり数十秒の作業で、次のシーズンまで使える状態を保てますよ。
それと、現場で切れたり絡んだりした仕掛けは、その場で捨てずに持ち帰ってください。糸や針を氷上に残すのはマナー以前の問題ですし、回収すれば針だけ再利用できることもあります。小さなポリ袋を1枚ポケットに入れておくと、使用済みの仕掛けをまとめておけて便利です。
保管は、乾かしてからケースに入れてください。濡れたまましまうと針が錆びます。仕掛けと一緒に穂先も持ち運ぶことになると思うので、収納の考え方はワカサギ穂先ケースの選び方を長さと収納本数から比較した記事も参考になるかもしれません。
ワカサギ釣りの仕掛けの作り方についてよくある質問
初心者でも自作できますか
自作すると市販品より安くなりますか
エダスがすぐ絡んでしまいます
針が抜けてしまうのはなぜですか
何本針で作るのがいいですか
ワカサギ釣りの仕掛けの作り方まとめ
手順と数字をもう一度整理しておきます。
【標準仕様の目安】幹糸0.4号(フロロ)/ハリス0.25号(ナイロン)/秋田狐1号の金針/エダス長さ2cm/エダス間隔7cm/5本針/全長50〜60cm
【手順】①幹糸を80cmで切り出し、定規で7cm間隔の印を打つ ②印の位置に8の字結びで結びこぶを作る ③ハリスに外掛け結び(4〜5回巻き・糸を湿らせる・懐側から出す)で針を結ぶ ④エダスを幹糸に直結またはハリス止めで取り付ける ⑤上端にスナップ付きサルカン、下端にオモリ用の接続を結ぶ ⑥台紙に上から順に針を刺して仕様をメモする
最初の1枚は、この標準仕様のとおりに作ってみてください。そこから、自分の釣り場に合わせて1つずつ変えていくのが上達の近道です。ワカサギが小さいと感じたら針を0.5号下げる。絡みが多いならエダスを5ミリ詰める。この繰り返しで、市販品では届かないところまで詰められるようになります。
ただ、正直なところ、仕掛けを詰めても釣れない日は釣れません。ワカサギ釣りは仕掛けよりタナやエサ、誘い方のほうが効く場面が多いです。自作仕掛けが完成したのに反応がないときは、仕掛けをさらにいじる前に、ワカサギ釣りで釣れないときの原因をタナ・エサ・誘いの順に確認した記事のほうを先に見直してみてください。順番を間違えると、いくら仕掛けを作り込んでも報われないんですよね。
なお、釣り場によっては仕掛けの針数や釣法に制限が設けられている場合があります。遊漁規則は湖ごとに異なるので、出かける前に管理団体や漁協の公式案内をご確認ください。号数や強度の数値はあくまで一般的な目安であり、製品や使用条件で変わります。正確な情報は各メーカーの公表値をご確認いただき、道具の扱いに不安があるときは販売店や専門家にご相談ください。それでは、良い釣りを。
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