タイラバのネクタイ、どう付ける?手持ちの部品の見分け方から交換の手順まで

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

タイラバの替えネクタイを買ってきたものの、袋を開けてみたら“これ、どこにどうやって付けるの?”と手が止まってしまった。そんな経験はありませんか。ネクタイはタイラバのいちばん目立つパーツなのに、付け方の説明は製品ごとに分かれていて探しにくいので、戸惑うのも無理はないですよね。

実は、タイラバのネクタイの付け方は、ネクタイそのものよりもヘッドとフックの間にある留め具の作りで決まります。金属のリングとシリコンのキャップで挟むタイプ、短いシリコンチューブに通して束ねるタイプ、ネクタイとフックが組まれたユニットごと交換するタイプなど、留め具によって手順がまったく違うんです。どのメーカーのタイラバでも、まずは手元の留め具を見て、製品の説明書と合わせて確かめるのが近道です。

この記事では、ダイワ(DAIWA)の紅牙シリーズの製品ページに書かれている交換方法と、Honda公式の釣り情報サイトの入門解説をもとに、ネクタイの付け方を方式ごとに整理しました。リーダーを切らずにネクタイを交換する方法、シリコンチューブとニードルを使う自作寄りの付け方、ネクタイを2本付けるときの組み合わせ、フックとの位置合わせ、釣り場で交換するタイミングまでまとめています。方式ごとの道具と部品代を並べた比較表も用意したので、替えネクタイや留め具を買い足すときの目安にしてくださいね。

この記事で理解できることは、次の4つです。

  • 手持ちのタイラバの留め具の方式を見分けるポイント
  • リングとキャップで挟む方式とシリコンチューブで通す方式の手順
  • 方式ごとの道具と部品代の違い
  • ネクタイの位置合わせと釣り場で交換するタイミング
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タイラバのネクタイの付け方は方式で決まる

結論から言うと、タイラバのネクタイの付け方は留め具がどの方式かを見分けた時点で、ほぼ決まります。同じネクタイでも、リングに差し込んで挟む方式と、シリコンチューブに通して束ねる方式とでは、使う道具も手順もまるで違うからです。

この章では、まずタイラバの各パーツとネクタイの役割をおさらいし、遊動式と固定式の違い、手持ちの留め具の見分け方、方式ごとの道具と部品代の比較、作業前の準備と安全の順に見ていきます。手順そのものは次の章で紹介するので、ここでは自分のタイラバはどのタイプかを決めるところまで進めてみてください。

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タイラバの各パーツとネクタイの役割

オモリ(ヘッド)・ネクタイ・スカート・ハリの4つのパーツを矢印で示し、ネクタイの形と波動の傾向を説明したスライド
タイラバの構造とネクタイの役割

まずは、ネクタイがタイラバのどこに付くパーツなのかを押さえておきましょう。Honda公式の釣り情報サイト(Honda釣り倶楽部)の入門解説では、タイラバは「海底まで沈めるためのオモリ、ヒラリヒラリと揺らぐネクタイ、ふわりとしたフラダンスの衣装のようなふさふさしたスカート、そしてハリの4つのパーツからなる。」と説明されています。オモリはヘッドやシンカーとも呼ばれます。

同じ解説には、写真の説明として、オレンジ色の幅のあるパーツがネクタイで、中央の細長い集合体がスカート、ハリはスカートに紛れている、と書かれていました。ネクタイは、ヒラリヒラリと揺らぐ幅のあるパーツで、スカートやハリのすぐそばに付くものだと押さえておけば十分です。

ネクタイの役割は、動きで魚に存在をアピールすることです。Hondaの解説では、見た目に存在感のあるネクタイは海中でもヒラリヒラリと動き、波動と存在感を放つとされています。形による違いについては「傾向としては真っ直ぐな形状は微波動で、くるりと丸まった形状やカーブした形状は強波動である。」と書かれていて、その日のマダイが強い波動と微波動のどちらを好むかを探るために、ネクタイを替えていくのが手だとも紹介されています。

ダイワの紅牙シリコンネクタイの製品ページでも、ネクタイは形ごとに分かれています。たとえば「STR(ストレート)」はセットしやすいオーソドックスな形状、「STC(ストレートカーリー)」はストレートとカーリーを融合させたモデルで、泳ぎはストレートのネクタイを中心にカーリーが波打つイメージだと説明されています。形によって動きが変わるからこそ、付け替えの手順を覚えておくと、釣りの幅が広がるわけです。

なお、Hondaの入門解説は2019年5月の情報をもとに作成されたと明記されていて、最新の情報とは異なる場合があるとも注記されています。部品の作りや商品のラインナップは年ごとに変わるので、細かい仕様は手元の製品の説明を優先してくださいね。

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遊動式と固定式で付け方の考え方が違う

タイラバには、大きく分けて遊動式と固定式があります。どちらかによって、ネクタイを「どこに」付けるかの考え方が変わるので、ここで整理しておきます。

Hondaの入門解説では、オモリについて「かつては固定式だったが、現在はオモリの中にイトが通った状態で、スルスルと動く遊動式が主流となっている。」と説明されています。遊動式は、ヘッドの穴にリーダー(先糸)が通っていて、ヘッドとネクタイ・フックの部分が別々に動く作りです。

遊動式の場合、ネクタイはヘッドではなく、ヘッドの下に付く留め具やフックのユニット側に付きます。ダイワの紅牙接続パーツβの使い方を見ると、リーダーをヘッド、キャップの順に通してからリングへ結び、そのリングにネクタイやスカートを差し込む流れになっています。つまり、遊動式のネクタイの付け方は留め具の付け方とセットで考えることになります。

一方、固定式の作りやネクタイの留め方は、今回参照した公式ページでは扱われていません。固定式のタイラバでネクタイを替えたいときは、手元の製品の説明書に書かれた方法を優先するのが安全です。

迷ったときの考え方はシンプルで、ネクタイの根元が何に留まっているかを見ることです。方式を見分けるうえでは、まず根元の留め具を見て、次の項目の見分け方に当てはめてみてください(ヘッドとの相性は、方式が分かったあとで次の章で確かめます)。

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手持ちのタイラバの方式を見分けるポイント

リングとキャップで挟む方式、シリコンチューブで通す方式、ユニットごと交換する方式の3つを根元の写真で見分ける目安のスライド
ネクタイの根元で見分ける目安

ここが、この記事でいちばん大事なところです。ネクタイの根元を見て、次のどれに当てはまるかを確かめてみてください。なお、外見で見分ける基準そのものは公式には書かれていないので、下はダイワの交換手順に出てくる部品から考えた見分け方の目安です。

ネクタイの根元で見分ける目安

  • 金属のリングがあり、その上にシリコンのキャップがかぶさっている → リングとキャップで挟む方式(ダイワのβシステムなど)
  • ネクタイとスカートが短いシリコンチューブで束ねられている → シリコンチューブで通す方式(ダイワのαシステムの手順など)
  • ネクタイ・スカート・フックが1つの部品として組まれていて、リングとキャップが見当たらない → ユニットごと交換する方式(リングとキャップが付いた替えユニットは、1つ目の方式として扱う)
  • 上のどれにも当てはまらない → 製品の説明書・パッケージの付け方を確認

リングとキャップで挟む方式は、ダイワの製品ページで「独自形状の金属リングとシリコンキャップにより、挟むだけでネクタイやスカートを留めることが可能になった新交換システム。」と説明されているものです。交換の手順ではキャップをリーダー側にずらしてリングにネクタイを差し込むので、リングとキャップの2つの部品があれば、この方式と考えてよさそうです。

シリコンチューブで通す方式は、ダイワの紅牙シリコンネクタイや紅牙ラバー抜き抜きの製品ページで紹介されている手順です。2.5mm程度に切ったシリコンチューブにネクタイとスカートを通し、そのチューブに接続パーツを差し込んで固定します。根元に短いシリコンチューブが見えれば、この方式の可能性が高いといえます。

ユニットごと交換する方式は、ネクタイ・スカート・フックがあらかじめ組まれた替えユニットを、まるごと取り替える使い方です。ただし、ダイワの紅牙替えユニットβSSのようにユニット自体がβシステムを搭載している製品は、ネクタイやフックをリーダーを切らずに交換できると説明されているので、ネクタイの付け方は1つ目のリングとキャップの方式と同じになります。

どれにも当てはまらない場合は、無理に分解しないのがおすすめです。メーカーや製品によって独自の留め具を使っていることもあるので、パッケージや公式サイトの説明を確認するか、購入した釣具店で聞いてみると安心かなと思います。

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付け方の方式ごとの道具と部品代の比較表

方式が分かったら、次は何を買い足せばいいかです。ここでは、ダイワの製品ページに書かれている手順とメーカー希望本体価格(税抜)をもとに、方式ごとの道具と部品代を並べました。価格は販売店によって変わるので、あくまで目安として見てください。

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方式 ネクタイの留め方(公式の手順の要点) 作業に使う道具 リーダーを切るか 部品代の目安(メーカー希望本体価格・税抜)
リングとキャップで挟む(βシステム) キャップをリーダー側にずらし、金属リングにネクタイの先端を差し込んで好みの位置まで引き抜き、キャップを戻してはめ込む 公式の手順に専用の道具の記載なし(挟むだけで留める仕組み) 切らずにフック・ネクタイを交換できると説明されている 紅牙接続パーツβセット 5個入り700円/リング5個入り500円/キャップ5個入り450円
シリコンチューブで通す(αシステムの手順) チューブを2.5mm程度に切り、ネクタイの先端を通す。ニードルでスカートを引き込み、接続パーツαAをチューブに差し込んで固定する 専用ニードル「紅牙ラバー抜き抜き」、チューブやスカートを切る道具 公式の手順は接続パーツαAとαBを合体させてリーダーに結ぶ流れ(リーダーを切らずに替えられるかの記載はなし) 紅牙ラバー抜き抜き 550円/紅牙カットスカート 2本入り500円(接続パーツαA・αBとシリコンチューブの価格は今回確認していない)
ユニットごと交換(替えユニット) ネクタイ・スカート・フックが組まれたユニットを使う。ユニット自体の取り付け手順は公式ページに記載なし 公式ページに記載なし βシステム搭載のユニットは、ネクタイ・フックの交換をリーダーを切らずに行えると説明されている(ユニット自体の付け替えについては記載なし) 紅牙替えユニットβSS 1,100円(入数は公式ページに記載なし・フックは紅牙フックSS S×2)
ネクタイだけ補充 手持ちの留め具の方式で付ける 方式による 方式による 紅牙シリコンネクタイ STR 5本入り500円

表を見ると、公式の手順に専用の道具が出てこない点では、リングとキャップで挟む方式が手軽そうです。ダイワの紅牙接続パーツβ ゆるふわダンサーキャップの製品ページにも、βシステムは揺れる船上でも容易に交換が可能だと書かれていました。

シリコンチューブで通す方式は、手順に専用ニードルが出てきます。ネクタイやスカートを自分で組み合わせたい人、ユニットを自作したい人向けの方式といえます。ダイワの紅牙ラバー抜き抜きの製品ページでも、ネクタイやスカートを交換したり、ユニットを自作したりする際に便利なニードルとして紹介されています。

ネクタイだけ替える場合と、ユニットごと替える場合の部品代の計算

紅牙シリコンネクタイ STR は5本入りで500円(税抜)なので、1本あたりは500÷5=100円です。βシステムの留め具も一緒に足すなら、紅牙接続パーツβセットは5個入り700円なので、1組あたり700÷5=140円。ネクタイ1本と留め具1組を新しくそろえるなら、100+140=240円が目安です。留め具は使い回せるので、ネクタイだけを替えるなら1本100円で済みます。

一方、紅牙替えユニットβSSは1,100円(税抜)です。フックとスカートも含んだ価格で、入数は公式ページに書かれていないため、単純な比較はできません。買い比べるときは、パッケージの入数を確かめてから1つあたりの値段で比べてください。

反対に、フックの先が鈍ってきたときや、どの組み合わせが良いか分からない最初のうちは、替えユニットのほうが迷わずに済みます。ダイワの紅牙替えユニットβSS お試しネクタイパックは、実績の高いネクタイを4種同梱して、1パックで様々なネクタイを試せる替えユニットだと紹介されていました。最初の1パックとして使い、気に入った形が見つかったらネクタイ単体で買い足す、という流れも考えやすいですね。

お試しネクタイパックは、ネクタイの組み合わせや入っている形、価格や在庫が変わることもあるので、購入前に各ショップで確かめてくださいね。

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ネクタイを付ける前にそろえたい道具と安全の準備

付け方の手順に入る前に、作業の準備と安全面を確認しておきましょう。ネクタイを付ける作業は、どうしても鋭いフックのすぐそばで手を動かすことになります。

そろえておきたい道具は、方式によって変わります。リングとキャップで挟む方式なら、替えのネクタイと、なくしたとき用の予備のリングとキャップがあれば足ります。シリコンチューブで通す方式なら、接続パーツαA・αB、替えのシリコンチューブ、専用ニードル、チューブやスカートを切る道具が必要です。どちらの方式でも、外したネクタイを入れておく小さなケースがあると、船の上で散らからずに済みますよ。

フックを扱うときの注意

ダイワの「釣り具を正しくお使いいただくために」では、釣針について「針先は危険です。取り扱いには注意してください。」と注意されています。さらに「サクサスフックは、通常の塗装及びメッキフックに比べ、針先が大変鋭く、表面が滑るため刺さり易くなっています。怪我防止のため、取り扱いには十分ご注意ください。」とも書かれています。

保管については、子供または幼児の手の届かないところに保管すること、釣針は釣り場に捨てると危険なので必ず持ち帰って処分することが挙げられています(出典:DAIWA「釣り具を正しくお使いいただくために」)。

紅牙替えユニットβSSは、標準装備のフックが紅牙フックSS(サクサス)なので、この注意はネクタイ交換のときにもそのまま当てはまります。作業はフックの先を自分に向けない向きで持ち、船の上なら揺れの少ないタイミングで座って行うのがおすすめです。慣れないうちは、出船前の港や自宅でネクタイを付けておき、釣り場では差し替えるだけにしておくと、焦らずに済みますね。

船釣りそのものの準備や安全面については、海釣りに必要な道具の選び方と安全対策の解説でまとめているので、初めて船に乗る方は合わせて目を通してみてください。

タイラバのネクタイの付け方の手順と位置決め

ここからは、タイラバのネクタイの付け方を、方式ごとの手順で見ていきます。手順は、ダイワの製品ページに書かれている交換方法・使用方法の順番どおりに紹介し、そのうえでどこに気をつけると失敗しにくいかを補足します。なお、替えユニットそのものの取り付け方は今回参照した公式ページに書かれていないので、ユニットごと替えるときは製品の取扱説明書で確かめてください。

後半では、ネクタイを2本付けるときの組み合わせ方、フックとの位置と長さの合わせ方、釣り場で交換するタイミングと順番も扱います。付け方を覚えたら、次はどう付けると釣りやすいかを考える段階です。

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リングとキャップで挟む方式の付け方

シリコンキャップをずらし、金属リングにネクタイを差し込み、キャップを戻して固定するまでを4つの写真で示した手順のスライド
リングとキャップで挟む方式の付け方

リングとキャップで挟む方式は、ダイワのβシステムが代表的です。キャップをずらしてネクタイを差し込み、キャップを戻すだけなので、工程の少ない付け方です。

まず、留め具をこれから組む場合の手順です。ダイワの紅牙接続パーツβの製品ページでは、使用方法が次の順番で説明されています(出典:DAIWA「紅牙接続パーツβ」製品ページ)。

  1. リングへ替えフックを取り付けます(替えフックのチチワ部をリングに通し、通したチチワ部にリングをくぐらせ、リングとチチワの結び目がリングの太い側へ来るように締め込みます)
  2. リーダーをヘッド、キャップの順に通し、リングへ結びます。キャップへリーダーを通す際は小さい穴側から入れてください
  3. リングにスカートやネクタイを差し込み、好みのポジションまで引き抜きます
  4. お好みのポジションが決まったら矢印方向にキャップを戻しながらはめ込みます
  5. キャップを押さえてリーダーを引くことで、しっかりと固定できます

2番目で気をつけたいのがキャップの向きです。公式ではキャップへリーダーを通すときは、小さい穴側から入れるよう指定されています。向きを間違えると固定が甘くなるおそれもあるので、リーダーを結ぶ前に、キャップの穴の大きさを見比べておくと安心ですね。

リーダーをリングに結ぶ結び方や、リーダーの長さ・号数の決め方は、タイラバのリーダーの長さと号数・結び方をメーカーの目安で比べた記事でくわしく整理しています。留め具の付け方とリーダーの結び方はセットで覚えておくと、現場で迷いにくくなります。

次に、すでに組まれているβシステムのネクタイを交換する場合です。ダイワの紅牙替えユニットβSSの製品ページでは、ネクタイ・スカートの交換方法が次の順番で書かれています。

  1. ネクタイやスカートを交換する場合はまず、シリコンキャップをリーダー側にスライドさせてください
  2. 古いネクタイやスカートを外してください
  3. 金属リングに新しいネクタイやスカートの先端を差し込み、好みのポジションまで引き抜きます
  4. お好みのポジションが決まったら矢印方向にシリコンキャップを戻しながらはめ込みます
  5. シリコンキャップを押さえてリーダーを引くことで、しっかりと固定できます

交換のときは、リーダーを切る工程がありません。紅牙接続パーツβの製品ページでも「リーダーを切らず簡単にフック・ネクタイが交換でき、大幅に快適性が向上(当社従来品比)。」と説明されています。釣り場でネクタイの色や形をこまめに替えたい人には、ありがたい作りですね。

仕上げに、最後の手順のとおりキャップを押さえてリーダーを引き、固定を確かめてから投入しましょう。キャップがしっかりはまり、ネクタイがずれないことを確かめておくと安心です。

なお、ヘッドとの相性も少し気にしておくと安心です。ダイワの紅牙ベイラバーフリーβTGヘッドの製品ページでは、パイプの内径を3mmに大口径化したことで、ユニットとの相性が良くなり、βシステムのリングとしっかりフィットするようになったと説明されています。同じページには、βシステムユニットはもちろん、あらゆるユニットとマッチング可能とも書かれていますが、他社のヘッドと組み合わせるときは、パイプの太さとリングが合うかを手元で確かめるのがおすすめです。

リングやキャップは小さな部品なので、予備を持っておくと船の上でなくしても慌てずに済みます。セット・リングだけ・キャップだけで入数や価格が違うので、購入前に各ショップで確かめてください。

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シリコンチューブとニードルで通す方式の付け方

シリコンチューブを2.5mm程度に切り、ニードルでネクタイとスカートを通して接続パーツで固定する要点を4つの写真で示したスライド
シリコンチューブとニードルで通す方式の付け方

シリコンチューブで通す方式は、ダイワのαシステムの交換手順として紹介されている方法です。リングとキャップの方式より工程は多く、チューブやスカートを自分で切って組む、自作寄りの手順です。

ダイワの紅牙シリコンネクタイの製品ページでは、ネクタイ・スカートの交換方法が次の順番で説明されています。

  1. 古いネクタイとスカートを接続パーツαAから外す
  2. 紅牙ベイラバーシリコンチューブαを2.5mm程度にカットしてネクタイの先端を通す
  3. シリコンチューブに専用ニードル「紅牙ラバー抜き抜き」の先端を通し、紅牙カットスカートを適量にカットして引っ掛ける
  4. 紅牙カットスカートの真ん中にチューブが来るようにニードルを引き抜き、接続パーツαAをチューブに差し込んで固定する
  5. 紅牙カットスカートの先端をカットして接続パーツ全体に均等にラバーを配する
  6. あらかじめフックをセットした接続パーツαBと合体させてリーダーに結ぶ。もしくはネクタイ・スカートのついた接続パーツαAにリーダー通して先端に接続パーツαBを結んで合体させる

一方、紅牙ラバー抜き抜きと紅牙カットスカートの製品ページでは、ネクタイをチューブに通す部分が少し違う書き方になっています。こちらは「紅牙 シリコンチューブR」を2.5mm程度にカットしてニードルの先端を通し、「紅牙 シリコンネクタイ」を3センチ程度折り返してニードル先端のフックに引っ掛けて引き抜く、という手順です。続けてチューブにニードルを再度通してカットスカートを引っ掛け、スカートの真ん中にチューブが来るように引き抜いて、接続パーツをチューブに差し込んで固定します。

どちらの手順にも共通しているのは、次の3点です。

  • シリコンチューブは2.5mm程度に切って使う
  • スカートの真ん中にチューブが来るように引き抜く
  • 最後に接続パーツをチューブに差し込んで固定する

ネクタイをチューブに通す方法がページによって違う理由は、公式ページには書かれていません。手元の部品がどちらの製品名か確かめて、同じ製品のページの手順に合わせるのが確実です。

仕上げも大事なポイントです。紅牙ラバー抜き抜きの製品ページでは、最後にスカートの先端をカットし、ユニット全体のバランスがとれるようネクタイとスカートの位置を微調整して完成、とされています。スカートがネクタイの動きの邪魔にならないよう、全体を見ながら少しずつ切って整えていくのがおすすめです。切りすぎると戻せないので、最初は長めに残しておくくらいがちょうどいいですよ。

ニードルは先端がフック状になっているので、ネクタイやスカートを引っ掛けて引き抜く作業は、細かいけれど慣れれば単純です。ただ、ニードルの先や近くのフックで指を刺さないように、作業は明るい場所で、手元を安定させて行ってくださいね。

この方式で付けるなら、まずは専用ニードルを1本そろえるところからです。価格や在庫は購入前に各ショップで確かめてください。

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ネクタイを2本付けるときの組み合わせ方

真っ直ぐなネクタイ・丸まったネクタイ・2本付けの例を並べ、左右の長さやフックとスカートの位置を確かめる点を示したスライド
2本付けの組み合わせとバランスの目安

ネクタイは1本だけでなく、形の違うものを組み合わせて付けることもあります。2本付けは動きを足すための工夫なので、まずは1本で付け方に慣れてから試すのがおすすめです。

組み合わせの参考になるのが、メーカーの製品です。ダイワの紅牙シリコンネクタイのSTC(ストレートカーリー)は、ストレートとカーリーを融合させ、両者の「いいトコ取り」をしたモデルとして紹介されていて、ダブルよりトラブルが少なく、しっかりアピールすると説明されています。つまり、ストレートとカーリーの動きを1本で出せるように作られたネクタイです。

また、紅牙替えユニットβSS 中井チューンの製品ページでは、半分にカットしたストレートカーリーとストレートを組みあわせた極細ネクタイが紹介されています。特に食い渋った時に真価を発揮することを、フィールドテスター自らが見出し製品化したとされています。メーカー自身が、形の違うネクタイを組み合わせて細いシルエットにした製品を出しているわけですね。

ネクタイを組み合わせるときの考え方は、Hondaの解説の、傾向として真っ直ぐな形状は微波動で、くるりと丸まった形状やカーブした形状は強波動という整理が使えます。たとえば次のような考え方です。

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組み合わせの例 動きの考え方(Hondaの整理を当てはめた目安) 参考になるメーカー製品
ストレート1本 真っ直ぐな形状なので微波動寄り 紅牙シリコンネクタイ STR(ストレート)
カーリー1本 丸まった形状なので強波動寄り 紅牙替えユニットβSS お試しネクタイパックに同梱のシングルカーリーR
ストレートとカーリーを1本にしたもの ストレートを中心にカーリーが波打つ動き 紅牙シリコンネクタイ STC(ストレートカーリー)
細いネクタイを組み合わせたもの シルエットを細くして食い渋りに合わせる考え方 紅牙替えユニットβSS 中井チューン(半分にカットしたSTCとSTRの組み合わせ)

2本付けで気をつけたいのは、絡みやすさです。STCの説明には「ダブルよりトラブルが少なく」とあります。ここでいうダブルが何を指すかの説明はありませんが、2本付けのことだとすれば、ネクタイを2本付けると絡みなどのトラブルが起きやすくなると考えられます。投入前に一度水に浸けて動きを見て、ネクタイ同士やフックと絡んでいないかを確かめておくと安心です。

リングとキャップの方式での2本付けの手順は、公式には書かれていません。手順に「リングにスカートやネクタイを差し込み」とあるので、1本のときと同じ流れになると思われますが、何本まで挟めるかも不明です。キャップがしっかりはまらない場合は無理をせず、1本に戻すか、最初から組み合わせて作られたネクタイを選ぶのが無難ですね。

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ネクタイとフックの位置と長さの合わせ方

ネクタイを付けたら、最後に位置と長さを整えます。ここは正解が1つではなく、ダイワの手順でも「好みのポジションまで引き抜きます」「お好みのポジションが決まったら」と、使う人の好みに任されている部分です。

ただ、考え方の手がかりはあります。ダイワの紅牙替えユニットβSSの製品ページでは、アシストラインに独自形状のビーズ(同調ビーズ)を搭載し、潮を受けることで浮力を生み、フックとネクタイが同調することでフッキング率が上がると説明されています。メーカーがフックとネクタイが一緒に動くことを大事にしているわけですね。

ここからは公式の記述ではなく、この考え方を当てはめた筆者の見方です。位置を決めるときは、次の点を見るのがよさそうです。

  • ネクタイの左右(リングから出ている両側)の長さが、意図したバランスになっているか
  • フックがネクタイから極端に離れていないか、ネクタイに絡んでいないか
  • スカートがネクタイの動きを邪魔するほど長すぎないか

紅牙ラバー抜き抜きの製品ページにも、仕上げに「ユニット全体のバランスがとれるようネクタイとスカートの位置を微調整して完成」とあります。付けた直後に一度手に持って、横から全体の形を眺めてみるだけでも、バランスの崩れに気づきやすくなりますよ。

ネクタイの長さをどう決めるか、切ってよいかの目安は、今回参照した公式ページには書かれていません。一度切ったネクタイは元の長さに戻せないので、長さを変えたいときは切る前に乗る船の船長や釣具店に聞き、試すなら替えのネクタイで試すのがおすすめです。

フックの段差や長さそのものを変えたい場合は、替えフックを選ぶことになります。ダイワの紅牙替えフックβSS 早掛けは、紅牙接続パーツβに対応するチチワ仕様で、従来のαパーツにも使えると説明されていて、標準の段差タイプのほか、3本段差・4本段差のタイプもあります。ネクタイの付け方と同じく、フックも留め具の方式に合うものを選ぶのが基本です。

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釣り場でネクタイを交換するタイミングと順番

付け方を覚えたら、最後はいつ替えるかです。入門解説では、ある程度の時間釣ってみてアタリがなければ何か変化を付けていくこと、そしてネクタイを頻繁に替えていくことが紹介されています。

Hondaの入門解説では、ある程度の時間釣ってみて、マダイがヒットするなら仕掛けや釣り方が合っているので何かを変える必要はなく、アタリがなければ何か変化を付けていくのがヒットを得る近道だとされています。色の替え方の話の中では、スカートは「そこまで気にせず、変更するならネクタイのほうをたくさん変えるほうがよい。」とも書かれていました。スカートより、ネクタイをこまめに替えるという考え方ですね。

色の替え方についても、同じ解説に考え方があります。オレンジのヘッドに同系色のスカートとネクタイを組み合わせるのが多くの釣り場で基本パターンになっていて、オレンジに反応しなければ、蛍光イエローもしくは黒という具合に、反応がない色から遠い色に変化させてみよう、と紹介されています。同じ解説は、カラーを変える時は対照的な色にしていくのがおすすめだとしています。

ダイワの紅牙替えユニットβSSの製品ページにも、シチュエーション別のカラー選択が載っています。

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シチュエーション ダイワの説明 カラー(紅牙替えユニットβSSの場合)
パイロット 最初の投入にお薦めの鉄板パターン レッドラメ、オレンジラメ、レッドゼブラ、オレンジゼブラ
澄み潮 澄んだ潮でも警戒心を与えずに口を使わせるパターン 中井オレンジ
濁り潮 濁りの入った暗い潮色でも有効な強アピールパターン 紅牙オレンジ
ディープ 暗い深場で高実績のディープアピールパターン グリーンラメ、マジカルブラック

この表はダイワの1製品のカラー展開なので、ほかのメーカーのネクタイにそのまま当てはまるわけではありません。ただ、最初はパイロットの色で始めて、潮の色や水深で替えるという順番の考え方は、交換の段取りを決めるときの参考になると思います。

ここまでを筆者なりに整理すると、ネクタイの形(ストレートかカーリーか)と色はこまめに替え、ヘッドの重さは潮の流れに合わせて替える、という分け方が考えやすいです。Hondaの解説では、ヘッドは潮の流れが非常に緩いときは軽いものに、速いときは重いものに変えてみるとよいとされ、巻き速度や巻き上げる層を変えてようすを見るのも大切だと書かれています。ネクタイの交換と操作の見直しを組み合わせて試してみてください。

そして、いちばん頼りになるのは、その日の海を知っている船長です。どのネクタイが当たっているかは、日や場所によって変わります。船の選び方や予約の仕方は釣り船・遊漁船の予約方法と乗合船の選び方で紹介しているので、予約のときにおすすめのネクタイの色や形を聞いておくと、当日の交換がスムーズになりますよ。

タイラバのネクタイの付け方についてよくある質問

βシステムのリングやキャップをなくしたら、どうすればいいですか?

ダイワの紅牙接続パーツβは、リング・キャップ・セットがそれぞれ5個入りで別売されています(メーカー希望本体価格はリング500円、キャップ450円、セット700円・税抜)。小さな部品で船の上ではなくしやすいので、予備をケースに入れておくと安心です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

ネクタイやスカートの色を自分で塗って変えてもいいですか?

ダイワの紅牙シリーズの製品ページのスペック欄には「塗装の上塗りは、変質や不具合を起こす場合があります。」と注記されています。ネクタイの塗り替えを名指しした注記ではありませんが、色を変えたいときは、塗るよりも色違いのネクタイに付け替えるほうが無難です。

使わないネクタイやユニットはどう保管すればいいですか?

替えネクタイだけを名指しした注意ではありませんが、ダイワの「釣り具を正しくお使いいただくために」の疑似餌(ハリあり・ハリなし)の項目が参考になります。そこでは保管について、子供または幼児の手の届かないところに保管すること、屋内であっても直射日光の当たる場所や炎天下の車内など高温になる場所を避けること、プラスチック製のものの上に放置すると変形させるおそれがあることが挙げられています。フック付きのユニットは、針先が他のものに触れないケースに分けて保管しておくと安心です。

メーカーの違うヘッドとユニットを組み合わせても大丈夫ですか?

組み合わせられる場合もありますが、組み合わせの可否の基準は公式には書かれていません。ヘッドのパイプの太さと留め具の大きさが合うかどうかが、1つの目安になります。ダイワの紅牙ベイラバーフリーβTGヘッドは、βシステムのリングとフィットするようにパイプの内径を3mmにしたと説明されています。他社の部品と組み合わせるときは、手元で合わせてみて、ぐらつきや外れやすさがないかを確かめてください。最終的な判断は購入した釣具店などの専門家にご相談ください。

タイラバのネクタイの付け方のまとめ

タイラバのネクタイの付け方は、ネクタイそのものよりも、ヘッドとフックの間にある留め具の方式で決まります。まずはネクタイの根元を見て、リングとキャップで挟む方式か、シリコンチューブで通す方式か、ユニットごと交換する方式かを見分けるところから始めてみてください。

  • リングとキャップで挟む方式は、キャップをずらしてネクタイを差し込み、キャップを戻して固定する(リーダーを切らずに交換できるとメーカーが説明)
  • シリコンチューブで通す方式は、2.5mm程度に切ったチューブとニードルを使い、スカートの真ん中にチューブが来るように通して接続パーツで固定する
  • 2本付けは、ストレートとカーリーを組み合わせたメーカーの製品を参考にし、絡みやすさに注意する(長さを変えるなら切る前に船長や釣具店に相談)
  • 釣り場では、ある程度釣ってアタリがなければ変化を付け、スカートよりネクタイをこまめに替え、色は対照的な色に振る

付け方さえ分かれば、ネクタイの交換は釣りの楽しみの1つになります。ただし、ここで紹介した手順と価格は、ダイワの製品ページに書かれている内容をもとにしたもので、製品の改良や価格改定で変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。手元の部品が記事のどの方式にも当てはまらないときや、組み合わせに迷うときの最終的な判断は、購入した釣具店や乗る船の船長などの専門家にご相談くださいね。

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