万年筆のインクの入れ方は3通り|カートリッジ・コンバーター・吸入式の手順と、メーカーで違うところ

FreeLife Design 運営者 ケイ

こんにちは。FreeLife Design、運営者の「ケイ」です。

万年筆を手に入れて、さあ書こうと思ったところで手が止まる。カートリッジはどっち向きに差すのか、コンバーターはどこまでインクに浸すのか、ボトルインクはどうやって吸い上げるのか。万年筆のインクの入れ方は、はじめての人ほど迷いやすいところかなと思います。

わかります、インクで手や机を汚したくないし、差し方を間違えてペンを傷めるのも怖いですよね。でも、手順そのものはシンプルです。カートリッジの差し込み方、コンバーターの使い方、吸入式のボトルインクの入れ方、どれも順番を守れば家でできます。差したのにインクが出ないときの待ち方や、インクの色を変えたいときの入れ替えも、あわせて押さえておけば安心かも。

この記事では、パイロット、プラチナ万年筆、セーラー万年筆の3社が公開している取扱いの案内をもとに、方式ごとの手順を順番に整理しました。じつは3社の手順を並べてみると、カートリッジを差すときに回すかどうかや、ペン先をインクに浸す深さといった細かいところが、メーカーによって違います。その違いも1枚の表にまとめたので、手元の万年筆のメーカーに合わせて読んでみてください。

読み終えるころには、自分の万年筆にどの方法でインクを入れればいいのか、入れたあとに何に気をつければいいのかが、はっきりするはずです。

  • 自分の万年筆がカートリッジ式・コンバーター式・吸入式のどれかを見分ける方法
  • カートリッジとコンバーターと吸入式、それぞれのインクの入れ方の手順
  • パイロット・プラチナ・セーラーで違う差し込み方と浸す深さ
  • インクが出ないときの待ち方と、色の入れ替え・持ち運びの注意
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万年筆のインクの入れ方は方式で決まる|3つの手順

万年筆のインクの入れ方は、ペンがどの方式に対応しているかでまず決まります。大きく分けると、使い切りのカートリッジを差す方法、コンバーターという吸入器を付けてボトルインクを吸い上げる方法、ペンの胴の中に直接インクを吸い上げる吸入式の3つです。この章では、最初に手元の万年筆の方式を見分けるところから始めて、カートリッジ、コンバーター、吸入式の順に手順を説明します。

章の最後には、パイロット、プラチナ万年筆、セーラー万年筆の公式の手順を項目ごとに並べた比較表を置きました。同じ“カートリッジを差す”という作業でも、まっすぐ押し込むよう案内するメーカーと、ゆっくり回しながら差し込むよう案内するメーカーがあります。一般論だけで覚えると、手元のペンでは逆のことをしてしまうかもしれません。手順を読んだあとに表で自分のメーカーの欄を確かめる、という読み方がおすすめですよ。

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まず自分の万年筆がどの方式かを見分ける

最初にやることは、手元の万年筆がどの方式に対応しているかを確かめることです。方式を間違えると、そもそもカートリッジが入らなかったり、外れない部品を無理に回してしまったりします。

いちばん確かな見分け方は、ペンの取扱説明書やメーカーの製品ページで、カートリッジ・コンバーター両用か、吸入式かを確かめることです。手がかりの1つは胴(ペンの軸のうち、持つ部分より後ろ側)で、カートリッジやコンバーターを使うペンは、胴を外して中に差し込みます。プラチナ万年筆は、自社の万年筆のインク補充の方法を、はじめからインクが入ったカートリッジインクと、コンバーターの2種類だと案内しています。手軽に使うならカートリッジ、インクを補充する機会が多い人や色々なインクを楽しみたい人にはコンバーター、という分け方です。

一方、胴が外れない万年筆もあります。セーラー万年筆の尾栓回転吸入式(レアロ)がその例で、同社は吸入式について、大先(首部)と胴が外れないと注意しています。このタイプはペンの後ろの端(尾栓)を回してインクを吸い上げる方式で、カートリッジやコンバーターは使えません。胴をねじっても外れないときは、無理に力をかけず、取扱説明書で方式を確かめてくださいね。

方式ごとに向いている使い方

3つの方式は、どれが上というより、使い方で向き不向きが変わります。カートリッジは、差すだけで使えるので手が汚れにくく、持ち運びにも向いています。セーラー万年筆も、カートリッジインクを手軽に使えて持ち運びにも便利な使い切りのインクだと説明しています。

コンバーターは、好きな色のボトルインクを使えるのが強みです。セーラー万年筆は、インク色を楽しみたい人に向いていると案内しています。ボトルからの吸い上げが必要なぶん、手間は少し増えます。

吸入式は、胴の中に直接インクをためる方式です。セーラー万年筆は、自社のレアロについて、カートリッジやコンバーターよりも多くインクを貯められ、長時間の筆記に便利だとしています。そのかわり、ボトルインクが手元にないと補充できません。

インクを入れる前にそろえるもの

プラチナ万年筆は、書くために用意するものとして、万年筆、カートリッジかコンバーターと瓶インクのどちらか、紙、柔らかい布を挙げています。これに、作業する場所の下に敷くティッシュペーパーや新聞紙を足しておくと、インクが垂れても慌てずに済むかなと思います。セーラー万年筆も、吸入式の洗浄の手順で、下にインクが落ちて汚れないようにティッシュペーパーなどを敷いておくよう案内しています。

ボトルインクを使うときは、ふたを開けたら倒さないよう、机の端ではなく手前の安定した場所に置きます。ペン先を浸している間は、片手でボトルを押さえながらもう片方の手でノブを回すことになるので、両手がふさがっても困らないよう、拭き取り用の布やティッシュは先に手の届くところへ置いておくといいですよ。

手順を読む前に、もうひとつ確かめておきたいのが、ペンとインクのメーカーです。日本の万年筆メーカーは、カートリッジやコンバーターの規格がそれぞれ違います。この点は後の見出しでくわしく書きますが、インクを買う前に、手元のペンと同じメーカーの補充用品かどうかだけは見ておいてください。

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カートリッジインクの入れ方と差し込む向き

万年筆にカートリッジを差し込む手元の写真に、差し込む向きとペン先を上に向ける理由をメーカーの案内から整理したスライド
カートリッジインクの入れ方

カートリッジインクの入れ方は、キャップと胴を外して、ペン先を上に向けたままカートリッジを奥まで差し込み、胴を戻すだけです。いちばん簡単な方法なので、万年筆がはじめての人はここから試すと安心ですよ。

手順を順番に書くと、次のようになります。

  1. キャップを外し、胴をねじって外す
  2. カートリッジの差し込み口の向きを確かめる
  3. ペン先を上に向けたまま、カートリッジを奥まで差し込む
  4. 胴をはめ直し、インクがペン先まで届くのを待つ

2番目の向きの確認がとても大事です。セーラー万年筆は、カートリッジインクの差し込み口を、凹んでいる方、矢印の先が向いている方だと説明しています。パイロットは、カートリッジを逆に差さないよう注意していて、その理由を、インクの蓋を破るための内部部品が破損する恐れがあるからだとしています。

ペン先を上に向けて差す理由

プラチナ万年筆とセーラー万年筆は、カートリッジを差すときにペン先を上に向けるよう案内しています。パイロットも、カートリッジ交換はインキがこぼれないようにペンを上に向けた状態で行うよう書いています。ペン先を下に向けたまま作業すると、インクがこぼれてペン先や手を汚すかもしれません。

差すときの力の入れ方はメーカーで違います。パイロットは、カートリッジを回しながら差し込むと蓋が塞がり、インキが出なくなる可能性があるとして、まっすぐ差し込むよう案内しています。セーラー万年筆も、差し込むときにひねったり強くつまんだりすると、カートリッジインクやペン芯が破損する恐れがあるとしています。一方でプラチナ万年筆の取扱説明書は、カートリッジインク(SPSQ-400・SPN-100A)の項で、ゆっくりと回しながら、先端のステンレスボールがインク内に落ちるまで深く差し込むよう書いています。手元のペンのメーカーの説明に合わせてください。

差したあとの胴の戻し方

カートリッジが奥まで入ったら、胴をはめ直します。セーラー万年筆は、胴をはめ直すと、しばらくしてインクがペン芯から吸い上げられ、筆記できる状態になると説明しています。差した直後はインクがまだペン先まで届いていないこともあるので、焦らずに少し待ってみてください。どのくらい待てばいいかは、後の見出し“入れたのにインクが出てこないときの待ち方”でまとめました。

カートリッジを使い切って交換するときも、手順は同じです。空のカートリッジを抜くときは、プラチナ万年筆の取扱説明書のように、ペンを上に向け、ねじりながら静かに抜くよう案内しているメーカーもあります。なかなか抜けないときの対処は、記事の後半のよくある質問にまとめています。

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コンバーターでボトルインクを吸い上げる手順

ペン先をボトルインクに浸した写真に、コンバーターを差してノブを回し吸い上げて拭き取るまでの5つの手順を添えたスライド
コンバーターでボトルインクを吸い上げる

コンバーターでのインクの入れ方は、コンバーターをペンに差し込み、ピストンを下げてから、ペン先をボトルインクに浸してノブを回し、インクを吸い上げる流れです。カートリッジより手順が増えますが、好きな色のインクを使えるのが楽しいところですよね。

コンバーターは、カートリッジの代わりに差し込む小さな吸入器です。後ろの端にノブ(つまみ)があり、回すと中のピストンが上下して、ペン先からインクを吸い込みます。手順を順番に書くと、次のようになります。

  1. キャップと胴を外し、ペン先を上に向けてコンバーターを奥まで差し込む
  2. ノブを回してピストンを下げる
  3. ペン先をボトルインクに浸す
  4. ノブをゆっくり回して、インクを吸い上げる(回す向きはメーカーの説明に合わせる)
  5. 余分なインクを柔らかい布などで拭き取り、胴をはめ直す(セーラー万年筆は胴をはめ直してから拭き取るよう案内)

プラチナ万年筆の取扱説明書では、コンバーターのノブを左に回してからペン先の根元までインクに浸し、ノブを右に回して吸入するよう書かれています。同社の解説では、ノブをピストンが止まるまで左に回すとしています。セーラー万年筆は、ノブを矢印の方向に回してピストンを下げ、ペン先をハート穴(ペン先の中ほどにある小さな穴)が浸るまでボトルインクに入れてから、ノブをゆっくりと矢印の方向に回して吸い上げるよう案内しています。

ペン先をどこまで浸すか

吸い上げるときにいちばん迷うのが、ペン先をインクにどこまで浸すかです。ここはメーカーで表現が違います。パイロットは、ペン先を首の部分までインキに浸すとしています。プラチナ万年筆は、ペン先の根元までインクに浸すよう書いています。セーラー万年筆は、ハート穴が浸るまでとしたうえで、一部の製品はハート穴まで浸けた状態では吸入できないので、その場合は大先(ペン先側の首の部分)までインクに浸けて吸入するよう案内しています。

浸し方が浅いと、インクと一緒に空気を吸ってしまうかもしれません。反対に深く浸しすぎると、首の部分にインクが多くつき、拭き取りの手間が増えそうです。自分のペンのメーカーの説明に合わせて、決められた深さまで浸すのがいちばんかなと思います。

吸い上げたあとの拭き取り

吸い上げが終わったら、ペン先をボトルから出して、余分なインクを拭き取ります。プラチナ万年筆は、瓶インクに浸したことで首軸にもインクがつくことがあり、そのままにすると周囲を汚してしまう恐れがあるとして、柔らかい布などで拭き取るよう案内しています。セーラー万年筆も、柔らかい布やティッシュペーパーでふき取るよう書いています。

パイロットのコンバーターには、ノブを回す回転吸入式のほかに、板バネ式やプッシュ式もあります。同社は、コンバーターを装着したあとは、それぞれの吸入方法(板バネ式・回転吸入式・プッシュ式)で吸入するよう案内しているので、回転式でないコンバーターは、付属の説明書や公式の動画で操作を確かめてください。

どのコンバーターが自分の万年筆に合うかは、メーカーごとの型番と容量で変わります。パイロット・プラチナ・セーラーの純正品の違いは容量と使える万年筆を一覧にした比較で確かめられます。

手についたインクは慌てなくていい

ボトルインクを使うと、どれだけ気をつけても指にインクがつくことはありますよね。パイロットは、手についたインキは石鹸をつけて洗ってもすぐには落とせないものの、次第に色は薄くなり、いずれきれいに落ちると案内しています。あわせて、インキには身体についても害を及ぼす成分は含まれていないとしています。これは手や肌についた場合の案内で、口に入った場合の対応は別です(記事後半のよくある質問にまとめました)。こすりすぎて肌を傷めるより、何回かに分けて洗うほうがよさそうです。服についた場合については、パイロットが別の質問として案内を出しているので、同社のよくある質問の該当ページを確かめてください。

コンバーターで使うボトルインクを選ぶなら、まずはペンと同じメーカーのものから始めると安心です。パイロットの万年筆なら、同社のボトルインクの色彩雫(いろしずく)のシリーズなどがあります。色や容量、価格は販売店によって違うので、購入前に各ショップで確認してください。

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回転吸入式はペンの尻を回して吸い上げる

吸入式の万年筆は、カートリッジもコンバーターも使わず、胴の中へ直接インクを吸い上げます。ここでは、手順が公開されているセーラー万年筆の尾栓回転吸入式(レアロ)を例に、ペンの後ろの端(尾栓)を回して吸い上げる方法を説明します。

セーラー万年筆によると、該当するのはプロフィット レアロとプロフェッショナルギア レアロの2製品です。手順を順番に書くと、次のようになります。

  1. キャップを外し、尾栓を矢印の方向にネジをあけるように、抵抗を感じるところまでゆっくり回す
  2. ペン先をハート穴が浸るまでボトルインクに入れる
  3. 尾栓をゆっくりと矢印の方向に回しながら、インクを吸い上げる
  4. ペン先についた余分なインクを、柔らかい布やティッシュペーパーで拭き取る

コンバーターと動きは似ていますが、ピストンが胴の中にあるので、胴を外す工程がありません。セーラー万年筆は、吸入式は大先(首部)と胴が外れないと注意しています。カートリッジ式のつもりで胴をねじると、部品を傷めるかもしれないので気をつけてくださいね。

インクが残っているときの注意

吸入式で気をつけたいのは、まだインクが残っている状態で尾栓を回すときです。セーラー万年筆は、インクを含んでいる状態で尾栓を回すとインクが押し出されてくるので、布などでくるんで拭き取るよう案内しています。ペン先の下に布やティッシュを当ててから回すと安心かなと思います。

レアロは、インクタンクウィンドウ(胴にある小さな窓)で、インクが入っているのを確かめられます。ほかの吸入式の万年筆は、それぞれの取扱説明書の案内に従ってください。

パイロットのブランジャー式

パイロットにも、ブランジャー式という吸入方式の万年筆があります。手順は同社の公式サイトで動画として公開されていて、よくある質問のページでは、インキ瓶から吸入するときの注意点を挙げています。

その内容は、インキ瓶には垂直にペン先を入れて吸入することが望ましく、ペン先を斜めにすると吸入できなくなる、というものです。瓶のインクが少なくなってくると、ペンを傾けないと先が届かなくなりますよね。パイロットは、インキ量が少なくなったらインキ瓶にインキを補充して使うよう案内しています。一方で同社は、同じ色でも古いインキと新しいインキを混ぜて使うことは控えるよう別の質問で案内しているので、瓶への補充のしかたで迷ったら、パイロットのお客様相談室に確かめると安心です。

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3社の公式手順を並べると違いがわかる

パイロット・プラチナ万年筆・セーラー万年筆の、カートリッジを差すときに回すかとコンバーターを浸す深さを比べた表
3社の案内の違い

ここまでの手順を、メーカーごとに並べてみます。パイロット、プラチナ万年筆、セーラー万年筆の3社が公式サイトや取扱説明書で案内している内容を、項目ごとに1枚の表にまとめました。一般的なインクの入れ方の解説では1つの手順にまとめられがちですが、3社を並べると、細かいところでかなり違うことがわかります。

→ 横にスクロールできます

項目 パイロット プラチナ万年筆 セーラー万年筆
カートリッジの向き・上下 逆に差さない(インクの蓋を破る内部部品が破損する恐れ)。交換はペンを上に向けて ペン先を上に向けた状態で差し込む 差し込み口は凹んでいる方・矢印の先が向いている方。ペン先は上向き
カートリッジを差すときに回すか 回さない(回しながら差すと蓋が塞がり、インキが出なくなる可能性)。まっすぐ差し込む 取扱説明書(SPSQ-400・SPN-100A)では、ゆっくり回しながら、先端のステンレスボールがインク内に落ちるまで深く差し込む ひねったり強くつまんだりしない(カートリッジやペン芯の破損の恐れ)。まっすぐ奥まで差し込む
差したあと はじめて使うときは、カートリッジを指で静かにつまんでペン先にインキを送り出す カートリッジを差したあと、インクがペン芯・ペン先に浸透するまで3〜5分ほど待つ(同社の解説記事) 胴をはめ直すと、しばらくして筆記できる状態になる
コンバーターを浸す深さ ペン先を首の部分まで ペン先の根元まで(プロシオンは吸入口まで) ハート穴が浸るまで。吸入できない製品は大先まで
コンバーターの操作 板バネ式・回転吸入式・プッシュ式それぞれの方法で吸入 ノブを左に回す→インクに浸して右に回して吸入 ノブを矢印の方向に回してピストンを下げる→ゆっくり矢印の方向に回して吸入
吸い上げたあと コンバーター40は空気も一緒に吸うため満タンにはならない(規定量は0.4ml) 余分なインクを柔らかい布などで拭き取る 胴をはめ直し、余分なインクを柔らかい布やティッシュペーパーで拭き取る
使う補充用品 パイロットの万年筆用インキを指定(他社品は使えても合わないものがある・顔料系は使わない) プラチナ補充用品(カートリッジインク)を使う メーカーにより規格が異なるため、同社の万年筆には必ず同社製のカートリッジインク・コンバーターを使う

表は、2026年10月時点で各社の公式サイトに載っている案内と、プラチナ万年筆の取扱説明書(PDF)から整理したものです。表の中の3〜5分は、プラチナ万年筆が自社の解説記事のカートリッジの手順で示している目安で、ほかの2社は待つ時間を数字で示していません。

いちばん大きな違いはカートリッジを回すかどうか

表のとおり、カートリッジを差すときの動きはメーカーで逆になっています。各社とも理由までは書いていませんが、カートリッジやペンの差し込み口の構造が違うことが関係していると考えられます。

ここで大事なのは、ネットの解説や人から聞いた手順をそのまま別のメーカーのペンに当てはめないことです。たとえば“回しながら差すとよく入る”という話をパイロットの万年筆でそのまま試すと、パイロットが注意している“蓋が塞がってインキが出ない”状態になるかもしれません。

浸す深さは首まで・根元まで・ハート穴まで

コンバーターを浸す深さも、表現が3社で違います。パイロットの首の部分まで、プラチナ万年筆のペン先の根元まで、セーラー万年筆のハート穴が浸るまで。どれも、ペン芯にある空気とインクの通り道をインクの中に沈めて、吸い込むときに空気を吸わないようにするための目安だと読めます。

セーラー万年筆のように、ハート穴まででは吸入できない製品があると書いているメーカーもあります。ノブを回してもインクが上がってこないときは、取扱説明書の深さまで浸せているかを先に見直してみてください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

万年筆のインクの入れ方で迷うところと入れたあとの扱い

万年筆のインクの入れ方の手順がわかっても、実際にやってみると“差したのに書けない”“コンバーターに半分しか入らない”“違うメーカーのインクを使っていいのか”といった迷いが出てきます。この章では、インクを入れた直後から使い続ける間に出てきやすい疑問を、メーカーの案内をもとに順番に整理します。

扱うのは、入れた直後にインクが出ないときの待ち方、コンバーターにどこまで入れるかの目安、他社のインクやカートリッジの扱い、インクの色を変えるときの入れ替え手順、入れたあとの持ち運びと保管の5つです。どれも、知らずにいるとペンの調子を崩したり、インク漏れにつながったりしやすいところなので、手順とセットで覚えておくと安心ですよ。

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入れたのにインクが出てこないときの待ち方

カートリッジやコンバーターを差したのにすぐ書けないときは、インクがまだペン先まで届いていないだけ、ということもあります。まずは少し待つか、メーカーが案内している方法でペン先へインクを送ってみてください。

万年筆は、毛細管現象(細いすき間ほど液体が吸い込まれていく働き)でインクをペン先まで運ぶ筆記具です。プラチナ万年筆は、ペン芯からペン先までのインクの通り道はとても細く、浸透するまで少し時間がかかると説明していて、ドリップコーヒーが一滴ずつ抽出されるようなものだとたとえています。そのうえで、カートリッジを差したあとの手順として、インクがペン芯・ペン先に浸透するまで3〜5分ほど待つよう案内しています。この時間は、あくまで同社が示している一般的な目安です。

パイロットは指でつまんで送り出す

パイロットは、カートリッジ式をはじめて使うときは、カートリッジを差し込んでから指で静かにつまんで、ペン先にインキを送り出してから使うよう案内しています。カートリッジを軽く押して、中のインクをペン芯へ流し込むイメージです。

パイロットの案内は“静かに”つまむことなので、力を入れすぎないようにしてくださいね。今回見た3社の案内のうち、送り出す方法を書いているのはパイロットだけです。ほかのメーカーのペンでは、まず待つほうを選ぶのが無難かなと思います。

待っても出ないときに見直すこと

数分待っても書けないときは、次の順に見直してみてください。

  • カートリッジが奥まで差し込まれているか、向きは合っているか
  • コンバーターの中に、インクが実際に入っているか
  • ペン先の表(ハート穴のある面)を上にして、紙に軽く当てているか

3つ目の書き方も、意外と見落としやすいところです。プラチナ万年筆は、万年筆の角度をおよそ45〜60°の範囲で立てて持つとインクがペン先まで伝わりやすくなるとしていて、筆圧はほとんどいらないと説明しています。パイロットも、ボールペンのような強い筆圧は必要ないとしています。

長く使っていなかった万年筆に新しいインクを入れた場合は、待っても出ないことがあります。セーラー万年筆は、長い間使用しておらず新しいインクを入れたが書けない時は特によく洗浄するよう案内していて、水洗いしても出ない場合はペン芯などに何らかのトラブルが起きている可能性があるとしています。そこまで来たら、自分で分解しようとせず、メーカーや販売店に相談してください。

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コンバーターにどこまで入れるかの目安

パイロットのコンバーター40では、インクを吸い上げても中が満タンにならず、空気が残ります。同社はこれを正常な状態だとしています。

パイロットは、コンバーター40(CON-40)について、インキを吸入するときにペン芯の中の空気も一緒に吸い込むため、内部をすべてインキで満たすことはできない構造だと説明しています。同社は規定量を0.4mlとしていて、その量を吸入したあとにも空気の部分が多く残るが、この状態は正常だとしています。同じページには、コンバーターのどこまでインキを入れればよいかを示す図も載っています。

コンバーター40なら、同社の図の位置まで入っていれば足りると考えてよさそうです。何度も吸い直して満タンにしようとすると、そのたびにペン先をインクに浸して出し入れすることになり、首の部分や手が汚れやすくなります。ほかのコンバーターの規定量は機種ごとに違うので、付属の取扱説明書で確かめてください。

パイロットは、カスタムなどの大型のペン先には、コンバーター70(CON-70)を使うとインキが入れやすくなるとして勧めています。コンバーターは機種によって合う・合わないがあるので、買う前に手元の万年筆の取扱説明書やメーカーの対応表で、使えるコンバーターの型番を確かめておくと安心です。

ゆっくり回すのがコツ

セーラー万年筆は、コンバーターや吸入式でインクを吸い上げるとき、ノブや尾栓をゆっくりと回すよう案内しています。パイロットも、ブランジャー式の項で、ペン先を斜めにすると吸入できなくなると注意しています。

ペン先はインクに浸したまま、ノブを一定の速さでゆっくり回すようにしましょう。途中でペン先がインクから出てしまうと、そこで空気を吸ってしまうかもしれないので、ボトルの中のインクの量にも気を配ってくださいね。

コンバーターは万年筆と同じメーカーのものを選びます。この記事で取り上げたパイロットのコンバーター40と、プラチナ万年筆の取扱説明書に載っているコンバーター700Aを置いておきます。どちらも、手元の万年筆に合うかを取扱説明書やメーカーの案内で確かめてから選んでください。現行の型番や価格・在庫は、購入前に各ショップで確認してくださいね。


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他社のインクやカートリッジを使ってもいい?

カートリッジとコンバーターは、基本的に万年筆と同じメーカーのものを使います。ボトルインクについては、パイロットが他社のインクも使えるとしつつ、合わないものがあると案内しています。プラチナ万年筆とセーラー万年筆のボトルインクの扱いは、今回見た公式の案内には書かれていなかったので、各社に確かめてください。

セーラー万年筆は、カートリッジインクもコンバーターも、メーカーにより規格が異なるので、同社の万年筆には必ず同社製を使うよう案内しています。プラチナ万年筆の取扱説明書にも、同社の商品にはプラチナ補充用品(カートリッジインク)を使うよう書かれています。形が違うカートリッジを無理に差し込むと、ペンの差し込み口を傷めるかもしれません。

他社のボトルインクは使えても合わないことがある

ボトルインクについては、パイロットが「お使いいただくことは可能ですが、メーカーごとにインキの粘度や成分が違うためパイロット製の万年筆とは合わないものもあり、スムーズな筆記ができないことがあります。」と案内しています。そのうえで、顔料系のインキは不具合の原因になるので使わないようにとしています。また、同社の取扱いの注意では、インキはパイロットの万年筆用インキ(カートリッジインキまたは瓶インキ)を指定しています。

つまり、他社のボトルインクは“入れられないわけではないが、メーカーが勧めているのは自社のインク”という扱いです。ペンの調子を優先するなら、まずは同じメーカーのインクから始めるのが無難かなと思います。顔料インクと染料インクの違いは、ジャーナリング用のペンを顔料と染料の表記から選ぶ記事でも整理しているので、インク選びの参考にしてみてください。

インクは混ぜない

好きな色を作りたくて、インクを混ぜたくなることもあるかもしれません。パイロットは、同社の万年筆用インキは色によって成分が違うため、色を混ぜることは勧めないとしています。さらに、同じ色でも古いものと新しいものを混ぜて使うことは控えるよう案内しています。

パイロットは、他のインキを混ぜて使ったり、古いインキを使ったりすると故障の原因になると注意しています。違う色を試したいときは、次の見出しの手順でペンを洗ってから入れ替えるのがおすすめです。

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インクの色を変えるときは洗ってから入れる

水を入れたコップにペン先を浸した写真に、コンバーターを使っているときの洗浄手順と透明軸の注意を添えたスライド
インクの色を変えるときは水で洗う

インクの色や種類を変えたいときは、前のインクを抜いて、ペンの中を水で洗ってから新しいインクを入れます。洗わずに入れると、前の色が混ざったり、インクどうしが合わなかったりするかもしれません。

パイロットは、インキの色を変える際は水洗いしてから新しい色のインキを入れるよう案内しています。セーラー万年筆も、インクの種類や色を変えたい時を、特によく洗浄したい場面の1つに挙げています。

コンバーターを使っているときの入れ替え手順

セーラー万年筆は、コンバーターを使っているときの洗浄方法を次のように案内しています。

  1. キャップと胴を外す
  2. 水を入れたコップにペン先を浸し、インクを吸入する要領でノブを回して水を吸い込む
  3. ノブを反対に回して、吸い込んだ水を出す
  4. そのまま水の吸入と排出を5〜6回繰り返す
  5. コンバーターを外し、コップの水を入れ替えて、大先全体を水に浸したままひと晩置く(透明軸やスケルトンカラー軸は浸け洗いを避け、ペン先部分のみ水で洗い流す)
  6. 水道水で洗い流し、柔らかい布やティッシュで水気をよく拭き取る

同社は、色の濃いインクが布やティッシュペーパーに付着しなければ洗浄完了だとしています。水気をよく拭いて乾かしてから、新しい色のインクを入れましょう。水が残ったまま入れると、新しいインクが薄まるかもしれません。カートリッジを使っている場合は、使用済みのカートリッジを抜いて捨ててから、同じように大先を水に浸します。

洗うときに守りたいこと

洗うときの注意も、メーカーがいくつか挙げています。パイロットは、洗浄時にペンとペン芯を絶対に首から抜かないよう注意しています。また、コンバーターの付け外しを頻繁に行うと接続口が緩んでくる場合があるとしています。色を変えるたびにコンバーターを何度も抜き差しするのは、ほどほどにしておくのがよさそうです。

軸の種類による注意もあります。セーラー万年筆は、透明軸やスケルトンカラー軸は大先の中に水が入り込んでインクの色素が残ることがあるので、浸け洗いは避けるよう案内しています(上の手順4の括弧書き)。ブライヤーなどの木軸の万年筆は、水につけると膨張して割れる恐れがあるとしています。パイロットも、ノック式のキャップレスは本体内部が複雑な構造なので、水には浸さないよう注意しています。手元のペンの素材と形を確かめてから洗ってください。

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入れたあとの持ち運びと飛行機での注意

革のペンケースに入れた万年筆の写真に、持ち運びの基本とインクのにじみ・長く使わないときの扱いをまとめたスライド
持ち運びと長く使わないときの保管

インクを入れた万年筆は、持ち運ぶときと、しばらく使わないときの扱いで、インク漏れや詰まりの起きやすさが変わります。基本は、キャップをしっかり閉めて、ペン先を上に向けておくことです。

パイロットは、筆記時以外はキャップをしっかり閉めるよう案内していて、インキの乾燥を防ぎ、落としたときのペン先を守ることにもなるとしています。持ち運びについては、振動でインキが漏れだすことがあるので、しっかりキャップを閉めて激しい衝撃が加わらないよう注意し、できるだけペン先を上向きにすることを勧めています。プラチナ万年筆も、万年筆を落としたり激しく振ったりするとインクが飛び出すことがあると注意しています。

ペン先からインクがにじむのは故障とは限らない

インクを入れてしばらくすると、ペン先にインクがにじんでいることがあります。パイロットは、正常な万年筆であっても、振動が加わったり、温度変化で内部の空気が膨張したりすると、インキがペン先から出てしまうことがあると説明しています。故障ではないので、気になる場合は拭き取って使うよう案内しています。

温度変化が関わるので、真夏の車の中や暖房器具のそばに万年筆を置くのは避けたほうがよさそうです。拭き取り用のティッシュを1枚、ペンケースに入れておくと安心かも。

ダイゴー ティータイムペンケース
ダイゴー(DAIGO)
インクを入れた万年筆を持ち歩くときのスリムなペンケース。ショップの表記では外寸が幅175×高さ35×奥行25mmなので、手元の万年筆の長さと太さが収まるかを確かめてから選んでください。
価格や在庫は変動するため、購入前に各ショップでご確認ください。

飛行機に持ち込むときと、長く使わないとき

飛行機では、気圧の変化でインクが漏れるという話を聞いたことがあるかもしれません。パイロットは、ペン芯の改良と機内の気密性の向上で、インキが漏れることはほとんどなくなったとしています。それでも漏れを防ぐために、ペン先を上向きに保管し、インキを抜くか満タンにして、できるだけ使わないよう案内しています。満タンにするのは、空気の膨張による漏れを最小限にするためだそうです。

しばらく使わない予定があるときは、インクを入れっぱなしにしないほうがよさそうです。パイロットは、長期間使用しない時はインキを抜き、内部を洗ってから保存するよう案内しています。セーラー万年筆は、頻繁に使っている場合でも2〜3か月に一度の洗浄を勧めていて、プラチナ万年筆の取扱説明書は3か月に1回はペン先を水かぬるま湯で洗うよう書いています。いずれもメーカーが示す目安です。セーラー万年筆は、毎日少しでもインクを流す、つまり書くことが、インクが固まるのを防ぐ一番のメンテナンスになるとしています。

インクを入れた万年筆を手帳と一緒に持ち歩くなら、ペンホルダーやペンケースの形も気になりますよね。手帳に差すペンの太さや長さの合わせ方は、手帳用ペンの選び方とホルダーに入る太さ・長さの記事で比べているので、あわせて見てみてください。

万年筆のインクの入れ方についてよくある質問

使い終わったカートリッジが引っ張っても抜けません。どうすればいいですか?

パイロットは、カートリッジが張り付いて引っ張っても取れない場合は、少し右回り(時計回り)に回しながら引き抜くよう案内しています。左に回すと内部の部品も一緒にゆるんでしまう可能性があるそうです。コップに水を張って浸けておくのも効果的としたうえで、それでも外れない場合はお客様相談室へ相談するよう書いています。プラチナ万年筆の取扱説明書は、ペンを上に向け、ねじりながら静かに抜くよう案内しています。回す向きや抜き方はメーカーで違うので、手元のペンの説明書を優先してください。

家にある古いボトルインクを入れてもいいですか?

パイロットは、古いインキを使うと故障の原因になると注意しています。開けてから時間がたったインクや、色や状態が変わったように見えるインクは、無理に使わないほうが安心です。同じ色でも、古いものと新しいものを混ぜて使うことは控えるよう案内しています。

子どもがインクを口に入れてしまったら?

プラチナ万年筆の取扱説明書は、万年筆などのインクを誤飲したときは、水を飲ませるなどの処置をし、医師に相談するよう書いています。あわせて、子どもの手の届かない場所に保管するよう注意しています。パイロットも、幼児の手の届く所に置かないよう案内しています。ボトルインクやカートリッジは、インクを入れ終わったらすぐに片付けてください。

軸についたインクは、ウェットティッシュで拭いてもいいですか?

メーカーは、アルコールや薬品で拭くことを避けるよう案内しています。セーラー万年筆は、胴や蓋の汚れを取るときにアルコールを含んだウエットティッシュや布、薬剤を使わないよう注意していて、樹脂が脆くなり割れる恐れがあるとしています。プラチナ万年筆の取扱説明書は、キャップや胴の表面が汚れた時はやわらかい布で乾拭きし、濡れた布や金属磨き、薬品などは使わないよう書いています。パイロットも、劣化する恐れがあるので万年筆の表面をアルコールで拭かないよう注意しています。

パイロットのカートリッジに種類はありますか?

パイロットは、現行の万年筆に使えるカートリッジはシングルタイプの1種類だと案内しています。過去にはダブルスペアカートリッジがありましたが、現在は製造販売を終了しているそうです。古い万年筆で、どのカートリッジが合うかわからないときは、メーカーに確認してみてください。

万年筆のインクの入れ方のまとめ

万年筆のインクの入れ方は、まず手元のペンがカートリッジ式、コンバーター式、吸入式のどれに対応しているかを確かめるところから始まります。方式がわかれば、手順そのものはシンプルです。

  • カートリッジは、ペン先を上に向けて、差し込み口の向きを確かめてから奥まで差す
  • コンバーターは、ピストンを下げてからペン先をインクに浸し、ノブをゆっくり回して吸い上げる
  • セーラー万年筆のレアロのような尾栓回転吸入式は、胴を外さず尾栓を回して吸い上げ、インクが残っているときは布を当てる
  • 差したあとはインクがペン先に届くまで待ち、色を変えるときは水洗いしてから入れる

そして、いちばん覚えておきたいのは、カートリッジを差すときに回すかどうかや、ペン先を浸す深さが、メーカーによって違うことです。パイロットとセーラー万年筆はまっすぐ差し込むよう、プラチナ万年筆は取扱説明書のカートリッジインク(SPSQ-400・SPN-100A)の項でゆっくり回しながら差し込むよう案内しています。この記事の比較表で自分のメーカーの欄を確かめてから作業すると、迷わずに済むかなと思います。

この記事の手順は、パイロットのよくあるご質問「万年筆のインキの入れ方がわかりません。」(出典:パイロット)と、セーラー万年筆の万年筆のインク補充方法(出典:セーラー万年筆)、プラチナ万年筆の取扱説明書をもとに整理しています。機種によって細かな手順は変わるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。インクが出ない状態が続くときや、部品が外れにくいときなど、最終的な判断は専門家・販売店・メーカーへご相談ください。

インクを入れて、最初の1文字が紙にすっと出てくる瞬間は、万年筆ならではの楽しさです。あなたの1本に合った入れ方で、気持ちよく書きはじめてくださいね。

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