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コーヒーサーバーおすすめの選び方|容量と素材で失敗しない基準とは

コーヒーサーバーのおすすめ|容量と素材で選ぶ基準
ドリッパーとケトルは揃えたけれど、その下で受けるコーヒーサーバーはどれを選べばいいのか。ガラスにするかステンレスにするか、容量はどのくらいがいいのか、意外と決め手がなくて迷いますよね。「とりあえず大きめを買っておけば安心かな」と考える方も多いと思います。
先に結論をお伝えすると、コーヒーサーバー選びは容量と素材の2つで9割が決まります。そして容量は、大きければいいというものではありません。普段淹れる杯数に合わせるのが正解で、一人分なら300〜400ml前後がちょうどいい。大きすぎると洗うのも置くのも邪魔になるんですよね。
素材は、コーヒーの見た目や風味を大事にするなら耐熱ガラス、割れるのが心配なら割れにくいトライタン、温かさを長く保ちたいならステンレス。どれが優れているというより、それぞれに得意分野があるので、自分の使い方に合わせて選べば失敗しません。
この記事では、容量の決め方から素材ごとの特徴、目盛りや口径のチェックポイント、そして意外と知られていない「保温の真実」まで整理しました。読み終わるころには、自分の暮らしに合う1台がはっきりしているはずですよ。
この記事で理解できることは、次の4つです。
- 容量を淹れる杯数から決める考え方
- ガラス・トライタン・ステンレスの違い
- 目盛りや口径など見落としがちな点
- 保温とおいしさの本当の関係
コーヒーサーバーの選び方の基本
まずは選ぶ基準を整理していきます。容量と素材、この2つさえ押さえておけば、大きく外すことはまずありません。あとは目盛りや口径といった細かいポイントを順番に見ていく、という流れで考えると分かりやすいですよ。
容量は淹れる杯数から決める

サーバー選びで、いちばん最初に決めるのが容量です。ここは普段淹れる杯数から逆算するのがコツになります。
容量の目安を整理すると、こんな関係になります。
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| 淹れる量 | 目安の容量 | 向いている人 |
|---|---|---|
| マグカップ1杯 | 250〜300ml程度 | ひとり暮らし |
| コーヒーカップ2杯 | 400ml前後 | ひとり〜ふたり |
| 3〜4杯 | 700ml程度 | 家族で飲む |
数値はカップの大きさによって変わりますので、あくまで一般的な目安として見てくださいね。
ここで大事なのが、大きすぎるサーバーは扱いづらいということです。「たくさん入るほうが便利」と思って大容量を選ぶと、1杯しか淹れないのに大きな容器を洗うことになりますし、キッチンでも場所を取ります。少ない量を大きなサーバーで受けると、目盛りも見づらくなります。
普段の杯数にちょうど合うサイズか、少し余裕がある程度を選ぶのが正解です。1杯だけ淹れることが多いなら、思い切って小さめを選んだほうが、毎日の使い勝手はいいですよ。
もうひとつ、容量には「少し余裕」を見ておくと安心な理由があります。ハンドドリップでは、淹れたいコーヒーの量より少し多めの湯を使うことがあるからです。たとえば200mlのコーヒーを淹れるつもりでも、粉が湯を吸うぶんを見込んで、実際にはもう少し湯を注ぎます。出来上がり量ぴったりのサーバーだと、あふれそうでヒヤヒヤすることがあるんですよね。だから狙う杯数より一回り大きい容量を選んでおくと、落ち着いて注げます。ただし大きすぎは扱いづらいので、「杯数+少し」くらいがちょうどいい塩梅です。
一人用は300〜400mlが目安
ひとり暮らしや、自分の分だけ淹れることが多い方に向けて、もう少し具体的に説明しますね。一人用なら300〜400ml前後がいちばん使いやすい容量です。
なぜこの容量かというと、マグカップ1杯がだいたい250ml前後、コーヒーカップ2杯で400ml前後だからです。300mlあればマグカップにたっぷり1杯、400mlあれば来客時に2杯淹れることもできる。日常の1杯と、たまの2杯をカバーできるのがこのサイズなんですよね。
一人用サーバーの良さは、洗いやすさと置きやすさにもあります。小さいぶん片手で洗えて、水切りかごでも場所を取りません。毎日使うものだからこそ、この扱いやすさは地味に効いてきます。「大は小を兼ねる」と考えて大きいものを選ぶより、自分の1杯に合ったサイズを選ぶほうが満足度は高いと思います。
逆に、来客が多い、家族の分もまとめて淹れる、という場合は700ml程度の大きめを選びます。ただしその場合も、普段は1杯という方なら、小さいサーバーと大きいサーバーを使い分けるのも手です。毎日の1杯には小さいものを、たまの来客には大きいものを、というふうに。
素材で味と扱いやすさが変わる

容量が決まったら、次は素材です。コーヒーサーバーの素材は、大きくガラス・トライタン(樹脂)・ステンレスの3つに分かれます。それぞれ性格がかなり違います。
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| 素材 | 強み | 弱み | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 耐熱ガラス | におい移りが少なく中身が見える | 割れる | 風味と見た目を大事にしたい |
| トライタン(樹脂) | 透明で割れにくく軽い | 傷がつきやすい | 割れが心配・子どもがいる |
| ステンレス | 保温力が高い | 中身が見えない・洗いにくい | 保温したい・アウトドア |
特性は製品によって差がありますので、目安として見てくださいね。
この3つ、選ぶ基準はシンプルです。コーヒーの色や香りを大事にするならガラス、割れるのが心配ならトライタン、保温したいならステンレス。自分が何を優先するかで決めれば、大きく外すことはありません。
それぞれの素材について、次からもう少し詳しく見ていきますね。まずは定番の耐熱ガラスからです。
耐熱ガラスは風味を損なわない
コーヒーサーバーの定番といえば、やはり耐熱ガラスです。多くの専門家がいちばんに推す素材でもあります。
ガラスの最大の強みは、においや色が移りにくく、コーヒー本来の風味を損なわないことです。プラスチックだと使ううちに色やにおいが染みついたり、香りが逃げやすかったりしますが、ガラスはその心配が少ない。洗えばいつもクリアな状態に戻ります。
もうひとつの魅力が、中身が見えることです。透明なので、コーヒーがどれだけ落ちたか、色の濃さはどうか、目で確認できます。淹れている過程も美しく、食卓に置いたときの見栄えもいい。コーヒーを嗜好品として楽しみたい人には、これ以上ない素材だと思います。
デメリットは、割れることです。落とせば割れますし、急な温度変化にも弱いので、冷えたサーバーにいきなり熱湯を注ぐような扱いは避けたほうがいいです。とはいえ、据え置きで丁寧に扱う分には長く使えます。風味と見た目を優先するなら、まず耐熱ガラスから検討するのがおすすめです。
最初の1台としておすすめの耐熱ガラスは、一人用なら300〜400mlで目盛り付きのものが使いやすいです。使っているドリッパーと同じメーカーで選ぶと口径の相性も安心です。電子レンジで温め直したいなら、レンジ対応かも確認してくださいね。価格や仕様は購入前に各ショップでご確認ください。
ひとつ知っておきたいのが、同じ耐熱ガラスでも作り方で丈夫さが違うことです。ガラスには成形の仕方があり、口の縁がぽってり厚めに作られたものは、薄手のものより欠けにくい傾向があります。毎日ガシガシ使いたいなら、極端に薄いものより、ある程度厚みのあるものを選ぶと安心です。逆に、見た目の繊細さや軽さを取りたいなら薄手を。どんな扱い方をするかで、同じガラスでも選ぶべきものが変わってきます。もちろん、どちらも急冷・急熱には弱いので、そこは共通して気をつけてください。
割れにくさ重視ならトライタン
「ガラスは割れそうで不安」という方に知ってほしいのが、トライタンという素材です。ガラスと樹脂のいいとこ取りをしたような素材なんですよね。
トライタンはコポリエステル樹脂という合成樹脂で、プラスチックの一種です。でも普通のプラスチックと違って、ガラスのように透明度が高いのに割れにくいのが特徴です。透明だから中身も見えて、落としても割れにくく、しかも軽い。食器洗浄機で洗える製品も多く、手入れも簡単です。
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| 比べる点 | 耐熱ガラス | トライタン |
|---|---|---|
| 透明感 | 高い | 高い |
| 割れにくさ | 割れる | 割れにくい |
| 重さ | やや重い | 軽い |
| におい移り | ほぼない | ガラスよりは付きやすい |
| 傷 | 付きにくい | 付きやすい |
弱点は、傷がつきやすいことと、ガラスに比べればにおいが移りやすいことです。硬いたわしでこすると細かい傷が入り、そこに汚れがたまることもあります。長くきれいに使うには、やわらかいスポンジで洗い、コーヒーの油分をためないことがコツです。とはいえ、小さなお子さんがいる家庭やアウトドアなど、割れると困る場面では大きな安心感があります。普通のプラスチックとは別物と考えて、選択肢に入れてみてください。
割れが心配な方や小さなお子さんがいる家庭には、トライタン製が安心です。透明で中身も見えて、落としても割れにくいのが利点です。耐熱温度や電子レンジ対応の可否は製品で違うので、温め直しをするなら表記を確認して選んでください。価格や在庫は購入前にご確認ください。
耐熱温度も見ておくと安心です。トライタンは熱湯に耐える設計のものが多いですが、製品によって上限が違います。ドリップした熱いコーヒーを受けるぶんには問題ないことがほとんどです。ただし樹脂なので直火にはかけられません。電子レンジは対応の可否が製品で分かれるので、温め直しをしたいなら対応表記を確認してから選んでくださいね。
目盛りと口径もチェックする
素材と容量が決まったら、あと2つ確認したいポイントがあります。目盛りと口径です。地味ですが、毎日の使いやすさに直結します。
まず目盛り。サーバーの側面に容量の目盛りが付いていると、どれだけ淹れたか一目で分かります。100mlごとに目盛りが入っているものが多く、これがあると「今日は2杯分」といった調整がしやすいんですよね。目分量で淹れるより、狙った量をきっちり出せます。コーヒーの味を安定させたいなら、目盛りは地味に効くポイントです。
目盛りの見やすさにも少し差があります。刻印やプリントで数字が入っているタイプは、暗いキッチンでも読みやすくて便利です。一方、ガラスに凹凸だけで線が入っているタイプは、見た目はすっきりしますが、コーヒーの色と重なると少し読みにくいことがあります。杯数の目盛りと、ミリリットルの目盛りのどちらが自分に分かりやすいかも、選ぶときに見ておくといいですよ。カップ何杯という表示のほうが直感的、という方も多いと思います。
次に口径、つまり注ぎ口や本体の口の広さです。
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| 確認する点 | 見るべきところ |
|---|---|
| 口の広さ | 手やスポンジが入るか(洗いやすさ) |
| ドリッパーの安定 | ドリッパーがぐらつかず乗るか |
| 注ぎやすさ | 注ぎ口からカップへ注ぎやすいか |
| フタの有無 | 保温やホコリよけになるか |
特に大事なのが、口が広くて手が入るかです。口が狭いサーバーは、内側を洗うのが本当に面倒なんですよね。コーヒーの油分は残りやすいので、手やスポンジがすっと入る口径のものを選ぶと、手入れがぐっと楽になります。長く清潔に使うためにも、ここは見ておいてください。
用途別コーヒーサーバーのおすすめ
ここからは使い方に合わせた選び方です。保温したい人、ドリッパーとセットで揃えたい人、それぞれのポイントを見ていきますね。そして、意外と誤解されている「保温とおいしさの関係」もお伝えします。
保温で選ぶステンレスの実際
「淹れたコーヒーを温かいまま保ちたい」という方に向いているのが、ステンレス製のサーバーです。保温力が魅力の素材ですね。
ステンレスの真空二重構造のサーバーは、保温力がとても高いです。製品によっては、朝淹れたコーヒーが昼まで温かさを保つ、というものもあります。何度も温め直す手間が省けるので、忙しい朝や、少しずつ飲む人には便利です。アウトドアやキャンプでも、保温できるのは大きな利点になります。
温かさを長く保ちたい方やアウトドアには、真空二重構造のステンレスサーバーが向いています。中身は見えませんが、保温力は大きな魅力です。飲みきる量や淹れ方に合わせて容量を選んでください。価格や仕様は購入前に各ショップでご確認ください。
ただし、ステンレスには弱点もあります。
ひとつが、中身が見えないこと。金属なので透明ではなく、どれだけ落ちたか、残りがどれくらいかが分かりません。もうひとつが、洗いにくさ。口が狭いものが多く、内側の手入れがガラスやトライタンより手間です。長時間コーヒーを入れっぱなしにすると、においが残ったり腐食の原因になったりすることもあるので、使ったら早めに洗って乾かすのが基本です。
ステンレスを長く使うなら、手入れのコツも押さえておきましょう。口が狭くてスポンジが届きにくいので、柄の長いボトル用ブラシがあると内側まで洗えます。においが気になってきたら、水に少量の重曹を溶かして入れ、しばらく置いてからすすぐ方法が知られています。ただし製品によって使える洗剤や手入れ方法は違うので、必ず取扱説明書に従ってください。保温力が高いぶん、放置すると内部が乾きにくいので、使ったらフタを開けて中までしっかり乾かすのが長持ちの基本です。
保温という機能を取るか、見た目や洗いやすさを取るか。ここはトレードオフなので、自分の使い方をよく考えて選んでください。
保温はおいしさを保たない

ここで、多くの人が誤解している大事なことをお伝えします。保温は「温度を保つ」道具であって、「おいしさを保つ」道具ではありません。
コーヒーの味は、淹れた瞬間から少しずつ変わっていきます。抽出直後から酸化が進み、時間が経つとフルーティーな香りが飛んだり、酸味が尖ったり、風味が平坦になったりするんですよね。これは温度を保っていても止められません。むしろ高い温度で保温し続けると、変化が早まることもあります。
◆ケイのワンポイントアドバイス
コーヒーがいちばんおいしいのは、淹れてからほんの数分間です。だから本当においしく飲みたいなら、飲む分だけその都度淹れるのがいちばん。保温サーバーは「温かさを保つ便利な道具」であって、「淹れたてのおいしさを閉じ込める魔法の道具」ではない、と知っておくと選び方がぶれません。
とはいえ、これは「保温サーバーがだめ」という話ではありません。忙しくてその都度淹れられない、多少風味が変わっても温かいコーヒーが飲めるほうがいい。そういう生活スタイルなら、保温は十分に価値のある機能です。大事なのは、保温に何を期待するかを正しく理解して選ぶことです。おいしさを最優先するなら、その都度淹れられるガラスサーバー。温かさと手軽さを取るなら、ステンレス。この整理ができていれば、後悔しません。淹れ方そのものを見直したい方はコーヒーの蒸らしを解説した記事もどうぞ。
ドリッパーとのサイズを合わせる
サーバー選びで見落としがちなのが、ドリッパーとの相性です。サーバーの上にドリッパーを乗せて使うので、この2つのサイズが合っていないと困ります。
いちばん確実なのは、ドリッパーとサーバーを同じメーカーで揃えることです。同じメーカーなら、ドリッパーがサーバーの口にぴったり乗るように設計されています。多くのメーカーがドリッパーとサーバーをセットで販売しているのも、この相性を考えてのことなんですよね。
違うメーカーで組み合わせると、こんな不具合が起こることがあります。
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| 起こりうる不具合 | 何が困るか |
|---|---|
| ドリッパーが口に乗らない | そもそも使えない |
| 乗るけれど不安定 | 抽出中にぐらついて危ない |
| 口径が広すぎて落ち込む | ドリッパーが安定しない |
| 抽出量が見えにくい | ドリッパーが視界を塞ぐ |
別々に買うなら、サーバーの口径とドリッパーの底のサイズを確認してから選んでください。ドリッパーの素材や形の選び方はコーヒードリッパーの素材を比較した記事にまとめているので、まだドリッパーを決めていないなら、そちらとあわせて考えると失敗しません。
これから一式そろえるなら、ドリッパーとサーバーがセットになった商品も検討する価値があります。セット品は相性が保証されているうえ、別々に買うより割安なことも多いんですよね。デザインも統一されるので、食卓に置いたときのまとまりが出ます。フタが付いていて、そのままサーバーの保温やホコリよけに使えるセットもあります。迷ったらまずセットから入ると、サイズ合わせの失敗がなくて安心です。慣れてきて好みが出てきたら、ドリッパーだけ、サーバーだけを買い替えていけばいいと思います。
電子レンジと直火の対応を見る
もうひとつ確認しておきたいのが、電子レンジや直火に対応しているかです。使い方によっては、これが便利さを左右します。
耐熱ガラスのサーバーには、電子レンジで温め直せるものがあります。冷めてしまったコーヒーをサッと温められるので、ゆっくり飲む人には便利です。ただしすべてのガラスサーバーがレンジ対応というわけではないので、温め直したいなら対応表記を確認してください。
さらに、耐熱ガラスの中には直火対応のモデルもあります。コンロやアウトドアのバーナーで直接温められるので、キャンプなどで活躍します。ただし直火対応は限られた製品だけなので、これも必ず表記を確認してください。
電子レンジ対応・直火対応は、製品によってはっきり分かれます。非対応のサーバーをレンジや直火にかけると、破損やけがの原因になり危険です。必ず各メーカーの表示を確認し、対応の範囲内で使ってください。判断に迷う場合は、メーカーや販売店に問い合わせるのが確実です。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
金属のステンレスサーバーは、電子レンジには使えません。これは素材の性質上どの製品でも共通なので、レンジで温め直したいならガラスかトライタン(レンジ対応のもの)を選ぶことになります。自分がどう使いたいかを想像して、対応する素材と機能を選んでくださいね。
ひとつ補足すると、レンジで温め直したコーヒーは、淹れたてと同じ味には戻りません。温度は上がっても、時間が経って変化した風味は元に戻らないからです。それでも「冷めるよりは温かいほうがいい」という場面では十分役立ちます。温め直しは味の回復ではなく温度の回復、と割り切って使うのがちょうどいい距離感かなと思います。このあたりは、次に触れる保温の考え方とも共通しています。
迷ったときのおすすめの選び方
ここまでの内容をふまえて、結局どれを選べばいいかをまとめておきます。迷ったときの指針にしてください。
選ぶ順番は、この4ステップです。
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| 順番 | 決めること | 判断基準 |
|---|---|---|
| 1 | 容量 | 普段の杯数(一人用は300〜400ml) |
| 2 | 素材 | 風味ならガラス、割れ対策ならトライタン、保温ならステンレス |
| 3 | ドリッパー相性 | 同メーカーか口径を確認 |
| 4 | 目盛り・口径・対応 | 目盛りあり・口が広い・必要なら電子レンジ対応 |
いちばん無難な入り方は、一人用なら300〜400mlの耐熱ガラス、目盛り付きで口が広いものを、使っているドリッパーと同じメーカーで選ぶことです。これなら風味も見た目も洗いやすさも満たせて、大きな失敗はありません。
買う前にもうひとつ、置き場所と収納も確認しておくと失敗しません。サーバーはドリッパーを乗せると意外と高さが出ますし、取っ手のぶん幅も取ります。棚にしまう場合は、取っ手を含めた高さが棚に収まるか。出しっぱなしにするなら、キッチンの作業スペースを圧迫しないか。この2点を見ておくと、「買ったけど置き場所に困る」を避けられます。特に700mlクラスの大きめサーバーは場所を取るので、収納場所とセットで考えてくださいね。
そこから、割れが心配ならトライタンに、保温したいならステンレスに、という具合に自分の事情に合わせて調整すればいい。最初から完璧を求めず、まずは基本のガラスサーバーから始めるのがおすすめです。コーヒーメーカーという選択肢と比べたい方はコーヒーメーカーおすすめ比較の記事も参考になります。
コーヒーサーバーに関するよくある質問(FAQ)
コーヒーサーバーの容量はどのくらいがいいですか?
普段淹れる杯数から決めるのがおすすめです。ひとり暮らしでマグカップ1杯なら250〜300ml程度、コーヒーカップ2杯なら400ml前後、家族で3〜4杯淹れるなら700ml程度が目安になります。ここで気をつけたいのは、大きすぎるサーバーは扱いづらいという点です。1杯しか淹れないのに大容量を選ぶと、洗うのも置くのも邪魔になり、少量だと目盛りも見づらくなります。普段の杯数にちょうど合うか、少し余裕がある程度を選ぶと使い勝手がいいです。
割れないコーヒーサーバーはありますか?
完全に割れないわけではありませんが、割れにくい素材として「トライタン」があります。コポリエステル樹脂という合成樹脂で、ガラスのように透明度が高いのに割れにくく、軽くて食器洗浄機で洗える製品も多いのが特徴です。小さなお子さんがいる家庭やアウトドアなど、落として割れると困る場面で安心感があります。ステンレス製も割れませんが中身が見えません。透明感と割れにくさを両立したいならトライタン、風味と見た目を最優先するなら耐熱ガラス、という選び方が分かりやすいです。
保温できるサーバーならコーヒーはおいしいまま保てますか?
温度は保てますが、おいしさそのものは保てません。コーヒーの味は淹れた瞬間から酸化で少しずつ変化し、時間が経つと香りが飛んだり酸味が尖ったりします。これは温度を保っていても止められず、むしろ高温での保温が変化を早めることもあります。いちばんおいしいのは淹れてから数分間なので、味を最優先するならその都度淹れるのがおすすめです。ただし忙しくて都度淹れられない、多少風味が変わっても温かさがほしい、という場合はステンレスの保温が便利です。保温に何を期待するかを理解して選ぶことが大切です。
コーヒーサーバーは電子レンジで使えますか?
製品によります。耐熱ガラスのサーバーには電子レンジで温め直せるものがありますが、すべてのガラスサーバーが対応しているわけではないので、対応表記を必ず確認してください。金属のステンレス製は素材の性質上どれも電子レンジには使えません。冷めたコーヒーを温め直したいなら、電子レンジ対応と明記されたガラスかトライタン製を選ぶことになります。なお非対応のサーバーをレンジにかけると破損の原因になり危険なので、必ず対応の範囲内で使い、迷う場合はメーカーや販売店に確認してください。
ドリッパーとサーバーは別メーカーでも使えますか?
使える場合もありますが、同じメーカーで揃えるのが確実です。サーバーの上にドリッパーを乗せて使うため、サイズが合っていないとドリッパーが口に乗らなかったり、乗っても不安定でぐらついたりします。同じメーカーならぴったり乗るよう設計されているので安心です。別々に買う場合は、サーバーの口径とドリッパーの底のサイズを確認してから選んでください。多くのメーカーがドリッパーとサーバーをセットで販売しているので、迷うならセットを選ぶと相性を気にせず使えます。
コーヒーサーバーのおすすめまとめ
ここまでの内容を、あらためて整理しておきますね。
コーヒーサーバー選びは、容量と素材の2つが基本です。容量は普段淹れる杯数から決めるのが正解で、一人用なら300〜400ml前後がいちばん使いやすい。大きすぎると洗うのも置くのも邪魔になるので、「大は小を兼ねる」で選ばないのがコツです。
素材は3つです。におい移りが少なく風味を大事にできる耐熱ガラス、透明で割れにくいトライタン、保温力の高いステンレス。風味と見た目ならガラス、割れ対策ならトライタン、保温ならステンレスと、優先したいことで選べば失敗しません。
そして忘れてほしくないのが、保温はおいしさを保つ道具ではないということ。コーヒーは淹れてから数分がいちばんおいしく、保温しても風味の変化は止められません。おいしさ最優先ならその都度淹れる、温かさと手軽さ優先なら保温、と割り切って選ぶのが正解です。ここを理解しておくと、高い保温サーバーを買ったのに「思ったより味が保てない」とがっかりすることもなくなります。
あとは、目盛り付きで口が広いものを選ぶと、量の調整と手入れが楽になります。ドリッパーとの相性も忘れずに。同じメーカーで揃えるか、口径を確認して組み合わせてください。これから一式そろえるなら、ドリッパーとサーバーのセット品を選ぶと、サイズ合わせの心配がなくて安心です。
選ぶ順番をもう一度まとめると、①容量を杯数に合わせる、②素材を優先したいことで選ぶ、③ドリッパーとの相性を見る、④目盛り・口径・対応機能を確認する。この4ステップです。迷ったら、一人用300〜400mlの目盛り付き耐熱ガラスから始めるのが無難ですよ。
なお、容量や仕様は製品によって異なります。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認いただき、購入の最終判断は販売店やメーカーの情報を確かめたうえで行っていただければと思います。
自分の1杯に合ったサーバーが1台あると、コーヒーを淹れる時間がぐっと心地よくなります。とろとろと落ちていくコーヒーを眺める時間も、家で淹れる楽しみのひとつですよね。豆や道具も含めた全体像はコーヒー初心者におすすめの道具と豆の選び方で確認できますので、あわせてどうぞ。
保温はおいしさを保たないという話をしましたが、これは豆にもそのまま当てはまります。焙煎から時間が経った豆は、どのサーバーを使っても香りが戻りません。サーバーを新しくするタイミングで、豆も飲み切れる量で買うように変えてみると、一杯の印象がずいぶん変わるはずです。取扱の豆や価格は変わることがありますので、購入前に販売ページでご確認ください。
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